たひお備忘録

とりとめのない趣味の、とりとめのない活動記録。
【タイトル題字:細身のシャイボーイ様】

群馬県安中市 おぎのや(荻野屋) 横川駅売店

 6月に行ったキャンプツーリングの2日め。小諸駅で立ち食いソバをいただいたあと、暑い中、混雑する国道18号を走って移動し、途中の軽井沢で有名なジャムをお土産に買いつつその次に立ち寄ったのが、JRの横川駅。
 北陸新幹線というか長野行き新幹線開業に伴って信越本線の横川駅-軽井沢駅間が廃止される前、ここ横川駅では難所の碓氷峠に挑む列車に対して、補機という機関車の増結、解結が行われる関係で停車時間が長く、その間に売られていたのが、今では駅弁というくくりでは言えないほどメジャーになった「峠の釜めし」。で、その峠の釜めしを製造販売されているおぎのや(荻野屋)さんが、今は立ち食いそば・うどんのスタンドを駅構内で営業されているということで。っていうか、昔、横川駅では何度か峠の釜めしを買ったことがあったし、信越本線廃止後はここ横川駅で軽井沢行きのバスに乗り換えたこともあるのに、ここに駅そばがあるなんで全く気が付かなかったんですよね。

 そんなわけで今回、事前に下調べしたうえで初訪問。実は今回、お土産として峠の釜めしを買って帰ることを家人と約束していたので、できればこちらで買ってしまいたかったものの、釜めしは国道沿いにある本店で買ってくれとの貼り紙が。(そのお陰で、限定の釜めしを買うことがてきたので結果オーライでしたが。)しからばそばをと、お目当てにしていた土日限定メニューの親子そば(580円)を店員のお姉さんに注文したのですが、残念ながら到着した午後1時半には既に売り切れてしまったとのこと。なので、他のメニューであるかけ(うどん・そば)330円、玉子(同)380円、山菜(同)400円、天ぷら(同)430円、天玉(同)480円から選ぶのですが、こうなったら個人的定番のアレしかないですかね。

【天玉そば 480円】
天玉そば 480円

 お姉さんの神速の調理で完成した定番のアレこと天玉ソバ。近くの椅子が空いていたので、そこに座っていただきます。
 で、まずはツユからいってみたところ、味が濃いめで良い!出汁感がわりと有り、濃口醤油がガツンと来て、塩気、そして控えめな甘みというバランスが、難とも私好みじゃないですか。
 また、若干細めのソバは、生蕎麦でしょうか?お値段的に主体は小麦粉でしょうが、香り的にもしっかりと蕎麦粉感もあって、かつ、歯応えも不自然に弾力のあるものではなく、こちらも蕎麦粉感のある自然でソリッドな感じが何とも良いです。
 そしてかき揚げは、表面にクリスプ感があり、ツユとの馴染みも良いけど溶けないタイプ。タネはタマネギ、長ネギ、ニンジンなど野菜類に、香ばしい小エビの乾物、そしてそこに椎茸が入ってるのが珍しく感じました。

 というわけで、美味しくいただき、とても満足したのですが、個人的定番でこれだけ美味しいのなら、今回食べ逃した親子そば(うどん)も尚更いただきたくなりましたので、また是非とも機会を作って(ジャムも釜めしもまた買いに来たいですし。)お伺いしたいと思います。
 ごちそうさまでした。

令和4年6月訪問

長野県小諸市 清野商店 (しなの鉄道小諸駅 待合室内)

 6月に行ったキャンプツーリングの2日め。嬬恋村のキャンプ場をあとにして、そこから県境を超え南下して向かったのが、長野県の小諸市。っていうか、嬬恋村は群馬県の最西端で長野県に食い込んでいるため、南に下ると長野県というという位置関係が頭をバグらせるのですが、なぜ小諸市に来たかというと、しなの鉄道とJRが乗り入れる小諸駅で立ち食いそばをいただくため。
 ここは以前、ホームにスタンドである立ち食いそばをいただいたこともあるのですが、そこからだいぶ経ち、そのお店はいつしか閉店。それで最近、待合室で別のお店が営業を始められたという話を聞いたからでして。

