たひお備忘録

とりとめのない趣味の、とりとめのない活動記録。
【タイトル題字:細身のシャイボーイ様】

名古屋鉄道完全乗車記 【令和2年1月23~25日】 その17(犬山線・常滑線・空港線)

新鵜沼駅に停車中の中部国際空港行き特急ミュースカイ

 長々と続いてしまった名古屋鉄道乗車記ですが、今回が最終回となる17回目。旅の最終日に立ち寄った犬山橋と、最後に特急ミュースカイで一気に、残る犬山線と常滑線、空港線に乗って名古屋鉄道全線を乗り終えた時のことを。



目次

【3日目の乗車区間】
3日目の乗車区間
※クリックで拡大(この絵に限らず当ブログの画像はクリックでだいたい拡大しますので。)

犬山橋

【犬山駅に停車中の名鉄岐阜行き急行列車】
犬山駅に停車中の名鉄岐阜行き急行列車

 新可児駅から乗った普通列車は13時34分、犬山駅へと到着。この旅で乗るべき列車も残り少なくなり、その最後は、新鵜沼駅14時45分発の特急ミュースカイ中部国際空港行きと決まっているのですが、この日は宿を早めに出たりしたことが効いて、ここから真っ直ぐ新鵜沼駅に向かったとしても、小一時間ほど時間に余裕がある状態です。で、新鵜沼駅で小一時間待っても良かったのですが、ちょっと思いついたことがあったので、とりあえず犬山駅13時40分発の、各務原線名鉄岐阜行き急行列車に乗車。車両は昨日の瀬戸線などで乗った3300系の2両編成バージョンたる3150系。乗り込んだ後部の3269(モ3250形)は平成28年(2016年)に製造されたかなり新し目の車両でした。

【犬山遊園駅】
犬山遊園駅

 その思いついたことのために、犬山駅の次の犬山遊園駅で下車。というのも、今を去ること約35年前の昭和60年(1985年)。ある種憧れだった名鉄に初めて乗ることができたのですが、その時の、1日目の最後に書いた丸窓電車と並ぶもう一つの目的が、この犬山遊園駅からほど近いところにある、当時は鉄道と車道が一本の橋を共用する「鉄道道路併用橋」だった「犬山橋」を訪れることだったんですよね。そこで偶然、当時デビューしたばかりだった、8800系特急型電車『パノラマDX』の写真を撮ることが出来たという思い出が。で、今回少々余裕ができた時間を、その思いでの地で過ごそうかな、と。

【犬山橋】
犬山橋

 この犬山橋。架橋は大正14年(1925年)と大変歴史があり、架橋した翌年に鉄道の運行が開始して以来、平成12年(2000年)にこの橋の下流側に、車道と歩道用の橋が作られるまでの75年もの間、鉄道道路併用橋として使われていました。それで架橋当初はともかくとして後年は地元や名鉄にとって通行上のボトルネックとなってしまっていたとは思うのですが、鉄道趣味的には大変面白い存在だったんですよね。

 それでその犬山橋を見ようと犬山遊園駅のホームに降り立つと、プラットホームから犬山橋に向かって長いレンズを付けたカメラを構えている人が幾人も。また、橋の袂の踏切付近にも、同様の人が幾人もいました。今でこそ、色々あって鉄道写真を撮ることしていませんが、元々鉄道写真撮影も趣味としていたこともあって、これはここに、何か特別な列車が通るのではと。

 なので一度出札口から出て駅舎の写真と犬山橋の写真を撮った後、再び改札口から駅の中へ。初日に競馬の写真を撮るために、一眼レフと望遠レンズは旅行鞄の中に入っていたので、プラットホーム上でそれを取り出し、私もカメラを構えている人たちの中に混ざりました。

