たひお備忘録

とりとめのない趣味の、とりとめのない活動記録。
【タイトル題字:細身のシャイボーイ様】

栃木県大田原市 札幌ラーメン どさん子 大田原店

 今年(令和6年)最初の週末。予定が色々と立て込んでいた、と言うわけではなかったのですが、何故だか妙に気忙しく、おたおたしているうちに時間が過ぎていく状態。ただ、そんな時でも腹はしっかり減るので、その合間を縫って、昼食にこちらのお店まで。
 いつもは開店直後を狙って訪問するところ、この日は開店から10分程経ってからの到着。店舗横の駐車場は既にわりと埋まっていたものの、その一角にクルマを停め、店内へ。先客は3,4組といったところですかね。
 この日は久しぶりに一人での訪問で、カウンター席にに座ると、目の前の厨房の中は、休みなく鍋を振って、先客の注文した品々や、持ち帰り用の弁当や餃子など大量の注文を捌いている最中。ほんと、戦場のような忙しさとはこのことかと。
 注文を取りに来た女性の店員さんに「みそバター1つ」と告げたものの、これは暫く待つことになるかなと覚悟したのですが、忙しいその合間を縫って、あまり待たずにラーメンが登場したのにはちょっと驚かされました。

【みそバターラーメン 800円】
みそバターラーメン 800円

 で、まずはスープの、バターから遠い部分からいってみれば、ベースはあっさりと澄んだラーメン屋さんの清湯だと思いますが、そこに強めに効いたニンニク的香りが食欲をそそり、味噌ダレも味噌特有の風味というかエッジが主張しつつ適度に角は落とされ、塩加減も程よく、ゴマは時々歯ではじけてアクセントに。次にバターの溶けた部分を味わえば、そのまろやかさやコク、芳醇な風味が加わって、これが、もう!そこに食べ進むごとに、具のモヤシやキャベツ、挽肉の旨味が加わって、やっぱりみそラーメンの個人的スタンダードはこれだなと、食べるごとに思わせてくれる味わいです。
 また麺は、ゆるくウェーブの掛かった中太のものですが、加水率わりと高いんですかね?チュルっとした口当たりに、噛むとシコモチっとした弾力もしっかり有って。こちらのお店のラーメン類全般に使われると思われる、味や風味的にそんなに自己主張の激しくない麺だとは思うのですが、個人的にはこの食感を含め大好きだったりします。
 そして具は、丁度良い火の通し加減のお陰で食感の良い先述の野菜類(with ひき肉)に加え、相性の良いコーン、柔らかいメンマ、塩っ気とコリコリした食感が良い感じの引っ掛かりとなる茎わかめと、どれも無駄がないというか、1杯のラーメンを形作るのにしっかり貢献しているというか。

 というわけで、今回も美味しくいただいて満足だったのですが、一つ勿体なかったのは、気忙しい中、慌てて食べてしまったこと。なので今度は、心に余裕のある時にお伺いして、ゆっくり味わえればなぁ、と。
 ごちそうさまでした。

令和6年1月訪問

栃木県さくら市 江戸切りそば ゆで太郎・上州 もつ次郎 氏家店

 昨年(令和5年)11月の開店以来、ちょくちょくお伺いしているこちらのお店。前回お伺いした時は、季節メニューのかき揚げそばをいただいたのですが、年明け最初の訪問となったこの日は、そのかき揚げ丼の方を。前回、かけそば(温かいそば)でいただいた時、是非ともかき揚げ丼でもいってみたいと思ったからでして。

【小柱と春菊のミニかき揚げ丼セット(温) 850円 + 生たまご 70円】
小柱と春菊のミニかき揚げ丼セット(温) 850円 + 生たまご 70円

 食券番号で呼ばれ席に持ち帰る途中、お好みコーナーにて、かけそばに天かすと七味を投入。今回は(関東で言うところの)たぬき+月見で。今回の主役はミニかき揚げ丼だと思いつつも、まずはそばから。
 今日のツユは、出汁感そこそこで、一口目は薄め、二口目以降はやや薄めに感じる味加減。このあたり、体調によっても感じ方が変わるし、あとは、わりと多く入れてしまった天かすや、席に着いて早々に投入した生たまごの所為も間違いなくあるかと。
 また細めのソバは、前回かけそばでもシャッキリ感を味わえましたが、今回のはちょっと柔目の茹で加減。もっとも、お好みコーナーでちょっと時間掛かってしまったことも影響しているかもしれませんが。で、個人的には、柔らかめの麺も好きなので問題ないものの、こちらのお店のような細いソバは、シャッキリした歯応えが多少でも残っていた方が、より好きかなぁ、と。
 ちなみに、ゆで太郎さんで何回かいただいた経験からすると、ツユもソバも、個人的には冷たい方が好みの味加減でブレが少なく感じるのですが、それでも、お値段を考えると十分な味だと思いますがね。(前回のが神ってたのかもしれません。)

