たひお備忘録

趣味の活動記録。
【タイトル題字:細身のシャイボーイ様】

栃木県矢板市 手打ち蕎麦 みつわ

 ここ数年、12月30日は、お店でそばの食べ納めということで、夫婦揃ってファンである矢板市の某店にお伺いしていましたが、今年は訳あって一人ということもあり、個人的に今年訪れた蕎麦屋さんの中では一番インプレッシブだったこちらのお店まで。
 ちなみにこれまでお伺いしていた某店も同じ矢板市内にありますが、両者の距離は1キロ弱で歩いても10分少々。栃木の田舎町でも、私が若い頃までは、街なかに蕎麦屋さんが何軒もあったものの、今や、田舎ではこういうお店が減り続けている昨今(ちなみに私の故郷の旧某町やその隣の某町なんて、街なかの蕎麦屋さんやそばを出していた食堂が理由は違えどほとんど廃業してしまい、今や逆に、古い街なかから外れた国道沿いにロードサイド店や商業施設のテナントとして蕎麦屋さんが出店するという。)、実は矢板市って、何気に街なかの、昔ながらの蕎麦屋さんが沢山残っているような気がします。(それでも昔より減っているのかもしれませんが。)

【天もりそば(大盛) 1,250円】
天もりそば(大盛) 1,250円

 それで今回いただいたのが、こちらのお店では確か初めてとなる、天もりそばを大盛りで。厨房から「上がったよ~」の声が聞こえるとすぐに登場しました。
 で、まずはそば猪口、ではなく器にツユを満たし、ワサビをそばの上にちょいと載せ、ツユに少し浸けてズゾゾゾっと啜り込めば、これが、もう。
 細めのソバは、このところ短期間で何度かいただきましたが、瑞々しいけど水っぽくなく、何よりもシャッキリした食感がやっぱり良いですね。
 また今日のツユは出汁感がビンビン。全体的に濃い目で、若干ですが甘みの効いた味のバランスも好み。
 天ぷらは、海老天が2本に、大葉とピーマンといった構成。もちろんどれも揚げたてで衣はサっクサク。タネの火の通り加減もバッチリです。っていうか、こちらのお店の天ぷらは、以前かき揚げもいただいていますが、どれも揚げ方が田舎くさくないというか、とっても上手なんですよね。

 というわけで、今回も美味しくいただき、満足でございます。
 ごちそうさまでした。

令和5年12月訪問

栃木県那須塩原市 手打ちうどん 美月

 (この記事の公開は6年3月ですが、)令和5年も最終盤を迎え、年の最後にもう一度いただいておきたいお店ということで、今回はこちらまで。
 土曜日の開店(午前11時30分)直後だったのですが、この時既に店舗前の駐車場は空きが2台分と、結構ギリギリだったような。で、今回は1人だったので、入店したらカウンター席にご案内。いただく品は、お店に来る道中で決めていたいたので、早速それをお願いするのですが、つい「うどん大盛りで」と注文してしまいました。

【けんちんうどんとミニとろろめしのセット(うどん大盛り) 1,200円】
けんちんうどんとミニとろろめしのセット(うどん大盛り) 1,200円

 その品が、いつもランチの際には黒板メニューとなっている、けんちんうどんとミニとろろめしのセット。どの品をいただいても外さないこちらのお店ですが、やっぱり冬場、一度は食べたくなるのが、けんちんうどんなんですよね。
 早速ウドンを呑水に取り、ふーふーしてからいただけば、これが、もう!こちらのウドンは、冷たいとモッチリとした密度感のある歯応えという印象ですが、煮込まれて熱くなったそれは、もちっとした歯応えは残しつつも口当たりがフワっと柔らかくなり、個人的にはそれが堪らないというか。更に、けんちん汁の味も適度に染み込んでいるのも良いんです。
 またけんちん汁は、具材を炒めた時?に使うゴマ油が程よく香り、そこに白味噌のまろっとした、ですがしっかり目の味付けがとても口に合いますね。更に、豆腐や根菜類、コンニャクといった具の煮込まれた感じも良い感じ。ちなみに、けんちん汁と言いつつ具に肉を入れるお店もありますが、こちらのはちゃんと精進料理的具材(肉っ気のない)のも。ですが、物足りなさは皆無です。
 あと、セットのミニとろろ飯も、一口目から美味いしっかり目の味付けが好きですし、添えられた自家製のお新香も良いですね。

 というわけで、今回も、どれも美味しくいただいて、大変満足いたしました。
 ごちそうさまです。

令和5年12月訪問

栃木県さくら市 江戸切りそば ゆで太郎・上州 もつ次郎 氏家店

 開店以来、結構なペースでお伺いしているこちらのお店。っていうか、折角個人的に行き易い場所にお店が出来たので、是非とも定着して欲しいと思って可能な限りお伺いしている訳ですが、この日もそんな感じでお昼時に。
 で、駐車場はわりと空きスペースがあり、こりゃ店内は余裕があるなと思いつつ入店したら結構な混雑で、席を取るにも一苦労だったという。どのあたりが採算ラインかは判らないのですが、毎日コンスタントこれくらい入っていたら、しばらくは大丈夫ですかね。