【3300系内海行き急行列車】
3300系内海行き急行列車
【1200系新鵜沼行き快速特急列車】
1200系新鵜沼行き快速特急列車

 そこで犬山橋を通過する列車を何本か撮影しているうちに、カメラを構える人が多少増えてきました。で、それから程なくして、多分これが皆のお目当てであろう列車が。

【エヴァンゲリオン塗装の2000系回送列車】
エヴァンゲリオン塗装の2000系回送列車

 実はこの1月から名鉄は、6月に公開予定だったアニメ映画『シン・エヴァンゲリオン劇場版』とタイアップをしていて、特急ミュースカイに使われる2000系電車に、そのエヴァンゲリオンの特別塗装をしていたんですよね。この日のこの時間、それが犬山橋を通過するなんて知りもしなかったのですが、いくつかの偶然が重なって、カメラに収めることが出来ました。(まぁ、出来の方はアレですが。)

【5000系犬山行き普通列車】
5000系犬山行き普通列車
【1200系豊橋行き特急列車】
1200系豊橋行き特急列車
【6500系新鵜沼行き急行列車】
6500系新鵜沼行き急行列車
【1800系犬山行き急行列車】
1800系犬山行き急行列車
【6000系回送列車】
6000系回送列車

 エヴァンゲリオン塗装の2000系電車が通過すると、ホームでカメラを構えていた人達は居なくなったのですが、まだ時間に余裕があったので、更に何本かの列車を撮影。

【犬山遊園駅に入ってきた新鵜沼行き快速特急列車】
犬山遊園駅に入ってきた新鵜沼行き快速特急列車

 頃合いを見て、やって来た14時21分発の新鵜沼行き快速特急列車に乗車。6両編成の前から2両目の5号車に乗り込んで車両番号を見たところ、2381(サ2380形)でびっくり。今日3度目(こじつけ入れれば4度目)のトップンバー編成で、しかも旅の初日に名鉄一宮駅から笠松駅までに一度乗った編成じゃないですか!

犬山線・常滑線・空港線(全車特別車特急『ミュースカイ』)

【新鵜沼駅の駅舎】
新鵜沼駅の駅舎
【新鵜沼駅に入ってくる中部国際空港行き特急ミュースカイ】
新鵜沼駅に入ってくる中部国際空港行き特急ミュースカイ

 犬山橋を渡って犬山遊園駅から約1分で、新鵜沼駅に到着。先に述べたとおり、この名鉄の旅で最後に乗る列車は、新鵜沼駅14時45分発、全車特別車特急『ミュースカイ』中部国際空港行き。この列車で、この旅でまだ乗っていない犬山線の一部、常滑線の一部、空港線を走り抜けます。それで発車までまだ時間があるので一度改札口から出て、駅舎の写真を撮影。その後、昨日から使っている名鉄電車全線2DAYフリーきっぷで最後の入場。少し経って犬山遊園駅方向から、折返し運転となるミュースカイが入線してきました。それで乗る前に、このミュースカイと、専用の2000系特急型電車について少々。

 平成17年(2005年)開港予定だった中部国際空港への鉄道アクセスについては、最終的に名鉄が常滑線を延伸して対応することとなったのですが、そのアクセス特急専用車両として平成16年(2004年)に落成したのが、全車特別車特急用の2000系電車。これまでの赤系の塗装からイメージを一新し、白地にブルーの帯という塗装を纏った長さ19.5mの車体に、幅1000mmの両開き客用扉を片側2箇所装備。デッキでは切られた客室内には、空港アクセス車両らしい大型荷物置き場を備え、座席は全席回転式のリクライニングシート。最高速度120km/hとなる走行装置はIGBT素子によるVVVFインバータ制御で、最大の特徴は、名鉄ではこれまで試験的にしか使用されていなかった車体傾斜装置を全面的に採用し、主にカーブの多い常滑線において、曲線通過速度向上によるスピードアップを達成しました。(中部国際空港駅開業後の特急列車を比較した場合、従来型の特急車両が名鉄名古屋駅-中部国際空港間を35,6分で走破するところ、2000系は28分で駆け抜けます。)

