たひお備忘録

とりとめのない趣味の、とりとめのない活動記録。
【タイトル題字:細身のシャイボーイ様】

栃木県芳賀郡芳賀町 中華そば 芳(かぐわ)

 8月8日(令和5年)の立秋を過ぎ、月遅れのお盆も終わって数日経ち、空気に僅かな涼しさが混じるようになった気がする(あくまで「気がする」)今日この頃。そんな秋の気配をほんのり感じつつバイクに乗って向かった先は、芳賀町にあるこちらのお店。
 というのも、このところ提供中の気になる限定メニューを、どうしても食べたくなったので。

【冷製貝出汁中華そば(醤油) 800円】
冷製貝出汁中華そば(醤油) 800円
【平日ランチ限定貝ご飯(小) 100円】
平日ランチ限定貝ご飯(小) 100円

 それがこの、冷製貝出汁中華そば。秋の気配を感じるとは言え、まだまだ猛暑は続いているので、そんな暑いうちにいただきたかったんですよね。
 で、まずはスープからいってみると、貝出汁の香り成分は温かいと感じやすくなるのか、以前こちらでいただいた温かい貝出汁のように貝の風味がガツンというよりも、じんわりじわじわと。あと貝出汁の他、鰹節も使われているのでしょうか?それっぽい華やかな風味も感じられ、ナチュラルな旨味たっぷりという感じで。それとこの手の冷たいラーメンはスープがキンキンに冷えていることがあるのですが、こちらのはそこまで冷たくなく、表面の香味油が固まらないギリギリあたりの温度でしょうか。あと、味付け濃くないのが好印象。そこに薬味的晒しネギが、穏やかな風味とシャキっとした食感でアクセントを。
 また麺は、こちらのお店は全粒粉入り細麺とうどん粉入り平打ち麺があるのですが、前者を使用。全粒粉が香る麺自体の味が良く、またコシはあれど冷えていても変に固くならない(逆にビヨンビヨン伸びる)のが良いですね。
 そして具は他の品でお馴染みとなった、しっとりジューシーな食感の、レアチャーシューと、鶏チャーシュー。あとシャクっとしつつ柔い穂先メンマもと合わせ、どれもスープを邪魔しない味付けが流石だなぁ、と。
 更に、一緒にいただいた貝ご飯は、貝の風味満載で相変わらずのクオリティーですが、少し残してこのラーメンの冷たいスープに投入したところ、冷たい貝茶漬けといった趣で、悪くなかったです。

 というわけで、今回も美味しくいただいて、大変満足させていただきました。
 ごちそうさまです。

令和5年8月訪問

神奈川県海老名市 名代 箱根そば 海老名店 (小田急電鉄海老名駅 改札内)

 令和5年の月遅れ盆前、東京の地下鉄に乗りったり駅そばの類いをいただいたりと、日帰り旅をしてきたところですが、それからあまり日が経たないうち、残っていた青春18きっぷ2日分を使い、今度は家人と共に神奈川の方まで。
 で、道中の諸々については省略しますが、そんな旅の途中に立ち寄ったのが、小田急電鉄の海老名駅。この駅に隣接する「ロマンスカーミュージアム」を見学する前に、駅構内にある箱根そばで、遅い昼食と相成りました。

 お店は改札内のコンコースにあり、この日は雨降りで薄暗かったこともあり、行灯式の看板や、店頭のデジタルサイネージ?が目立ちます。
 それで注文は、入店前に店頭に置いてある2台の券売機で食券を買う方式。箱根そばはレギュラーメニューの品数が多く、更には期間限定メニューも複数あるため、こういう所で食べる機会が殆ど無い家人は、何をどう選ぶか心配になったものの、すんなりと冷やしきつねそばに決定。そして私は、これまでずっと食べたかったけど今回ようやくタイミングが合った有名な期間限定メニューの食券を買って入店。午後2時半過ぎという中途半端な時間なのに、結構広い店内は先客が数組、後客も数組という混み具合でした。

