たひお備忘録

とりとめのない趣味の、とりとめのない活動記録。
【タイトル題字:細身のシャイボーイ様】

栃木県大田原市 中華そば おおの 【移転前店舗】

 (令和5年)4月のとある日曜日の朝。早くに目が覚めてしまい、空腹を抱えて悶々としていたのですが、そろそろ太陽が昇って気温も上がってきたと思い、もそもそと着替えてからバイクを転がしつつ向かったのが、週末は朝早くから営業している(開店は何と4時!)こちらのお店。

 それでお店に入り、丁度あいていた真ん中のカウンター席に座ってメニューを一瞥。家を出た時は、こちらのお店で一番のお気に入りである「牛みそそば」にしようと思っていたのですが、お品書きを見たところで方針変更。初めてとなるみそたんたんめんをいただいてみることに。温かいのと冷たいのから選べるところ、お店までの道中思った以上に寒かったこともあり、温かい方で、更には味玉追加でお願いしました。

【みそたんたんめん(温) 800円 + 味玉 100円】
みそたんたんめん(温) 800円 + 味玉 100円

 店主さんが厨房に消えて程なく、みそたんたんめんが登場。で、スープが黒いという見た目でまず驚いたというか、黒ゴマを使っているんですかね。それと、ジャパニーズ坦々麺のアイコンとなっているピリ辛の挽き肉もありませんし、海苔があしらわれているのも珍しいかと。
 それでまずは、その黒いスープからいってみたところ、「成る程こうきますか!!」と。というのも、最近よくある、ゴマの濃厚なコクが表に出た味を想像していたところに、あっさりとした味わいのスープがきたものだから。ですが正直戸惑いはあったものの、よく味わってみると、動物系?出汁の旨味と風味が抑えられた味噌の味わいと共に、黒ゴマならではのちょっと引っ掛かりがありつつも半歩引いたようなサラっとしたコクと香ばしさが絡んで、これが、もう。また、辛みは表面に少しだけ掛かったラー油のみで、個人的には穏やかというかちょい辛程度に感じるレベルというのも、やりすぎない絶妙なさじ加減というか。よくよく考えてみれば、こちらのお店の中華そばは、スープの素材の旨味が声高に主張しないけどちゃんとあるというか、逆にこちらから積極的に味わいに行かないと、その秘めた真価がわからない方向性でしたね。それが「たんたんめん」と聞いた(見た)だけでIQが下がってしまい先述のような想像をしてしまった私が間抜けでした。
 また麺は、他のメニューと共通でしょうか?やや平べったい形状の、食べ始めに硬質な歯応えのあるもの。この麺は、このようなあっさりとしたスープでこそ真価が発揮できるような気がします。
 そして具は、シャキシャキの笹ネギが味わいに変化を与え、プレーンな穂先メンマは箸休めにぴったり。それとダイスカットされたチャーシューは煮豚では無くて焼豚でしょうか?香ばしい表面と、噛んだ時の肉々しさがたまりません。あと、追加の味玉は、黄身がトロっと、白身もトロっと柔らかめで、味付けはしっかり。

 というわけで、美味しくいただいたのですが、名前にたんたんめん(担々麺)と付いていたものの、ただいてみると実にオリジナリティ溢れる一杯だったというか。
 ごちそうさまです。

令和5年4月訪問

栃木県矢板市 鈴木屋

 予定のない週末の、外食でのランチ。そういう時、家人に話を振ることが多いのですが、すると、「あまり遠出せずに味噌ラーメンが食べたい。」とのご神託が。更に「出来ればあっさりしたもの。醤油でも可。」と言う条件が加わったので、今回導き出された答えがこちらのお店。何時お伺いしても混んでるので、混んでる店が苦手な家人を連れてくのは少し躊躇するものの、土曜日の開店狙いだったし、加えて確認したところ気丈にも「大丈夫。」との答えが帰ってきたので、国道4号を南下して矢板市のパチスロ店の手前を左折。先にクルマが2,3台停まっていて、その後も開店までに何台かクルマが増えたものの、開店と同時に入店することが出来ました。