 それで中部国際空港アクセス路線の空港線が開業した平成17年(2005年)1月29日から快速特急として運用を開始。それに先立ち、2000系車両には公募によって「ミュースカイ(μSKY)」という愛称が付けられ、更に平成20年(2008年)からは、2000系電車を用いた全車特別車特急の種別名も『ミュースカイ』となりました。また登場当初は3両固定編成だったものの、混雑のため翌平成18年(2006年)から(元々計画はされていた)増結が実施され、従来の2号車と3号車の間に1両追加した4両固定編成に。後に増備された車両も4両固定編成で登場し、現在は4両編成×12本の48両が在籍しています。

【新鵜沼駅に停車中の中部国際空港行き特急ミュースカイ】
新鵜沼駅に停車中の中部国際空港行き特急ミュースカイ
【2000系のエンブレム】
2000系のエンブレム

 列車が発車する5番線に移動し、まずは写真を何枚か。そこで気が付いたのが、この2000系電車、トップナンバー編成じゃないですか!!それにしても今日は、小牧線の300系、広見線の6500系、そして先程の犬山線の1700系(そしてこじつけまで入れれば広見線の6000系2両編成)と、ちょっと怖いくらいの確率でトップナンバーに当たるなぁ、と。(もっとも、トップナンバー編成に当たるのは嬉しいのですが、個人的に当たってもっと嬉しいのは、馬券なんですけどね。)

【2101(モ2100形)の車内】
2101(モ2100形)の車内
【2101(モ2100形)のシート】
2101(モ2100形)のシート

 そしていよいよ、その車両に初めて乗り込む時に感じるちょっとしたときめきと、これが今回の名鉄で最後の列車というさみしさを同時に感じつつ乗車。ちなみに、事前にネット予約で購入したした指定席(ミューチケット)は、最後尾4号車の後方、進行方向右側の座席です。その、見た目的に今どき感のある、軽い掛け心地のシートに腰を落ち着けると程なくして定刻の14時45分となり、新鵜沼駅を発車しました。

【犬山遊園駅-犬山駅間】
犬山遊園駅-犬山駅間

 新鵜沼駅発車時点で4号車の乗客は私一人。次の駅までは距離がないのでいきなり飛ばすことはせず、まずは先程の犬山橋をゆっくりめに通過して犬山遊園駅に停車。空港アクセス特急ゆえ大きな荷物を持つ乗客の乗車を考慮してか、停車時間は各駅とも1分程度は確保されているようですね。ただ、この車両の乗客は増えず発車。すると住宅地の中を走ってすぐに、今度は犬山駅に停車。ここでも4号車の乗客はゼロでした。で、犬山駅を発車した列車は軽快に加速して走るのですが、その犬山線について以下に。

 犬山線は、元は枇杷島橋駅だった枇杷島分岐点を起点に終点の新鵜沼駅までの26.8kmを結ぶ路線。名鉄が定めた路線記号は「IY」で、終点駅を含む駅数は17駅。全線複線の路線となっています。

 その歴史はかなり古く、明治43年(1910)年に名古屋電気鉄道が、当時ターミナルとしていた名古屋市内の押切町駅から枇杷島駅までの間を枇杷島線として開業。明治45年(1912年)に路線名称を一宮線と変更し、元号が変わった大正元年(1912年)に枇杷島橋駅(現在の枇杷島分岐点)、岩倉駅を通って西印伝駅(現在は廃止)まで延伸開業。一方、それと同時に、岩倉駅と犬山駅の間が犬山線として開業しました。

 その後の大正10年(1921年)、一宮線と犬山線は、現在とは別の名古屋鉄道(以下、「旧名古屋鉄道」。)に譲渡。大正15年(1926年)5月には関線として犬山駅と犬山橋駅(現在の犬山遊園駅)の間が開業し、同年10月、関線が新鵜沼駅まで延伸されると同時に犬山駅と新鵜沼駅の間は犬山線に編入。そして旧名古屋鉄道は名岐鉄道を経て昭和10年(1935年)に愛知電気鉄道と合併して現在の名古屋鉄道が誕生した後、昭和16年(1941年)の新名古屋駅(現在の名鉄名古屋駅)開業に合わせ、一宮線の押切駅-枇杷島橋駅間が廃止に。枇杷島橋駅-岩倉駅間は犬山線に編入され、現在の路線を形成。昭和24年(1949年)には、枇杷島橋駅が廃止となり路線の起点が枇杷島分岐点となりました。

