たひお備忘録

とりとめのない趣味の、とりとめのない活動記録。
【タイトル題字:細身のシャイボーイ様】

栃木県大田原市 手打ち 小峰屋

 ここ暫く前から、アッサリしたラーメンが食べたくなると頭に思い浮かぶこちらのお店。この時もそんな感じだったことに加え、先日、家人とたまたまお店の近くを通った時、家人からここの味噌カレーラーメンが食べたいという話が出たこともあり、週末土曜日の開店時刻を狙ってお伺いすることに。

【醤油ワンタン麺 930円】
醤油ワンタン麺 930円

 それで今回私がいただいた品は、醤油ワンタン麺。
 まずはスープからいってみれば、鶏メインの出汁がベースのそれは、しっかりと旨味が出ていますが、前回いただいた時と比べてあっさりと優しい印象。ちなみに、味の濃さは卓上のタレで調整可能で、そのままでも十分だったのですが、少量加えることで味の輪郭をハッキリと。
 また麺は、青竹打ちの特徴であるツルッとした表面と、決して固すぎずさりとてしっかりとしたコシもあるピロシコっとした食感が、絶妙。毎回書いていますが、こちらのお店の今の麺は、私の好みにドンピシャ。ほんと、この麺あってこその、先述のスープというか、スープと麺のハーモニーが、やっぱり良いですね。あと、麺量がわりとあるというか、スープの水面下にみっちりと埋蔵されているのも嬉しいです。
 そしてワンタンは、ツルピロっとした皮に、小ぶりの餡という組み合わせ。皮は超極薄という訳ではありませんが、これはこれで良い感じで、餡は小ぶりですが、白河系の標準よりは大きく、ちゃんと肉っ気を感じられます。
 あとチャーシューは、炙りの入ったプリッと食感のバラ肉と、スモーキーな香りがたまらないミシっと食感のモモ肉というコンビネーション。
 青菜やメンマ、海苔といった他の具も抜かりなく、あとやっぱりナルトはあると嬉しいです。

【炊込みご飯 250円】
炊込みご飯 250円

 こちらは、一緒にいただいた品。実はこの時、お腹(というか前日の酒により胃腸)の具合が少々悪かったものの、どうしても食べたかったので注文してしまいました。
 で、ショウガ、干し椎茸、油揚げといった具材の香りや旨味、そしてラーメンよりも前に出ない優しい味付けが、こんなコンディションでもやっぱり良いですね。

【味噌カレーラーメン 880円】
味噌カレーラーメン 880円

 こちらは、先述のように家人がいただきたかった品。
 それで今回も「美味しい」と申しておりました。

 というわけで、どれも美味しくいただき、大変満足いたしました。
 ごちそうさまです。

令和5年7月訪問

栃木県宇都宮市 シン・ノジジ

 昨年末の「シン・ノジジ」となっての再開以来、以前同様週末には朝ラーメンがいただける有り難い存在だったこちらのお店ですが、最近、平日も朝営業を開始されたと、お店の公式Twitterで知りました。
 そんな折、家人が体調を崩したため、朝食を自力で何とかしなくてはならない事態が発生。逆にこれは、平日の朝営業にお伺いするチャンスだと、出勤前にちょっと寄り道することにしました。

 お店には、午前7時の開店から5分ほど経った頃に到着。駐車場にクルマを停める際にわかっていましたが、平日でもわりと出足は良くて、先客が5、6組というところでしょうか。
 入店したら入り口の券売機で食券を購入。その後、カウンター席のあいているところに座り、ワンオペの店主さんの手が空くのを待ちますが、タイミングが良かったのが、さほど経たないうちに食券回収となり、入店から10分ほどでラーメンとご対面です。

【貝出汁中華そば 750円 + 焼豚OPTION 100円 + 煮玉子OPTION 100円】
貝出汁中華そば 750円 + 焼豚OPTION 100円 + 煮玉子OPTION 100円
【1UP 半替え玉 70円】
1UP 半替え玉 70円

