たひお備忘録

とりとめのない趣味の、とりとめのない活動記録。
【タイトル題字:細身のシャイボーイ様】

荒尾競馬場訪問記 【平成23年10月20日・菊池川特別(B級)他】 その1

第5レースのゴール!

 平成23年12月23日。熊本県荒尾市にあった、現存するもっとも古い地方競馬場であった荒尾競馬場が、昭和3年2月の開場以来約83年10カ月の歴史に幕を下ろす事になりました。

 その荒尾競馬場ですが、個人的には、競馬のファンになり、地方競馬に関心を持つようになって以来、その有明海に面した素晴らしいロケーション(昔のウェブサイトには、たしか『BLUE-ON-BLUE』というキャッチコピーが添えられていたかと。)などから、是非とも一度行ってみたいと思っていたのですが、とうとうと言うか、平成23年10月20日(木)に訪れる機会に恵まれました。

 もっとも、その計画を立てたのは8月の始めから半ば頃だったので、その時は大層ワクワクしながら下調べしたり段取りしたりしたのですが、その後8月の終わり頃から廃止の話が表面化し、9月始めに市長が正式に廃止を表明。そしてお伺いする頃には廃止がほぼ決定し、ある種悲壮な覚悟で現地に向かったのですが、来たからには目一杯楽しむ事に決めました。

 で、以下はその記録ということで。


荒尾競馬場について

 訪問記に入る前に、まずは例によって、荒尾競馬場について簡単に。所在地は、熊本県荒尾市宮内出目72番。主催者は、荒尾市と熊本県で作る荒尾競馬組合。コースは、平坦な1周1,200mの右回りダートコースで最後の直線は220m。ちなみに、日本でかつて行われていた繋駕速歩競走にも使用可能な設計だそうです。距離設定は、800m、950m、1,300m、1,400m、1,500m、1,900m、2,000m、2,150m、2,500mとありますが、2,150m以上は近年設定なし。またフルゲートは12頭立て。それと特徴的なのが、ダートコースの砂は壱岐海底の上質砂を使用しており、粒子が細かく水はけがとても良く、飛散して人馬に当たった際にも痛みが少ないとのことです。

競馬場まで

【羽田空港で出発を待つスカイマーク機】
羽田空港で出発を待つスカイマーク機
 荒尾競馬場を訪問する前日である平成23年10月19日の水曜日。羽田空港発午後1時のスカイマーク機で熊本空港へ。予約していたレンタカーを借り、その日は、熊本市内で所用を済ませた後、同じく熊本市内のホテルで一泊。

【熊本市内を出発】
熊本市内を出発
【荒尾競馬場駐車場に到着】
荒尾競馬場駐車場に到着
 そして翌日。最初で最後の荒尾競馬場に向かうべく出発。一般道を1時間20分ほど走って荒尾競馬場に到着しました。

入場口付近

【荒尾競馬場駐車場】
荒尾競馬場駐車場
 駐車場は無料でした。

【荒尾競馬場入り口付近】
荒尾競馬場入り口付近
【券売所】
券売所
【入場券】
入場券
【券売機の所に貼られたマスコットの『あらまちゃん』】
券売機の所に貼られたマスコットの『あらまちゃん』 
 券売機で入場券、そして窓口で特別観覧席(500円)を購入。ちなみに、女性は無料でした。それにしても、もうすぐ用済みになるマスコットって、見ていてつらいですね。

【専門紙売り場】
専門紙売り場
【専門紙】
専門紙
 荒尾競馬場の専門紙は、ホース、ベストNEWS、競友ニュースの3誌がありました。(例によって、全部買ってしまった…。)

【入場口付近】
入場口付近
【開催案内等】
開催案内等
 開門時間(午前9時30分)前なのでまだ閉まっています。開門待ちは10人ほどだったでしょうか。

場内の色々

【入場したところ】
入場したところ
【パドック付近から入口方向を望む】
パドック付近から入口方向を望む
【スタンド2階から外に出られる通路より入口方向を望む】
スタンド2階から外に出られる通路より入口方向を望む
 右手がスタンド、左手が飲食店が入っているプレハブ。そして左手奥にパドックがあります。また、スタンド前では、地元の方々による軽トラ市のようなものが行われていました。

【場内及びコースの案内看板】
場内及びコースの案内看板
 コース図には、今は施行されていない距離の表示もあります。

【飲食店が入っているプレハブ】
飲食店が入っているプレハブ
 地方の競馬場にお馴染みの、長屋状の建物。ちなみに、今回いただいた食べ物については後述。

【荒尾競馬場の碑】
荒尾競馬場の碑
【遊具等】
遊具等
 スタンドの北側のコース沿いには、遊具などが置いてある公園的スペースが有り、その一角には、年代物と思われる石碑が立っていました。

パドックとコースまわり

【パドック】
パドック
【楠と周回する競走馬】
楠と周回する競走馬
【騎乗前の整列】
騎乗前の整列
 中央の楠が特徴的なパドック。出走馬表は手書きで、その横には、騎手の勝負服一覧が。

【誘導路】
誘導路
【馬場入りする競走馬】
馬場入りする競走馬
 パドックからコースまでは、スタンド南端と接する誘導路で。そして誘導路はゴール板過ぎでコースに出ます。

【スターターとゲート入りする競走馬】
スターターとゲート入りする競走馬
【第7レースのスタート】
第7レースのスタート
 スターターが乗る台は、JRAの中古でしょうか?

【走路前の観戦エリアから】
走路前の観戦エリアから
【最後の直線!】
最後の直線!
【ゴール前の追い比べ】
ゴール前の追い比べ
 観戦エリアとコースとの間には蓋のかかった水路があるので至近というわけにはいきませんが、それでも十分に近いです。それにしても、壱岐海底の上質砂を使用しているという馬場は。色が白いですね。

【レース後の競走馬と騎手】
レース後の競走馬と騎手
 ゴール後の検量所前の様子。

【最終レースの表彰式】
最終レースの表彰式
 この日の、最終(第11)レースの優勝は、牧野孝光騎手でした。

【ゴール板】
ゴール板
【着順掲示板とオッズ板】
着順掲示板とオッズ板
 ゴール板は、ローマ字読みしたARAOの「A」がモチーフでしょうか? そして荒尾競馬場の施設で結構特徴的だなと思うのが、このちょっとレトロな感じの、着順掲示板とオッズ板が一体になった物。

【ハロー掛けするトラクターとウニモグ】
ハロー掛けするトラクターとウニモグ
 レース後、コースをハローがけする車両は、地方競馬ではお馴染みのトラクターの他、JRAでお馴染みのウニモグも使用していました。ただ、見た目古い型っぽいので、中古でしょうか?

【最終レース後に片付けられるゲート】
最終レース後に片付けられるゲート
 最終レース終了後には、ゲートがトラクターに曳かれ撤収されていました。


 以上、長くなってしまったので今回はこのあたりで一旦切りたいと思います。それで次回は、スタンド周りと(別記事で既にあげてますが)についてです。

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