 そんなわけなので、小諸駅までバイクで来たところ、停めるところが見当たりません。だいたいどこの駅にも駐輪場はあるよなと思って駅の前を2度通ったけど見つれられず、3度目の正直で発見。入り口の車止めに爺様が腰掛けていたおかげで、パっと見わかりませんでした。
 その後は、駅舎に入って待合室へ。するとお店は無人で、「すぐに戻ります」と書かれたホワイトボードが。駐輪場の件といい、いただくまでなかなかにハードルが高いですね。
 もっとも、程なくしてお店の方が戻られたので、早速注文。その方法がこのご時世の影響かちょっと変わっていて、カウンターの一角にぶら下げられた食券を取ってそばかうどんのどちらかにマルを付け、代金と共に会計口に提出するという。ちなみにメニューは、かけ(そば・うどん)350円、てんぷら(同)450円、月見(同)400円、天玉(同)500円、山菜(同)400円、とろろ(同)400円というラインナップでした

【天玉そば 500円】
天玉そば 500円

 それでいただいたのは、個人的定番の天玉そば。素早い調理で手渡されたそれを持ち、ホームが見える場所に移動します。
 で、早速ツユからいってみたところ、出汁感はそこそこなれど、しっかり味が濃い目というところが良いですね。また味付けは、濃口醤油がバシっと効いているものの、甘みが立つというバランス。
 そしてソバは、湯がくところをよく見ていなかったので生か冷凍か茹で麺かはハッキリわからなかったのですが、モチっとしっかりした歯応えが印象的。(個人的感覚では冷凍っぽい気もするけど、違っていたら申し訳ない。)
 それとかき揚げは、モっちり感のある口当たりにもかかわらず、ツユに溶けこそしませんが馴染みは意外と良いという食感。タネはタマネギとニンジンの他、所々に見える緑のツブツブの正体が不明。青海苔っぽくもあるけど、風味は強く主張しないので。
 あと途中から、生卵を割って絡めていただけば、これが、もう!先述のとおりツユの味が濃い目なので、生卵1つくらいじゃびくともしないのが素敵です。

 というわけで、美味しくいただいて満足いたしました。加えて、なくなりつつある「駅そば」という文化が復活するというのは、大変素晴らしいことかと。今後も末永く、こちらで立ち食いそばが食べられれはば良いと思いますし、個人的にも、また小諸を訪れたときには、寄らせていただきたいと思います。
 ごちそうさまでした。

令和4年6月訪問

群馬県渋川市 水沢うどん 大澤屋 第一店舗

 個人的に縁のある群馬県は、小麦粉を使った料理で有名なもの(パスタとか煮ぼうととか)が多く、なかでもうどんは、はじめて法事の引出物に貰った時にはびっくりしたというか、ほんと、当地ではうどんをよく食べるんだなぁ、と。またひもかわ等うどんの中でも有名なものがありますが、その中でも伊香保温泉の水沢うどんは広く知られているんじゃないでしょうか。
 ですがその水沢うどん。個人的に、最後にいただいたのが、今からかれこれ30年近く前。当時所属していた団体の旅行の際に貸切バスで乗り付け、大箱のうどん店で食べた際、正直期待していなかったにもかかわらず、美味しくてびっくりした記憶が。
 それで今回、前の記事に書いたように、群馬県方面にキャンプツーリングに向かう際、キャンプ場のへの道すがら、経路に近いところに伊香保温泉があったので、ついでに久々にいただいていこうかと。

 そんなわけで、午前11時をちょっと回ったあたりで、水沢観音近くのうどん屋さんが集まっているエリアに到着。今回、お店は、以前お伺いした時の朧げな記憶を頼りに、前回お伺いした可能性が一番高いのではと思ったこちらのお店に。平日の金曜日にもかかわらず、駐車場の空きが少ないですね。
 そこにバイクを停め、立派な玄関から入店。下足箱に靴を入れると店員さんが声をかけてくださり、その案内で大広間に。その雰囲気に、やっぱりここって前回お伺いしたところかもと思いつつも、前回は畳に座布団敷いて座った記憶があるのですが、今はバリアフリーのおかげか多数テーブルが並ぶ中の一つにご案内。いただくものは事前にお店のウェブサイトを見て決めていたので、その店員さんに早速注文しました。