【辛ネギ味噌ラーメン 850円】
辛ネギ味噌ラーメン 850円

 それで今回私がいただいたのが、辛ネギ味噌ラーメン。この数日前、別のお店で似たような品をいただいていますが、この日は家人同様、あっさりめの味噌か醤油が食べたかったのと、少々刺激が欲しかったので。
 で、まずはスープからいってみると、これが、もう。ベースの出汁はあっさりしているけど旨味十分。表面の油は多めなものの、重さは無く、丁度良くコッテリ感を補っているかと。味噌ダレの甘さの無いキリっとした味加減も良いですね。あと、後述するノーマルの味噌ラーメンと比べて、スープの色が赤い気が。最初は上に載った辛ネギの影響かと思いましたが、味噌ラーメンでは別添えの辛味噌がこちらにはないことから、あらかじめスープに溶かしてあるのかも。いずれにしろ、それによって味が締まり、更に食べ進むにつれて辛ネギが刺激を追加して、また。最後にお酢で味変するのも良いですね。
 それと麺は、ゆるっとウェーブ感のある、細めでスクエアな断面のもの。表面のテクスチャはどちらかというとツルっと、噛んだ時の食感は、高反発な密度感と言うよりも、最初は柔らかく受け止めつつもモチっとした噛み応えが。記憶にある以前の麺とは違う気もしますが、今のこのスープには、この麺がとても合っている気がします。
 そして具は、シャキッとした辛ネギの他、食感はホロッとしつつも肉食ってる感もしっかりある、表面の炙り目も香ばしいゴロゴロっと大きなチャーシューが白眉ですが、仕事を感じるメンマに、茹でモヤシも相性バッチリですね。

【焼き餃子 300円】
焼き餃子 300円

 こちらは、一緒にいただいた品。
 餃子は、薄すぎず厚すぎずの皮の中に、さっぱり系の餡が入るベーシックなものですが、何と言ってもこちらの餃子で特徴的なのが、添えられた2種類の味噌をお酢で溶いていただくというスタイル。
 茶色い方は味噌の風味が強く、赤い方はニンニクと唐辛子のパンチが効き、これらを自分の好きな割合で混ぜていただけるのが、もう。お腹の容量考えなければ、もう2、3皿いってもいいくらいです。

【味噌ラーメン 750円】
味噌ラーメン 750円

 こちらは、家人がいただいた品。
 例によって少々味見させて貰いましたが、ノーマルは、より味噌味噌しているというか、味噌の旨味、味わいがよりダイレクトに味わえるのが良いですね。

 というわけで、美味しくいただいてとても満足したのですが、塩そばが有名なこちらのお店ですが、味噌系の品も、個人的にはかなり好きだったりします。
 あとは、もう少しマメに来られると良いんですがね。(実は私も、混んでいる店は苦手だったりするので。)
 ごちそうさまでした。

令和5年4月訪問

栃木県宇都宮市 仙台蔵出しみそラーメン 髙なべ 上三川本店

 この日は、あまり嬉しくない用事があり、あまり仲が良くないオッサン何人かで小さなクルマに収まって、宇都宮の南の方まで。
 で、その用事が終わったのが、昼前。オッサン達の中でも新入りの私が昼食の案内を仰せつかったものの、どうしたものかと。
 他のオッサン達が揃って喜びそうな店は思いつかないし、逆に気分的に何かをお見舞いしたいし、だったら私が食べたいお店に行ってやれと、新4号を少しばかり南下。こちらの濃厚な味噌ラーメンなら、(良い意味で)お見舞いするにもぴったりかなぁ、と。
 しかし、この思い付きも危ないところだったというか、お店に着いた時はすんなり入れたものの、すぐに入店待ちが出来、帰る頃には結構な人数になっていました。(ちょっと遅れたら、オッサン連中と気まずく待つところだった。)

