たひお備忘録

とりとめのない趣味の、とりとめのない活動記録。
【タイトル題字:細身のシャイボーイ様】

栃木県那須塩原市 高林 産直食堂

 いきなりですが、若い頃、いや、40過ぎくらいまで、あっさりしたラーメンを食べるのに覚悟が要ったんです。
 元々は、コッテリした味の濃い食べ物が好き=ラーメンの嗜好もそんな感じだったので、逆にあっさりしたラーメンを食べる際に「あっさりしてるけど美味しく食べるぞ」と、自分に言い聞かせていたような。
 でも歳を取り、五十路になって何年か経つ今は、逆にコッテリしたラーメンを食べる際に、覚悟(と身体の心配)が必要になったんですよね。

 と、何のことやら訳のわからぬ書き出しをしてしまいましたが、今回お伺いしたのが、自分の中では「あっさり」したラーメンの代表クラスであるこちらのお店。
 お昼時は大体混んでいて、それ故、お店の前をクルマやバイクで通っても入店を見送ってしまうことがここ何度かあったのですが、今回は家人のリクエストもあったので、並んでも入る覚悟でお伺い。開店時刻の少し前に到着したところ、既に待っている人達がいたようでしたが、入店待ち名簿に名前を書いたところ前から3組目で、開店からすぐの入店となりました。
 それにしても、こちらのお店は来る度にリフォームされているというか、店内の小上がりに座りましたが、以前とは内装も違っているように感じたというか、よりお洒落に見えました。

【塩わかめラーメン 860円】
塩わかめラーメン 860円

 それで今回いただいたのが、こちらのお店では確か初めてとなる、塩わかめラーメン。以前ダイエットをしていた時は、満腹感が欲しくてわかめの入った(もしくは追加した)ラーメンにしていた時もありましたが、今や積極的にわかめの入ったあっさりしたラーメンをいただこうとするなど、変われば変わるものだなぁ、と。
 で、まずはスープからいってみたところ、これが、もう。あっさりしているけど旨味はしっかり有るベースに、白ゴマの香りがとっても好相性。更にそこに、丼の半分位を覆う三陸産ワカメからの風味と旨味が加わって。そのお陰で、ノーマルな塩ラーメンよりも、味が数段グレードアップしているように感じます。
 また麺は、中くらいの太さでやや縮れの入ったものですが、これが瑞々しさとモチモチ感を兼ね備えていて、あっさりとしたスープとも良く合っています。
 そして具のハイライトは、何と言っても三陸産ワカメでしょう。フレッシュ感があり、香り高くツルっとした口当たりとコリっとした適度な歯応えが、また。たっぷりと入っているのも嬉しいところです。それと肉がホロ、脂がトロッとしたバラ肉のチャーシューも良い感じ。味付けが濃くなく、こちらのラーメンと良く合っていますね。他はメンマにナルト、薬味系の白ネギやあしらいの貝割れ菜など。

【自家製ギョーザ 400円】
自家製ギョーザ 400円

 こちらは、一緒にいただいた品。
 見るからに旨そうな焼き目の付いたやや厚めの皮に包まれた餡は、適度にジューシーで、豚肉と若干大きめに刻まれたニラなどの野菜が好バランス。ニンニクはそれなりに効いていますが、以前いただいた時の印象よりは控えめな気も(そう。多分気のせい。)。個人的には、タレに醤油を加えずとも、お酢+ラー油もしくはお酢+コショウでバッチリでした。

【醤油ラーメン 700円】
醤油ラーメン 700円

 こちらは、家人がいただいた品。
 レ手によって少しだけ味見させて貰ったのですが、私の塩わかめラーメンは、白ゴマの香りがアクセントになっているところ、こちらの醤油ラーメンは、薬味の白ネギが香りのアクセントになっているように感じました。

 というわけで、今回も、どれも美味しくいただいたのですが、中でも初めていただいた塩わかめラーメンは、初登場1位というか、こちらのお店のメニューの中で一番好きな品になったかもしれません。
 ごちそうさまでした。

