たひお備忘録

とりとめのない趣味の、とりとめのない活動記録。
【タイトル題字:細身のシャイボーイ様】

名古屋鉄道完全乗車記 【令和2年1月23~25日】 その1(計画編)

犬山橋を渡るミュースカイ新世紀エヴァンゲリオン特別塗装

 1ヶ月以上更新をお休みしてしまった当ブログですが、今日からまた再開したいと思います。

 で、休止前は、1月下旬に岐阜県や愛知県あたりをウロウロとした時の記事が続いていたのですが、再開後もその時のことを。そもそもその旅のもう一つの目的が、愛知県と岐阜県にかけ全国の私鉄のなかで2番目の路線延長を持つ名古屋鉄道に乗ることだったので、その乗車記を、これから暫くの間続けさせていただきたいと。

 それでその1回目は、今回の旅の計画について。



目次

計画編

旅の発端

 2年前の夏、名古屋競馬場から始めた全国の地方競馬場を巡る『旅うまチャレンジスタンプラリー』(地方競馬全国協会主催)なのですが、昨年初秋に訪れた北海道の2場、帯広競馬場と門別競馬場を終えた時点で、残すは岐阜県にある笠松競馬場と、兵庫県にある姫路競馬場の2場となりました。

 と、競馬ネタの記事のような書き出しで始まりましたが、次にお伺いするのは笠松競馬場。ついでに、競馬場のすぐ脇を通る名古屋鉄道(名鉄)に、今回はしこたま乗ってしまおうかと。

 きっかけは競馬場に行く計画を立てる時。夜行バスで早朝名古屋に到着してから競馬場に向かうと、競馬場の開門時刻まで時間が余るので、その間の時間つぶしに名鉄に乗ろうと調べ始めたところ、これが意外と乗れるというか。それで更に調べたところ、元々予定していた夜行バス1泊現地1泊の旅程を丸1日とちょっと延ばすだけで、名古屋鉄道の旅客営業路線全444.2kmに乗れてしまうではありませんか!

 もっとも、これでは何のために旅に出るのか主客転倒も甚だしいし、乗れるからといって乗ってしまうのもいい年をした大人としてはどうか(仕事を余計に休むことにもなりますしね。)と思うのですが、ただの鉄道好きの子供だった昔から普段全く接点のない名鉄というのはある種憧れの対象で、当時から是非とも乗ってみたいという思いを抱くようになり、その後自分一人であちこち行けるようになってからは、実際に乗るために何度か当地に足を運んだこともあったんですよね。(その際、現在も残っている路線では、各務原線と犬山線、名古屋本線の一部に乗車。)で、個人的に色々あって乗り鉄どころではない時期もあったのですが、今なら可能なので、もう、乗るしかないな、と。

元々の予定と計画の話

 それで実はこの旅というか乗り鉄。当初の予定では昨年(令和元年)10月10日から13日にかけて実施する予定でした。その計画だと(ここから先、路線名の羅列になるので、面倒な方は次の段落まで読み飛ばしてください。)11日金曜日の早朝、名古屋の金山駅に夜行バスで着いた後、笠松競馬場に向かいつつ津島線、尾西線、竹鼻線、羽島線を踏破。笠松競馬場で最終レースまで勝負した後は一度岐阜まで行き、名古屋本線で名古屋に戻って一泊。翌12日土曜日は早朝から小牧線、広見線を踏破したあと、新可児駅から土日運転の名鉄で最長距離を走る特急列車に乗って犬山線と残りの名古屋本線を踏破しつつ一気に豊橋まで行き、豊川線、蒲郡線、三河線、豊田線、瀬戸線を踏破。再び名古屋で一泊して翌13日の日曜日は常滑線、築港線、河和線、知多新線と乗った後、一度名古屋を経由して岐阜まで行き、各務原線、最後に新鵜沼駅から特急ミュースカイ号で空港線を踏破。中部国際空港発の飛行機で成田空港まで帰るという乗り継ぎも、全部調べていたんです。

 そして夜行バスや飛行機、宿の手配を済ませ、更には前日に荷造りまで終えて、あとは10日の仕事が終わってから夜行バスで出発するだけという状態だったんですが、ハギビスこと(令和元年)台風第19号が来たお陰で、出発当日になって全日程をキャンセルすることに。もっとも、もし台風の中行ったとしても、12日は台風の影響で名鉄が朝から運休になっていたので、乗り鉄どころではなくなっていたのは間違いないところでしたが。(台風が本格的に接近する前だったので、11日の競馬はやっていたようでしたが。)

 しかしながら、冒頭に書いた『旅うまチャレンジスタンプラリー』の期限が令和2年3月いっぱいなので、それまでには笠松競馬場に行く必要があるし、そして何よりも、すっかり名鉄に乗る気になっていたので、できれば可及的速やかに再度計画を立てて行きたかったのですが、(令和元)年内は色々と予定が立て込んでいて無理。年明けも、2月中旬から3月下旬の平日(ちなみに笠松競馬場で競馬が行われるのって、基本平日なんです。)は仕事で身動きが取れなくなるのが確実だったので、1月下旬に半ば無理やり行くことにしたのですが、それによって以下の不都合が出来てしまいました。