【竹 1,485円 + ごま汁 220円】
竹 1,485円 + ごま汁 220円

 そこから、あまり待たずに登場したのが、大盛りざるうどんに舞茸天ぷら2ヶ付いた「竹」と、数量限定という「ごま汁」。
 で、まずは、三角形のザルに盛られたウドンを1本、何も付けずに啜ってみたところ、これが。太さはそれほど太くなく、表面のテクスチャはかなりのツルツル感があり、歯を入れるとシコシコとした歯応えがあるけど決して不自然ではなく。注文後、ウドンをイチから茹でるには短い時間で提供されましたが、茹で置き感ゼロのフレッシュな食感です。またウドンそのものの味も、しっかりとグルテンを感じ、塩気は控えめなのも好印象。
 そして次に、標準のツユに浸けていってみたところ、適度に冷えたそれは出汁感がかなりあるのが特徴的で、濃口醤油ベースで甘みが強くは効かされていないキリッとした味付け。薬味として晒しネギと摺りゴマのほかワサビが付いていますが、それも含めてさっぱりいただきたい向きにはナイスなチューニングかと。
 更に今度は、別注文のごま汁に浸けていってみたところ、これも、また。摺りゴマの粒粒間はあるものの口当たりはサラっとした印象か強く、ゴマのきかせ方も適度。それにしても、このゴマの、過剰にならない自然な香ばしさやコクが良いですね。ちなみにこちらは薬味に、晒しネギの他、おろしショウガが付いていますが、これとの相性も良い感じです。
 あと、水沢うどんといったら付き物の舞茸の天ぷらは、表面サクっとクリスピーで、先端部の薄いところは香ばしく、芯に近い方はホクホクジューシー。衣に薄く塩味が付いているのでそのまま召し上がれますとのことでしたが、その塩加減が丁度良く、そのままいただけば香ばしさを堪能でき、またうどんつゆを付けてもしょっぱくなり過ぎない塩梅が良かったです。

 というわけで、以前いただいた時の記憶の味とは正直同じかはわからなかったのですが、だいぶ久しぶりの水沢うどんを、美味しく堪能させていたただき、満足でございます。
 ごちそうさまでした。

令和4年6月訪問

栃木県日光市 日光宇都宮道路 日光口PA(下り線)

 6月のとある金曜日のこの日、休みを取ってのキャンプツーリングで群馬県方面に向かう際、経路検索して出てきたのが、日光市から国道122号群馬県みどり市へと抜けるルート。これだと、ちょっとだけこちらに寄り道して午前8時の開店直後にお伺いすれば、キャンプ場のチェックイン時刻がちょうど良さげだったので、こちらのPAで朝食をいただいていこうて計画しておりました。
 で、迎えた当日。朝寝坊したお陰で現地への到着時刻が遅れそうだったものの、腹が減っては何とやらというわけで、トイレを済ませたあと、計画通りこちらのPAで生そばの朝食をいただくことに。

【つけとろろそば 720円】
つけとろろそば 720円

 それでこの日は、梅雨の合間の蒸し暑い陽気だったので、冷たいそばのなかから、つけとろろそばを。 食券をカウンターに出してから少々待ち、出来たそばを持って屋外の席に移動。
 席に付いたら、早速、ソバをツユに浸け啜ってみたところ、季節柄もあってか蕎麦香がビンビンに感じられるというタイプではありませんが、生蕎麦の茹でたてだけあって、ツルッとした口当たりとシコっとした歯応え、そしてスっと落ちていく喉越しが、何とも良い感じですね。
 またツユは、かなり味というか塩気と醤油っ気が濃く、ソバをどっぷり浸すとかなりしょっぱくなってしまいます。で、ここで悩ましいのが、ツユの中のトロロの存在。トロロをたっぷり絡めたいけどしょっぱくなってしまう、このジレンマが何とももどかしかったです。

