たひお備忘録

とりとめのない趣味の、とりとめのない活動記録。
【タイトル題字:細身のシャイボーイ様】

栃木県日光市 つちや食堂

 前の記事にも少しだけ書いた、(令和5年)9月半ばに、奥会津の只見までキャンプに行った、今度は帰り道でのこと。
 チェックアウト時間がわりと早かったこともあって、お昼時の少し前には栃木県に入ってしまったのですが、出来れば帰り道で昼食を済ませてしまいたいと思い、自宅へ向かうにはちょいと遠回りにはなりますが、走っていた国道121号をそのまま南下して、日光市の三依(中三依)にあるこちらのお店まで。だいぶ前に某ラーメン本で知った時にお伺いして以来、久しぶりの再訪となりました。

 で、こちらのお店の名物と言えば、山菜入り辛子味噌。それを使った「自家製山菜入りからし味噌ラーメン(塩味)」も有名で、前回お伺いした時にいただいたのですが、今回は、家人共々、身体がより暖まりそうな物が食べたいということで、味噌らーめんを。ただ、やっぱり名物も食べたいということで、山菜入り辛子味噌を使った、からし味噌入り餃子もお願いしました。

【味噌らーめん 700円】
味噌らーめん 700円

 その後、待つこと暫しで登場した味噌らーめん。一般的な物に比べると、赤みの強い色あいのスープが特徴的ですね。
 で、早速そのスープからいってみたところ、色味のとおり、味噌は赤味噌を使っているのでしょうか?豆味噌っぽい渋みのある旨味も感じられる気もしますが、ちょいと自信なし。あと、唐辛子けっこう効いていてハッキリとした辛みがあることや、具の野菜類を炒め煮したような旨味もスープに溶け込んでいることが感じられまが、先述の味噌と合わせ、結構特徴的な味わいですね。
 また、お品書きに手打ちとは書いてありませんが、手打ち感のある麺は、平打ちかつ手揉みされ縮れの入ったもの。表面は比較的ツルっとしたいますが、啜る時に硬質な口当たりと、噛む時にホギホギとした歯応えが主張する、これまた特徴的なもの。
 それと具は、ミシっとしたチャーシュー(煮豚では無く焼豚)に、炒めたキャベツ、ニンジン、モヤシなどの野菜類。ほかにメンマや、更に茹でた青菜、ナルトも載っていました。

【からし味噌入り餃子 400円】
からし味噌入り餃子 400円

 こちらは先述のとおり一緒にいただいた品。
 で、一口囓れば、肉汁と共に、山菜入り辛子味噌のフレッシュ感のある山の風味と鮮烈な辛さが丁度良い具合に感じられて、これまでいただいてきた餃子の中でも、相当な上位に来る味わい。
 っていうか、山菜入り辛子味噌。万能ですね。

【味噌らーめん 700円】
味噌らーめん 700円

 こちらは、家人のいただいた品。私のと同じなので写真だけ。
 家人的には、ごく普通というか、一般的な味噌ラーメンを期待していたらしく、神妙な面持ちで食べていました。

 というわけで、なかなかに特徴的な一杯と、一皿を、どちらも美味しくいただいたのですが、特にからし味噌入り餃子は、相当にインプレッシブ。あと、お土産に山菜入り辛子味噌を買ってくれば良かったと後悔しました。
 そんなわけで、自宅から地理的にわりと来づらいところではあるのですが、またお伺いして、山菜入り辛子味噌を使った品や、これまでスルーしていたうどん・そば類なども、いつかいただいてみたいですね。
 ごちそうさまでした。