 それで今回は、12月から替わった季節メニュー、小柱と春菊のかき揚げを、温かいそばで。そこに、温泉玉子もプラスして。
 混雑していた所為か注文からちょっと経って(それでも10分と掛かっていませんが)番号が呼ばれました。

【小柱と春菊のかき揚げそば(温) 750円 + 温泉玉子 100円】
小柱と春菊のかき揚げそば(温) 750円 + 温泉玉子 100円

 席に着いたら、まずは久しぶりにこちらのかけそばの味を味わうべく、途中で掛けてきた七味と、席に着いてから投入したネギだけを加えた状態で。
 結構熱めのツユは、出汁感十分。個人的に濃い味が好きなので、以前、わりと上品(ちょっと薄め)と感じた味付けは、改めてしっかり味わってみると、丁度良く感じます。(このあたりの感じ方は体調もあるので。)
 生麺を短時間で茹であげるソバは、それ故細めですが、出来たてはわりとシャッキリとした食感があり、味、香り共に悪くないですね。
 そして小柱と春菊のかき揚げですは、当然揚げたてクリスピーですが、パキっとしたレンコンと、しなっこわい(※1)ニンジンの歯応えが結構主張。春菊感は正直もう少し欲しい気がする(春菊好きなので、その香りはビンビンに欲しいんです。)も、たっぷりの小柱が良い感じ。

 というわけで、美味しくいただいたのですが、小柱と春菊のかき揚げは、この品の前の季節メニューをいただいた時のように、天丼でも食べてみたいですね。なのでまた遠からずお伺いしたいと思います。(って、こんな理由書かなくてもまたすぐにお伺いすると思いますが。)
 ごちそうさまです。

令和5年12月訪問

※1 しなっこわい
会津と栃木のハーフである私の母方の祖母が使っていた単語で、柔らかい(といってもグニグニ柔らかいのではない)けど噛み切れないような食べ物を表現するときに言っていた。

栃木県大田原市 そば処 さかえや 野崎店

 私的に色々あって主に精神面で疲れ気味だった12月のとある日曜日。食べ物に対して意地汚い私的には大変珍しいことなのですが、昼食に何をどこで食べるか考えるのも面倒になり、このままだとなし崩し的に食事を摂らなくなる恐れが。
 それではいかんと思いつつも、コッテリしたラーメンなどは遠慮したい気分だったので、スマートフォンで某グーグル先生の検索にとりあえず「そば」と入力。出てきた中から近場にあるお店ということで、久しぶりにこちらにお伺いすることに。

 お店には、開店時刻から30分程過ぎた午前11時頃に到着。前回お伺いしたのが7年も前だったものの、お店佇まいはその時と変わっていないように思えました。
 クルマを停め店内に入ると、先客が1名。お店の外観とは逆に、前回お伺いした時の店内に関する記憶は殆ど無いのですが、当時は無かった(若しくは、点いてなった?)テレビがわりと大きな音量で流れていて、壁にはお品書きの他に、スマホに対してのものやうどんの茹で時間の注意書きが貼ってありました。
 で、早速注文ですが、ここは個人的に大好きな「ひたし」が有るので、それを。前回いただいたミックスや、このお店の名物となっているような日替わりのひたし+ご飯物のランチセット(この日はカレーライスでした)も良いのですが、今回はひたしそばの大盛りをお願い。流れていたテレビが、個人的に苦手な番組だったので、テレビの近くに座ったのは失敗だったなと後悔しつつ、待つこと暫し。注文から約15分後、そばが登場しました。

【ひたし天そば(大盛) 870円】
※「店内、店外でのスマホ等による撮影、録画、録音等はご遠慮ください」との張り紙があったので写真無し。(メモも駄目だったかしら。)

 前回ミックスをいただいた時は、かき揚げがあらかじめツユの中に入っていたのですが、今回は、ソバの上に。立ち上がるように載っていたのが特徴的ですね。また他に、茹でたホウレン草と薬味のネギもソバの上に。逆に、ツユには何も入っておらず、薬味は先述のネギと、卓上の七味(一味?)というスタイルです。
 それでまずは、色白のソバをツユに浸け啜れば、わりとライト目な蕎麦の香りと共に、ツルっとした口当たり、そしてモチっと弾力のある歯応え。太さはそれほど太くないですが、最近わりといただく回数が多い生麺をその場で茹でて提供が故に細めのソバを使うお店と比べると、しっかりとした食べ応えに感じます。
 また温かいツユは、あくまでひたし・冷やし的に、かけそばと同じくらいの濃さ。出汁感はそこそこで、濃口醤油はそれなりに、甘さはやや控えめというバランスだと感じました。
 そしてかき揚げは、衣がパキポキっとした、硬めのクリスピーな食感で、香ばしさが良いですね。タネはよく判らなかったものの、所々海老っぽい風味とプリッとした食感がありました。