【味玉みそラーメン 1,050円 + 辛ネギ ガチャガチャ4等で100円】
味玉みそラーメン 1,050円 + 辛ネギ ガチャガチャ4等で100円
【ミニご飯 平日ランチタイムサービス】
ミニご飯 平日ランチタイムサービス

 そんな中で私が今回いただいたのが、味玉みそラーメンと、店頭のガチャガチャを回して(こういうことやるから、他のオッサン達に余計に目をつけられるんだよなぁ。)出た4等を交換した辛ネギ。さらには平日ランチタイムサービスのミニご飯まで貰ってしまいました。(もうどうにでもなれ的心境。)
 で、早速スープからいけば、絶対「旨い」と言わせるという意思を感じる、口に広がる濃厚かつ濃密な味わい。物量、力押し、圧倒的なんて言葉が頭をよぎりますが、実はこちらのスープ、かなり緻密に計算された上でのこの味わいなんじゃと、最近はただただ感心するばかりです。
 また選べる麺は、細麺ではなく太麺にしましたが、モチモチ感、弾力どちらもあって、麺自体もしっかりとした味わいだから、力強いスープに負けていませんね。
 そして具は、ホロトロ食感の分厚いチャーシュー、しっかりと味が入った半熟の味玉、これまたしっかりと味が入った太メンマがパワーで攻めてくるところ、薬味的ネギ類とさっぱりした茹でモヤシが絶妙なアシスト。更に追加した辛ネギを、食べ進みつつ徐々に混ぜていけば、の唐辛子の絡みが味に締まりを与え、後半はちょっとした刺激が加わって、また。
 最後は、残ったスープにサービスのミニご飯を投入。正直、そんなこと出来るような雰囲気では無かったかもしれないのですが、そんな時だからこそ、せめて自分のラーメンはしっかり味わい尽くしたいな、と。

 というわけで、私に限っては美味しくいただき満足したのですが、でも正直ちょっと勿体なかった(私の精神的コンディションと、他のオッサン達になこんな旨いラーメン食べさせてしまったことが)ので、次はソロ、もしくはもっと楽しんで食事できる人と来ますので!
 ごちそうさまでした。

追伸
 他のオッサン達よ。案内させた人に対して、お店や味の感想くらい聞かせてくれても良いんじゃないの?

令和5年4月訪問

栃木県矢板市 らぁ麺屋 麺処 花火

 今年は曜日の関係で、新年度出勤初日となった4月3日の月曜日。ジンジイドウという奴のせいで、ただでさえ気が重い月曜日が更に重くなったこの日ですが、月曜日ということは、矢板市の花火さんの朝営業があるではないですか!
 なので、クルマ(この日は引っ越し荷物があったのでバイクではなくクルマ通勤)をパチンコ屋さんの敷地内に。しかも嬉しいことに、この日は、前回一度いただけただけで、限定メニューながらこちらのお店のお気に入りメニューツートップの一角に昇格した背脂煮干しそばの提供があるではないですか!(ちなみにツートップのもう一方は、朝限定で出されている金色の鶏そばです。)ならばもういただくしかないでしょう!

【背脂煮干そば 970円 +御養卵の味玉 120円 + 鶏つくね(3個) 200円】
背脂煮干そば 970円 +御養卵の味玉 120円 + 鶏つくね(3個) 200円