 それでいただいたのは、個人的にこちらのお店の朝メニューで一番好きな、貝出汁中華そば。今回はいつもの煮玉子OPTIONのほか、豪勢に焼豚OPTIONまで付けてしまいました。
 で、まずはスープからいただけば、食欲をそそる二枚貝の風味に、舌がシュワシュワするような二枚貝の圧倒的旨味。そこに、良い塩梅な塩気がビシっと決まり、薬味の青ネギと貝の相性も完璧。ほんと、何度いただいてもやっぱりたまりませんね
 そして麺は、結構細めのストレートタイプで、食べ始めのボリっとした(勿論芯まで火は通ってますよ)歯応えが良い感じ。昔は加水率高めのシコシコっとした麺が好きだったのが、色々といただくうち、こういった麺もまた好きになったというか。
 また標準で入る具のふっくらとした食感のアサリも良いですが、今回は何と言っても焼豚OPTIONが、また。しっとりとしてるけどちゃんと火が通っているレア具合が良く、生醤油っぽい風味が、このラーメンの中ではアクセントとなって良いですね。更に、毎回追加している煮玉子OPTIONも、これまた生醤油っぽい風味が良い感じで、トロッとした黄身がたまりません。
 更に、タイミングをみて、あらかじめ食券を買っておいた1UP 半替え玉をお願い。普段なら、スープに投入してよく混ぜてからいただくところ、今回は焦って良く混ぜずに食べてしまったのですが、逆にこれが良かったというか、この麺自体の味わいがとても好ましいものだと判ったのでヨシ!っていうか、元々半替え玉にはタレが少量掛けられているので、今度はそれだけでもう少し味わってみても良いかもしれません。

 というわけで、今回も美味しくいただいて、朝から大満足でございます。
 ごちそうさまでした。

令和5年4月訪問

栃木県大田原市 地鶏中華そば ネギ大将 阿波家

 「阿波家」さんといえば、「地鶏ラーメン研究会」と思い浮かぶくらいに、栃木県のラーメン好きにとっては馴染みのある存在だと思うのですが、何故か個人的にはご縁が無い状態が暫く続いていたところに、昨年11月にオープンしたのがこちらのお店。
 このところ、ラーメンに対するアンテナがかなり低くなってしまっている私が、何故かこちらのお店のTwitterアカウントを見つけたのがきっかけで、今回家人と共にお伺いすることに。

 お店には、日曜日の開店時刻の少し前に到着。今回お伺いするにあたって事前に調べた時、店舗前の舗装してあるところはお店の駐車場じゃない(隣接するアパートの駐車場)という情報を得ていたので、すんなりと広域農道沿いの砂利敷き駐車場にクルマを停め、いざ入店。
 席に着きお品書きを見たところ、ラーメン類は「阿波家メニュー」と「ネギ大将メニュー」に分けて書いてありますが、スープは共通のよう。また麺の大盛りは無料というのが、わんぱくな方には嬉しいサービスですね。それと、お冷やはセルフですが、冷水機の横に置かれたコップは、保温力に優れたステンレスの中空タイプで、今のような夏場にはとても有り難いというか、こういうちょっとした気遣いって素敵だと思います。

【塩ネギデラックス 950円】
塩ネギデラックス 950円

 それで今回私がいただいたのが、ネギ大将メニューから、塩ネギデラックスを。ちなみにこちらのネギ大将メニュー、塩味と味噌味のみ(醤油味は無し。阿波家メニューには醤油味の中華そばあり。)というのが珍しく感じました。
 で、まずはスープからいってみたところ、これが!さすがは地鶏研究会というか、鶏の出汁が十二分に出ていて、しかもその出し方も、やたらめったら濃厚という感じでは無く、濃くありつつも、出汁の素材である北海道産「新得地鶏」と長野県産「信州黄金シャモ」良いところ旨いところだけをギュっと集めたような味わい。そこに、個人的には丁度良い塩気が効いていて、このスープ、かなりのものです。
 またそれに合わせる麺は、かなり細めのストレートタイプ。加水率は低めでしょうか。最初は硬質な歯応えで、食べ進むにつれて馴染んでいく感。このスープと良く合っています。
 更に、ネギがまた良いというか、夏場なのに柔らかい口当たりと辛すぎない刺激。これは間違いなく高級な軟白ネギですね。そこにゴマ油などが絡み、これが、また!
 あと、デラックスにしたので2枚入る大判のチャーシューは、味付けがあっさり目でホロっと崩れるタイプで、麺やネギと一緒にいただくとこれまた良し。加えてメンマは柔らかい穂先メンマというのも、こだわりと高級感を感じますね。

【ネギ辛チャーシュウ丼 200円】
ネギ辛チャーシュウ丼 200円

 こちらは、一緒にいただいた品。
 品名に「辛」の字が入っているとおり、しっかりとした唐辛子的辛みがあって、これがまた良い感じというか、ただの味付けチャーシューとは一線を画しています。

