趣味の活動記録。
【タイトル題字:細身のシャイボーイ様】
前の記事など、6月終わりから7月にかけて行ってきた北海道への旅の道中で食べたものの記録が続くが、その旅も出発して3日目。
ところで北海道のラーメンと言えば、札幌の味噌ラーメン、函館の塩ラーメンが有名どころだが、それらと並び称されるのが、旭川の醤油ラーメンであろうか。ただ、個人的に旭川という地は、北海道に何度も来ている割にはあまり馴染みがなく、したがって現地では食べたことがなかった(ちなみに旭川ラーメン自体、このブログを始める前、新横浜ラーメン博物館に入っていたHという店と、その後、全国展開したSの仙台にある店で食べたことがあるだけ。)のだが、今回の旅では、乗り継ぎの合間に何とか時間を作ることが出来た。
この日は、宿を取った旭川を出発し、朝イチで一つ予定をこなしてから再び旭川駅に。次に駅前から乗るバスの時刻まで小一時間ほどなので、行ける店は限られているが、その中から、超が付く有名店であるこちらにお伺いすることに。
とりあえず駅を出て、駅から延びる大通りを10分ほど歩いて店まで。この店の開店時刻は午前9時30分だが、そこから10分と経っていないにもかかわらず、既に十数人待ちとなっていた。ちなみにこの店は、店内が満席の場合、店舗隣の待合スペースで注文を済ませてから待つシステムになっており、初見だと少々分かりづらい。そこで高齢の女性店員から手渡された品書きには、醤油(正油と表記)味の他、塩味、味噌味も。札幌にしても函館にしても味噌や塩の専門店は少なく、特に昔ながらの店では醤油味噌塩どれもあるところが多いが、そんな中から「正油らぅめん」を注文。最初は回転早そうだったので安心していたが、少し焦るくらい時間が経つ頃、注文した時の番号を呼ばれ入店。その後もカウンターで少し待ち、結局、店に着いてから20分弱での提供となった。
提供されたラーメンは、旭川ラーメンの特徴というラードの層が、スープ表面に見て取れる。麺は中細、といったところか。少し縮れている。
まずはレンゲでスープからいってみたところ、ラードの所為か温度は高めながら、十分に味わえる範囲。甘い香りはラード由来だろうか。脂のコッテリ感も強めだ。更に、濃口醤油の風味も主張してくるが、それらに負けないくらい、ベースとなる出汁もしっかりしている。といっても何か一つが突出しているのではなく、豚骨、鶏ガラ、利尻昆布、鰹節、煮干、さらには香味野菜といった様々な素材が織りなす、じんわりとした、だが決して弱くはない旨味が感じられる。
また麺は、口当たりなど低加水のような、きめ細かいがザラっとした感触はあるのだが、噛むと低加水らしからぬ、弾力の強さ。驚いたのは、低加水=伸びやすいイメージが有ったのだが、ここの使っている麺は、終盤までコシの強さが持続していた。
そしてチャーシューは、バラ肉だろうか。肉っぽくさを残しつつ柔らかい、個人的に好きなタイプ。これならチャーシューメンでも良かったかもしれない。メンマは特徴的ではないが、逆にそれが良い。
というわけで、美味しくいただいたのだが、何よりも、旭川ラーメンの源流と呼ばれる店の一つで食べられて、感無量。またこの地を訪れ、色々な旭川ラーメンを食べ歩きしてみたいが。
ごちそうさま。
令和8年6月訪問
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