 というわけで、もどかしくも美味しくいただいたのですが、(何も高級店の店舗内でたべるんじゃないんだから、)しょっぱければお冷やで薄めればいいと思いついたのは食べ終わる頃。なので今度いただく時は、ぜひそうして、より味わいたいと思います。
 ごちそうさまでした。

令和4年6月訪問

栃木県那須烏山市 山あげそば 【閉店】

 恒例になりつつある週末のバイク散歩ですが、この日は、梅雨の雨が止んだ隙きを突いて、曇天の下を那須烏山市まで。普段見慣れた那須や高原とは違う八溝の山々を見ただけで、自宅からそんなに離れていない(宇都宮行くのとたいして変わらない)のに、ちょっと遠いところまで来た気になるのが不思議ですね。
 それはさておき、今回、那須烏山市まで来たのは、JR烏山線の烏山駅前にあるこちらのお店にお伺いするため。というのも先日、首都圏在住のTwitterの相互フォローの方が、ここまで食べに来てたツイートを見て、お店の存在を知ったという……。

 お店の前にバイクを停め、暖簾がかかった扉から入店したところ、細長い店内は、右手に立ち食いのカウンター、左手にテーブル席がいくつかという感じ。注文はどうやって思ったら、入って左手の方に券売機がありました。(最初気づかずにスルーしてしまった。)
 で、何をいいただこうかとそのボタンを見たところ、レンタサイクル(500円)、電動レンタサイクル(700円)にはちょっと驚いたものの、メニューは一般的なこの手のお店の標準的なもの。ですが、そばのほうがうどんよりも30円高くなっています。(西日本だとたまにそういうお店はありますが、関東では珍しい。)更に壁を見ると「八溝蕎麦はじめます」との貼り紙が。今年から、使用しているソバが替わったようですね。

【天ぷらそば 460円 + 生卵 60円】
天ぷらそば 460円 + 生卵 60円

 それでいただいたのが、個人的定番のこちらの組み合わせ。っていうか、よく見たら天ぷら月見そば(520円)というボタンもあったのですが、天ぷらそばのボタンを押してから気がついたという。
 出来上がりを受け取ったら、あいていたテーブル席に持っていってまずはツユを一口いってみると、フレッシュ感はさほどない関東的濃口醤油が効いた味わいですが、出汁感も適度にあり、醤油の効かせ方もちょっと上品なような。塩気と甘みのバランスも良いですね。
 また、注目のソバは、密度感のある歯触りにシャッキリとした歯切れがあり、さらには蕎麦の香りもしっかりとあり、まるで生そばのよう。立ち食いそば的お店でいただけるものでは、相当レベルが高いというか。
 そして天ぷらは、当地らしい玉ねぎと桜エビ的小エビがメインのかき揚げ。表面カリっ、中は一部ポソっとしていましたが、ツユとの馴染みは比較的良かったです。
 あと、こちらのお店で特筆すべきは、一味と共に卓上に置かれためんつゆ。個人的に好きなかき揚げの天玉蕎麦って、その2つのタネのお陰でツユが薄く感じてしまう時があるんですよね。それを解消できる、魔法のアイテムじゃないですか。こちらのお店では必要性が薄そうでしたが、最後に投入して、濃い味も堪能させてもらいました。

 というわけで、美味しくいただき満足いたしました。しかもこちらのお店、朝8時から開店しているそうで、これは朝ラーにならぬ朝そばができるというのも魅力ですね。(どこかにいく途中に立ち寄るのも良さそう。)
 ごちそうさまでした。

令和4年6月訪問

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栃木県のちょいと北の方に住んでいるアラフィフのオッサン。
ラーメン・そば・うどんなどの食べ歩き、乗り鉄、競馬の旅打ち、モータースポーツ観戦、PC自作など嗜んでいます。

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