たひお備忘録

とりとめのない趣味の、とりとめのない活動記録。
【タイトル題字:細身のシャイボーイ様】

栃木県那須烏山市 山あげそば 【閉店】

 恒例になりつつある週末のバイク散歩ですが、この日は、梅雨の雨が止んだ隙きを突いて、曇天の下を那須烏山市まで。普段見慣れた那須や高原とは違う八溝の山々を見ただけで、自宅からそんなに離れていない(宇都宮行くのとたいして変わらない)のに、ちょっと遠いところまで来た気になるのが不思議ですね。
 それはさておき、今回、那須烏山市まで来たのは、JR烏山線の烏山駅前にあるこちらのお店にお伺いするため。というのも先日、首都圏在住のTwitterの相互フォローの方が、ここまで食べに来てたツイートを見て、お店の存在を知ったという……。

 お店の前にバイクを停め、暖簾がかかった扉から入店したところ、細長い店内は、右手に立ち食いのカウンター、左手にテーブル席がいくつかという感じ。注文はどうやって思ったら、入って左手の方に券売機がありました。(最初気づかずにスルーしてしまった。)
 で、何をいいただこうかとそのボタンを見たところ、レンタサイクル(500円)、電動レンタサイクル(700円)にはちょっと驚いたものの、メニューは一般的なこの手のお店の標準的なもの。ですが、そばのほうがうどんよりも30円高くなっています。(西日本だとたまにそういうお店はありますが、関東では珍しい。)更に壁を見ると「八溝蕎麦はじめます」との貼り紙が。今年から、使用しているソバが替わったようですね。

【天ぷらそば 460円 + 生卵 60円】
天ぷらそば 460円 + 生卵 60円

 それでいただいたのが、個人的定番のこちらの組み合わせ。っていうか、よく見たら天ぷら月見そば(520円)というボタンもあったのですが、天ぷらそばのボタンを押してから気がついたという。
 出来上がりを受け取ったら、あいていたテーブル席に持っていってまずはツユを一口いってみると、フレッシュ感はさほどない関東的濃口醤油が効いた味わいですが、出汁感も適度にあり、醤油の効かせ方もちょっと上品なような。塩気と甘みのバランスも良いですね。
 また、注目のソバは、密度感のある歯触りにシャッキリとした歯切れがあり、さらには蕎麦の香りもしっかりとあり、まるで生そばのよう。立ち食いそば的お店でいただけるものでは、相当レベルが高いというか。
 そして天ぷらは、当地らしい玉ねぎと桜エビ的小エビがメインのかき揚げ。表面カリっ、中は一部ポソっとしていましたが、ツユとの馴染みは比較的良かったです。
 あと、こちらのお店で特筆すべきは、一味と共に卓上に置かれためんつゆ。個人的に好きなかき揚げの天玉蕎麦って、その2つのタネのお陰でツユが薄く感じてしまう時があるんですよね。それを解消できる、魔法のアイテムじゃないですか。こちらのお店では必要性が薄そうでしたが、最後に投入して、濃い味も堪能させてもらいました。

 というわけで、美味しくいただき満足いたしました。しかもこちらのお店、朝8時から開店しているそうで、これは朝ラーにならぬ朝そばができるというのも魅力ですね。(どこかにいく途中に立ち寄るのも良さそう。)
 ごちそうさまでした。

令和4年6月訪問

栃木県矢板市 更科

 このところ家人の胃の調子が悪く、その横で私が色々食べるのも憚られていたのですが、それが回復してきたのかこの日は「更科さんのお蕎麦が食べたい」とリクエストが。
 それにまったくもって異存はないので、開店直後を狙ってお伺いしてみました。