令和5年5月訪問

栃木県塩谷郡高根沢町 地鶏ラーメン 赤大屋

 実はこの1カ月程前、こちらのお店にお伺いしたものの、なんとその日は臨時休業。で、再訪の機会を伺っていたのですが、この日、ようやくそれが訪れたというか。
 で、今度は無事暖簾が出ていて、駐車場も空きスペースが。その隣に、いわゆる秘密のクラウンが停まっていてびっくりしたものの、入店して食券を買い、カウンターへ着席。どうでも良いことですが、秘密のクラウンに乗ってきたであろう屈強な男性4人がテーブルでひしめき合ってラーメンを啜っている姿が妙に微笑ましかったりして。
 それで今回食券を買ったのが、確かいただくのが初めてとなる、もやしラーメンを醤油味、味玉追加で。食券を渡す時、ニンニクの有無を尋ねられましたが、勿論有りでお願いしましたが、タイミングが良かったようで、食券を渡すと程なくして登場しました。

【もやしラーメン(醤油) 850円 + 味付玉子 100円】
もやしラーメン(醤油) 850円 + 味付玉子 100円

 で、登場した時、大きな丼にモヤシとキャベツが小山になり、その上には背脂が掛かっている見た目が、いわゆるG系。チャーシューも厚めで存在感ありますね。
 それでまずはスープからいってみると、これが、もう。ベースは比較的あっさりとしてますが、動物系がメインに感じる十分な旨味に、醤油などの味加減も濃くないというか丁度良いけど、そこに背脂とニンニクのパンチがうまい具合に効いています。
 麺は、以前は確か太麺も選べた気がしますが、現在は細麺のみ。かなりの細さで、食べ始めは加水率低めのボリっとした歯応えがあるタイプですね。このメニューはスープが醤油味の他、塩味と豚骨を選べますが、豚骨もかなり合いそうです。
 それと具は、ホロトロのバラチャーシューが、もちろんそのままいただいてもトロっとした脂身の甘さや肉そのものの味を堪能できて良いのですが、モヤシとキャベツと絡めていただくと、これが、また。そのモヤシとキャベツは量的にたっぷりと入っていて、腹ペコさんには嬉しい限り。あと追加した味付玉子は、黄身がトロッとするくらいの茹で加減で、ちょっと甘みの効いた味付けがこれまた良い感じです。

 というわけで、今回も美味しくいただき満足いたしましたが、ほんと、お腹いっぱいになりました。
 ごちそうさまです。

令和5年5月訪問

栃木県さくら市 金泉楼

 この日は、あまり(いや、かなり)面白くない用事で、さくら市の旧喜連川町まで。
 で、その面白くない用事の前の腹拵えで数年ぶりにお伺いしたのが、さくら市の旧喜連川町にあるこちらのお店。

【ニラ辛ラーメン 800円】
ニラ辛ラーメン 800円

 それで今回いただいたのが、以前からこちらのお店で一番好きな品である、ニラ辛ラーメン。
 まずはスープからいってみたところ、真っ赤な見た目に反して適度な辛みと、あっさりしているけどしっかりした旨味を感じる清湯スープ、ごま油的香ばしい香り、あとは具のネギとニンニク、そして豚肉を炒め煮した時に出た風味と旨味に、生ニラのニラの軽くツンとしたエッジ、更に適度な塩気と相まって、これが、もう。ああ、やっぱりこの味ですよ。
 このスープに合わせるのは、ツルっとした口当たりの、細めのストレート麺。柳腰な食感が、辛みはあるけどやり過ぎていないスープと良く合っていて、いくらでもツルツル啜れそう。っていうか、以前よりもより麺が生き生きと感じられたというか、使っている綿を買えたんですかね。
 それと具は先述のとおり、薬味的な生ニラの他は、豚肉とネギなのですが、このうちネギが絶品。しっかりと火が通ってトロっとした食感と甘みが、このラーメンに良く合っています。

 というわけで、美味しくいただいて、満足したというか、嫌な用事が控えていたけど、しっかりと味わうことが出来ました。でもできれば、精神的にベストなコンディションでいただきたかったですけどね。
 ごちそうさまです。