【豆腐一丁そば 590円】
豆腐一丁そば 590円

 そんな中、私がいただいたの期間限定メニューというのが、夏の恒例となっている、豆腐一丁そば。そばの上に、絹ごし豆腐がドドンと1丁載っていて、その上にネギとショウガ、周りには揚げ玉と鰹節という、冷やしそばにたぬき奴をそのまま載せてしまったようなネタ感あるビジュアルは、実物を見るとインパクト大ですね。
 豆腐を端から崩しつつ、それと薬味を適宜加え、ツユとソバと共に口に入れると、これが、もう!
 崩した絹ごし豆腐は食感もトロっと柔らかくコクとまろやかさを加え、ツユ、そしてソバと合わせれば、これは「マリアージュ」と言っても良い旨さ!そこにネギや揚げ玉、鰹節がそれぞれアクセントを加えて、更にはショウガか、丼に添えられたワサビが味を引き締めてという感じで。
 夢中になって食べ進め、あっという間に完食してしまいました。

【冷しきつね(そば) 510円】
冷しきつね(そば) 510円

 こちらは先述のとおり、家人がいただいた品。例によって少々味見させて貰いました。
 で、箱根そばって、ソバもツユも、きつねのようなベーシックなタネも、万人向けと言える(逆に言うと引っ掛かりのない大人しい)味わいですが、そんな中、大根おろしとキュウリが効いていて、これも、また。

 というわけで、どれも美味しくいただいて、大変満足いたしました。特に豆腐一丁そばは、また来年以降も是非いただきたいというか、夏場に小田急線沿線に上京する用事が出来ないかなぁ、と。
 ごちそうさまでした。

令和5年8月訪問

東京都墨田区 そばうどん 文殊 両国駅前店

 令和5年の月遅れ盆前、東京の地下鉄乗り歩きしつつの駅そばの類い食べ歩きの4杯目にして最後は、駅そばでは無く、いわゆる立ち食いそば、路麺店となるのですが、近年味の評判と共に首都圏で店舗数を増やしているという、「文殊」というお店。
 じつは今回の旅の途中で乗り換えた、東武東上線成増駅の構内にもお店を構えていたりしたのですが、今回お伺いすることにしたのは、都営大江戸線に乗っている途中で降りた両国駅が最寄りの、こちらのお店。もっとも、「両国駅前店」と付いているものの、これはJRの駅前というか、都営大江戸線の出口からはかなり遠くなるんですよね。(しかも今回は、出口を間違えて更に距離がプラス。とある出口から出たら休館中の江戸博物館が嫌な角度で目に入った時は、あまりの間違いっぷりに我ながら笑ってしまった。)
 それでも時間に余裕はあったので、えっちらおっちら歩くこと暫しで、JR両国駅の東口へと。そこを背にして(南方向に)細い通りを入ったところにあるお店に到着しました。

 お店は広くもなく狭くもなくという感じで、長いカウンターを挟んだ厨房には、午後5時半頃という中途半端な時間にもかかわらず店員さんが複数(3人だったかも)いるということは、ピーク時にはかなりのお客さんが来ることが偲ばれるというか。
 注文は口頭で告げる方式で、混んでいなかったから時間に余裕はあったものの、品数の多さに迷うこと暫し。だって、かけ、冷し、ざる、かき揚げ、春菊、たぬき、きつね、山菜、わかめ、おろし、月見、とろろ、カレーと、そば類だけでこれだけ種類が。天ぷら単品も、かき揚げ、春菊、いんげん、なす、ちくわ、イカ、コロッケ、ごぼう、えび天が。あとカレーライス、天重といったご飯物。セット用の天丼、カレー、鶏丼。玉子は生玉子と温泉玉子。更には期間限定メニューも複数あるんですもの。
 で、今回こそ、迷った時の個人的定番天玉そばということで、かき揚げ蕎麦と生玉子という組み合わせで注文。すると、サクサクっと手早く調理され、あっという間に登場しました。

