たひお備忘録

とりとめのない趣味の、とりとめのない活動記録。
【タイトル題字:細身のシャイボーイ様】

群馬県高崎市 駅そば 第5売店 (JR高崎駅 2・4番線ホーム)

 クリスマスのこの日。一昨日に続いて青春18きっぷを使い、今回は群馬県と神奈川県を経由して東京都へと向かう予定。と、そんな行程はどうでもいいのですが、この日の朝食は、列車を乗り換える高崎駅でと相成りました。
 高崎駅には、コンコースにも駅そばのお店があるのですが、今や貴重な存在となったホームの立喰スタンドが健在。だったらそこでいただくしかないでしょうということで。
 ちなみに、以前は店名がはっきりせず、運営も地元の駅弁業者たかべん、後にNREたかべんと変わりましたが、現在は(NREから改組した)JR東日本クロスステーションとなって、ウェブサイトにも「駅そば 第5売店」と表記されています。(以前は確か「5号売店」と呼ぶ人もいたような。)
 それで今回は、舞茸天そばに生玉子をプラス。口頭で注文すると、店員の女性が素早い調理であっという間に完成です。

【舞茸天そば 470円 + 生玉子 70円】
舞茸天そば 470円 + 生玉子 70円

 で、まずは醤油で黒々としたツユから口を付けたところ、出汁感よりも醤油っ気と塩気が感じられる、駅そばらしい味わい。甘みが効いていますが、あくまで適度に感じ、全体的に濃いめなところも個人的には嬉しいポイント。生玉子を崩しても負けません。
 またソバは、駅そばらしい茹で麺。ですが、食感や香りも悪くなく、個人的には十分過ぎるくらい。
 そして具の舞茸天は、噛んだ時の歯応えとジューシーさが良いですね。っていうか、昔はそれこそ、山で見つけた時に舞い踊るくらい嬉しいキノコだったのが、ここ何十年かですっかりと一般的になったというか。天然物は強い香りも印象的ですが、栽培物はそれが適度に抑えられ、逆に食べやすくなっているとも思います。

 というわけで、極めて駅そばらしい一杯を美味しくいただき、満足でございます。
 ごちそうさまでした。

令和4年12月訪問

福島県郡山市 エキナカスタンド 福豆屋 (JR郡山駅 改札外)

 今から40年以上前、旅好きの祖母に連れて行ってもらった東北への旅の帰途。福島駅から、黒磯行きの、鈍行列車という言うほうが似つかわしい旧型客車を連ねた普通列車に乗っている途中、列車は郡山駅に停車しました。
 そこで祖母が、「ここの(立喰)そばは美味しいから買ってくる」と言い残し、いきなり下車。しかし、停車時間内に間に合わず、列車は祖母を残して発車してしまったということがありました。
 その後、一人で汽車旅するようになった時、祖母が列車に乗り遅れてまで買おうとしたそばはどんなもんかと気になり実際に食べてみたら、これがまた美味しかったので、その後も機会があれば立ち寄って食べていた記憶があったのですが、残念ながら平成22年(2010年)3月をもって閉店してしまったようで。

 しかし、今回の青春18きっぷを使った日帰り旅の計画を立てている時、郡山駅で時間が取れそう(というか余りそう)だったため、改めて駅ナカの飲食店を調べたところ、最後までホームで営業されていた福豆屋さん(近年では駅弁の「海苔のりべん」がヒットして、そちらのほうで有名ですが。)が、改札外ですが、駅そばをはじめとする「駅メシ」のメニューを出すお店をオープンさせたということがわかりました。
 で、知ったからには是非ともいただいてみたくなり、空腹だった(前の記事で書いたそばを昼前にいただいて以来、7時間くらい食べていなかった。)ことも手伝って郡山駅に到着したら真っ先に、改札口を出てその左手にあったお店へと。
 お店のつくりは駅弁売り場が併設されているものの、それ以外は小奇麗なイマドキの駅そば屋さんという感じで、店内は立喰ではなく小ーブルと椅子があり、落ち着いていただけそう。閉店時間が近かったせいもあってか先客は1組だけでしたが、早速、入り口のところの券売機で個人的定番の天玉そばの食券を買って提出。程なくして注文したそばが完成しました。

【天玉そば 530円】
天玉そば 530円

 出されたそばを見ると、かき揚げが小ぶりですが、ホームにお店があった頃からサイズは小さめだったかと。逆に、駅そばだと黄身が小さくて驚くことが多い生玉子が、こちらのは、L玉まではいかないまでも普通の大きさというのが嬉しいです。
 そばを載せたトレーを持ってテーブル席に移動したのち、まずはツユからいってみたところ、出汁感はそこそこですが、濃口醤油がバシっと効き、みりん的甘みも適度に主張。一口目から積極的に味を伝えるしっかりしたチューニングが、駅そばらしくて良いですね。
 またソバは、湯がき時間からしてイマドキの冷凍タイプでしょうか。(違っていたら申し訳ない。)茹で麺にしたって冷凍麺にしたって、食べて好みの味わいなら問題ないのですが、こちらのは蕎麦的香りもあって、食感も自然な感じが好印象。
 そして前出の小ぶりなかき揚げは、閉店間際という時間的なものもあってか、揚げ置きのシナっと感がある口当たりですが、ツユとの馴染みが良く、タマネギの他、ニンジンやネギ?など数種類の野菜というのが良いですね。それと、ツユの味がしっかりしているので、かき揚げや生玉子に負けないのも高ポイント。