令和5年9月訪問

福島県南会津郡南会津町 会津らーめん処 みのや

 (令和5年)9月の半ば。国道121号こと会津西街道を通って、家人と共に福島県の只見のほうへキャンプに向かう時のこと。
 今回は、キャンプ場指定のチェックイン時刻が遅かったため、途中のこのあたりでお昼時になったのですが、そんな時、目に入ったのがこちらのお店。っていうか、この道は平成元年に普通自動車免許を取って以来何度となく走っていますが、国道352号との交差点近くという覚えやすい場所ということもあり、お店の存在自体はすっかりお馴染みなっていたんですよね。
 ですが、お店にお伺いしようとしたのは今回が初。前を走っていたバイクにつられるように、駐車場へとクルマを入れました。

 クルマからお店に入ろうとすると、なかなかの盛況ぶり。結構と広めの店内はわりと席が埋まっていましたが、入口から見て奥にある座敷席が空いていたためそこに。偶然座った席ですが、窓の外には川(荒海川に注ぐ山王川というらしい)が流れ、開いた窓からそのせせらぎが聞こえてきて、なかなかに風流ですね。
 卓上のお品書きを見ると、会津らーめん(醤油味)を筆頭に、みそ、きのこと、其れ其れにチャーシューが増されたラーメン類が計6種類。ご飯物は牛丼とライス。飲み物はビールとジュース、あと地酒というラインナップで、そんな中から、私がきのこチャーシュー、家人が会津らーめんをいただくことにしました。

【きのこチャーシュー 900円】
きのこチャーシュー 900円

 それで注文から少し待って登場した、私と家人のラーメン。可及的速やかに写真を撮った後、スープからいってみたのですが、油は多少浮いているものの、全体的にはあっさりとしています。出汁は清湯豚骨と煮干しあたりでしょうか?(自信なし)が、旨味は十分。変に凝った情報量の多いスープよりも、個人的には、こういう風通しの良い味わいのものが、歳と共に更美味く感じるようになりました。それと、名前の通り、具にきのこ類が入っていますが、煮込んで旨味を出したと言うよりも、水煮のものを具として加えてある感じ。それでも、その風味が加わることによって、家人のいただいた会津らーめんとは一寸違う味わいになっています。
 また免は、手揉みの縮れが加わった、やや平べったい形状の物。その縮れが啜り心地を良くしていますし、噛んだ時のもっちりとした弾力もあって、これがまた。
 そして具は、先述のきのこの水煮は醤油味のスープと良く合っています。あとは懐かしい感じが個人的には安心するチャーシューが多数。あと、こういうシンプルなラーメンなので、薬味の白ネギが果たす役割も大きいというか、アクセントになり味を引き締めています。

【会津らーめん 700円】
会津らーめん 700円

 こちらは先述のとおり家人がいただいた品ですが、シンプル・イズ・ベストという感じで。家人も「美味しい」と申しておりました。

 というわけで、会津っぽいラーメンと思える一杯を美味しくいただいたのですが、正直なところ、これまでお伺いしてこなかったのが勿体なかったというか。でも逆に言えば、今後会津西街道を通る時は、安心して立ち寄れるお店が1つ増えたということで、またいつかお伺いし帯と思います。
 ごちそうさまでした。

令和5年9月訪問

東京都千代田区 SOBA STAND そばうさ

 東京出張の2日目。前日とは違い、ちょっと攻めたお昼としてお伺いしたのが、実は前日にお伺いしたお店からあまり離れていないところにあるこちらのお店。なんでも、2015年に半蔵門に開店して早々に人気店となった立ち食い店そばで、これまでにない、ニューウェーブというか創作そば的メニューが提供されているとのこと。
 それが、色々あって2021年に、現位置に移転オープン。コロナ禍で大変な中、こちらでも人気のお店になっているようで。

 それで平日だったこの日、正午の少し前に到着したところ、角地にあるお店を囲むように行列ができていたものの、回転は早く、10分も経たずに入店。
 早速券売機で食券を買いますが、このお店で最初に出来たという「スタミナ冷そば」や、人気という(実際、店内の結構な割合の人が食べていた)「スタミナ坦々冷そば」など、馴染みがないだけにどれをいただくのが良いか。ただ、私の後にも行列は出来ていたので、ここはひとつ、一番気になったバジル冷そばを瞬時に選択。
 入店から食券提出、そして提供まてのオペレーションも良く、食券提出から3分ちょっとで私の頼んだ品が出来上がりました。。