 そしてミニかき揚げ丼ですが、たっぷりの貝柱に、それぞれ違う歯応えを加えるレンコンとニンジン、そして香りで控えめに主張する春菊という組み合わせのかき揚げは、甘辛いタレを掛けてご飯と合わせても良いですねぇ。
 それにしても春菊って、その香りの強さゆえ、蕎麦自体の香りをあまり重要視しない、いわゆる「路麺店」(正直、あまり好きな言葉ではありませんが。)では、天だねとして多く用いられるものの、街なかにある普通のお蕎麦屋さんや、蕎麦そのものに拘った高級店では、殆ど見ない気が。で、このかき揚げですが、前回そばでいただいた時は、もう少し春菊の香りが欲しいと思ったものの、今回改めて味わってみると、このくらいの効かせ方が丁度良いんじゃないかと思うように。

 というわけで、お目当ての品を美味しくいただきました。
 ごちそうさまです。

令和6年1月訪問

栃木県那須塩原市 高林 産直食堂

 令和6年の元日は、朝からお屠蘇をキメたので酔いが醒めるまでは家でだらだら。2日は逆に、午前中から夕方まで用事があっていそいそと。そのお陰で、令和6年のラーメンandバイクはじめは1月3日と相成ったのですが、昨年末の食べ納めと違って、今回は確実に開いているお店の情報を調べた上で、那須塩原市の栃木県道30号矢板那須線沿いにあるこちらのお店まで。
 曇り空の下、那須のお山を遠目に見ながら走ること暫し。開店10分前くらいに到着したところ、ウェイティングリストには、既に2組の名前が。その後ろに名前を書き、店頭に置かれた薪ストーブに当たって暖を取りつつ待つこと少々。やがて開店時刻となった後、女性の店員さんに名前を呼ばれ入店となりましたが、私の後も続々と、しかも正月だからか6人とか7人とかの団体さんも多く、あっという間に席は埋まって入店待ちが出来ていました。
 1人用のカウンターに案内されると、早速注文。前回いただいたわかめラーメンが印象的だったので、今回は醤油ラーメンにワカメトッピングでお願いしたところ、確認の際「大盛りでしたっけ」と訊かれたので、つい、「じゃあ大盛りでお願いします」と、笑顔で答えてしまいました。(こういうことをするから、一向に体重が減らないどころか、健康診断の数値が……。)

【醤油ラーメン(大盛) 900円 + わかめ 200円】
醤油ラーメン(大盛) 900円 + わかめ 200円

 待つこと暫しで登場したら、まずはスープから。レンゲで掬って口に運べば、これが、もう。出汁は動物系中心でしょうか?(全く以て自信なし)表面には油が殆ど浮いておらず、その所為もあってきわめてあっさりしていますが、その中にも滋味深さがあるというか。歳と共に、こういうスープが殊更美味く感じるようになりました。またスープの透明感を損ねない醤油の効かせ方も絶妙で、でも味付けに物足らなさは皆無。そこに薬味の白ネギが、実に良い仕事をしています。
 また麺は、中くらいの太さで、緩いウェーブがかった、やや平べったい形状のもの。表面はツルっと感が強く、噛むともっちりとした弾力もあるという。食べ応えがありつつ、あっさりしたスープとも良く合っていますね。
 そして具は、歯を使わなくてもか噛みみ切れる柔らかさのチャーシューは、肉がホロっ、脂がトロっと。味付けはあっさりめで、主張しすぎない感じが、また。メンマのコリコリ感と塩気や、入っていると嬉しいナルトも欠かせませんが、追加した、三陸産(でしたっけ?)ワカメが、やっぱり良いですね。コリっとした歯応えに、香りも良く、フレッシュな感じがたまりません。醤油味のスープともバッチリ合いますね。

 というわけで、新年一杯目を美味しくいただいたき、大変満足いたしました。
 ごちそうさまです。

令和6年1月訪問

栃木県大田原市 手打ち 小峰屋

 令和5年の大晦日。バイクの乗り納めを兼ね、今年最後の一杯を求めて走ること少し。っていうか、個人的に食べ納めに相応しいものの大晦日の営業時間が事前に判らなかったいくつかの候補の中から最初にお伺いしたのがこちらのお店だったのですが、まさか最初の1軒目で営業しているお店に当たるとは。
 それで今年の最後ということで、入店後、今回は一番お高い醤油チャーシューワンタンの食券を購入。空いていたカウンター席に座り、提出から程なくして登場しました。

