たひお備忘録

趣味の活動記録。
【タイトル題字:細身のシャイボーイ様】

北海道山越郡長万部町 合田

 JR函館本線の長万部駅は、かにめし本舗かなやの『かにめし』という名物駅弁があるが、もう一つ、隠れた名物駅弁とでも言うべき、合田の『折詰のもりそば』がある。私も以前いただいたことがあるが、茹でてから少し経ってしまったにもかかわらず、シャッキリした歯応えのあるソバが印象に残っている。
 その合田に再訪したい、今度は店で食べたいと思っていたのだが、なかなか果たせずにいるうちに、『折詰のもりそば』が、近々終売してしまうという報せが。お店の方はまだ続けられるらしいのだが、最近、お店も臨時休業が増えたという話も。なので早めに伺いたいと思っていたところ、前の記事で触れた、令和8年3月下旬の青春18きっぷ旅の計画を立てている際、長万部駅で約1時間半もの待合時間が出来ることに。これなら念願の再訪を果たせるなと思ったのもつかの間、お店の営業時間が午後2時までのところ、長万部駅への到着予定は、午後1時50分。函館本線(特に山線と呼ばれる長万部-ニセコ-小樽間)は列車本数が少なく、時間をずらしようがなかったので、とりあえず出たとこ勝負で現地に行くことにした。

 ニセコ駅からの列車が長万部駅に到着するやいなや、早足で店に向かったところ、入口の暖簾は仕舞われていなかった。念のため、店員に大丈夫か確認すると、幸いなことに厨房の火はまだ落としていなかったようで、入店することができた。前回、折詰のもりそばを買った時にも店内で出来上がりを待った記憶があるのだが、その時以上に広く感じる店内である。席に着くと、お冷の他に温かいお茶を出していただいた。
 早速お品書きを見て、素早く内容を確認。こういう時、あまり時間を掛けても申し訳ないので、目に入った天ぷらそばを注文することに。
 それから程なくして、天ぷらを揚げる音が厨房から。その音を聞きつつ、店内に置かれたテレビをぼんやり眺めているうち、注文の品が提供された。

【天ぷらそば 1,000円】
天ぷらそば 1,000円

 まずはツユからいってみたところ、出汁のベースに濃口醤油がキリっと効いた、甘さ控えめな味わい。何となく北海道らしい味だなぁ、と思った。
 またソバは、温められて稲にも関わらず、以前いただいた折詰のもりそばを思い出させるシャキっとした歯応えが感じられる。
 天ぷらは海老天が2本。当然揚げたてて、薄衣サクっと、中身はプリっと。

 というわけで、美味しくいただいたのだが、その味は勿論のこと、再訪したかったという気持ちと相まって、感無量。最高であった。
 ごちそうさま。そして、ありがとうございました。

令和8年3月訪問

東京都港区 そば処 常盤軒 22号 (JR品川駅 1番線ホーム)

 令和8年の3月下旬。思うところあって、青春18きっぷの旅に出ることにした。といっても、初日は夕方近くまで仕事した後、仕事場の最寄り駅から東京方面の列車に乗って、羽田空港から夜の便で北海道へ飛び、深夜に苫小牧市のホテル着という行程になっていたのだが。
 それはさておき、その際夕食を、どこで何を食べるか、というのがちょっとした問題に。羽田空港まで行けば色々なお店があるのはわかっているのだが、場所が場所だけに晩酌まで含めて飲み食いすると結構な金額になってしまうし、予約状況を調べたところほぼ満席の機内でアルコール臭を振りまくのも好ましくない。なので今回はホテルまで酒は我慢することにして、夕食もストイックに駅そばで済ますことにした。

 そんなわけで、JR上野東京ラインの品川駅で下車。京浜急行の羽田空港行に乗り換える前、山手線ホームにあるこの店で食べていくことに。ちなみに「常磐軒」は、品川駅のホームに2店舗あるが、1番線ホームの店では食べたことがなかった。また「常磐軒」は、今や数少なくなった、メニューがJR東日本管内での非JRクロスステーション系の店である。(店舗自体はJRクロスステーションの運営となっているようだが。)なので券売機には、この店ならではの「品川丼」(かき揚げ丼)などもあり、どれを食べようか楽しく悩むことに。

【コロッケそば 550円】
コロッケそば 550円

 それで結局今回いただいたのが、私にしては珍しいメニューである、コロッケそば。
 まずはツユからいってみると、出汁感そこそこで、甘みはそれなりにあるけど、醤油っ気、塩気はしっかりとした味わい。
 また色が黒めのソバは、茹で麺だが、モチシコっとした歯応えが心地よく。
 そしてコロッケは、しっかりした食感の、簡単には崩れないタイプ。なので最後までツユに浸しつつ齧るが、そもそもコロッケそばのコロッケをどうやって食べるか、最後まで具として齧るか、最後はツユに溶かして食べるべきがが、自分の中で答えが出ていなかったりする。