令和5年5月訪問

栃木県宇都宮市 ラーショマルミャー 宇都宮店

 先日、平日の朝営業を開始されて程なくの頃にお伺いしたこちらのお店ですが、5月の大型連休も終わって少したったこの日。また、出勤前にお伺い。
 で、早朝の国道4号を延々と南下し、開店時刻のちょっと前に到着してお店が開くのを待っていると、朝営業も浸透してきたようで、前回はなかった開店待ちが次々に。さすがは開店後すぐに人気になったお店ですね。

 それで前回は醤油味のネギラーメンをいただきましたが、今回はネギ味噌と、平日朝は個人的にご飯が欲しいので小ライスの食券を購入。渡す時に、ラーメンのネギを辛ネギに変えられるとも言われましたが、今回は白ネギのままで。あと背脂の量や味の濃さ、麺の硬さも選べますが、今回は何を血迷ったのか、朝から脂多めコールをしてしまったという……。

【ネギ味噌ラーメン(脂多め) 950円】
ネギ味噌ラーメン(脂多め) 950円

 食券提出後、10分ほどで登場したネギ味噌ラーメン。やっぱり見た目的には、前回のネギラーメン同様、ピンと反り返ってフレッシュ感を主張するネギの他、海苔、メンマ、ワカメとオーソドックス。お店によってはネギと混ざるチャーシューも、こちらでは別添えで満足できる量が載っています。
 で、まずはスープからいってみると、これが、もう!豚骨+香味野菜のベースはスムース。特筆すべきは味噌ダレで、いわゆるラーショでは、酒精っぽいエッジを感じる味わいの味噌ダレがわりとあるなか、こちらのお店のは、これまたスムースで味噌感もしっかりしているのが良いですね。また背脂は、見た目的に結構増えてる感はあるものの、物が良いのか丁寧に下処理されているのか(その両方?)、あまり下品にならずにコッテリ感とコクをブーストしてくれています。
 また都内のマルミャー本部から直送という中細麺は、前回同様に硬さ普通だと、ツルッと感の中に、適度なたおやかさがあるおっとりした食感。これがスムースなスープと合っていますねぇ。もちろん、麺自体の味もナイスです。
 と、一通りそのまま味わった後は、(出勤前なのに!)おろしニンニクをレンゲに取りスープで溶いて表面全体に振りかけるよう投入。ネギとチャーシューの一部を小ライスに移植したのち、全体をよく混ぜていただけば、これが、また!ネギが纏ったゴマ油の香りなどがスープと一体になり、シャキシャキっとしたネギが良い感じに主張して、これが何とも。
 そして具のチャーシュー、メンマ共に食感は柔らかく、味のあたりも柔らかく、ラーメンの邪魔をしないというか、一体となって盛り上げる感がありますね。
 あと途中から、無料トッピングコーナーに置かれたおろしショウガや豆板醤、それと卓上の昆布酢で味変しつついただけば、どれを入れてもしっかりとレスポンスがあるというか、どれもラーメン自体の味に良い感じのプラスαとなりますね。

【小ライス 100円】
小ライス 100円

 こちらは、一緒にいただいた品ですが、先述のようにニンニクの掛かったネギとチャーシューの他、無料トッピングコーナーにあるまたたびニンニク(タレに漬けられた刻みニンニク。出勤前なのに!)をドサッと載せ、更にマヨネーズを掛けていただくと、これが、またまた!
 前回、個人的にマヨネーズは好きだけど味が強いので味全体が持っていかれる感があるからご飯ものに使わないなどと書きましたが、やっぱり旨いものは旨いというか、今回は特に具のあるご飯ものにしなかった為、マヨネーズの主張が逆にバッチリ合ったような。

 というわけで、どれも美味しくいただき、満足いたしました。
 実は平日朝にお伺いすると、出勤時刻までにわりとギリギリの戦いを強いられる(宇都宮市内の朝の渋滞、パねぇので。)のですが、そのリスクを背負ってでも、またお伺いしたいですね。(もっとも、週末の昼時に来れば良いんですがね。)
 ごちそうさまでした。

