たひお備忘録

とりとめのない趣味の、とりとめのない活動記録。
【タイトル題字:細身のシャイボーイ様】

栃木県宇都宮市 野州そば (JR宇都宮駅 7・8番線ホーム)

 この日は、夜に東京で用事(推しのアーティストさんの約1年ぶりのワンマンライブなんですがね。)があったため、そのついでにちょっと寄り道しようと昼前で仕事を上がり、JRの宇都宮駅へと。
 で、宇都宮駅から湘南新宿ラインの列車に乗る前に、最近ご無沙汰だったホームの立ち食いスタンド「野州そば」にて、昼食にそばでもいただいていこうかと。以前は9・10番線ホームにあったスタンドはすでに無くなり、今や7・8番線だけとなり、更には営業時間も昼だけとなってしまいました(故に、利用する機会もなくなってしまいました。)が、ホームに残っているだけでも有り難いというか。

 それで今回は、個人的定番の天玉そばをいただくべく、かき揚げ天玉そば・うどんの食券を、これだけ真新しいイマドキの券売機で購入。店員の愛想のいいお姉さんに「そばで」と渡せば、あっという間に登場。このスピーディーさは、昔ながらでした。

【かき揚げ天玉そば 470円】
かき揚げ天玉そば 470円

 出されたそばの写真を撮ってると「冷めないうちに食べてね」と店員のお姉さんに言われたからではないのですが、写真をバシバシと何枚か大急ぎで撮ってから、まずはツユからいってみると、アツアツじゃないのがこれまたトラディショナルな駅そばっぽいですね。出し感は控えめで、味付けは東日本というか関東というか当地らしく濃口醤油が主張するものの、甘からず辛からずという感じ。この野州そばのつゆの味は変遷があり、個人的に認識している(単なる思い込みかもしれませんが)だけでも、少なくとも平成20年くらいまでの甘みが少ないタイプから、その後JR東日本系列の駅そば店で多い甘みの効いたタイプになって、近年、また甘みの少ないタイプになってきたような気がします。また塩気は十分(個人的にはもっと濃くても良いのですが。)で、かき揚げや生卵に負けないのが良いですね。
 そして蕎麦は、袋に入った茹で麺を使用。蕎麦の香りもそれなりに感じ、ツルっと自然な啜り心地と、茹麺の中では歯応えも有るように感じます。
 それとかき揚げは、タマネギ、ニンジン、長ネギ(あと小エビ?)など野菜をメインとした、カリポソっとしてツユとはあまり馴染まないタイプ。先述のツユの味の変遷と共に、こちらのかき揚げも変わっていて、少なくとも平成22年までは、ツユとの馴染みが良い、長ネギとゲソのかき揚げだったのですが、平成23年頃から今と似たタイプになったような気がします。

 というわけで、久しぶりにホームのスタンドで美味しくいただいたのですが、それ同時に、昔とは味こそ変われど、昔ながらのトラディショナルな駅そばが、まだここには残っているんだよなぁ、と。東西自由通路や新幹線コンコースにあるイマドキのお店は、ソバは生麺っぽいのを使っているし、かき揚げなどの天ぷら類も店内調理しているしで、それらと比べるとレトロ感は否めないところなのですが、でも、個人的にはそこが良いところでもあると思うんですよね。
 こちそうさまでした。

令和4年11月訪問

栃木県矢板市 山の駅たかはら

 秋の行楽シーズンも紅葉がメインコンテンツとなる頃。ラジオの交通情報で日光のいろは坂では毎年恒例の紅葉渋滞が始まっているという話が聞こえるなか、じゃあ矢板の高原(たかはら)山ならばさほど混んではいないだろうと、バイクで山坂道へと。
 それで実際走ってみると、普段より交通量は多いものの混むという程ではなく、ただ見頃にはちょっと早いという状態。そんな紅葉を眺めつつ坂を登ること暫しで、山の駅たかはらへと到着しました。