【親子南ばん 650円】
親子南ばん 650円

 それで今回は、(体調もあって温かいそばを食べたいという)家人共々、親子南ばんに。
 相変わらず、丼ギリギリまでツユが入っているのが嬉しいのですが、早速そのツユからいってみたところ、元から口に合うこちらの、出汁感十分でいい意味の引っかかりのあるツユが、フワフワの溶き卵でまろやかになっていて、これが、もう。
 またソバは、かけそばながら食べ始めはシャッキリ感のある歯触り、そして歯応え。更科らしい上品さもある味わいながら、しっかり感もあって、量的に食べ応えもあります。
 そしてタネですが、先述の溶き卵の他、そぎ切りされた鶏肉と、長めに切られた白ネギ。これらの煮込まれ加減も申し分ないですね。

【親子南ばん 650円】
親子南ばん 650円

 先述のとおり、こちらは家人がいただいた品。
 まだ体調が万全でなかったらしく、たっぷり入ったソバは全部は食べられなかったのですが、その分私が余計にいただけたので、全く問題なし。(でも私の分、大盛りにしないで良かった……。)

 というわけで、今回も美味しくいただき、満足でごさいます。
 ごちそうさまでした。

令和4年6月訪問

うどん・そば 麺家 明石 (JR明石駅 改札内外)

 兵庫県明石市で迎えた出張3日めの昼。先程、当地名物の明石焼き(玉子焼き)をいただき、結構満腹になってはいたのですが、もう1軒くらいはいけそうだったので向かった先が、JRと山陽電車が乗り入れる明石駅。ここには、JRと山陽電車双方に立ち食いうどん・そば店があるのは事前に調査済みで、どちらでいただこうか(腹具合に余裕があれば2軒攻める予定でいたんです。)迷った結果向かったのが、株式会社ジェイアール西日本フードサービスネットが運営するJR駅側のこちらのお店。

 そのお店は、明石城に面した明石駅の北口を出て左手方向にありますが、改札内からも利用が可能。っていうか、改札内側のスペースのほうが広く、改札外側は数人入ればいっぱいになってしまうと思われます。ちなみに店内に椅子はなく、トラディショナルな立ち食いでした。
 注文は券売機で食券を買う方式で、ここも品数が豊富ですね。券売機やPOPを見た限りでは鶏天がウリのようですが、関西のこういったお店のラインナップは一通り揃えている他、関東ローカルだと思っていたコロッケもあり、更に5月にしては暑かったこの日には有り難い冷やしもあったものの、或る品のボタンを見つけてしまったので、やっぱりいっとかないとと思ってそれを購入しました。

【スタミナうどん 580円】
スタミナうどん 580円

 そんなわけで、今朝に続いてのスタミナうどん。「スタミナ」はお店によって具に違いがあるのは今朝いただいた時の記事でも書きましたが、こちらのは、牛肉(肉うどんのものと思われる)、生玉子、そしてわかめという組み合わせです。(かき揚げ+生玉子というパターンもメジャー(私調べ)ですが、肉+生玉子というパターンもわりと良くありますね。)
 で、手渡された物を持って空いたスペースに移動し、早速ツユからいってみたところ、節系と昆布の出汁に薄口醤油メインの味付けでしょうか?出し感はそこそこで、塩気と甘みなど味付けのバランス的に悪くないのですが、逆に贅沢言うとスッキリして引っかかりは無いというか、変にエッジが効かされていない、極めて万人向けの味わいだと。
 またウドンは、ザ・ゆで麺といった、プリモチっとした食感。歯応えや喉越しが変に強化されて居ないのが好ましく感じます。ちなみにオプション(50円プラス)で、コシのある讃岐うどんが選べるそう。
 そして具の甘辛く煮た牛肉とタマネギが、混ざってくると結構なコッテリ感をプラス。そしてワカメが主張というか、これが入ることで旨味が増しているような気も。それとこちらのお店は薬味のネギの切り方が笹切りというのが高級感がありますね。(もっとも、かけうどんは270円とリーズナブルですが。)それがたっぷり入っているのが嬉しいです。

