たひお備忘録

とりとめのない趣味の、とりとめのない活動記録。
【タイトル題字:細身のシャイボーイ様】

うどん・そば 麺家 明石 (JR明石駅 改札内外)

 兵庫県明石市で迎えた出張3日めの昼。先程、当地名物の明石焼き(玉子焼き)をいただき、結構満腹になってはいたのですが、もう1軒くらいはいけそうだったので向かった先が、JRと山陽電車が乗り入れる明石駅。ここには、JRと山陽電車双方に立ち食いうどん・そば店があるのは事前に調査済みで、どちらでいただこうか(腹具合に余裕があれば2軒攻める予定でいたんです。)迷った結果向かったのが、株式会社ジェイアール西日本フードサービスネットが運営するJR駅側のこちらのお店。

 そのお店は、明石城に面した明石駅の北口を出て左手方向にありますが、改札内からも利用が可能。っていうか、改札内側のスペースのほうが広く、改札外側は数人入ればいっぱいになってしまうと思われます。ちなみに店内に椅子はなく、トラディショナルな立ち食いでした。
 注文は券売機で食券を買う方式で、ここも品数が豊富ですね。券売機やPOPを見た限りでは鶏天がウリのようですが、関西のこういったお店のラインナップは一通り揃えている他、関東ローカルだと思っていたコロッケもあり、更に5月にしては暑かったこの日には有り難い冷やしもあったものの、或る品のボタンを見つけてしまったので、やっぱりいっとかないとと思ってそれを購入しました。

【スタミナうどん 580円】
スタミナうどん 580円

 そんなわけで、今朝に続いてのスタミナうどん。「スタミナ」はお店によって具に違いがあるのは今朝いただいた時の記事でも書きましたが、こちらのは、牛肉(肉うどんのものと思われる)、生玉子、そしてわかめという組み合わせです。(かき揚げ+生玉子というパターンもメジャー(私調べ)ですが、肉+生玉子というパターンもわりと良くありますね。)
 で、手渡された物を持って空いたスペースに移動し、早速ツユからいってみたところ、節系と昆布の出汁に薄口醤油メインの味付けでしょうか?出し感はそこそこで、塩気と甘みなど味付けのバランス的に悪くないのですが、逆に贅沢言うとスッキリして引っかかりは無いというか、変にエッジが効かされていない、極めて万人向けの味わいだと。
 またウドンは、ザ・ゆで麺といった、プリモチっとした食感。歯応えや喉越しが変に強化されて居ないのが好ましく感じます。ちなみにオプション(50円プラス)で、コシのある讃岐うどんが選べるそう。
 そして具の甘辛く煮た牛肉とタマネギが、混ざってくると結構なコッテリ感をプラス。そしてワカメが主張というか、これが入ることで旨味が増しているような気も。それとこちらのお店は薬味のネギの切り方が笹切りというのが高級感がありますね。(もっとも、かけうどんは270円とリーズナブルですが。)それがたっぷり入っているのが嬉しいです。

 というわけで、実は出張中これが最後の食事となったのですが、美味しくいただいて満足いたしました。
 この出張のことを言われた時、最初は食べ歩きなんて無理とは思っていましたが、気合(あとちょっとしたラッキー)で何とかなり、更に宿願もいくつか果たせたのは大変良かったです。でも次にこちらに来る時は、つまらないしがらみは抜きにして、思い切り食べ歩きを堪能したいなぁ、と。
 ごちそうさまでした。

令和4年5月訪問

兵庫県神戸市 立ち喰いうどんそば 松屋

 出張3日目の朝。この日、早起きして向かったのが、三ノ宮駅や三宮駅(鉄道会社によって表記が違うんです。)のほんの少し北側にある、24時間営業の立ち食いうどんのお店。
 個人的にラーメンが好きで、それがこんなブログを書く切っ掛けになったなったのは間違いないところなのですが、実はそれ以前から立ち食いや駅構内のお店などの庶民的なそば・うどん店が大好きで、以前というか30年以上前に1年ほど大阪に住んでいた時は、常に金欠だったこともあって、平日のお昼はほぼ毎日、立ち食いうどん(たまにそば)を食べていた程。なので遠出した時は、その土地の庶民的なそば・うどん店にも、可能な限り立ち寄りたいと思っているんですよね。