 こちらは前回、5月の大型連休にお伺いした時もまあまあ混んではいたのですが、今回はそれよりも混んでいて、バイクを停める場所を探すのにも一苦労。それでも何とか停めたあと、今度はレストハウスの中に入っても人がいっぱい。ですが今回、ここでお昼をいただくと決めていたので、意を決して食堂へ。入り口のところで食券を買う際に店内を見たところ、僅かながらも空席があったのは良かったのものの、今度は食券を出してから番号を呼ばれるま相当待つことに。私の直後に入店して相席となった老夫婦も、「ここは何度も来てるけど、これだけ待つのは初めてだ」などとおっしゃっていたのですが、結局30分以上かかって私の番号が呼ばれました。

【特製つけそば 800円】
特製つけそば 800円

 それで今回、私がいただいたのが、特製つけそばという品。手渡されたのを見ると、冷たいそばに温かいつけ汁という組み合わせは、栃木県北のソウルフード(と私が勝手に思っている)、冷やし・ひたしそば・うどんスタイルですね。
 で、席に戻って、まずはソバを何も付けずにひと啜り。地粉を使用したというそれは、ソバの表面にそば殻の黒い粒粒が見て取れるものの、全体の色合いや太さ的に、田舎そばと言うより、挽きぐるみと言った方がしっくり来る感じ。(それよりももう少し白っぽい気もしますが。)表面のツルっと感は程々ですが、噛んだ際の弾力と、口に広がる適度な風味、そして甘みのある味わいが印象的です。
 それを今度は、ツユに浸けてズルズルっと啜りこめば、これが、もう!そのツユは、醤油味のベースに、豚肉とナス、そして白ネギが一緒に煮込まれていましたが、それらの旨味が合わさって、庶民的ながら魅力ある味わい。特にナスは、ツユの旨味が十分に染みていて、ソバと一緒に口に入れるとたまらないものがありました。

 というわけで、美味しくいただいたのですが、途中から、大盛りにしなかったことを激しく後悔。ほんと、待った甲斐がある一杯でした。
 ごちそうさまです。

令和4年10月訪問

栃木県日光市 日光のけっこう漬け本舗 森友バイバス店

 何時だったか忘れましたが、以前、人づてに、「今市にあるたまり漬けのお店で出している蕎麦が美味い。」との話を聞いたことがありました。
 それ以来気になってはいたものの、具体的な店名が出てこなかったこともあって、なんとなく探してまで食べにお伺いすることはなかったのですが、(令和4年)10月下旬の日曜日。バイク転がしの理由に調べたところ、日光のけっこう漬け本舗さんで蕎麦を出されているのがわかりました。ちなみに、たまり漬けとけっこう漬けは違う食べ物らしいのですが、そのあたりは人づてに聞く際、混同されたものと推察。ちょっと気温が低いけど気持ちいい秋晴れの下、国道461号などを走って東へと向かい、旧今市市へ。それでけっこう漬け本舗で蕎麦を出されているのは今市インター店と森友バイパス店の2店舗あったのですが、今回は、森友バイパス店の方にお伺いすることにしました。

 お店には、店内のお食事処が始まる午前10時30分頃到着。店舗横には、かつて国鉄で使われていた貨車移動機(構内入換用の機械扱いの(車籍のない)機関車)とその横には国鉄0系新幹線電車の鼻先が、店舗裏には東武鉄道で使われていたED4010形電気機関車(4011号機)が鎮座と、私のような鉄道マニア的にはちょっと小躍りしたくなる状況。更にお店に入ると、東武鉄道1720系DRC(デラックスロマンスカー)で使用さされていた「けごん」「きぬ」といったヘッドマークや、国鉄日光線や東北本線で使われていたサボ(列車種別や列車名、行き先などが書かれた板。車両側面に取り付けて使用。)、更には駅に貼ってあった掲示物などが飾られて、これがもう、パラダイス!(その後ほどなくして後客が何組か来店したため、その前に写真を撮らせてもらえばよかったと後悔。)
 と、思わず取り乱してしまいましたが、肝心なのは蕎麦の味。お品書きを一瞥すると、活〆あなご天もりそば(1,750円)が目を引きましたが、ここはひとつ冷静に、ベーシックなもりそばをお願いしました。(まぁ、お財布の中身が少なかったこともあるんですがね。)

