たひお備忘録

とりとめのない趣味の、とりとめのない活動記録。
【タイトル題字:細身のシャイボーイ様】

岩手県盛岡市 そばの花 盛岡フェザン店 (JR盛岡駅 改札外)

 北海道汽車旅の帰途。北海道新幹線から直通するはやぶさは、那須塩原駅に停車しないので、盛岡駅でやまびこに乗り換えるのですが、接続時間が30分近くあったので、一度改札口を出て夕食を。
 といっても、あまりゆっくりもしていられないのと、新函館北斗駅を発車以来(お酒を)飲んでいたのでちょっとしょっぱい汁が欲しくなる頃合いということもあり、構内にある駅そばのお店に行こうかと。
 で、盛岡駅には確か、2階コンコースに内に「はやて」というお店と、駅ビルフェザン盛岡1階に「にはち」というお店があった筈だと探していたものの、はやての場所がパっと思い出せず、しからばわかりやすい駅ビル1階の方へ。ですが、いつの間にかお店の名前が変わっていたのでこちらも最初気づかなかったという。それで帰ってから調べたところ、かつての「にはち」はNREが運営していましたが、こちらは違うよう(NREの事業を継承したJR東日本クロスステーションのウェブサイトには記載が無かった。)ですね。(ちなみに「はやて」はJR東日本東北総合サービスが運営。)

 それはさておき、注文は食券方式のようだったので、それを買おうと店内にあったイマドキの券売機にお金を入れたところ、店名のとおりそばしか扱っていない(うどんは無い)ものの、すごい品数でどれをいただこうか大いに悩むことに。その中から今回は、かつて東北地方の駅そばの定番であった(というか、東北地方でしか見かけたことがなかった)めかぶそばを見つけたので、それを購入。更にその食券を店員さんに渡したあと、「食券買うから温泉たまごも追加してください!」と。ちなみに、こちらのお店のレギュラーメニュー。店外のお品書きを写真に撮りあとで確認したところ、せいろ、かけ、かき揚げ、かき揚げ温玉、紅生姜かき揚げ、イカ天、エビ天、ちくわ天、たぬき、きつね、とろろ、むじな、三陸(海藻入り)、わかめ、めかぶ、磯のり、おろし、きのこ、きのこおろし、梅わかめ、月見、温玉、おろし納豆、温玉納豆、コロッレ、鶏から揚げと、そばだけで26品もありました。(他に季節のそばや、ご飯物、朝食メニューも!)

【めかぶそば 500円 + 温泉たまご 70円】
めかぶそば 500円 + 温泉たまご 70円

 最初の食券提出からすぐに出来たので、出来た時には温泉たまごの食券が間に合わなかった、そのめかぶそば。
 めかぶ自体には味が付いていなかった(少なくとも、しょっぱみは感じなかった)ので、軽く混ぜいてってみたところ、ツユの醤油とみりん、出汁の味にめかぶの磯の香りとトロミが加わって、何とも良いですね。欲を言えば、もう少しばかりツユの味が濃いほうが好みなのですが、めかぶで薄まっていることもありこればっかりは仕方なし。
 次にソバを啜れば、わりと歯ごたえのあるソバに、これまためかぶの香りとトロミが絡んで、これもまた。逆に言えば、ツユやソバ自体の味がよく判らなくなっちゃうのですが、これはこれで良いものということで。
 そして途中から温泉たまごを崩して、まろやかさをプラス。

 というわけで、美味しくいただいたのですが、個人的に昔、東北地方に汽車旅に来た時は、当時どこにでもあった(という印象の)伯養軒の駅そばで、めかぶそば食べまくったことを思い出したりして。そんな思い出の味に再び出会えたような気がして、満足でございます。
 ごちそうさまでした。

令和5年1月訪問

北海道札幌市 ひのでそば

 北海道汽車旅もいよいよ最終日。この日は、札幌駅近くの宿から地下鉄で1つ先の大通駅まで行き、そこからほど近い西一丁目停留場から、平成27年(2015年)の都心線開業によって環状運転が始まった札幌市電に乗ってから、札幌駅まで戻るという行程。
 それで大通駅から西一丁目停留場へと向かう途中というか、停留場に近い10番出入口の地上へ出る階段のところに、立ち食いそば・うどん店があるのを発見。元々の予定にはなかったお店ですが、せっかくなので市電を乗り終わったあと、改めて朝食がてらお伺いすることに。

 そんなわけで約1時間後、改めて10番出入口となっている日之出ビルへと入りお店へと。
 そのお店は狭いながらも活気があり、店員のお姉さんも見たところ3人も。さすがは大都会札幌。これだけ人件費をかけられる売上があるということでしょうか。
 お品書きは、320円のかけそば・うどんの他、370円がちくわ、わかめ、月見。420円が天ぷら、470円が天玉というラインナップ。なのでこの中からいただくは、個人的定番の天玉そばで一択でしょう。お姉さんたちの連携プレーで、注文からまたたく間に登場しました。