 というわけで、久しぶりのコロッケそばで、経験値の少なさゆえの戸惑いもあったが、結局のところは美味しくいただくことができた。これから機会があれば、積極的にコロッケそばを試していってもいいかもしれない。
 ごちそうさま。

令和8年3月訪問

栃木県大田原市 手打ちうどん・そば専門店 すゞや食堂

 今年(令和8年)は3月20日だった春分の日。昼前に家人と、用足しも兼ねクルマで出かけたのだが、昼食を摂る店を決めていなかった。なのでその道中、ラーメン屋やそば屋を候補に上げては、「そこじゃない」「今日の気分と違う」などと勝手な事を言い合っていたため、一向に決まる気配がなかったが、たまたまこの近くに来た時に開店時間前だったこともあり、だったらここなら二人とも文句がないであろうと提案したところ、家人も納得して訪問。危うく、昼食難民になりかけていたところであった。
 それで駐車場にクルマを停め、店に向かうと、既に開店待ちが4、5組。開店時刻になり入店し、家人に席の確保を頼みつつ、まずはカウンターで注文を済ませ提供を待っていたが、この日は一人客が多かった所為もあり、提供開始一巡目での配膳となった。

【ひたし天ぷらそば(中盛) 1,200円 + 玉子 100円】
ひたし天ぷらそば(中盛) 1,200円 + 玉子 100円

 それで今回私がいただいたのが、先月訪問した前回と全く同じ、ひたし天ぷらそば中盛りに玉子追加を。ブログの記事的には、前回と違った品を取り上げたほうが良いとは思うのだが、冬場のけんちん提供期間以外は、自然とこの品を頼んでしまう。
 で、眼の前に丼が置かれたら、ツユの器からソバの上へとワサビを移動。そのワサビを適宜付けたソバを付け汁にザブンと浸してから啜れば、これが、もう。ソバもツユも気取りがなく、太さが多少不揃いかつ若干柔らかめな食感の麺に、見た目のとおり濃口醤油が効き甘味控えめで、そこにかき揚げからの油のコクが加わったツユの組み合わせは、やはり大いに好きである。またかき揚げの、柔らかいけどツユには溶けないので箸でちぎって口に入れるところや、瑞々しいほうれん草。そして途中で崩した卵黄をソバに絡めて啜った時の崩した時の味わい、ワサビが無くなつて卓上の一味を振り入れた時の変化など、どれも愛おしく感じるほど。
 インターネット上には、主に趣味の活動の対象を指し、「〇〇からしか摂取できない栄養がある」などという言い回しがあるが、私を含む栃木県北民にとっては、すゞやのひたし天ぷらそばからしか摂取できない栄養があるように思う。

【ひたしカレーそば 1,100円】
ひたしカレーそば 1,100円

 こちらは、家人がいただいた品。
 例によって少し味見させて貰ったが、鶏そばにカレー風味とトロミを付けたツユがこの店独特だが、かなり美味いと感じる。しかしながら、自分にとって丸々一杯食べたいのは、ひたし天ぷらの方だったりする。(味見位がちょうど良いと言うのは失礼か。)

 というわけで、急遽決まった訪問であったが、どれも美味しくいただき、今回も満足させていただいた。ごちそうさま。

令和8年2月訪問

栃木県宇都宮市 釜揚げうどん 笙家

 平日。昼食を持たずに出勤したものの、さりとてホカ弁コンビニ飯は気分でもなく、更には職場近くも今日ここで食べたいと思える店がなく。昼休みになり、どうしたものかととりあえず駐車場向かっていた時、何故か「そうだ、カレーライスとうどんを食べよう。うどんはかき揚げを載せたいな。」などと思いついたので、そのまま車に乗り込みこの店まで。前回伺った時は、駐車場に空きがほとんど無いなど混んでいた事に驚いたが、この日は店の前の道路で工事をしていた影響か、その前よりも空いていた。
 なので入店して直ぐに注文。そういえば前回訪問時も、カレーセット+天ぷらだったと気がついたのはこの時であった。(だからといって、どうという訳ではないのだが。)