 そんなわけでこちらのお店にお伺いした訳ですが、ビルの1階にあり、店頭には「うどん そば 250円」と書かれパトランプまで付いたスタンド看板が置いてあります。そしてお店に入ると結構な広さというか、奥に長い感じ。店名に「立ち喰い」と付いていますが、ちゃんと椅子がありますね。また早朝6時頃とあって店内は空いていましたが、飲んでオールしたっぽいノリの若者グループも。
 注文は券売機で食券を購入する方式で、そのボタン(=品数)の多さに一瞬戸惑います。後客もいないので落ち着いて眺めたところ、北関東民の私的にも馴染みのある品(関西ではあまり見かけないコロッケまであったのは驚きましたが)のほか、丸天やきざみ、こぶ、にしんなど関西ではお馴染みの品もありますし、ぼっかけは当地神戸ならではではないでしょうか。また売切ランプが点灯していましたが、酒粕なんてのもありました。
 そんな中から、スタミナうどんの食券をポチり。このスタミナうどん(そば)は、関西の庶民的なお店では良く見かけるものの、実はお店によって内容に差がある品で、私が大阪在住時によく通っていたお店では天玉(かき揚げ+生玉子)うどん(そば)がその名前になっていました。(ちなみに、肉(牛肉)+玉子を「スタミナ」として出していたお店もあり。)個人的には当時、バイトのお給料が入った後、財布に余裕があった時にいただいていた思い出があります。
 食券を提出してその場で待つこと少し。あっという間の調理で手渡されたうどんを手にカウンター席へ。先程まで騒いでいた若者グループも帰ったようで、落ち着いていただけますね。

【スタミナうどん 450円】
スタミナうどん 450円

 それでこちらのスタミナうどん。具材はかき揚げと玉子の他、きざみ揚げにワカメと、4種類。お値段を考えるとかなり(かき揚げと生玉子だけでも単品合計210円なんです。)お得で嬉しいですね。
 で、早速ツユからいってみると、かけうどん・そばが1杯250円というお値段から相応のチープさはあるものの、節系のエッジが効いていて、いや、お値段以上のツユかな、と。味付けは薄口醤油を使った当地らしいもので、甘みやや抑えめの何とも好みの味わいです。
 またうどんは、口当たりがフワっとして食感がプリっと。変にコシや歯応えを強調していないスタンダードな茹で麺感が好印象。
 そして具のかき揚げは、ほぼ衣の当地らしいタイプですが、中央部の乾燥小エビからしっかりと風味も感じられ、最初はクリスプですが、ツユとの馴染みも良いですね。

 というわけでリーズナブルなお値段にもかかわらず美味しくいただき、大変満足いたしました。
 それにしても、こういうお店が街なかのそこかしこにある当地の方がとうらやましいというか、こういった面では都会が羨ましいですし、更にこういったお店のレベルが高いと感じる関西は良いなぁ、と。(でも1年住んだ結果、色々あって、尻尾を巻いて栃木に帰ってきたんですがね。)
 ごちそうさまです。

令和4年5月訪問

奈良県奈良市 うどん・そば・飲み処 三条坊 (JR奈良駅 改札外)

 5月の中旬。降って湧いたような出張話で、急遽、関西方面に行かされることに。しかも、スケジュールはガチガチ。出張中の昼・夕食もほとんどお店が決められているような状態なので、行った先での最大の楽しみである食べ歩きも出来ないではないですか!
 でも、せっかく行くのにそれでは勿体無いというわけで、ここはいっそ体重の増加は無視して、空き時間で可能な限り食べ歩きにチャレンジしてみることにしました。

 それで初日の宿は、奈良県奈良市の、JR奈良駅からさほど離れていないところ。
 チェックインから夕食まで1時間ちょっとあったので、その隙きに一杯やってしまおうと、JR奈良駅に。ここの1階自由通路というかコンコース内に、このJR奈良駅にも多数バスが乗り入れている奈良交通グループのうどん・そば店があるとの情報を仕入れていたので。
 そのお店はすぐに見つかり、早速入店すると、店内は落ち着いた雰囲気。夕食や晩酌には少々早い時間だったこともあり、先客はわずかです。
 注文は食券制ではなく、店員さんにオーダー。天ぷらがかき揚げではなく、しかも揚げ置きではないなど、いわゆる駅うどん・そば店よりはちょっと高級な気がしますが、メニューには麺2玉の学生うどん・そばもあるなど庶民的なところも。また午後5時以降はツマミ類も充実しているようですが、ここは一杯と言ってもうどんをいただくことにします。ちなみに、お店のおすすめは、複数種の天ぷらなど具だくさんでお得な大仏うどん・そば(1,000円)だったのですが、このあと、何食わぬ顔で夕食をいただくため重い天ぷら系はパスし、さりとて素うどんでは寂しいので個人的に関西に来るとよくいただく肉うどんをお願いしましたが、何と牛肉は当地の国産牛を使用しているようです。

