たひお備忘録

とりとめのない趣味の、とりとめのない活動記録。
【タイトル題字:細身のシャイボーイ様】

福岡県福岡市 一蘭 天神店

 これまでの記事にも書いたとおり、今回使用で博多まで来たのですが、そついでのラーメン食べ歩き3軒目は、これも有名なお店らしい一蘭の、天神にある支店に。実は、宿のある天神周辺のラーメン店を探している時、たまたま24時間営業で朝ラーのできるお店ということで発見したので、お伺いしてみることにしました。

 月曜の朝8時過ぎ、ビジネスマンでごった返す大きな明治通りという通りから細い通りに入り、さらに細くて朝なのに薄暗い路地に入ると、奥の方に、明かりの付いた券売機が目に入りました。そこでラーメンの食券を購入し入店したのですが、何て言うか、店内は独特の造りというか、店の奥に向かって幾つか細い区画があり、その一つに声のみで案内されると、さらに驚いたことに、そこにあるカウンターには一人一人のスペースが衝立で仕切られるられていました。後で知ったのですが、これが、特許まで取っているこちらのお店の特徴その1の、「世界初『味集中カウンター』(特許第4267981号)」とのこと。

 そこの、空いてる区画に、これまた声のみで案内されると食券提出となり、そこで初めて店員さんを拝見したのですが、また驚いたのは、カウンター上に置かれた用紙に、味の好み等を記入して欲しいとのこと。これが、こちらのお店の特徴その2である、「元祖『オーダーシステム』」。ちなみに、割り箸が入っている袋には追加注文が可能な物が書かれ、現金を添えて店員さんに見せれば、食券を買わずに(そして、声を立てずに)替え玉などの注文も可能となっています。

 味の好みは、とりあえずこんな感じでとりあえず、初めてなので用紙に書かれたお勧めに従い記入し、再びボタンで店員さんを呼び出すと、その用紙を回収し、ラーメンが作成開始された模様。目の前にかけられた暖簾を眺めているうちにラーメンが登場しましたが、ラーメンが配膳された後は、目の前の暖簾が更に下まで降ろされ、前と左右が囲われた空間になりました。

天然とんこつラーメン 690円
天然とんこつラーメン 690円
替玉 160円
替玉 160円
 で、そこでいただくことになるラーメンですが、見た目は、中央に秘伝のたれがちょこんと載せられている以外は、わりと普通の博多のラーメンといった感じなのですが、よく見ると、デフォルトというか、初めての方へのお勧めだと、油が結構浮いているのに気が付きました。まず、目の前の暖簾に書かれたとおり、中央の秘伝のたれを混ぜないでスープを一口いただくと、見た目どおり口当たりも結構コッテリめで、豚骨のクセはあまり感じませんが、オーダー用紙で「基本」の量をお願いしたニンニクの風味と相まって、わりとジャンクっぽい気取らない味に感じました。麺は、こちらでは一般的な低加水の細ストレート麺。麺の固さ「基本」だと、ほんとうに普通の口当たりですね。そして途中から秘伝のたれを混ぜると、唐辛子だけではない深みのある刺激が加わって、また違った味わいに。これなら、秘伝のたれの量は、「基本」でも良かったかもしれません。ちなみに、カウンター上には、博多のラーメン店では一般的(と勝手に思っている)ゴマや紅ショウガ、辛子高菜などの薬味類や、タレなどの調味料類は一切置いていませんので、途中から味を変える手段は、(ニンニクやオスカランの酸味というのを追加オーダーしない限り)この秘伝のたれを溶かすのみ、となります。そして、一杯目が食べ終わるちょっと前、店員さん呼び出しボタンを押し、箸袋の「替玉、固め」のところに丸を付け、現金と共に店員さんに。追加の替玉は箸袋で今回は箸袋で注文しましたが、本来、というか、券売機であらかじめ替玉(or半替玉)の食券を購入しておけば「替え玉プレート」というものと交換してくれ、それをボタンの上にかざすことにより声を出さずに替え玉の注文ができる「元祖『替玉システム』」(こちらのお店の特徴その3)というものがあるそうで。それで程なくして替玉が登場。前述のとおりカウンター上にタレはないのですが、麺の入った丼に適量が入っているようです。その替え玉を投入しいただけば、「固め」の麺は、当然のことながら歯応えが増し、より、博多のラーメンらしく。個人的には、こちらでは「固め」の方が好きかもしれません。

 というわけで、朝ラーと共に『味集中カウンター』や『オーダーシステム』といった面白い物を堪能させていただいてお店を後にしたのですが、静かな店内から通りに出たところ、とたんに襲いかかる喧噪と暑さ、そして歩道は、相変わらず職場に向かう人々でいっぱいでした。世間はこれから仕事だというのに、こっちは朝ラーを満喫だなんて、なんていうか、とってもいいもんですねぇ。ごちそうさまでした。

平成21年8月訪問

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