【バジル冷そば 1,000円】

 それを受け取って、あらかじめ場所を取っておいたカウンターに持ち帰りますが、見た目からして特徴的というか、ツユは表面が緑色で更に赤いものが浮いているし、その緑色のツユからは、バジルの良い香りがしてきます。そばの上にはベーコン、千切りレタスと白ゴマ、トロトロのスクランブルエッグ、更にはくし切りのレモンが添えてあるというビジュアル。

 とりあえず、ソバを引っ張り出してツユに浸けいただいてみると、これが、もう!!

 ツユの緑色はバジルペーストで、赤みはプチトマト。で、ツユ旨味の素というか、何の出汁かはバジルが主張するので初見では不明ながら、旨味がどっしりしていると感じました。この時は、動物系の出汁も使っているのか?と思いましたが、何と鰹出汁がベースで、そこに返しと甘みを調合しているとか。更にそれとは別に明確な甘みを感じましたが、数口後、ソバに載った卵からだと判明。
 またソバはやや幅広のタイプで、密度感のある歯ごたえ。蕎麦粉自体はガレットなど洋風の味も合うので、このツユの中に入っても問題なしというか、これが逆に好相性というのに驚きます。
 更に先述したスクランブルエッグや、ベーコン、シャキシャキのレタスなど、ソバと一緒につまむ具によって味が変わり楽しいですし、フレッシュなレモン汁も良い味変ですね。
 そして最後は、カウンター上の蕎麦湯でツユを割ってみたところ、これも悪くないというか。

 というわけで、美味く言語化できず申し訳ないのですが、なんだかわからないけどめっちゃ美味い!!という感じで、なかなかにアメイジングな体験でした。
 これは是非とも、今回選ばなかったスタミナ冷そばやスタミナ坦々冷そば、更に、このバジルそばの温そばもいただいてみたくなったものの、地理的に気軽に再訪できるところじゃないというのが何とももどかしく……。
 でもいつかまた、必ず再訪したいですね。
 ごちそうさまでした。

令和5年9月訪問

東京都千代田区 めん徳 二代目つじ田 麹町店

 前の記事でも触れましたが、(令和5年)9月半ば、2日間の東京出張に。
 で、その初日の昼食としてお伺いしたのが、だいぶ前に一度お伺いしたことがあり、その際に比較的良い印象だったこちらのお店に。(色々あって、この日は、手堅いところで納めたかった……。)お店に着いたのは、12時の少し前だったのですが、既に店外数人待ちという状態。以前お伺いした時も行列していましたが、相変わらず人気のお店のようで。

 店頭の券売機で食券を買い、待つこと暫しで、カウンターのみの、私のような体型だと少々つらい前後幅の店内へ。その時気が付いたのですが、案内してくれた接客担当の女性、そしてカウンターの向かい側の厨房内で調理する2人の男性というの店員さん全てが、外国の方なんですね。(異国の地で、こだわりのつけ麺をウリとする人気のお店で働くのは相当難易度高いと思う。同じレシピを見て作っても、誰しもが同じ味とはならないので。)

