たひお備忘録

惑い迷える40代の、食べ歩き、競馬の旅打ち、城巡りなんかの記録。
【タイトル題字:細身のシャイボーイ様】

栃木県大田原市 すゞや食堂

 この日はたまにあるどうしても蕎麦がいただきたい気分だったので、久しぶりに大田原高校近くのこちらのお店まで。開店時刻(午前11時)の10分前くらいに到着したのですが、幸運にも開店待ち行列の先頭に並ぶことができました。

 しかし、同行の家人共々いただく品を決めかねていたこともあって、入店後の注文レースには出遅れ。以前お伺いした時の記事にも書いたとおり、こちらのお店の注文までの手順は、入店後まず席を決め、次にカウンターで席の番号と共に注文する品を口頭で告げる方式となっているのですが、開店待ちするレベルの人は、あらかじめ注文する品も決まっているんですよね。

ひたし天ぷら(ミックス・大盛) 980円 + 玉子 50円
ひたし天ぷら(ミックス・大盛) 980円 + 玉子 50円

 そんなわけで少々待ってから登場したのが、今回注文したこちらの品。蕎麦がいただきたい気分と言っときながら、注文時につい、うどんとのミックスにしてしまったという。それでまずは、ウドンの上に載っているソバからいただくのですが、ツユにザバと浸けて口に入れれば、出汁の香りはすれど、当地らしく醤油風味の濃さも負けないくらいある甘さ控えめなツユの味わいと相まってこれが、もう。ちなみにそのソバですが、太さはバラつきがあり、その食感も表面がザラポコっ、ツルっというよりもモチっとした食感が、何とも気取らない感じでほんとに良いです。次に、下からウドンを引っ張り出そうとするのですが、1本1本がかなりの長さ。それでも何とかツユに浸けていただけば、(ミックスを)いただくのは2度目にもかかわらず、暖かいウドンにちょっとびっくり。食感はコシというよりもモチっと感が強く、また太さもかなりのもの故、1本で口いっぱいになり、それをワシワシといただくような食べ方になります。それとあらかじめツユに入ったかき揚げは、柔らかくツユと馴染むけど、衣は最後までツユに溶けないタイプ。あとはひたすらソバとウドンを口に入れ、途中から卵黄を割って味変しつついただくのですが、やっぱりウドンが入るミックスは、ソバだけの大盛よりかなり食べ応えが増す気がしますね。

鳥(そば) 810円
鳥(そば) 810円

 こちらは、家人が注文した品。まずはラーメン丼サイズの器での登場に驚いたのですが(こちらのお店で、温かいそばをいただくのは初めてだったんです)、例によって少々味見させてもらったところ、つけツユとは味付けが違うのか、それとも具の鶏肉とタマネギから甘味が出ているのか、ちょっ私のひたしよりも軽い味わいに感じました。ちなみに注文した家人は、ツユは残したもののソバと具は何とか食べきったようです。

 というわけで、美味しくいただいたのですが、私も家人もお腹いっぱいになりました。ごちそうさまです。

平成31年1月訪問

東京都葛飾区 都そば 京成高砂駅店 (京成高砂駅 3・4番線ホーム)

 昨年の暮れ、有馬記念観戦に中山競馬場を訪れた際、京成電鉄を利用したのですが、途中の京成高砂駅に停車した際、ホームから出汁と醤油の混ざった何とも良い香りが。京成電鉄の駅そばについてはてっきり無くなってしまったと思い込んでいたものの、後で調べたところ、関西で立ち食いそばチェーンを展開している「都そば」の、数少ない関東でのお店の一つが、京成高砂駅のホーム上にあることがわかりました。それで、知ったからにはいただいてみたくなり、たまたま翌月も中山競馬場に行くことになっていたので、それを利用してお伺いすることに。

 京成上野駅から特急列車に乗って、京成高砂駅には午前8時過ぎに到着。特急が停車する側のドアは締め切りになっていたようだったので、反対側に回って入店したところ、かなりコンパクトな店内には先客が1名。注文は口頭で告げる代金先払い方式で、とても愛想の良い店員のお姉さんに、以下の品をお願いしたのですが、いわゆる天玉そばのことを「スタミナそば」と表現するところに、「関西」を感じたりして。(以前、大阪に住んでいた時に通っていた立ち食いうどん店が2件ほどあるのですが、どちらも天玉が「スタミナ」ってなっていたんですよね。)

スタミナそば 510円
スタミナそば 510円

 ただ、手渡されたそばは、ツユの色が黒々としていて、いかにも関東的ビジュアル。早速そのツユをすすれば、味も関東っぽい、出汁感よりも醤油の風味が勝った懐かしいタイプで、味付けは甘さ控え目で塩気は強めの、個人的には好みのもの。また「むらめん」の麺箱に入っていたソバは、こちらも王道の茹で麺で、そのポソモサっとした食感がこれまた好み。そしてかき揚げは、衣の多いタイプで、ツユと良く馴染みます。

 というわけで、美味しくいだいたのですが、やっぱりホームで食べるって、個人的には最高の調味料だと改めて思った次第。ちにみに五十日は生卵がサービスになるようなので、またその時にでもお伺いしてみたいのですが、うちからだと、ちょっと難しいかもしれないですね。ごちそうさまでした。

平成31年1月訪問

栃木県矢板市 更科

 年の瀬に痛飲した翌日。久しぶりに二日酔いに見舞われ、年末休みをいいことに朝から薬代わりの茶節(鰹節と味噌にお茶を注いでいただく鹿児島県の郷土料理。)を何杯か啜りつつグタグタしていたのですが、そのお陰でお腹が再起動したらしく、妙にお腹が空いてきました。それでそんなときに思い浮かんだのが、こちらのお店。