【江南駅-布袋駅間】
江南駅-布袋駅間

 そんな歴史を持つ犬山線ですが、車窓から見える景色、特に序盤は正直なところ少々退屈。先述したように、犬山遊園駅発車直後は住宅地を進み、ところどころに農地や大きな建物が混ざるという感じで続きます。そんな中、犬山駅から約7分で、次の停車駅である江南駅に停車。ここでも乗客はゼロでした。そして江南駅の次は、約5分で岩倉駅に停車。ここでようやく、4号車に3名の乗車がありました。

【西春駅-上小田井駅間】
西春駅-上小田井駅間
【上小田井駅-中小田井駅間】
上小田井駅-中小田井駅間

 岩倉駅出た列車は、次の停車駅である名鉄名古屋駅に向けて走行。それまで地上を走っていた線路は上小田井駅の手前辺りから高架線に登るのですが、そのあたりからでしょうか。車窓から見える街並みに高い建物が目立つようになり、その景色はだんだんと都会へと変わってくる感じが。そして上小田井駅を通過すると、犬山線に乗り入れている名古屋市営地下鉄鶴舞線と分岐して東海交通事業城北線の線路と交差。高架線のこちらの更に上を、非電化の城北線が交差していく様はちょっと面白く感じます。

【下砂杁信号場付近】
下砂杁信号場付近
【枇杷島分岐点付近】
枇杷島分岐点付近
【枇杷島分岐点-栄生駅間(庄内川橋梁)】
枇杷島分岐点-栄生駅間(庄内川橋梁)

 高架線から再び地上へと降りると近づいてくるのが、名古屋本線と犬山線でデルタ線を形成する下砂杁(しもすいり)信号場と枇杷島分岐点。まずは下砂杁(しもすいり)信号場で名鉄一宮方面に向かう西枇杷島駅へと繋がる線路が分岐するのですが、現在、犬山線と名鉄一宮方面を直通する列車はなく、車両の方向転換や列車の留置に使用されています。そして直ぐ様、枇杷島分岐点で、西枇杷島駅から来た名鉄名古屋本線と平面交差で合流し、庄内川を渡るとS字のカーブが。このデルタ線からのカーブの連続の為、最高速度120km/h誇るミュースカイも、時速50km/hで走らざるを得ないようで。

【山王駅-金山駅間】
山王駅-金山駅間

 カーブを過ぎて右手からJR東海道本線が合流。栄生駅を通過すると線路は地下へと潜り、14時19分の定刻、名鉄名古屋駅に到着。乗車時間的には新鵜沼駅から約34分。ここから終点の中部国際空港駅まで約28分と、半分ちょっとが過ぎてしまいました。その名鉄名古屋駅で、4号車には4名の乗車。次の金山駅で更に1名の乗車があったものの、それがこの車両最後の乗車に。土曜日たけどこの中途半端な時間とあっては、この乗車率も仕方がないんですかね。(そういえばここ最近、中国の武漢で新型肺炎が発生したとかで騒ぎになっていますが。)そして次の神宮前駅が、最後の途中停車駅。乗務員が交替したようです。

【神宮前駅-豊田本町駅】
神宮前駅-豊田本町駅

 神宮前駅を15時27分に発車すると、列車は昨日も一部区間に乗った常滑線へと。なのでここで、これから走る常滑線と、その先の空港線について少しばかり。

 まずは常滑線ですが、神宮前駅を起点に、終点の常滑駅の間29.3kmを結ぶ路線。起点終点駅を含む駅数は23駅で、名鉄の定めた路線記号は先の空港線と合わせて「TA」。全線複線となっています。

 その歴史ですが、元々は明治時代後期に地元有志により、名古屋市の熱田から知多半島西岸を通って常滑町(現在の常滑市)まで結ぶ路線が計画され、知多電気軌道を設立。多少の紆余曲折を経て明治43年(1910年)に名鉄の直接の前身の一つである愛知電気鉄道(愛電)に社名を変更して工事が開始されました。