【もりそば 700円】
サービスのけっこう漬けとお茶
もりそば 700円

 注文からすぐ、まずはけっこう漬け?とお茶が登場。けっこう漬けはお茶請けにも良いですが、個人的にはお米が欲しくなりましたね。
 それからちょっとだけ待ってから登場した、もりそば。見た目はベーシックですが、早速ソバを1、2本箸でつまみ、何も付けずに啜ってみれば、これが、もう!蕎麦の香りはもちろん、適度にツルッとした口当たりと、シャッキリした歯応えが、何とも良いですね。
 更に、今度はツユに浸けていってみれば、これが、また!ツユ自体、出汁がしっかり効き、味付けも個人的には若干甘みのたったバランスかと思ったのですが、ソバもそれに負けてないというか、浸けることによって双方の味が引き立ちます。
 あとはワサビや晒しネギを適宜加えながら、気が付いたら完食。最後の蕎麦湯までしっかりと堪能させていただきました。

 実はいただく前、こちらのお店が聞いていたお店と同じかわからなかったですし、鉄道マニア的には嬉しい数々の鉄道グッズはおいといて、大箱で駐車場は観光バス用のスペースがしっかり確保してあるなど、昭和の頃の観光客向けのお店(=味的にどうなの?)というイメージを持ってしまっていたのですが、申し訳ありません。大変美味しくいただきました。
 これなら、観光客じゃなくてもまたお伺いしたいですし、ソバを提供されているもう1つの店舗である今市インター店にも是非お伺いしてみたいですね。(こちらと一部メニューが違うようですし。)
 大変けっこうでございました。ごちそうさまです。

令和4年10月訪問


追伸

 当ブログの本年(令和4年)中の更新は、この記事が最後になります。今年もご覧いただき、ありがとうございました。
 実は当ブログを食べ歩き系とそれ以外に分割しようと思っているのですが、作業時間が取れず停滞中。出来れば、来年(令和5年)には何とかしたいと思っているのですが。
 何にせよ、来年もお付き合いいただければ幸いに存じます。
 それでは良いお年を。

栃木県那須塩原市 手打ちうどん 美月

 このところずっとタイミングが合わずにお伺いできていなかった美月さんに、家人と共に久々のお伺い。先日別のお店でうどん欲は満たしたものの、やはり我が家でうどんが食べたいときの本命というか、ファーストチョイスであるこちらののお店には未練があったんですよね。

【けんちんうどんとミニとろろめしのセット(うどん大盛り) 1,100円】
けんちんうどんとミニとろろめしのセット(うどん大盛り) 1,100円

 それで今回私は、ランチセットの定番で、個人的にも何度かいただいたことがあるけんちんうどんとミニとろろ飯のセットを、うどん大盛りで。注文後、あまり待たずに登場したら、熱々の鉄鍋から呑水に適宜とり、よくふうふうしてからいただけば、これが、もう!
 まずウドンは、適度なツルっとした滑らかさと、熱々のけんちん汁に入っていても適度なコシが残り、更にそこに、けんちん汁の味噌味が適度に染みることで、これしか無い味わいが。
 またけんちん汁は、具材を炒めるのに使うゴマ油控えめに香り、大根や人参、里芋、ゴボウなど根菜類や、油揚げ、豆腐といった大豆製品の旨味がつゆに溶け込み、濃いめの味噌が味をしっかりとまとめています。この、ちょっと濃い目の味付けが、個人的には大好きなんですよね。そこに白ネギの薬味が味を引き締めて、もう、言う事ごさいません。
 更に、セットのミニとろろめしも、また。これもしっかりとした味付けのとろろが、ご飯を強力に進ませます。個人的に元々、とろろは好物なうえ、味加減も好みときたら、ねぇ。それがお得にいただけることも、このセットを頼む理由かもしれません。