 入り口の券売機で食券を購入する際、つい、あれもこれもとやっていたら豪華になってしまった今回の背脂煮干そば。
 まずはスープからいってみれば、煮干しの風味や旨味と、背脂のコクと甘みとコッテリ感、しっかりと効かされた醤油ダレ、薬味のネギ類や具のバラ海苔の風味が合わさって、これが、もう。背脂たっぷりなので当然コッテリ感はあるものの、引き際の良さというか、後味の良さも魅力だと思います。
 また麺は、前回いただいた時と違い、多加水麺に変えたとのこと。前回いただいたピロチュルっとした麺も悪くなかった(というか個人的には好きだった)ものの、確かに、モチモチ感に、高加水率ならではのプリっプリとした弾むような食感が加わって、これが、また。
 レギュラーの、しっとりした良い塩梅かつ柔らかいチャーシューや、しっかり調理された太メンマに、追加したホロっとしつつも鶏肉の食べ応えもあるつくねや、ちゃんと玉子自体の味を堪能でき黄身はトロっ白身プリっとした味玉といった具たちも間違いがありません。

 というわけで、今回も美味しくいただいて大満足。この一杯があれば、ジンジイドウなんて屁でも無いですね。
 ごちそうさまでした。

令和5年4月訪問

栃木県宇都宮市 シン・ノジジ

 昨年末、シン・ノジジとなって復活を遂げた旧粗炊き中華そばのじじさんで、個人的に一番好きだったメニューと言えば、週末の朝営業の際に限定で出されていた、貝出汁中華そば。
 シン・ノジジとなって復活した際にも、嬉しいことにメニュー落ちしなかったものの、前回お伺いした時はタッチの差で売り切れとなりいただけず。なのでこの日、必ずいただくぞという決意を胸に、まだ寒い朝の国道4号をバイクで南下しました。

 決意のわりにはお店への到着が、開店時刻から20分も過ぎた頃となってしまったのですが、お店に入ると濃厚の貝出汁の香りが漂い、券売機も売り切れランプは点灯しておらず。
 あとは、貝出汁中華そば、煮玉子OPTION、半替え玉の食券を購入し、カウンターに着席。タイミングが良かったのか、食券提出から5分と掛からずに登場しました。

【貝出汁中華そば 750円 + 煮玉子OPTION 100円】
貝出汁中華そば 750円 + 煮玉子OPTION 100円
【1UP 半替え玉 70円】
1UP 半替え玉 70円

 それで久々の貝出汁中華そば。相変わらず、目の前に丼が来ただけで濃厚な二枚貝の風味が鼻腔を刺激しますが、まずはスープを一口いけば、舌をギューっっと捕まれるような、コハク酸の濃厚な旨味が!!そう、この二枚貝(レシピが以前と変わっていなければアサリ+ホンビノス貝)の圧倒的味わいがたまりませんね。また味付けも良い塩梅で、青ネギのアクセントもぴったりです。
 そのスープに合わせるのは、パツンと歯切れの良い細めのストレート麺。もちろんスープとの相性もバッチリ。
 また具のアサリは、ふっくらとした食感が良いですね。それと追加の煮玉子は、黄身がトロトロ白身も柔らかく、しっかりとした醤油ベースの味付けがこの中では良い引っ掛かりに。
 そして麺を食べ終わる頃、半替え玉の食券をすかさず提出。以前はこのタイミングで、卓上に置いてあった粉わさびで味変したものの、復活してからは無くなってしまったので、残しておいた具のアサリと共に、麺と、残ったスープを味わい尽くします。

 というわけで、久々の貝出汁中華そばでしたが、大変美味しくいただきました。
 あとは、朝営業でご飯メニューも復活してくれれば申し分ない(この貝出汁スープ、ご飯にもめっちゃ合うので。)のですが、このラーメンだけでもまた朝に食べにお伺いします。あと、昼営業時にも最近は計画的中華そば(限定メニュー)として出されているようなので、そちらも是非いただきたいなぁ、と。
 ごちそうさまでした。

令和5年4月訪問

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栃木県のちょいと北の方に住んでいるアラフィフのオッサン。
ラーメン・そば・うどんなどの食べ歩き、乗り鉄、競馬の旅打ち、モータースポーツ観戦、PC自作など嗜んでいます。

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