【天玉そば 470円】
天玉そば 470円

 それでまずは、色が黒々としたツユからいってみたところ、濃い味がガツンと!そうそうこれこれ。立ち食いのツユは、飲むのがはばかられるくらいの濃さであってほしいと、個人的には思うんですよね。で、よく味わうとしょっぱさ一辺倒ではなく、みりん的甘みや出汁的旨味もあり、これが、もう。
 またソバは、王道の茹で麺で、モチっとした噛み心地と、蕎麦的香りも感じられ、これも、また。
 そして天ぷらは、タマネギとニンジンがメイン。ツユとの馴染みは標準的で、しっかり噛んで味わえるタイプ。それにつゆの味が濃いから生玉子が生き、多めに載せられた薬味のネギが嬉しいです。

 というわけで、昨日の富良野駅も感動したのですが、ここも同じくらい感動。こういうお店がしっかり残って、しかも皆利用しているのが、札幌という大都会の懐の広さだなぁ、と。
 とても美味しくいただきました。ごちそうさまです。

令和5年1月訪問

北海道富良野市 駅の立喰 圭子ちゃんの店 (JR富良野駅 待合室内)

 北海道汽車旅も、早いものでもう4日目。この日は未明に旭川駅を出発し、幾つかのローカル線に乗りつつ午前11時前に到着したのが、個人的には某ドラマで名前だけは馴染み深い富良野駅。
 ここに冬場に降り立つのは生涯二度目ですが、前回はまだバブル景気の残り香があり、本州から来るスキー客相手のリゾート列車に乗った記憶があるものの、今回はアジア圏(なかでも特に東アジア圏)からの観光客と共に列車から降りたという。
 それはさておき、この駅で降りたのは列車の乗り継ぎが目的ですが、それともう一つ、こちらの駅待合室には、今や希少な駅そば(うどん)のお店があるからでして。幸いなことにに、接続時間は1時間近くありますし。

 そんにわけで、改札口を出たら左手の待合室へ。すると探す間もなくそのお店はあり、カウンター内にいらっしゃるのは、店名にもなっている「圭子ちゃん」でしょうか。
 早速そのお姉さんに、お店の外側に貼られたお品書きを見ながら「天玉そば1つ」と注文。しかしよく見ると、天玉ではなく天ぷらと書かれていたので、これはしまったと。ですが、特に何も無く熟練の手際で調理され、あっと言う間に登場。ちなみに、天ぷらそば・うどん以外には、かけ、月見、わかめ、山菜、きつねがあり、かけは370円、種物はどれも420円でした。

【天ぷらそば 420円 + 生玉子 50円】
天ぷらそば 420円 + 生玉子 50円

 で、早速ツユからいってみたところ、濃口醤油が効いた濃いめの味付けというのが、何とも良いですねぇ。やっぱり駅そばは、こうじゃないと。また出汁感と甘みは適度で、更に、温度がちょっとだけ熱いのも、冬場には嬉しいところです。
 またソバは茹で麺で、色がやや黒めかつ太さは結構太め。プリプリモチモチと、歯応えがしっかり感じられます。 
 そしてかき揚げは、中央の乾燥した小エビ1尾以外は全部衣という、北海道(に限らず)の一部駅そばではトラディショナルなスタイル。ツユとの馴染みは良いというか、いただいているとホロリと解けていきます。またツユの熱で白身が微かに固まった生玉子も、つゆの味が濃いので最高の相性。更に薬味のネギも、しっかりと存在を主張します。

 というわけで、とても美味しくいただいたというか、まさしく私の好みが集まったとも言える一杯に出会え、とても感動し、大変満足いたしました。ほんと、ありがとございます。
 ごちそうさまでした。

令和5年1月訪問

北海道上磯郡木古内町 キッチン キーコ (道の駅みそぎの郷きこない内)

 1月も下旬に入ったこの日。JRの大人の休日倶楽部パスを使って、5日間の北海道汽車旅へと。といっても、例によって乗り鉄合宿というか、この5日間で、前回の渡道時と合わせて北海道内の鉄道(JR、第3セクター、市営)全線に乗ろうという阿呆な旅なのですが、はじめての北海道新幹線で道内へと入り、最初の下車駅が木古内駅。
 ここから、第3セクターの道南いさりび鉄道に乗るのが、この旅最初の目的で、実は前回と同時にも乗っているものの、その年の秋に始まった鉄印及び鉄印帳イベントの関係で、再度乗る必要に迫られたという。で、その前に、終点の木古内駅に隣接する、道の駅みそぎの郷きこないで腹ごしらえ。実は前回乗ったと時もこちらで昼食をいただいたので、その時以来の再訪となりました。