【北の塩バターラーメン 850円】
北の塩バターラーメン 850円

 こちらは、家人がいただいた品。
 例によって味見させて貰いましたが、地鶏スープと「倉島バター」というブランドのバターの相性が凄いというか、バター自体の味わいもミルキーで濃厚。
 実はバターの入ったラーメンにはうるさい家人も、最初見た時は「バターが少ないかも。」と言っていたのが、いざ食べ始めたら「このバター凄い。全然足りる。」と言い、更に最後は「このバター、追加トッピングしてもっと味わいたい。」とまで言っていました。(倉島バターが相当凄かったらしい。)

 というわけで、どれも美味しくいただいてとても満足いたしました。ですが、家人が食べていた塩バターラーメンも丸々一杯食べてみたいし、味噌ネギや中華そばも気になるところ。自宅からも近くは無いけどそれほど遠くないので、これは再訪必至ですね。
 ごちそうさまでした。

令和5年7月訪問

栃木県宇都宮市 らーめん たけみや

 ここ暫く前から、妙に塩ラーメンが食べたいというか、自宅で作るサッポロ一番塩ラーメン(個人的に、袋麺では一番好き。)だけでは我慢できなくなってきた今日この頃。
 そんなわけなので、日曜日の朝からバイクに跨がって南下して、午前7時開店のこちらのお店まで。
 着いたのは開店の5分ほど前だったものの、既に数人が開店待ちしている状態。程なくして店主さんが暖簾を出したら、その人達の後に続いて入店します。で、着席後、順番で店主さんが注文を尋ねた際、お目当ての塩ラーメンはもちろん、サイドメニューも一緒に頼むと、「暫くお待たせしますが」と店主さん。朝はお一人で営業されているのはわかっている(=数人待ちの時点で察していた)ので、そのまま待つこと20分と少々。お目当ての塩ラーメンとご対面です。

【しお 肉わんたん 930円 + 手打麺変更 50円 + 味玉 100円】
しお 肉わんたん 930円 + 手打麺変更 50円 + 味玉 100円

 今日の塩ラーメンは、肉わんたんに味玉追加、手打麺変更という豪華バージョン。早速スープからいってみると、やっぱり、ここの塩ラーメンは、今の私の中では一番かも。
 鶏メイン?の旨味がしっかり出ているベースは、あっさりしているけど滋味深く。塩気も丁度良く、そこに生タマネギ、ネギといった薬味が味を引き締めています。
 また麺は今回、前述のとおり手打ち麺ですが、ピロピロとした口当たりと、スープを抱き込む若干ゆるっとした食感が、また良いですね。標準のコシの強めなストレート麺も大好きですが、こちらの麺は、また新たな世界を味わわせてくれます。
 そして具は、何と言ってもペロンと大ぶりな肉わんたんが。比較的しっかりした皮に、これまたしっかりと味の付いた肉餡が、また。(サイドメニューまで頼んだ自分が悪いのですが)ボリュームが増えてお腹がきつくなるのはわかっているのものの、このワンタン、メニューにあればついつい食べたくなってしまいます。更に、ホロトロの煮豚系、スモーキーな焼豚系といった2種類のチャーシューは勿論、おとなしいけどしっかりアクセントとなるメンマ、追加した黄身がトロトロの味玉も申し分ありません。

【牛脂の和え玉 300円】
牛脂の和え玉 300円

 一緒に注文したサイドメニューは、こちら。前回訪問時は、これを単品にしたような品をいただきましたが、またサイドメニューに戻っていたので、前々回訪問時以来の注文となります。
 で、登場したら、まずはよく混ぜてからいただけば、これも、また。
 こちらのお店の標準のストレート麺(量は確か100g)に、醤油ベースの味付けがなされた牛脂と、サイコロ様のスモーキーなモモチャーシュー、そして青ネギという組み合わせですが、この味の決め手となるコクと甘みのある牛脂がやっぱり良いですね。
 味付けはかなり濃いめですが、逆にこれを薄くすると味がぼやけるかもしれません。
 あと、和え玉ということで、残しておいた塩ラーメンのスープとも合わせてみましたが、悪くはないものの単体でいただいた方が、個人的には断然好み。っていうか、先述のとおり前回いただいた、この和え玉を単品メニューにした観測気球こと「牛脂のまぜそば」も強く印象に残っているので、それもいつかまたいただきたいですね。