 というけで、食べている時はテレビも気にならないくらい美味しくいただいたのですが、次にお伺いする時は、可能ならテレビの前は避けたいと思います。(今回、一番遠いテーブルは先客が居たもので。)
 ごちそうさまでした。

令和5年12月訪問

栃木県宇都宮市 生蕎麦 いろり庵きらく 宇都宮新幹線口店 (JR宇都宮駅 新幹線改札内コンコース

 JR東日本クロスステーションの駅そば店「いろり庵きらく」で、ブランド開始15周年記念メニューが(令和5年)11月16日から12月13日の期間限定で発売されるとX(旧Twitter)で告知されたのが、確か11月15日。その翌日から、私のタイムラインにも、その15周年記念メニューを食べた人のポストが投稿され、「私も近いうちに食べたいな」などと思っていました。
 しかし、その後、或ることが有って12月の第2週くらいまでは、最寄りの店舗のある宇都宮駅まで行くような余裕が無くなり、気が付けば12月13日。幸い、この日は丁度出掛ける用事があったので、そのついでに、JRの宇都宮駅へと向かいました。
 それで宇都宮駅には提供開始時刻となる午前10時を少し過ぎた頃に到着。駐車場にクルマを停め、お店に向かったのですが、店頭に15周年記念メニューのバナーやらポスターは掲示されてたにもかかわらず、券売機では売り切れの表示……。
 まぁ、売り切れ終売の限定メニューだし仕方ないかと諦めかけたのですが、宇都宮駅にはもう1軒、新幹線コンコースにもいろり庵きらくがあることを思い出し、入場券を買って新幹線の改札口から中へ。こちらのお店も、15周年記念メニューのバナーやらポスターが掲示されていましたが、先程の例があるので安心は出来ません。
 券売機は店内にあるので、もし売り切れ表示ならその時聞けば良いやと思いつつ店内に入り、券売機の画面にタッチしたところ、幸いなことに、こちらは売り切れの表示なし。安心して、食券をSuicaで購入し愛想が良い店員さんに渡すと、「おそば茹でるのに1,2分かかります。席でお待ちください。」と。

【海老づくしそば(冷) 850円】
海老づくしそば(冷) 850円

 と、ここまでドタバタしましたが、ようやくという感じでご対面となった15周年記念メニューが、この海老づくしそば。ポスターやバナーの写真は温かいそばでしたが、冷・温、そしてそば・うどんが選べたので、今回は冷たいそばで。(この日は12月にしては暖かかったんですよね。)
 それでますずは見た目ですが、2つの天ぷらが、とってもゴージャス。とくに海老春菊天(春菊と海老のかき揚げ)は、春菊の緑色がきれいで、そこに干しエビの赤と、大根おろしの白が加わって、クリスマスカラーですね。
 で、今回は、海老春菊天からいってみたところ、衣と春菊が、サクっとクリスピーで香ばしく、海老はプリプリで、これが、もう。そして1尾分載る海老天のほうは、海老春菊天とは違った、みっしりとしたプリプリ感が、また。
 次に、ソバを啜れば、いろり庵の冷たいそれは、結構歯応え固めだったことを思い出したというか、ちと欲張り過ぎて、噛むというか飲み込むのがわりと大変なことに。もっとも、加減して口に入れれば良いのですが。それにしても、大盛りでも良かったなぁ、と。
 それとツユは、他の冷たいソバと共通だと思いますが、今回のはぶっかけ系なのに味があまり濃くないというか、そのまま飲んでも差し支えないくらいの味の濃さ。出汁感はそこそこで、味付けは甘みがやや効いた万人向けのものと思います。
 あとこのソバの嬉しいところは、大根おろしが乗っていることで、天ぷら2品と結構ヘヴィな油っ気を、美味くいなしてくれるような。更に干しエビは、わりと上品というか、所々アクセントとして香りと香ばしさをプラスしています。

 というわけで、美味しくいただいたのですが、この日で販売期間が終わってしまうのが勿体ないというか、定期的に復活させてくれないですかね。特に、期間中はそれのみでそば・うどんとの組み合わせで販売されていた海老春菊天は、是非ともまたいただきたいと思いました。
 ごちそうさまです。

令和5年12月訪問

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栃木県のちょいと北の方に住んでいるアラフィフのオッサン。
ラーメン・そば・うどんなどの食べ歩き、乗り鉄、競馬の旅打ち、モータースポーツ観戦、PC自作など嗜んでいます。

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