 それで今回いただいたのが、道の駅みそぎの郷の「みそぎ」というか、その元になった寒中「みそぎ」の名前を冠した、みそぎそば。(ちなみに、みそぎうどんもあります。)お品書きの写真でわかってはいましたが、実際には揚げ玉の入った、いわゆるたぬきそばですね。

【みそぎそば 360円】
みそぎそば 360円

 で、早速ツユからいってみたところ、東日本・北日本的濃口醤油が立った味付けかつフードコート的な万人向けの味わいながら、心なしか昆布っぽい旨味が強いような。あと、味付けが若干濃いめに感じるのは、当地向けのチューニングでしようか。(北海道って、個人的に、味付けがわりと濃いめな印象です。実際は違っていたら申し訳ない。)
 ソバは湯がき時間からして冷凍でしょうか?(これまた違っていたら申し訳ない。)口当たりのツルツル感がと噛んだ時の歯応えがやや強く感じたものの、生麺っぽさもあり悪くないというか。
 そして揚げ玉は、惜しげもなくたっぷりと入るのが嬉しいですね。あと、以前こちらでいただいた塩ラーメンにも入っていたピンクの鳴門がこちらにもあしらわれていましたが、ご当地食材なんですかね。

 というわけで、美味しくいただいたのですが、たこザンギとか他にも食べたい品があったものの、時間の関係でソバだけにしてしまったのは勿体なかったなぁ、と。なのでいつかまたの機会にとは思いますが、生きているうちに、またここまで来れるかなぁ、とも。
 ごちそうさまでした。

令和5年1月訪問

山梨県北杜市 そば・うどん 丸政 小淵沢店 (JR小淵沢駅 改札外)

 新潟県、長野県と回ってきた今回の乗り鉄旅も、久しぶりのJR小海線乗車をもって大方の目的は達成し、山梨県の小淵沢駅に到着。
 あとは、中央本線、上野東京ラインと宇都宮線(どっちも東北本線)を乗り継いで帰るだけとなったのですが、その前にここ小淵沢駅で、この旅最後の駅そばを。というのも小淵沢駅は、元気甲斐やワインのめしなどの駅弁で知られる丸政さんの本拠地とも言える駅で、最近駅舎が建て替えになったにもかかわらず、その新駅舎内にも丸政さんが経営する駅そばのお店がしっかり入っているんですよね。

 そのお店は、改札口から出て左手方向の、待合室手前のスペースにありました。
 厨房を囲むようにL字型の立ち食いカウンターがあり、向かって左隅には食券の券売機が。で、いただくのは名物となっている山賊そばと決めてはいたものの、他にはどんな品があるのだろうと券売機を見たところ、これが(一部品切れランプが点灯してましたが)ものすごい品数というか。まず麺が、そば、うどんのほか黄そば(中華麺)もあり、更に種物として、名物となっている山賊(揚げ)の他、肉系は豚バラ軟骨、肉(馬肉)といった珍しいものが並び、天ぷらもかき揚げ、紅生姜天、野沢菜天、舞茸天と4種類。他にも定番の月見、きつねや、とろろ、山菜、わかめ、カレーもあり、更にはどれも単品で注文可という。これ、毎日通っても全部の組み合わせ試すのに相当な日数が掛かりそうです。

【山賊そば 590円】
山賊そば 590円

 そんな中から先述のとおり、山賊そばの食券を買って店員のお姉さんに手渡すと、素早い調理で登場。上に載った山賊揚げの大きさに、ついつい笑顔になってしまいますね。
 で、まずはツユからいってみたところ、店内に張ってあった雑誌記事には「甘辛い」味付けと書かれていたものの、個人的な感覚だと甘さ控えめのキリっと感があるあっさり系の味。素朴な味わいが良いですね。
 またソバは、太めの乱切りタイプ。茹で麺ですが、口当たりはツルっと感があり、太さも相まって噛み応えもわりとしっかり。蕎麦の風味もちゃんと感じます。
 そして巨大な山賊揚げは、揚げ置きなので、時間的(いただいたのが夕方)に衣がシナシナっとなっているのは仕方ありませんが、それでも、肉の部分(多分胸肉)はしっとりしていたのと、味付けに使われているニンニクのパンチが良い感じ。さらに食べ進めていくと、その風味がツユと一体化してきて、これも、また。

 というわけで、名物を美味しくいただき満足させていただいたのですが、是非ともまたお伺いしたいというか、膨大なメニューに再挑戦したいです。
 ごちそうさまでした。

令和5年1月訪問

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栃木県のちょいと北の方に住んでいるアラフィフのオッサン。
ラーメン・そば・うどんなどの食べ歩き、乗り鉄、競馬の旅打ち、モータースポーツ観戦、PC自作など嗜んでいます。

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