 というわけで、お目当てだった塩ラーメンは勿論、牛脂の和え玉も美味しくいただいて、大変満足いたしました。
 ごちそうさまです。

令和5年6月訪問

福島県伊達郡国見町 東北自動車道 国見SA(上り線)フードコート Kunimi Kitchen

 前の記事でも少し触れましたが、6月半ばの週末に、宮城県柴田郡村田町にあるスポーツランドSUGOでレース観戦した帰り道。ちょっと早めに夕食を済ませてしまおうと立ち寄ったのが、上り線の国見サービスエリア。
 ここも、昨日行きに立ち寄った下り線同様、最近リニューアルされたらしく、以前お伺いした時とは全く違うとてもモダンなイマドキのサービスエリアになっていて、供食エリアはフードコート方式。もっとも、こちらは下り線のように、提供品目ごと複数の屋号が入る形式では無く、フードコート全体が「Kunimi Kitchen(クニミ・キッチン)」という屋号になっていましたが。

 それで、この日は暑い中でレース観戦をしてきたので、個人的には冷たい麺類が食べたいなと思っていたところ、入り口のところに置かれたPOPにて、ピッタリの品を発見したので、いただくことに。
 ちなみに、注文は食券制というか、券売機で食券を買うと厨房には自動的に注文が入るシステム。ただし、出来た時の呼び出しは食券番号をアナウンスされるのみ(ディスプレイによる番号表示は無し)なので、聞き逃さないよう、スピーカーからの声がよく聞こえる席に座って待機していたところ、暫く待ってから、定食コーナーへとアナウンスがありました。

【牛たん入り盛岡冷麺 1,300円】
牛たん入り盛岡冷麺 1,300円

 それがこの、牛たん入り盛岡冷麺。手渡された時、添えられた小玉スイカの大きさに少々驚きつつ、席に持ち帰っていただきますが、そのスイカ以外にもカラフルな盛り付けというか、麺の上にはスライスした玉ネギとパプリカ、そして糸唐辛子があしらわれ、麺の周りには、焼きたての牛タンの他、茹で卵、アスパラガス、キュウリ、トマト、更には茹で海老まで。またキムチは別皿で、レモンも添えられていますが、お酢はフードコート内の共用調味料スペースに置いてありました。
 で、早速スープからいってみたところ、かなりの味の濃さ。量からして少なめだとは思ったのですが、その量に相応しいスープと言うよりもタレといった塩梅です。また味的には、旨味の元は不明ながら物足りなさは無く、逆に水キムチ的発酵風味はスープ自体からは感じられない、食べやすい仕上がりになっているかと。
 また麺は、盛岡冷麺っぽい太めで、デンプンを添加したようなふわっとしつつも強いコシのある食感のもの。
 それと具は、焼きたての筈の牛タンが急速に冷めてしまい、味は良いものの食感が固くなってちょっと勿体ない感が。盛岡では、軟らかく煮た牛肉を具とすることがままあるので、個人的には正直、そちらの方が嬉しいかも。
 途中から、キムチ、レモン、そしてお酢を入れて味変し、最後は良い味のスープが勿体なかったので、お冷やで薄めて飲んでしまいました。(この日は炎天下でたくさん汗かいたから、多少はね。)

【旨カレーライス 950円】
旨カレーライス 950円

 こちらは、同行の家人がいただいた品。厨房で注文が重なったのか、食券番号の呼び出しまで結構掛かったような。
 で、こういうところでは無難なチョイスですが、一口貰ったところ、味もきわめて無難でした。

 というわけで、食べ物自体はどれも美味しくいただいたのですが、個人的な好みからすると、イマドキのサービスエリアには、もっとエモさが欲しいというか……。どこも小綺麗で、食べ物含め扱っている品物も小洒落てはいるのですが、引っ掛かるものが少なく感じるのは、私が昭和的カオスが好きな、年寄りだからかなぁ、なんて。まぁ、贅沢というか、ワガママ言っている自覚はあるんですがね。
 ごちそうさまでした。

令和5年6月訪問

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馬 たひお (@uma_tahio)
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自己紹介:
栃木県のちょいと北の方に住んでいるアラフィフのオッサン。
ラーメン・そば・うどんなどの食べ歩き、乗り鉄、競馬の旅打ち、モータースポーツ観戦、PC自作など嗜んでいます。

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