 それで明治45年(1912年)2月、第1期区間として起点側の傳馬駅(現在は廃止)と終点側の大野駅(現在の大野町駅)の間23.3kmを開業。同年8月に起点側が秋葉前駅(現在は廃止)まで延伸。翌年の大正2年(1913年)3月に終点の常滑駅まで延伸し、8月に起点の神宮前駅まで延伸。愛電と名岐鉄道が合併して現在の名古屋鉄道が誕生するのはこの後昭和10年(1935年)の事なのですが、さすがに直接の前身である愛電が当初の目的として建設した路線だけに、名鉄の中でも早い全通ですね。

 その後の昭和34年(1959年)に日本列島を襲った伊勢湾台風の際は、海に近く海抜の低い地域を走行するためか甚大な被害を受け、一時は海上に仮線を敷設して被害箇所の海水の排水を待っていたということも。更にその後の昭和47年(1972年)に全線複線化がなされました。

 一方空港線は、常滑駅を起点に、終点の中部国際空港駅までの4.2kmを結ぶ全線複線の路線。起点終点駅を含む駅数は3駅で、名鉄の定めた路線記号は常滑線と合わせて「TA」。また、線路や駅などの施設は中部国際空港連絡鉄道株式会社が(第三種鉄道事業者として)保有し、名鉄が(第二種鉄道事業者として)列車の運行を行う上下分離方式が採用されています。

 その経緯についてですが、従来の名古屋空港(現在の名古屋飛行場)に替わる24時間運用可能な国際空港として中部国際空港の建設に向けての調査が始まった際、それと同時期にその鉄道アクセスについても検討され、周辺自治体や地元経済団体などからいくつかの提言(JR武豊線から分岐する新線や、現在のあおなみ線を延伸、リニアモーターカー(HSST方式)による新線建設など)が出されました。それで平成7年(1995年)に愛知県がそれらの調査結果をとりまとめた際、平成17年(2005年)の開港時点では、その中から工事費用の面などで最も実現可能な名鉄常滑線を延伸することで対応することとされたそうで。

 それに基づき、平成11年(1999年)に愛知県や名鉄が出視する第三セクターの中部国際空港連絡鉄道株式会社が設立され建設を開始。平成16年(2004年)7月には試運転が開始され、同年10月には空港関係者のみ利用できるというかたちで開業。そして翌平成17年(2005年)1月29日、空港開港に先立ち一般開業しました。

 また空港線開業に備えて名鉄による常滑線の改良工事も進められ、カーブの曲率改善などが行われた結果、最高速度が従来の110km/hから120km/hに引き上げられました。加えて先述した、車体傾斜装置を備えカーブを高速まで通過出来る2000系電車『ミュースカイ』の投入と合わせて、名鉄名古屋駅-中部国際空港駅間の30分以内の運転が達成されました。

【太田川駅-尾張横須賀駅間】
太田川駅-尾張横須賀駅間
【朝倉駅-古見駅間】
朝倉駅-古見駅間

 と、最後の最後まで路線の紹介が長くなってしまった(この名鉄の記事を書き始めた時は、もっと短かった筈なんだがなぁ。)のですが、神宮前駅を出た列車は暫く高架線を走ってから地上へと降り、景色は市街地やの工業地帯などが過ぎ去っていきます。昨日、同じ区間を乗った全車一般車特急と比べてスピード感はないのですが、確実に速度は出ているようで、車端部上部の速度表示によると、見ている範囲では115キロまでは確認できました。

【常滑駅-りんくう常滑駅間】
常滑駅-りんくう常滑駅間

 また高架線へと登り常滑駅を通過して空港線へと入ると、右手に競艇場(ボートレースとこなめ)が。この列車に乗った時に感じたときめきは早々に落ち着き、列車が進むにつれ徐々に大きくなっていったさみしさを感じながらも、そんなことはお構いなしにミュースカイは、相変わらずのスピードで景色を後ろに飛ばしつつ疾走。りんくう常滑駅を通過すると、中部国際空港がある人工島への長い海上橋へと入りました。