 というわけで、正直なところホームにお店があった頃と同じ味かどうかはわからないのですが、それでも何とも私好みな、美味しい一杯でした。これはまたかつてのように、郡山駅で乗り換える際など、機会を見つけて立ち寄って食べないといけませんね。
 ごちそうさまでした。

令和4年12月訪問

群馬県利根郡みなかみ町 そば処 くぼ田

 この日は、青春18きっぷを使った日帰り旅。
 その目的は、今年(令和4年)10月に、平成23年の豪雨災害から約11年ぶりに全線運転を再開した只見線に乗ることですが、その終点(ちなみに今回は、終点の小出駅から起点の会津若松駅へと乗る予定。)の小出駅へと向かう途中、乗り換えの都合で途中下車したのが上越線の水上駅。ここへ10時39分の到着後、約1時間の待ち時間があったので昼食が摂れればと目論んでいたところ、ラッキーなことに、駅前に10時開店のお蕎麦屋さんがあったので、いただいていくことに。

 そのお店は、水上駅を出ると、道路を挟んだ目の前にあるというアクセスの良さ。もっとも、観光地でもある水上なので、駅前食堂っぽくない落ち着いた店構えに「三色きのこそば」と書かれた縦型の木製看板が。早速中に入ると女性の店員さんに出迎えられ、空いていた2人掛けのテーブル席へ。店構え同様、店内も落ち着いていて居心地も良く、注文の際にも、列車の予定など時間の都合を気にかけて下さいます。

【三色きのこそば 1,250円】
三色きのこそば 1,250円

 そこでいただいたのは、まさしく看板メニューである三色きのこそば。注文後、天ぷらを揚げる音や茹でた蕎麦を締める音などを聞きつつ待つこと少しで登場しました。
 まずは見た目からして豪華というか、中央奥には大振りな舞茸天が鎮座。脇を固めるのはシメジ(ブナシメジ?)とナメコ。そして手前に山菜の水煮と、ソバが見えないほどの具が載っています。
 で、まずは具の下からソバを引っ張り出して一口啜れば、これが。二八というソバは色白で、太くもなく細くもないスクエアな断面。口に入れる時のツルっとした啜り心地と、シコっとした歯応えが。香りもしっかりめですが、小麦粉を繋ぎに使ったものとはちょっと違う気も。後で知ったのですが、こちらのお店は、繋ぎに米粉を使っているんですね。
 またツユは、出汁感、醤油と味醂の味付けの塩梅など、全体的にマイルドというか上品というか。しょっぱい物好きの栃木県民としては、もう少しばかりピーキーでも良いのですが、バランス的にはこれがベストかもしれません。
 それとメインの具である舞茸の天ぷらが、もう。地元のブランド品の「すくよか舞茸」を使用しているそうですが、熱いのを我慢してガブリとやれば、傘の部分は香ばしく中心部はジューシー。そして食べ応えもありますね。また、ナメコは香りが強く、ヌルシャキっとした歯ざわりが。シメジは縁の下の力持ち的ポジションでしょうか。それにしても、キノコと醤油と蕎麦の香りって、個人的には大好きな組み合わせなんですよね。

 というわけで、美味しくいただいて、満足いたしました。今回は寒かったので、温かい蕎麦にしましたが、もし次回、暖かい季節に訪れることが出来たら、冷たいそばも堪能してみたいですね。(きのこそばか、すくよか舞茸の天もりそばも良いですね。)
 ごちそうさまでした。

令和4年12月訪問

宮城県仙台市 立ちそば処 杜 (JR仙台駅改札内コンコース)

 ここ暫く前から、何故だか妙に「乗り鉄」づいている中の人。この日も、家人と常磐線の特急ひたちに乗って仙台まで。
 で、あとは鈍行を乗り継いで帰るだけとなったのですが。その前に、コンコースにあるこちらのお店で夕食というか、私に関しては、特急内で駅弁などをつまみに飲んだので、その〆を。仙台という自宅からわりと遠いところにあるにもかかわらず、10月にお伺いして以来、2ヶ月ちょっとでの再訪となりました。

 それでお伺いした時は、夕方5時過ぎというわりと中途半端な時間帯だったのですが、店外の券売機で買った食券をカウンターに出すと、まわりには出来上がりを待っている人が数名ほど。こんな時間でもお客さんが入っているって、さすがは100万都市の中心駅の立ち食いそば店ですね。