【本日のおすすめセット(とり肉とまいたけのつけ汁うどん+ミニまぐろ丼) 1,000円)】
本日のおすすめセット(とり肉とまいたけのつけ汁うどん+ミニまぐろ丼) 1,000円)

 こちらは、家人がいただいた品。
 この、とり肉とまいたけのつけ汁(or 煮込み)うどんも、ランチセットではわりと定番になっている品でしょうか。実はきのこ類があまり得意でない家人も、このセットはよく食べている気がします。

 というわけで、今回も美味しくいただき、大変満足させていただきました。
 ごちそうさまです。

令和4年10月訪問

栃木県大田原市 讃岐釜揚げうどん 丸亀製麺 大田原店

 平日だけど所用で休みを取っていたこの日。用足しの合間に家人と昼食をとなった時、うどんが食べたいという意見が一致したものの、生憎この日はファーストチョイスとなるべきお店が定休日。他のお店も思い浮かばなかったので、しからばとお伺いしたのが、まず間違いがないこちらのお店。お昼時は、平日でも混んでいますねぇ。

【神戸牛旨だしうどん(並のみ) 940円】
神戸牛旨だしうどん(並のみ) 940円

 それで今回私は、期間限定メニューであるこちらの神戸牛旨だしうどんを。大盛りはなく、並盛りのみとのことです。
 調理に時間がかかる(しかもこの日は厨房内がわりと人間模様っぽかった)らしく、席に着いてからの登場となりましたが、まずはそのビジュアルにびっくり。丼が通常の並盛りサイズよりも大きいことに加え、旨だしを謳うツユの表面には、神戸牛のものと思しき脂の玉が、びっしりと浮かんでいるじゃないですか。また、その中央に盛り上がった牛肉とネギの上には、コショウと思しき黒い粒粒が振りかけられています。
 で、早速、その脂が浮いたツユからいってみると、ベースは出汁感のある丸亀製麺標準のものでしょうが、それを上書きする、牛っ!!という風味と旨味。しかしながら、神戸牛おかげかワイルドさやクドさはなく、コショウの風味が味を引き締めています。
 またウドンは、グルテンっぼい歯応えやちゃんと打たれたウドンそのものの味などいつもの丸亀製麺っぽい安定したものですが、今日のは表面のツルツル感が若干低い印象。ちなみにこの日は雨で湿度が高かったため、それも影響していたのかもしれません。
 そして具は、ツユでサっと煮たと思しき牛肉とネギがたっぷり。牛肉は柔らかく、脂のわりにはあっさりした味わいです。

【海老天とじ丼(並) 530円】
海老天とじ丼(並) 530円

 こちらは、一緒にいただいた品。ええ、明らかに食べ過ぎなのですが、この日は欲望が暴走していたので。
 で、味的には、天ぷらと甘辛いタレと卵でとじるということで、間違いがないというか。また、たまたまかもしれませんが、いただいたものについては卵のトロトロ具合のグラデーションが多め(ほぼ生から完全に固まったものまで)だったのが、個人的には良かったです。

【きつね(並) 490円】
きつね(並) 490円

 こちらは、家人がいただいた品。
 で、美味しいとは言っていたものの、私が先述したウドンの口当たりについてのことに加え、今日のは出汁がいつもと違う印象とのこと。味見させてもらうと、確かに、言われてみればという感じだったのですが、個人的認識として丸亀製麺さんは、どのお店で何時いただいてもブレがかなり少ないという認識で、今回たまたまなのか、それとも「更に美味しくなりました」なのか、はたまた気の所為なのか、またお伺いした時にわかればいいかな、と。

 というわけで、今回も美味しくいただき、お腹いっぱいでごさいます。
 ごちそうさまでした。

令和4年10月訪問

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栃木県のちょいと北の方に住んでいるアラフィフのオッサン。
ラーメン・そば・うどんなどの食べ歩き、乗り鉄、競馬の旅打ち、モータースポーツ観戦、PC自作など嗜んでいます。

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