【大和牛の肉うどん 850円】
大和牛の肉うどん 850円

 空いていたこともあり、注文から程なくして登場した、その、大和牛の肉うどん。あしらわれたカマボコが上品ですね。
 で、早速、関東とは違い関西は色が薄いところが多いけど、その中でもひときわ透明感のあるツユからいってみたところ、先に来るのは関東のような醤油っ気ではなく旨味なのですが、それが濃いですね。でも、節系の華やかな香りや旨味がメインというよりも、昆布的丸みを強く感じる味わい。また味付けの塩加減、甘みは適度なバランスです。
 そしてウドンは、口当たりがフワっと柔らかめだけど、中心部にはコシがあるところが、関西のうどんっぽくて良い感じ。
 それと具の大和牛は、素材の味を生かしてあるというか、リーズナブルな肉うどんのように品なく牛っ!とスメルが主張するようなことはないのですが、甘辛い味付けはそれほど濃くなくい感じ。なので、ツユと混ざっても主張せずに一体化するというか、より味わいを深めてくれるような気がしました。

 というわけで、注文した時はいつもの駅うどん・そばよりも高級なものを頼んでしまった感があったものの、結局は美味くいただき、満足いたしました。
 ごちそうさまです。

令和4年5月訪問

栃木県那須塩原市 胡桃亭

 国道461号、特に国道4号の箒川橋梁付近から分岐して大田原市へと至る区間は、個人的にクルマやらバイクやらで走る頻度も多く、また道沿いのお店には数多くお伺いしたところもありますが、逆に一度もお伺いしていないお店もわりとあったりします。
 そんな中から今回は、こちらのお店に初訪問。以前から、知り合いに「美味しいから行ってみて」と言われていたり、駐車場にはお客さんと思われる県外ナンバーのクルマがよく停まっていたりするのを見て気になっていたところでした。

 5月半ばの日曜日。この日はピークをずらす意味で午後1時半頃、家人とお店へと。それでもお店の前の駐車場にあまり空きはなかったのですが、何とか駐車することができお店の中へと入ります。
 店内はジャズが静かに流れ、そんな中、数組の先客が、静かに蕎麦を手繰っていました。すぐに店員さんが現れ、座敷席にご案内。お品書きにある土日祝日限定の「手引き田舎蕎麦」は品切れとのことで、あとは注文がお決まりの頃またお伺いします、と。なので落ち着いて卓上のお品書きを見たところ、私が普段いただいている蕎麦屋さんよりも、ワンランク以上高級なお店のようですね。っていうか、ものすごく久しぶりに、蕎麦専門のお店に来たという感じです。
 その後、良いタイミングで店員さんが再び登場したので、私が夏季限定の品である冷やおろしたぬき、家人が限定の平打ち蕎麦をオーダー。ちょっとまってから、それぞれの品が登場しました。

【冷やおろしたぬき 1200円】
冷やおろしたぬき 1200円

 まず、私がオーダーした冷やおろしたぬきですが、平たい容器に盛られた蕎麦の上には、大根おろしと天かすのほか、千切りのキュウリ、そして海苔と鰹節があしらわれています。
 早速ツユを回しかけ、全体を軽く混ぜてからいただくと、これが、もう。
 まずはソバですが、細めに裁たれているものの歯応えは十分。十割蕎麦とのことなので、じっくり噛んで味わってみたところ、蕎麦の実の味わいが実に豊かですね。またツユは、ベースの節的旨味に、返しの風味も良く、味はこのそばにふさわしいキリっと濃いめという塩梅。そこに天かすのコクや香ばしさ、大根おろしのピリっとした辛さなどが加わって、さっぱりしつつも質的食べ応えも感じる味わいです。
 あと、あしらわれている海苔のパリっと感や、それと鰹節の香りも華やかで、キュウリもコリっと瑞々しく。っていうか、いちいち説明せずとも、どれもちゃんとしています。