【上かき揚げそば 500円 +生玉子 70円】
上かき揚げそば 500円 +生玉子 70円

 なので食券提出から多少待って呼び出された私の上かき揚げそば。
 まずはツユからいってみたところ、前回いただいた時と同じく、出汁感そこそこで、醤油の色は控えめというか当地らしくない薄さなものの、塩気はわりとあり(個人的な好みからするともう少しばかりあってもいいですが)、甘みが控えめな味付けと相まって、悪くないですね。
 またソバは、前回の記事では触れるの忘れてしまっていたものの、太さが結構細め。蕎麦の香りはそこそこあり、湯が時間は短めですが、ツルっシコっと、今回は食感が生麺のように感じました。
 そしてかき揚げは、イマドキの高さがあるタイプ。「上」だけあって、表面に甘エビサイズの海老や、サイコロより大きめなイカがビルトイン。他の種はタマネギがメインでしょうか。また揚げてから多少時間が経っていたのか、クリスプ感はそこそこなれど、ツユとの馴染みは良い感じ。ボリューミーで、積極的に食べないと、かき揚げだけ余ってしまいますね。

【カレーライス 480円】
カレーライス 480円

 こちらは、家人がいただいた品。
 例によって少々味見させて貰いましたが、こういうところのカレーとしてはスパイス感がしっかり有り、辛みもそこそこ。具は、豚肉のほか定番の野菜ですが、ゴロゴロしたジャガイモが嬉しいです。

 というわけで、どれも美味しくいただいたのですが、仙台にはまた遠からず来る予定があるので、その時はまたこちらで1食いただきたいと思います。
 ごちそうさまでした。

令和4年12月訪問

栃木県大田原市 讃岐釜揚げうどん 丸亀製麺 黒磯店

 先日いただいた、丸亀製麺の株式会社TOKIOさん案件、「俺たちの豚汁うどん」。その時は、ノーマルの「俺たちの豚汁うどん」でしたが、更にそこに、生ニラとバターを加えた「俺たちのニラバタ豚汁うどん」という品もあり、たいそう気になっていたところでした。
 でも、ニラバタ含めた俺たちの豚汁うどんの提供期間は1月下旬まで。
 グズグズしていると食べ逃すぞと思い、そうなりゃ思い立った時、可及的速やかにいただいておこうかと、この日いた場所から一番近かった黒磯店まで。こちらの黒磯店は初めてのお伺いとなりますが、お店の作りもシステムも他のお店と大差ないので、注文から品物の受け取りまで迷うことはありませんね。

【俺たちのニラバタ豚汁うどん(大) 1,020円】
俺たちのニラバタ豚汁うどん(大) 1,020円

 それでまずは、前回いただいた味のおさらいを兼ねて、ニラやバターの影響を受けていなさそうと箇所から、豚汁をばいってみたところ、食欲をそそるニンニクと味噌の香りに、口に入れれば味噌と出汁だけじゃない、甘みや辛みも感じる深いけどハッキリとした味わいに、「そうそうこれこれ」と。次に、丼を回してニラが浮きバターが溶けている部分をいってみたところ、これが!ベースにニンニクが効いているから、そりゃバターとの相性もバッチリですよね。さらに、ニンニクと葷の風味つながりで生ニラが良い薬味感。元々、あちらから積極的に迫ってくる豚汁の「味」が、ニラとバターによって更にパワーアップしているというか、絶対に美味いと言わせてやる感があるというか。
 またウドンは、茹でたものを冷水で締めずそのまま使用する、いわゆる釜抜きですが、今回のは結構柔らかめの食感。このあたりは好みの問題になってきますが、個人的には、今回のようにちょっとくらい柔らかめのほうが、より釜抜きっぽいと思いますし、豚汁との絡みも良くなるように感じました。
 そしてニラとバター以外の具は、前回いただいたノーマルと変わらず、豚肉、キャベツ、タマネギ、ニンジン、ゴボウ、そし油揚げといったところですが、ニラやバターが加わっても相性は良いまま。あと、丸亀製麺さんには薬味として自由に取れる青ネギとおろしショウガがあるけど、生ニラのおかげでその2つはいらないかもしれません。

【赤魚天 150円 と かしわ天 170円】
赤魚天 150円 と かしわ天 170円

 こちらは、一緒にいただいた品。かしわ天はタンパク質補給でいつもいただいていますが、赤魚天は初めてお目にかかります。で、その赤魚天ですが、わりと魚自体の風味が強く、身は水分もありつつフワっとした食感。出汁醤油でも出汁ソースでも問題なくいただけました。

 というわけで、今回も株式会社TOKIOさんコラボメニューを、美味しくいただき満足でございます。
 ごちそうさまでした。

令和4年12月訪問

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栃木県のちょいと北の方に住んでいるアラフィフのオッサン。
ラーメン・そば・うどんなどの食べ歩き、乗り鉄、競馬の旅打ち、モータースポーツ観戦、PC自作など嗜んでいます。

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