たひお備忘録

惑い迷える40代の、食べ歩き、競馬の旅打ち、城巡りなんかの記録。
【タイトル題字:細身のシャイボーイ様】

ニューレッドアロー特急小江戸号と「狭山そば」とS-TRAIN 【平成30年12月19日】

ニューレッドアロー特急小江戸号とS-TRAIN

 先日、夜からの所用で上京する際、早めに出て某競馬場で用足しまでの時間ひと勝負しようと目論んでいました。ですが色々あって、競馬場に行くことは諦めることになったのですが、その代わりに選んだのが、これまで乗ったことが無かった西武鉄道の座席指定列車と、いただいたことがなかった西武鉄道系の駅そば。(競馬から鉄道・駅そばと振り幅が非常に大きいのは、中の人の趣味、という事で……。)退勤時刻や東京までの列車、そして用足しの時間を勘案しつつ調べたところ、上手い具合にニューレッドアロー特急小江戸と、昨年(平成29年)3月に運行が開始されたS-TRAINに乗ることが出来ることが判明し、加えてその合間に、所沢駅のホームで立ち食いそばまでいただけることが判明。そしたらもう、行くしかないでしょ!ということで。


ニューレッドアロー特急小江戸17号本川越行き

 西武鉄道初の有料特急用専用車両は、昭和44年(1969年)に登場した5000系電車なのですが、その時「レッドアロー」という愛称が付けられました。(余談ですが「レッドアロー」って、西武鉄道の登録商標なんですね。)

 その後、平成5年に登場した5000系電車の後継車が、「ニューレッドアロー」こと10000系電車。そしてその登場と同時に、これまでの特急むさしに替わって運行が開始されたのが特急小江戸号で、西武新宿駅-本川越駅間の西武新宿線全線47.5kmを所要時間は45分で結びます。また特急料金は500円(西武新宿駅-本川越駅間)とリーズナブルに良い椅子に座れるのですが、併走する東京メトロ副都心線~東武東上線(新宿三丁目駅-川越市駅間)を走るFライナーが登場してから、車両こそロングシートの通勤型車両を使用するものの料金不要で所要時間が小江戸号を上回る41分ということもあり、小江戸号は苦戦を強いられているとのことです。

 また、西武鉄道の特急と言えば、来年(平成31年)デビュー予定の「Laview(ラビュー)」こと001系電車があるのですが、当面は池袋駅発着の列車に限られ、小江戸号は現行の10000系電車が使用されるようです。

【宇都宮駅に停車中の上野東京ライン小田原行き普通列車】
宇都宮駅に停車中の上野東京ライン小田原行き普通列車
【いただいた天ぷらそば370円+生卵50円】
いただいた天ぷらそば370円+生卵50円

 それで冒頭に書いたとおりニューレッドアロー特急小江戸号に乗ろうと、その日どうしても外せなかった仕事だけ済ませて職場を退勤。最初に立てた予定では、宇都宮駅11時36分発の湘南新宿ライン逗子行き快速列車に乗る筈だったのですが、1本早い11時25分発の上野東京ライン小田原行き普通列車に乗車。というのもこの列車で小山駅まで行き、元々乗る予定だった湘南新宿ラインが来る10分の間に、以前いただいた時に好印象だった東北本線(宇都宮線)上りホームの立ち食いそばをいただこうと目論んだのですが、さすがは評判お店、かつ昼時とあって混んでいて、ちょっと無謀な挑戦になりかけたという。でも、時間が無いなりにもしっかりと味わいつついただいたところ、濃いめ、しょっぱめのツユに茹で麺という王道スタイルで、やっぱり旨かっですね。

【西武新宿駅(焦って撮ったので信号機が……)】
西武新宿駅(焦って撮ったので信号機が……)
【西武新宿駅のコンコース】
西武新宿駅のコンコース

 小山駅からは予定通りの湘南新宿ライン逗子行き快速列車に乗り、定刻の13時14分、新宿駅に到着。西武新宿駅13時40分発の特急小江戸17号に乗り換えるのですが、湘南新宿ラインのホームはJR新宿駅の中でも南側にあり、JR新宿駅の北にある西武新宿駅まで結構な距離を歩かなくてはなりません。それでも、10分もあれば何とかなるだろうと高を括っていたのですが、思った以上に時間がかかり、発車時刻の10分前が受取期限となっているネット予約していた特急券を、危うく取り逃がすところだったという。

