趣味の活動記録。
【タイトル題字:細身のシャイボーイ様】
前の記事でも書いたが、令和8年7月31日に北海道を目指してバイクで出発。2日目の8月1日は、終始雨に祟られたものの、無事その日の目的地である秋田県能代市に到着した。
しかし、ここで問題が。子細は省くが、とある事情によって、8月2日のうちどうしても自宅まで帰ることになった。(ちなみに自宅までは約500kmの道程。)
ただ、折角能代まで来て、昨晩、地元のスーパーで買った惣菜や弁当(何故か大館駅の駅弁『鶏めし』が買えた)だけ食べて帰るのも勿体ないので、帰る前、朝食べられる何かを探したところ、運良く宿からそう遠くないところに、朝7時から営業のラーメン店を発見。開店直後に伺うことにした。
というわけでホテルを出発し、いきなり道を間違えたりたりしたものの、7時20分頃には店に着いた。
店の前の駐車場にはクルマが5、6台停まっており、先客も5、6組といったところか。テレビの音声が響く静かな店内で、皆静かにラーメンを啜っている。
それで入って直ぐのところに置いてある券売機で食券を買って注文するのだが、最上段のボタンは左から、とんこつラーメン、こってりとんこつラーメン、超こってりとんこつラーメン、とんこつネギラーメンという並び。その下段を見るとみそラーメンから始まって、上段と同様のバリエーション。更にその下段は、塩とんこつラーメン、こってり塩とんこつラーメンときて、次が辛みそラーメン、こってり辛みそラーメン。更にその下段が、激辛みそラーメン、鶏だし正油ラーメン、鶏だし塩ラーメンとなり、あとは大盛やトッピング類、ライス類、チャーシュー丼といったラインナップとなっていて、品数の多さにどれを食べればよいか迷うところ。ここで店主にお薦めを訊くのも格好悪い(出してる品は基本的に全部お薦めだと思うので)ので、ラインナップから豚骨スープと「こってり」が売りだと判断し、最上段左から2番めのこってりとんこつラーメンを選択。
食券を渡してカウンターに座ると、眼の前にはおろしニンニクの大きなボトルの他、唐辛子ベースと思しき辛味調味料もそして紅ショウガがあることから、九州の豚骨ラーメンや、豚骨出汁を使うラーメンショップ(店によっては紅ショウガが置いてある)を連想する。それらを何となく眺めていると、程無くしてラーメンが提供された。
その見た目は、やや白濁し、醤油の色っぽい茶色がかったたスープに、「こってり」らしく背脂の粒が浮き、具は薬味ネギ(白ネギ)の他、チャーシュー、メンマ、ワカメという組み合わせだった。
まずは添えられたレンゲでスープをひと掬いして口に入れれば、ベースの豚骨出汁は、コクと旨味は十分にあるが、どちらかというと軽快でキレがあるタイプに感じた。そしてそこに、醤油ベースと思われる味付けが程よく効き、背脂の甘味とコッテリ感がプラス。九州の豚骨ラーメンではなく、ラーメンショップのスープを連想させたが、オリジナリティもあり、これはこれで完成されていると思った。
また、九州やラーメンショップと大きく違うのは麺で、太さは細めだが、縮れている。食べはじめのコリコリとした食感は、加水率が低いということだろうか。それが食べ進むうち次第にスープと馴染んで、弾力は有りつつもゆるっとした動きになってきた。
それと具は、厚めに切られたチャーシューが白眉。バラ肉を巻いて作ったものだろうか、ホロトロっと柔らかい食感なのに加え、スープをよく吸うタイプである。あとメンマはあっさりとした味わいで、ワカメがスープと良く合っている。
というわけで、今回の数少ない能代での思い出として、美味しくいただいいて、満足。だが満足したものの、この一杯だけで能代を去ることは大変無念であるのも事実なので、またいつか、この店から今回の旅の続きを始めたいと思う。
ごちそうさま。
令和8年8月訪問
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