大もり(そば) 550円
大もり(そば) 550円

 この日はたいそう寒かったので、暖かい「かけ」も気になったのですが、身体が求めたのはこちらの品。ついつい大盛りにしてしまったあたりに、体調の回復加減というよりも食い意地を感じてしまうのですが。で、登場して早速、ソバをツユに浸してひと啜りすれば、これが、もう。ツユは濃さや温度の関係もあると思うのですが、暖かい「かけ」よりもかえし由来と思われる若干ひねたような風味は控えめで、甘味控えめな味付けと相まって、ソリッドな味わい。またキッチリと冷たく締められたソバは、ツルツルっとした啜り心地とシャッキリした(比喩的表現です。ほんとにシャキシャキしているわけしゃないですよ。)歯ごたえが心地よく、いくらでも啜れそうです。そして途中から、ワサビやネギを使いつつ一気に完食。サラっとしたそば湯で締めれば、言うことありませんね。

トリ肉南ばん(そば) 600円
トリ肉南ばん(そば) 600円

 こちらは、同行の家人がいただいた品。すっかり家人のお気に入りとなっているこの品ですが、今回のも、鶏肉やネギの煮え加減が絶妙で、それらの風味や旨味が加わったツユが、これまた良いですね。

 というわけで、年越しソバには少々早かったのですが、今年(平成30年)お店でいただくのが最後であろうそばを、美味しく堪能することができました。ごちそうさまです。

平成30年12月訪問

千葉県船橋市 下辰 (中山競馬場内)

 「有馬記念」と言えば、日本で一番有名かつ馬券が売れるレースなのですが、平成最後の有馬記念が行われるこの日、幸運にも中山競馬場を訪れることが出来ました。

 それで個人的に競馬場での食事は、そば・うどんの類いをいただくことが多いのですが、今回は中山競馬場スタンド地下1階レストランプラザ内にあるこちらのお店で。さすがに混雑する有馬記念当日だけあって、何時間も行列して食べたと言いたいところですが、午前8時半過ぎにお伺いした時、テーブル席こそ満席でしたが、店舗中央の立ち食い用テーブルは空いており、並ぶことなく入口のところで購入した食券を出すと、程なくそばが手渡されました。

下辰そば 460円
下辰そば 460円

 その今回いただいた品は、お店の名前を冠したこちら。関東で言うところの「たぬきそば」の豪華版というか、ソバの上にはたっぷりの天かすの他、ゆで卵やナルト、ワカメ、お麩などが載っています。で、早速ツユに口を付けたところ、出汁感は程ほどで、それよりも濃口醤油がビンビン香ります。そして味付けは、具の天かすのお陰で味わいは若干マイルドにはなっているものの、飲み干すのがちょっと憚られるくらいの濃さ。でも逆に、このエッジの効いた濃さが良いというか、「トラディショナルな立ち食いそば喰ってんな」と実感できます。またソバは、湯がき時間からして茹で麺だと思うのですが、若干柔らかめだけど香りもそこそこ有って悪くないですね。あと、前述の具が、味と食感のバラエティーを豊かにしていて楽しいです。

 というわけで、美味しくいただきました。ごちそうさまです。

平成30年12月訪問

埼玉県所沢市 狭山そば 所沢店 (所沢駅1番線ホーム)

 前の記事でも書いたとおり、この日は夜からの用事の為に上京したのですが、その前に何故か、西武鉄道に乗って埼玉県へ。で、西武鉄道には「狭山そば」という屋号の駅そばがあるそうなのですが、現在、大部分のお店は「秩父そば」と屋号(と経営会社?)が変わったり、して駅のホームでいただける「狭山そば」は、所沢駅1番線ホームにあるこちらのお店のみとのこと。またこちらのお店も平成23年に一度閉店したものの、復活を望む声におされて平成25年に復活オープンしたそうで。

 そのお店は吹きっさらしのスタンドではではなく、ちゃんと扉のある店構えで、ホーム上にもかかわらず店内は広く感じます。そしてその壁には、懐かしい西武電車や駅の写真がいくつか掛けられていました。また店員のお兄さんは、愛想良く接客もしっかりしていますね。

特製肉(そば) 500円 + 玉子(生) 60円
特製肉(そば) 500円 + 玉子(生) 60円

 それで今回いただいたのは、個人的定番の天玉ソバや季節限定のメニューとも迷ったのですが、店頭の写真を見て決めたこちら。ちなみに注文は食券制となっています。で、手渡されたそばをみたところ、店頭の写真よりもネギと天かすが大盤振る舞いになっているのが嬉しいのですが、早速立ち食いカウンターに移動してツユからいってみたところ、ホームの立ち食いらしい若干ぬるめな温度に、これまたホームの立ち食いらしい濃い目の味付けがこれまた嬉しいですね。味付けは、濃口醤油がしっかりと効かされている他、出汁感(カツオの他アゴだしも使用とのこと)もあり、甘味もわりとしっかりしているように感じました。で、そこに天かすのコクや具の豚肉由来でしょうか?動物的旨味も加わって、これが、もう。またソバは、このテのお店で一般的な茹で麺ですが、やや太めのムチモチッとした食感で、蕎麦の香りもわりとしました。そして具の豚肉は、ツユで煮ているそうなのですが、肉自体の質も悪くなく、またの味も良かったです。

 というわけで、個人的に初めての、西武鉄道系の駅そばだったのですが、ファンの声でお店が復活しただけあって、かなり美味しくいただくことができました。おいそれと来られる場所では無いのですが、またいつかお伺いして、そばを啜りたいですね。ごちそうさまでした。

平成30年12月訪問

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栃木県のちょいと北の方に住んでいます。
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