【カレーセット 913円】
カレーセット 913円
【かき揚げ天 209円】
かき揚げ天 209円

 会計を済ませ丼にツユを注いでから席に移動し、まずはそのツユからいってみたところ、出汁感そこそこで、塩気も濃くなく、醤油感控えめだけど薄口醤油的な味わいではなく、濃口醤油が控えめに効かされているように感じる味わい。またウドンは、口当たりはツルっと感が有り、噛み応えは弾力と言うよりモチっとした抵抗感。
 誤解しないでいただきたいのだが、個人的に、これらの味が、嫌だ駄目だというのではなく、いつもどおりの「笙家の味」だなと、むしろ安心感があるというか。
 またかき揚げ天は、玉ネギ、ニンジン、長ネギと小エビ(アミエビ)という王道の組み合わせだが、揚げたてではなくとも衣にサクっと感と香ばしさは残り、小エビもたっぷりと入っているのでその風味も加わり、これがなかなか。改めて向き合うと、好ましく感じる品だった。
 そしてカレーは、うどんの麺を食べ終わってから手を付ける。どんなに甘口でも、スパイス類で口の中が麻痺してしまうので、うどん・そば、ラーメンとセットの際は、少なくとも麺を食べ終わってから手を付けるのが自らの決まり事。それはさておき、ご飯茶碗で出されるところや、ルーのがもったりとした口当たりと、その中に煮溶けた肉やと野菜の味わいといった、ある種の野暮ったさが、逆に良い感じに思える。また注文時、入れるかどうか訊かれた福神漬の甘さも、実に合う。

 というわけで、どれも美味しくいたのだが、前回同様、この量は明らかに食べ過ぎであった。それでも、残さずきれいに食べてしまったのは、やはりこの店の味が好きなのであろうな、と。
 ごちそうさま。

令和8年3月訪問

栃木県那須塩原市 手打ちうどん 美月

 私と家人の、どちらから言い出したのかは忘れたが、この日の昼食について話していた時、私が「冷し・ひたしの、そばではなくうどんが食べたい」、家人が「けんちんうどんが食べたい」ということになった。それで、二人の希望を叶えられる店ということで選んだのがここ。店の味が、我が家の舌にたいへん合っているということで何度もお伺いしているのは、このブログの過去記事のとおりであるが。
 それで、今日私が食べたいのが「冷し・ひたし」ということで、レギュラーメニューの玉ねぎ天うどんをいただこうと思っていたのだが、店に着き、店頭にある本日のおすすめセットメニューが書かれた黒板を見たところ、なんと、エビと玉ねぎ天の天ぷらうどん。更には、この店での私の好物であるミニアサリごはんまでセットになっているのを発見。これは僥倖とばかりに、うどんを大盛りにしていただくことに。

【本日のおすすめセットメニュー えびと玉ねぎの天ぷらうどん(温つけ汁)+ミニあさりごはん+ほうれん草の白和え(うどん大盛) 1,400円】
本日のおすすめセットメニュー えびと玉ねぎの天ぷらうどん(温つけ汁)+ミニあさりごはん+ほうれん草の白和え(うどん大盛) 1,400円

 提供されたら、まずは揚げたての天ぷらを、それぞれ塩で一口。えびはプリッと衣サクっと、玉ねぎは香ばしく揚がっていて、間違いないですね。
 次はウドンをツユに浸けて啜り込めば、ツルッとした口当たりに、密度感のある噛みごたえ。そこに、濃口醤油がキリっと効いた甘さ控えめのツユが適度に絡んで、これまた間違いなし。
 と、これらを味わったら、天ぷらを適宜つけ汁に浸しつつ、ウドンと一緒にいただけば、これが、もう。そもそも天ぷらとウドンの相性は言わずもがなだが、双方とも適切に調理され、そこツユの味が合わさることで、1+1が2ではなく3も4になる感覚がする。
 また、あさりご飯は、これまで何度も触れているが、アサリのふっくらした煮加減、醤油を効かせた味加減共に素晴らしく。ほうれん草の白和えも、胡麻や甘み加減がとてもいい塩梅。浅漬けも含め、副菜も抜かりがない。

【けんちんうどん 1,200円】
けんちんうどん 1,200円

 こちらは、先述のとおり家人がいただいた品。今回も「美味しい」と。そして例によって私も味見させてもらい、やはりこれも美味しい、と。

 というわけで、今回はたまたま、おすすめセットが食べたい品に当たったが、それを抜きにしても、美味しく頂いて、大変満足であった。ごちそうさま。

令和8年3月訪問

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栃木県のちょいと北の方に住んでいるアラ還のオッサン。
ラーメン・そば・うどんなどの食べ歩き、乗り鉄、競馬の旅打ち、スポーツ観戦、PC自作など嗜んでいます。

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