令和5年5月訪問

福島県西白河郡泉崎村 椿ラーメンショップ 泉崎店

 ラーメンショップのつけ麺が食べたい。
 この1週間くらい前からそんな気持ちになって、それが持続しているのだから、この気持ちは本物という訳で、この日は朝から家人を伴い県境を越えて北へ。
 というのも、ラーメンショップのホームグラウンドというか我が家から一番行きやすかった且つメニューの多かった氏家店が事実上閉店(「オーナー募集」の看板は出ていたんですが……。)して以来、つけ麺がメニューにあるラーメンショップが近場になくなってしまったんですよね。替わりの選択肢として、宇都宮南店(宇都宮市)、運転免許センター北口店(鹿沼市)、椿の泉崎店(福島県西白河郡泉崎村)の3つがありますが、どこも自宅から50km前後離れていて、行き易さもさほど差が無いというわけで、今回は県境を越えてこちらのお店まで向かってみたというか。

 大型連休中の交通量が多い道路を走ること暫し。土曜日だけど連休中なので、開店時刻が祝祭日と同じだったらどうしようという心配をしていたものの、午前10時過ぎに到着した時には、暖簾が出ていて一安心。
 あとは、店頭の券売機で食券を購入。その際、何を血迷ったのか、或るトッピングを追加しようと思ってしまい、出てきたのがこちらの品。

【ネギつけ麺(中盛) 890円 + 背脂 100円 + 味付玉子 100円 (と、サービスのキムチ)】
ネギつけ麺(中盛) 890円 + 背脂 100円 + 味付玉子 100円

 その血迷ったトッピングとは、味付玉子、な訳なくて背脂。お陰で、ネギやメンマ、ワカメの隙間から覗くつけ汁の表面は、白い背脂でびっちりです。
 で、まずは何も加えず、そこに麺を浸けていただけば、ガツンと来る脂のコッテリ感(いや、コッテコテコテコッテリくらいかも。)と甘み、そこタレの塩気があいまって、これが、脳みそに直接クる味わい!!
 麺は、福島県内でこちらのお店を含む「椿ラーメンショップ」を運営するあさか屋の自家製。温かいラーメンだとやや動きが鈍い印象がありますが、茹でた後に冷たく締めれたことによってツルシコ感、特に噛んだ際の弾力が増してこれが何とも良い感じ。
 そして今度はつけ汁をネギとよく混ぜ、ニンニクを投入してから再度、麺を浸けていってみれば、これが、また!酸味が穏やかなつけ汁はニンニクによって風味と旨味を増し、それを纏った麺とシャキシャキのネギを一緒に口に入れた時の食感の対比、そこに絡む背脂が何とも。更には、途中から卓上のラージャン(豆板醤に似た調味料)で味変してたたみかけ、最後はお酢の追加投入によってサッパリ感を加えてフィニッシュ。
 ちなみに、こちらのお店のつけ麺は、並盛、中盛、大盛とお値段が変わりませんが、以前大盛りでやっちしまったこともあり、今回は中盛りに。それでも結構なボリュームというか、老体には美味しくいただけるギリギリの量でした。あと、中盛りにしたおかげか、最後は予想以上につけ汁が冷めてしまい、より脂感というかベタベタ感が増してしまったのはちょっと勿体なかったというか。

【味噌ラーメン 740円】
味噌ラーメン 740円

 こちらは、家人がいただいた品。
 こちらのお店のラーメンって、個人的にいただいた範囲のラーメンショップの中では脂コッテリ味濃いめという印象なのですが、今回、私のつけ麺が背脂によって相当やんちゃな仕様になってしまったため、味見させて貰った時、丁度よいコッテリ感で、何ともホっとする味わいに感じたというか。

 というわけで、お目当ての品を美味しくいただいて満足したしましたが、先述したようにせっかく追加したもののちょっと勿体ない感もあったので、次は背脂トッピングなしでいってみたいなぁ、と。
 ごちそうさまでした。

令和5年5月訪問

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栃木県のちょいと北の方に住んでいるアラフィフのオッサン。
ラーメン・そば・うどんなどの食べ歩き、乗り鉄、競馬の旅打ち、モータースポーツ観戦、PC自作など嗜んでいます。

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