 というわけで、実は出張中これが最後の食事となったのですが、美味しくいただいて満足いたしました。
 この出張のことを言われた時、最初は食べ歩きなんて無理とは思っていましたが、気合(あとちょっとしたラッキー)で何とかなり、更に宿願もいくつか果たせたのは大変良かったです。でも次にこちらに来る時は、つまらないしがらみは抜きにして、思い切り食べ歩きを堪能したいなぁ、と。
 ごちそうさまでした。

令和4年5月訪問

兵庫県神戸市 立ち喰いうどんそば 松屋

 出張3日目の朝。この日、早起きして向かったのが、三ノ宮駅や三宮駅(鉄道会社によって表記が違うんです。)のほんの少し北側にある、24時間営業の立ち食いうどんのお店。
 個人的にラーメンが好きで、それがこんなブログを書く切っ掛けになったなったのは間違いないところなのですが、実はそれ以前から立ち食いや駅構内のお店などの庶民的なそば・うどん店が大好きで、以前というか30年以上前に1年ほど大阪に住んでいた時は、常に金欠だったこともあって、平日のお昼はほぼ毎日、立ち食いうどん(たまにそば)を食べていた程。なので遠出した時は、その土地の庶民的なそば・うどん店にも、可能な限り立ち寄りたいと思っているんですよね。

 そんなわけでこちらのお店にお伺いした訳ですが、ビルの1階にあり、店頭には「うどん そば 250円」と書かれパトランプまで付いたスタンド看板が置いてあります。そしてお店に入ると結構な広さというか、奥に長い感じ。店名に「立ち喰い」と付いていますが、ちゃんと椅子がありますね。また早朝6時頃とあって店内は空いていましたが、飲んでオールしたっぽいノリの若者グループも。
 注文は券売機で食券を購入する方式で、そのボタン(=品数)の多さに一瞬戸惑います。後客もいないので落ち着いて眺めたところ、北関東民の私的にも馴染みのある品(関西ではあまり見かけないコロッケまであったのは驚きましたが)のほか、丸天やきざみ、こぶ、にしんなど関西ではお馴染みの品もありますし、ぼっかけは当地神戸ならではではないでしょうか。また売切ランプが点灯していましたが、酒粕なんてのもありました。
 そんな中から、スタミナうどんの食券をポチり。このスタミナうどん(そば)は、関西の庶民的なお店では良く見かけるものの、実はお店によって内容に差がある品で、私が大阪在住時によく通っていたお店では天玉(かき揚げ+生玉子)うどん(そば)がその名前になっていました。(ちなみに、肉(牛肉)+玉子を「スタミナ」として出していたお店もあり。)個人的には当時、バイトのお給料が入った後、財布に余裕があった時にいただいていた思い出があります。
 食券を提出してその場で待つこと少し。あっという間の調理で手渡されたうどんを手にカウンター席へ。先程まで騒いでいた若者グループも帰ったようで、落ち着いていただけますね。

【スタミナうどん 450円】
スタミナうどん 450円

 それでこちらのスタミナうどん。具材はかき揚げと玉子の他、きざみ揚げにワカメと、4種類。お値段を考えるとかなり(かき揚げと生玉子だけでも単品合計210円なんです。)お得で嬉しいですね。
 で、早速ツユからいってみると、かけうどん・そばが1杯250円というお値段から相応のチープさはあるものの、節系のエッジが効いていて、いや、お値段以上のツユかな、と。味付けは薄口醤油を使った当地らしいもので、甘みやや抑えめの何とも好みの味わいです。
 またうどんは、口当たりがフワっとして食感がプリっと。変にコシや歯応えを強調していないスタンダードな茹で麺感が好印象。
 そして具のかき揚げは、ほぼ衣の当地らしいタイプですが、中央部の乾燥小エビからしっかりと風味も感じられ、最初はクリスプですが、ツユとの馴染みも良いですね。