【味玉つけめん 1,100円】
味玉つけめん 1,100円

 そんなこんな、お店に到着してから20分弱でご対面となった、今回いただく味玉つけ麺。
 まずは、卵麺だというきれいに盛られた太めのストレート麺から、はじめは何も付けずに1、2本啜ってみたところ、瑞々しくツルっとした口当たりと、弾力のある歯応えで、これが。暫く前、濃厚系のつけ麺がブームとなった時、麺の太さがエスカレートしていったこともあったのですが、個人的にはこれくらいが美味しく感じるリミットというか。
 次に、その麺をつけ汁に浸けていただけば、また。動物(豚骨?)系+節系という、濃厚系の王道的味わいで、ほんの少し甘みを感じるまろやかな味加減は良い塩梅。これもブームの時に一部でつけ汁の濃さがエスカレートしていったことがあったのですが、個人的にはこれくらいが美味しく感じるリミットというか。
 そして、つけ汁に入ったメンマやら細切れのチャーシューなどをつまみつつ食べ進み、1/3ほどいただいたところで、添えられたスダチを麺に絞って味変。更に1/3程いただいたところで、麺に黒七味を振り掛け味変すれば、どちらもとても良く合います。それと味玉も、火の通し加減や味加減がバッチリ。
 最後は、スープ割りをお願いして、つけ汁の味わいを余すところなく堪能しました。

 というわけで、美味しくいただいたのですが、この記事を書くに当たって参考までに『つじ田』のウェブサイトを見たところ、店舗一覧に名前がなく、ブランドの説明文にも「2005年神田御茶ノ水でオープンして以来……」とあり、(確か)2003年オープンのこちらのお店は完全に無かったとこに。
 何故そんな扱いになってしまったのかはわかりませんが、とりあえず満足いたしました。
 ごちそうさまです。

令和5年9月訪問

東京都千代田区 蕎麦や はないち

 令和5年9月も半ばに入ったこの日。2日間の予定で東京まで。まぁ、仕事がらみで正直面白くない上京なのですが、折角東京まで来たのだから、拘束時間以外は楽しませていただこうかと。
 で、その旅程を立てている時、JRから東京メトロに乗り換える有楽町駅で朝食を摂るのが丁度良い塩梅だとわかったので、駅至近というか、駅のガード下に入ったこちらのお店にお伺いすることにしました。

 山手線を降り、京橋口から出て中央口方向に歩くとすぐに、そのお店を発見。同時に、入口の所に置かれた券売機と写真付きお品書きも目に入りましたが、いざ食券を買おうとすると、その品数の多さにかなり迷うことに。全部書くと長くなるので端折りますが、一般的メニューの他、納豆(冷・温)、月見野(むじな+玉子のようでした)などわりと珍しいそば・うどん類に、丼物も一通り。更に盛岡冷麺とビビン冷麺もありました。ちなみに、券売機の最上段、他より大きなボタンは、かき揚げ、春菊(天)、盛岡冷麺、ビビン冷麺となっていて、冷麺類はお店の推しメニューのようですね。
 結局、迷った時には個人的定番というコシで、天玉の食券を購入。通勤ラッシュも落ち着いてきた時間だったせいか先客もなく、「そばでお願い」と言いつつ食券を渡すと即座に調理にかかり、待たずにいただけました。

【天玉そば 480円】
天玉そば 480円

 それでまずはツユからいってみたところ、出汁感がビンビン!味付けは、塩気や醤油っ気、甘みがどれもしっかりしてて(ようは、ちょっと濃い目)、個人的には大好きな味わいですね。
 またソバは、茹で麺を使用と思われますが、個人的には若干柔めの食感だと。もっとも、口当たりや食感が変に強調されているよりはむしろ好きな、自然なレベルというか。
 またかき揚げは自家製でしようか。(お伺いした時、ちょうどタネの野菜仕込んでいるところっぽかった。)タネは、玉ネギ、長ネギ、ニンジン、あとアミ海老を確認。揚げ上がりはハードというかかなり香ばしくカリッとしていますが、ツユとの馴染みは良かったです。

 というわけで、東京での1食目を美味しくいただいて、満足いたしました。
 ごちそうさまです。

令和5年9月訪問

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栃木県のちょいと北の方に住んでいるアラフィフのオッサン。
ラーメン・そば・うどんなどの食べ歩き、乗り鉄、競馬の旅打ち、モータースポーツ観戦、PC自作など嗜んでいます。

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