【醤油チャーシュワンタン 1,250円】
醤油チャーシュワンタン 1,250円

 で、まずはスープからいってみれば、こちらのラーメンの半分は優しさで出来ているのではないかという程の、当たりの柔らかい味わい。タレの濃さは最小限で、鶏など動物系メインの旨味が、クリアーながらもしっかりと効いているというか。ちなみに、ラーメンのタレは卓上に置いてあり自由に追加できますが、個人的には少し追加。それによって、味の輪郭がよりハッキリとわかりやすくなります。
 また、青竹打ちを謳う麺は、ツルピロっとした口当たりと、ソフトめの食感ながらしつかりコシも感じられ、これが、もう!片面好きの方には物足りないかもしれませんが、個人的にはこういうソフトな中にも口当たりやコシである麺の方が好きだったりします。
 そしてワンタンは、麺とは似てるけど違う口当たりツルピロ感の有る皮に、小ぶりですが存在感のある餡が、また。
 それとたっぷり載るチャーシューは、バラ、モモ、カブリの3種類。バラは、炙りの入ったプリッとしてるけど柔らかさもある食感で、脂のせいあって結構コッテリした後味。モモは、スモーキーな香りがたまらないミシっとしたてるけど柔らかさもある食感。カブリは、モモと似てるけど、肉自体の味わいが(気のせいかもしれませんが)ちょっとだけ違うような。
 あと、メンマやワカメ、ナルト、海苔といった脇役達も、ちゃんと効いています。

 というわけで、令和5年最後の一杯。美味しくいただき、満足いたしました。
 ごちそうさまです。

令和5年12月訪問

栃木県矢板市 手打ち蕎麦 みつわ

 ここ数年、12月30日は、お店でそばの食べ納めということで、夫婦揃ってファンである矢板市の某店にお伺いしていましたが、今年は訳あって一人ということもあり、個人的に今年訪れた蕎麦屋さんの中では一番インプレッシブだったこちらのお店まで。
 ちなみにこれまでお伺いしていた某店も同じ矢板市内にありますが、両者の距離は1キロ弱で歩いても10分少々。栃木の田舎町でも、私が若い頃までは、街なかに蕎麦屋さんが何軒もあったものの、今や、田舎ではこういうお店が減り続けている昨今(ちなみに私の故郷の旧某町やその隣の某町なんて、街なかの蕎麦屋さんやそばを出していた食堂が理由は違えどほとんど廃業してしまい、今や逆に、古い街なかから外れた国道沿いにロードサイド店や商業施設のテナントとして蕎麦屋さんが出店するという。)、実は矢板市って、何気に街なかの、昔ながらの蕎麦屋さんが沢山残っているような気がします。(それでも昔より減っているのかもしれませんが。)

【天もりそば(大盛) 1,250円】
天もりそば(大盛) 1,250円

 それで今回いただいたのが、こちらのお店では確か初めてとなる、天もりそばを大盛りで。厨房から「上がったよ~」の声が聞こえるとすぐに登場しました。
 で、まずはそば猪口、ではなく器にツユを満たし、ワサビをそばの上にちょいと載せ、ツユに少し浸けてズゾゾゾっと啜り込めば、これが、もう。
 細めのソバは、このところ短期間で何度かいただきましたが、瑞々しいけど水っぽくなく、何よりもシャッキリした食感がやっぱり良いですね。
 また今日のツユは出汁感がビンビン。全体的に濃い目で、若干ですが甘みの効いた味のバランスも好み。
 天ぷらは、海老天が2本に、大葉とピーマンといった構成。もちろんどれも揚げたてで衣はサっクサク。タネの火の通り加減もバッチリです。っていうか、こちらのお店の天ぷらは、以前かき揚げもいただいていますが、どれも揚げ方が田舎くさくないというか、とっても上手なんですよね。

 というわけで、今回も美味しくいただき、満足でございます。
 ごちそうさまでした。

令和5年12月訪問

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馬 たひお (@uma_tahio)
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自己紹介:
栃木県のちょいと北の方に住んでいるアラフィフのオッサン。
ラーメン・そば・うどんなどの食べ歩き、乗り鉄、競馬の旅打ち、モータースポーツ観戦、PC自作など嗜んでいます。

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