 というわけでリーズナブルなお値段にもかかわらず美味しくいただき、大変満足いたしました。
 それにしても、こういうお店が街なかのそこかしこにある当地の方がとうらやましいというか、こういった面では都会が羨ましいですし、更にこういったお店のレベルが高いと感じる関西は良いなぁ、と。(でも1年住んだ結果、色々あって、尻尾を巻いて栃木に帰ってきたんですがね。)
 ごちそうさまです。

令和4年5月訪問

奈良県奈良市 うどん・そば・飲み処 三条坊 (JR奈良駅 改札外)

 5月の中旬。降って湧いたような出張話で、急遽、関西方面に行かされることに。しかも、スケジュールはガチガチ。出張中の昼・夕食もほとんどお店が決められているような状態なので、行った先での最大の楽しみである食べ歩きも出来ないではないですか!
 でも、せっかく行くのにそれでは勿体無いというわけで、ここはいっそ体重の増加は無視して、空き時間で可能な限り食べ歩きにチャレンジしてみることにしました。

 それで初日の宿は、奈良県奈良市の、JR奈良駅からさほど離れていないところ。
 チェックインから夕食まで1時間ちょっとあったので、その隙きに一杯やってしまおうと、JR奈良駅に。ここの1階自由通路というかコンコース内に、このJR奈良駅にも多数バスが乗り入れている奈良交通グループのうどん・そば店があるとの情報を仕入れていたので。
 そのお店はすぐに見つかり、早速入店すると、店内は落ち着いた雰囲気。夕食や晩酌には少々早い時間だったこともあり、先客はわずかです。
 注文は食券制ではなく、店員さんにオーダー。天ぷらがかき揚げではなく、しかも揚げ置きではないなど、いわゆる駅うどん・そば店よりはちょっと高級な気がしますが、メニューには麺2玉の学生うどん・そばもあるなど庶民的なところも。また午後5時以降はツマミ類も充実しているようですが、ここは一杯と言ってもうどんをいただくことにします。ちなみに、お店のおすすめは、複数種の天ぷらなど具だくさんでお得な大仏うどん・そば(1,000円)だったのですが、このあと、何食わぬ顔で夕食をいただくため重い天ぷら系はパスし、さりとて素うどんでは寂しいので個人的に関西に来るとよくいただく肉うどんをお願いしましたが、何と牛肉は当地の国産牛を使用しているようです。

【大和牛の肉うどん 850円】
大和牛の肉うどん 850円

 空いていたこともあり、注文から程なくして登場した、その、大和牛の肉うどん。あしらわれたカマボコが上品ですね。
 で、早速、関東とは違い関西は色が薄いところが多いけど、その中でもひときわ透明感のあるツユからいってみたところ、先に来るのは関東のような醤油っ気ではなく旨味なのですが、それが濃いですね。でも、節系の華やかな香りや旨味がメインというよりも、昆布的丸みを強く感じる味わい。また味付けの塩加減、甘みは適度なバランスです。
 そしてウドンは、口当たりがフワっと柔らかめだけど、中心部にはコシがあるところが、関西のうどんっぽくて良い感じ。
 それと具の大和牛は、素材の味を生かしてあるというか、リーズナブルな肉うどんのように品なく牛っ!とスメルが主張するようなことはないのですが、甘辛い味付けはそれほど濃くなくい感じ。なので、ツユと混ざっても主張せずに一体化するというか、より味わいを深めてくれるような気がしました。

 というわけで、注文した時はいつもの駅うどん・そばよりも高級なものを頼んでしまった感があったものの、結局は美味くいただき、満足いたしました。
 ごちそうさまです。

令和4年5月訪問

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馬 たひお (@uma_tahio)
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自己紹介:
栃木県のちょいと北の方に住んでいるアラフィフのオッサン。
ラーメン・そば・うどんなどの食べ歩き、乗り鉄、競馬の旅打ち、モータースポーツ観戦、PC自作など嗜んでいます。

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