【かき揚げ(そば) 470円 + 生玉子 50円】
かき揚げ 470円 + 生玉子 50円

 それで早速、ツユからいってみたところ、これが、もう!こんな中途半端な時間にもかかわらず、節系の香りメインの出汁感がビンビンに。一日何度も山車を引いているんですかね。また味付けは、濃口醤油が主張する物の風味は濃すぎず、甘さの加減が丁度良く、塩気は比較味濃いめな、個人的にはブラボーな味加減のもの。温度も丁度良いです。
 そして茹で時間が短い細めのソバは、生麺で、口当たり、歯応え、そしてもちろんソバそのものの味も良し。
 更にかき揚げは、タマネギと長ネギ、そしてアミエビ?というベーシックな組み合わせ。揚げ置きながら、サクっとクリスピーな食感で、タネの火の通し加減もバッチリという、ベストな揚げ上がり。ツユと馴染みも良いですね。あとこれだけ全体的に良い感じたと、逆に生きるのが薬味の白ネギ。シャキシャキ感、そして辛味がそば全体と合わさると、なんとも心地良いです。

 というわけで、大変美味しくいただいたのですが、こういうお店がそこかしこにある首都圏の人がうらやましい!
 なのでいつかまた上京した折には、どこかの「文殊」でいただけたらなぁと。
 ごちそうさまでした。

令和5年8月訪問

埼玉県和光市 そばもん 和光市駅店 (東武鉄道・東京メトロ和光市駅 改札外)

 令和5年の月遅れ盆前、東京の地下鉄乗り歩きしつつの駅そばの類い食べ歩きの3杯目は、東京メトロ有楽町線と、有楽町線と一部区間が重複する副都心線の終端で、東武東上線との接続駅でもある和光市駅。
 ここに、厳密に言うと「駅そば」とは違うかもしれないのですが、駅施設内に信州産のそばと地酒を売りにするお店があると知り、今回お伺いすることに。

 そんなわけで午後2時40分過ぎ、実はこの日、列車を降りるのが2度目の和光駅の北口から出て、そのお店へと。
 それほど広くない店内は、中途半端な時間にもかかわらず、テーブル席はグルーブ客で埋まり、立ち飲み・立ち食いカウンターにも先客がいて、思い思いに地酒とつまみ、そしてそばを楽しんでいる様子。
 注文は、店内の券売機で食券を買って店員さんに渡す方式ですが、その券売機が凄かったというか、ちょっと懐かしめの一面にボタンが並んだタイプで、しかもその全てに何かしらの品が割り振ってあったというか、1ボタン1品では足りず同じ価格の品はボタン及び食券が共用になっていました。しかも、券売機前のカウンターにいる先客が、肘を着いて尻を突き出した格好で飲んでいたため、見づらい及び買いづらいことこのうえなかったものの、その中から冷たいそばを1品チョイス。本当は、信州名物の馬刺しやもつ煮などで地酒を一杯いきたかったところなのですが、時間があまり無かったのと、体調的に飲むとキマってしまう恐れがあったため、涙をのんで自重した次第。
 その食券を、店員の2人組のお姉さん(お世辞抜きでお姉さん)に渡し、カウンターの空いたスペースにて待つこと暫しで出来上がりました。

【冷し茄子天そば 660円】
冷し茄子天そば 660円

 早速カウンターに持ち帰り、ツユをざっと掛け回してから、ソバをズズっといってみたところ、これが。信州産のソバはツルツルっとした口当たりで、口に入れると季節的に蕎香ビンビンとはいきませんが、蕎麦自体が持つ穀物的な味や、適度な歯応えが良いですね。 またツユは、出汁感がそこそこあり、ぶっかけ用にしては上品な味の濃さ。あまり甘くないのが、個人的には好みの味わいです。
 そして茄子天は、揚げたてで、衣カリっ中はトロとした最高の揚げ加減。そこに先述の上品なツユが絡んで、これがまた。あと、添えられたワカメも嬉しいですね。

 というわけで美味しくいただいたのですが、やっぱりそばだけでは勿体なかったというか、水たくさん飲めば酒1合くらいいけただろうし、例えば提供にさほど時間が掛からないであろうもつ煮と盛りそばの組み合わせだったら、地酒も込みで楽しめたのではなかろうかなどと、後悔しきり。でも茄子天も美味かったので、これはこれでよかったのかなぁ、とも。
 ごちそうさまでした。