 まずは日中の長さの問題。例えば、名古屋市の日の出・日の入り時刻が、元々乗り鉄を開始する予定だった(令和元年)10月11日は5時54分・17時24分だったのに比べ、実際に今回行った(令和2年)1月23日は6時58分・17時11分と、特に日の出の時刻が1時間も遅くなってしまうんですよね。これは、列車に乗る、特に初めて乗る路線では景色を楽しみたいという、乗り鉄のこだわりからすると結構な問題だったりします。

 そしてこれは少々マニアックな話になるのですが、名鉄で是非とも乗っておきたかった5700・5300系という車両が、12月21日をもって廃車になってしまったという。現在、名鉄の特急専用車を除く車両は、3扉(1両の片側のドアが3箇所)か(地下鉄直通用の)4扉のいわゆる通勤型車両なのですが、この形式は急行用として製造された2扉クロスシート車。しかもうち5300系は、使用している台車やモーター(主電動機)などの機器が昭和30年代に製造された車両からの流用品だったりするんですよね。なのでこの知らせを聞いたときは、改めて台風19号が憎くなりました。

 もっとも、嘆いてみても今更どうしようもないし、逆に帰り道、中部国際空港発の飛行機を遅らせることができた=余計に乗る時間を確保できたので、その増えた時間でどこを余計に乗るのかギリギリまで乗り継ぎを検討。だからといって名鉄で乗りたいすべての列車は到底盛り込むことは出来なかったのですが、それでも、当初の計画よりはある程度納得がいく、以下の計画ができました。(ここからまた路線名の羅列なので、面倒な方は次の段落まで読み飛ばしてくださいませ。)

1日目 令和2年1月23日(木)
 金山駅に早朝、夜行バスで着いた後、名古屋本線で北上。須ヶ口駅で乗り換えて津島線、尾西線を踏破して名鉄一宮駅から名古屋本線で笠松駅へ向かい、竹鼻線から羽島線を踏破。笠松駅まで戻り笠松競馬場で最終レースまで勝負した後は、再び笠松駅から岐阜駅まで名古屋本線で移動し、各務原線に乗って犬山駅まで往復してから岐阜駅近くに一泊。
2日目 令和2年1月24日(金)
 特急の一番列車(車両はパノラマsuper)に乗って豊橋駅まで向かいつつ一気に名古屋本線を踏破。豊橋駅からはJR飯田線経由で豊川線を踏破してから名古屋本線で豊橋駅に戻り、再びJRに乗り換えて東海道本線で蒲郡駅まで。そこからは蒲郡線、吉良吉田駅からは名尾西線を踏破しつつ名古屋本線の知立駅へ。そこで碧南駅まで往復しつつ三河線(海線)を踏破。再び知立駅で乗り換えて三河線(山線)踏破しつつ猿投駅まで行き梅坪駅まで戻ったあと、乗り換えて今度は豊田線を踏破。そのまま名古屋市営地下鉄舞鶴線に入り、上前津駅で名古屋市営地下鉄名城線に乗り換えて金山駅まで。そこから一度新名古屋駅まで移動し、新名古屋駅始発の全車一般車特急列車に乗り換えて名古屋本線と常滑線、河和線の一部を経由しつつ知多新線を踏破して内海駅まで。冨貴駅まで折り返して今度は河和線の残りを踏破した後、常滑線の大江駅まで戻って築港線を踏破してから、常滑線、名古屋本線、名古屋市営地下鉄を使って栄駅近くの宿へ。
3日目 令和2年1月25日(土)
 栄駅から名古屋市営地下鉄東山線、愛知高速交通東部丘陵線(リニモ)、愛知環状鉄道を使って新瀬戸駅まで移動した後、一旦尾張瀬戸駅まで行ってから折り返して瀬戸線を踏破。栄町駅で名古屋市営地下鉄に名城線に乗り換えて平安通駅に向かい、名古屋市営地下鉄上飯田線直通列車に乗り換え小牧線を踏破。犬山駅から、途中の新可児駅で乗り換えつつ広見線を踏破。犬山駅に戻って各務原線の新鵜沼駅まで移動。そこから全車特別車特急ミュースカイで中部国際空港駅に向かいつつ、犬山線と、常滑線の残り、空港線を踏破して名鉄全線完乗。

 計画段階では、2日目に名鉄が誇る?迷列車(複数回の増解結、複数回の列車種別変更、一部停車駅でのドアカット、特別停車、元は急行列車なのに途中で後続の急行列車に抜かれるという)774列車に乗る案や、当初の予定でも組み込んでいた名鉄で最長運転距離の特急列車に乗る案もあったのですが、後の行程が厳しくなったり、他にやりたいことを組み込んだりする為に泣く泣くカット。それとは逆に、当初の計画では諦めていた特急のパノラマsuperや全車一般車特急の全区間乗車を組み込むことができ、また以前から乗りたいと思っていた、愛知高速交通東部丘陵線(リニモ)も計画に入れることが出来ました。


 というわけで、まだ名鉄に乗っていないのですが、とりあえず今回はここまでで。それで次回からは、実際に乗った記録が続きます。

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