【りんくう常滑駅-中部国際空港駅間】
りんくう常滑駅-中部国際空港駅間

 終着駅が近づき、ミュースカイのスピードも落ちていきます。この後、中部国際空港から一度乗ってみたかったプロペラ機で成田空港へと飛び、好きな列車の一つであるスカイライナーで上野に出て、上野からはJR宇都宮線のグリーン車に乗って好きな駅弁で一杯やるという楽しみが残っている筈なのですが、それよりもここで名鉄の旅が終わってしまうさみしさの方が大きく感じるようになった頃、中部国際空港駅に到着。時刻は15時48分。定刻でした。

【中部国際空港駅のプラットホーム】
中部国際空港駅のプラットホーム
【中部国際空港駅の駅名標】
中部国際空港駅の駅名標
【中部国際空港駅の改札口付近】
中部国際空港駅の改札口付近

【中部国際空港から搭乗したANA496便】
中部国際空港から搭乗したANA496便

この日の行程など

行程

  栄
 08:02
  |名古屋市営地下鉄東山線
  |T745F
  |普通
 08:25
藤 が 丘
 08:43
  |愛知高速交通東部丘陵線(リニモ)
  |811
  |普通
 09:00
八  草
 09:05
  |愛知環状鉄道愛環線
  |1129H
  |普通
 09:15
瀬戸市/新瀬戸
 09:22
  |名鉄瀬戸線
  |807
  |急行
 09:26
尾張瀬戸
 09:29
  |名鉄瀬戸線
  |950
  |普通
 10:05
栄 町/栄
 10:34
  |名古屋市営地下鉄名城線
  |M1017Z
  |普通
 10:42
平 安 通
 10:58
  |名古屋市営地下鉄上飯田線・名鉄小牧線
  |1037
  |普通
 11:32
犬  山
 11:36
  |名鉄広見線
  |1153
  |普通
 11:56
新 可 児
 12:14
  |名鉄広見線
  |1241
  |普通
 12:25
御  嵩
 12:59
  |名鉄広見線
  |1242
  |普通
 13:10
新 可 児
 13:14
  |名鉄広見線
  |5480
  |普通
 13:34
犬  山
 13:40
  |名鉄犬山線
  |1365
  |急行
 13:42
犬山遊園
 14:21
  |名鉄犬山線
  |137
  |快速特急
 14:22
新 鵜 沼
 14:45
  |名鉄犬山線・名古屋本線・常滑線・空港線
  |40
  |特急ミュースカイ
 15:48
中部国際空港

運賃等

名鉄 ミューチケット 40列車 360円
名古屋市営地下鉄 運賃 栄-藤が丘 310円
名古屋市営地下鉄 運賃 栄-上飯田 240円
リニモ 運賃 藤が丘-八草 380円
愛知環状鉄道 運賃 八草-瀬戸市 280円
(合計 1570円)

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途中に

以前犬山からセントレア空港までのどこかで電車の中から自撮りした写真があるのですが、背後に銅像のようなものが映っていました。が、大きさが背景にあっておらず、実際の人なのかなんなのか人からよく質問されます。そういった車窓から見える大きな銅像はありましたでしょうか?

Re:途中に

>以前犬山からセントレア空港までのどこかで電車の中から自撮りした写真があるのですが、背後に銅像のようなものが映っていました。が、大きさが背景にあっておらず、実際の人なのかなんなのか人からよく質問されます。そういった車窓から見える大きな銅像はありましたでしょうか?

返信公開が遅れて申し訳ありません。(このブログに対するコメントが、99%スパムなもので。)
それで申し訳ありませんが、銅像、見た覚えがありません……。

  • 馬 たひお (@uma_tahio)
  • 2023/06/05(Mon.)

このブログの管理人

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馬 たひお (@uma_tahio)
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自己紹介:
栃木県のちょいと北の方に住んでいるアラフィフのオッサン。
ラーメン・そば・うどんなどの食べ歩き、乗り鉄、競馬の旅打ち、モータースポーツ観戦、PC自作など嗜んでいます。

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