令和5年8月訪問

東京都文京区 そば処 めとろ庵 後楽園店 (東京メトロ後楽園駅 改札外)

 令和5年の月遅れ盆前、東京の地下鉄乗り歩きしつつの駅そばの類い食べ歩きの2杯目は、東京メトロの駅構内を中心に店舗を構える、「そば処 めとろ庵」。
 東京メトロの公式サイトには、「そば処 めとろ庵」のある駅として大手町駅、西船橋駅、新木場駅、錦糸町駅の4駅(うち新木場店については以前お伺いしたことが。)が紹介されていますが、東京メトロのグループ会社であるメトロプロパティーズのウェブサイトにはその4駅に加えて、後楽園駅、上野駅、門前仲町駅にもお店がある記載が。またその中の後楽園駅については、これまた東京メトロのグループ会社であるメトロ開発のウェブサイトにも記載が。
 どれも「そば処 めとろ庵」には変わりないとは思いつつも、「なんで東京メトロ公式(ウェブサイト)は4店舗だけなんだろう」とつらつら考えた結果、駅構内にあるのが公式に紹介された4店舗で、駅施設外にあるのがそれ以外の3店舗。うち後楽園駅については、東京メトロの高架下(丸ノ内線後楽園駅の前後は高架線になっている)にあるのが違いかなぁ、などと思ったりして。

 と、そんな愚にも付かぬことで長くなってしまいましたが、今回の計画を立てる際、どこかの「そば処 めとろ庵」でいただこうと行程や時間帯などを検討して最終候補に残ったのが、丸ノ内線と大手町駅と後楽園駅。どちらでいただいてもその後の行程に影響しない計画を作ったので、今回は地下鉄なのに高架線区間にある、後楽園駅でいただくことに。
 それで後楽園駅で下車した後、改札口通って駅出口から出て、横断歩道を渡ってこちらのお店へ。
 注文は、店内にあるイマドキの券売機で食券を買う方式で、メニュー数はそば・うどん類がおおむね一般的なもの(温かい品が、かき揚げ、春菊天、かき揚げ玉子、月見、きつね、たぬき、とろろ、あさわかめ、かけ。冷たい品が、かき揚げ、きつね、たぬき、とろろ、もり、ざる。あとタネは各種トッピング可。)に加え、丼とセット(カツ丼、かき揚げ丼、カツカレー丼、カレー丼)が多い印象。(丼単品もあり)
 そんな中から、今回は春菊天そばに温泉玉子を追加。店員のお兄さん方二人のコンビプレーによって、程なく完成です。

【春菊天そば 520円 + 温泉玉子 120円】
春菊天そば 520円 + 温泉玉子 120円

 受け取ったらカウンターの空きスペースに移動して早速。
 まずはツユからいつてみたところ、濃口醤油の立った東日本的味わいですが、味のチューニングは若干甘みが効かされていて食べやすい印象。味の濃さがしっかりしているのが良いですね。
 またソバは、生麺っぽく感じましたが、実際に茹でるところを見ていなかったので不明。蕎麦っぽい香りはそれほど強くなく、食感は歯応えこそ目立たぬもソリッドめの自然な歯応えが悪くないです。
 そして春菊天は、細かくした葉をかき揚げ様にした物で、最初はサクサクっと軽い食感ですが、すぐにハラハラ崩れトロトロとツユに溶ける感。玉子は生玉子(80円)もあったものの、たまたま温泉玉子にしましたが、偶然にも春菊天には、崩すとツユと混ざる生卵より、混ざりにくいこちらの方が合っているように感じました。

 というわけで、美味しくいただいたのですが、冒頭に書いた公式サイト掲載の4駅とそれ以外のお店に味やメニューの違いがあるのか、大手町駅でも食べて比べれば良かったかなぁと、後で思ったりして。(なのでいつかまた上京した折にでも。)
 ごちそうさまでした。

令和5年8月訪問

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栃木県のちょいと北の方に住んでいるアラフィフのオッサン。
ラーメン・そば・うどんなどの食べ歩き、乗り鉄、競馬の旅打ち、モータースポーツ観戦、PC自作など嗜んでいます。

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