【平打ち蕎麦 1,100円】
平打ち蕎麦 1,100円

 次に家人のオーダーした平打蕎麦ですが、例によって味見させてもらったところ、蕎麦の持つ穀物的風味、旨味、そして噛む毎に甘みが感じられ、これがなかなかのインパクト。
 家人も「美味しい」と言ってモグモグ食べておりました。

 それでここまで食べて、その2品の味を気に入ったのと、やはり初めてのお伺いなので基本的な品もいただきたくなったということで、店員さんを呼んで追加オーダー。

【おかわりせいろ 750円 + 追加用辛汁 100円】
おかわりせいろ 750円 + 追加用辛汁 100円

 やっぱりせいろだと、こちらも食べ慣れているので、蕎麦の味がイメージ通りに味わえますね。それでもやはり、歯応えがしっかりしているのと、蕎麦粉の味と鼻に抜ける挽きぐるみの香り、噛んだ時の甘さが印象に残りました。
 あと辛汁は、江戸前のそれほど塩っ辛くなく(それでも、ザブンと浸けるような濃さではありませんが。)、蕎麦の風味を邪魔しないような風味付け。
 最後は蕎麦湯で締めて、身も心も満足いたしました。

 というわけで美味しくいただいたのですが、私ももういい年なので、こういったお店も選択肢に持っておかなきゃだめですね。また今度、ちゃんとしたくなった時にお伺いしたいと思います。
 ごちそうさまでした。

令和4年5月訪問

栃木県那須塩原市 手打ちうどん 美月

 この日、我が家二人揃ってまたうどんが食べたくなってしまったというか、家人共々、にこちらのお店にお伺いしたくなったので、開店時刻狙いでお店まで。
 入り口のところに置かれた黒板に、カレーうどんが欠品と書かれていて、家人はちょっとダメージを受けていたようですが、セットのミニマグロ丼に惹かれたこともあり、二人揃って本日のおすすめセットを、煮込みではなくつけ汁で、しかも私だけウドン大盛りで注文しました。

【本日のおすすめセット(えび天入りわかめうどん(つけ汁)+ミニまぐろ丼)うどん大盛り 1,000円】
本日のおすすめセット(えび天入りわかめうどん(つけ汁)+ミニまぐろ丼)うどん大盛り 1,000円
【本日のおすすめセット(えび天入りわかめうどん(つけ汁)+ミニまぐろ丼) 900円】
本日のおすすめセット(えび天入りわかめうどん(つけ汁)+ミニまぐろ丼) 900円

 登場して早速、ウドンをつけ汁に浸けて啜れば、これが、もう。
 ウドン自体は讃岐的歯応え弾力至上主義的なものとは別のベクトルの、当地らしいもっちり系のものをブラッシュアップしたようなツルムチモチっとした口当たりと歯応え。ツユは出汁感あれど一番印象に残るのは当地っぽい濃口醤油がしっかりと効いた甘み適度な味わい。で、これが、我が家二人の口に、じつに合うんですよね。
 で、ウドンとツユが決まっていれば、後はどんな具材が組み合わさっても勝利が約束されたようなもので、今回も予めワカメがつけ汁に入っていましたが、何と、ワカメがどちらかというと得意でない家人が「美味しい。ワカメの味が合っている。」と言っていたほど。
 具材のエビ天、煮卵も抜かりがなく、特にエビ天は、ツユにコクをプラスして、更に中のエビのプリプリ感もいいですね。

 あと、セットのミニマグロ丼ですが、漬けとなったマグロの身は胡麻油の香りが良く、味加減も適度で、ご飯が進みます。
 あと今回嬉しかったのが、小鉢がお新香ではなく筍とフキ、アサリを煮たものだったこと。口をさっぱりさせてくれる自家製のお新香でももちろん良いのですが、こういったちょっとした料理は作り手の個性が出るというか、こちらの店主さんのウドンに限らない料理も、個人的にはファンだったりします。

 というわけで、今回もどれも美味しくいただき、夫婦共々大変満足させていただきました。ごちそうさまです。

令和4年5月訪問

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馬 たひお (@uma_tahio)
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栃木県のちょいと北の方に住んでいるアラフィフのオッサン。
ラーメン・そば・うどんなどの食べ歩き、乗り鉄、競馬の旅打ち、モータースポーツ観戦、PC自作など嗜んでいます。

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