【受け取った特急小江戸17号の特急券】
受け取った特急小江戸17号の特急券
【西武新宿駅に停車中の特急小江戸17号】
西武新宿駅に停車中の特急小江戸17号
【車体側面に書かれたNRE(ニューレッドアロー)のロゴ】
車体側面に書かれたNRE(ニューレッドアロー)のロゴ
【2号車(10208)の車内】
2号車(10208)の車内
【シート】
シート

 特急券を受け取りSuicaで改札口を通り、既に2番線ホームに入線していたニューレッドアローこと10000系電車とご対面。まじまじと見るのは初めてなのですが、丸みを帯びた先頭部は先代の5000系電車のイメージも残り、モノトーンに深紅の帯というカラーリングもスタイリッシュに見えます。それで列車の写真を撮ってから指定された7両編成の後ろから2両目となる2号車に乗り込むと、発車2分前のアナウンス。厚みのあるバケットシートタイプの回転式クロスシートが並ぶ車内は、ちょっと前の特急型車両っぽい重厚な雰囲気。また、シートの下に足を入れられないタイプというのもちょっと昔っぽいのですが、シートピッチは1070mmと広い(参考までに、東海道新幹線普通車が1040mm、JR東日本普通列車グリーン車が970mm)ので、窮屈さは有りません。

 進行方向右側だった指定席に腰を落ち着けると程なく、定刻の13時40分になったのですが、そこから45秒ほど経った頃に発車。車内は、私を含めた乗客が7名と空いており、基本的に列車が空く平日の昼下がりという理由だけでは無く、やはり競合するFライナーの影響もあるのかな、なんて。また、今回の座席は電動車の台車真上付近とあって、抵抗制御式モーターの唸るような回転音を堪能できるのですが、その音は結構勇ましく、私のような物好きならともかく、普通の人にとってはうるさく感じるかもしれません。

【西武新宿駅発車直後】
西武新宿駅発車直後
【JR山手線をくぐる】
JR山手線をくぐる
【下落合駅通過】
下落合駅通過
【野方駅手前】
野方駅手前

 西武新宿駅を出た列車は、すぐに高田馬場駅に到着。このあたり、車窓はビルばかりで、さすがは都心部だなと感じるのですが、高田馬場駅を発車した後、左にカーブしつつゆっくりとJR線の下をくぐってからは、10階建くらいのマンションが多くなり、程なくしてアパート、一軒家が続く風景に。そんな中を、ゆっくり目の速度で走るのが都心から郊外へと向かう私鉄の特急っぽいのですが、そういえばこの西武新宿線って、高架化、地下化されていないんですね。また、小径のカーブが多く線形も悪いような気もします。しかし、野方駅を通過した頃からややスピードアップ。鷺ノ宮駅を通過するとようやく特急らしい速度になったような気がしました。

【田無駅手前でちょっとだけ高架線に】
田無駅手前でちょっとだけ高架線に
【小平霊園横を通過】
小平霊園横を通過

 一方このあたりの車窓は、ウィキペディアによれば「景観は武蔵野らしくなってくる」とあるのですが、個人的には言われてみればそうかな、という程度。もっとも、田んぼや畑や雑木林に囲まれて暮らしている私にとっては、住宅の密度が低くなったのを実感できなかったのかもしれません。それが、再びビルが増えてきたと思ったら、田無駅を通過。その後、小平駅を通過すると、広大な小平霊園が車窓に広がりました。

【所沢駅手前で西武池袋線と合流】
所沢駅手前で西武池袋線と合流

 新宿駅を発車して25分、14時5分の定刻に、2つめの停車駅である東村山駅に到着。個人的には「東村山音頭」(しかも最初は4丁目から)が脳内に流れるのですが、もう40年以上前のネタなんですね。1分停車ののち発車し、西武池袋線が跨いで合流すると、14時9分に次の所沢駅に到着。特急小江戸号は片道45分と運転時間が短いのですが、乗務員はここで交代となるようです。

【新所沢駅を通過】
新所沢駅を通過
【入曽駅通過直後】
入曽駅通過直後
【狭山市駅発車直後】
狭山市駅発車直後
【サミー川越工場横を通過】
サミー川越工場横を通過

 もとより少なかった乗客をここで減らし、1分停車で発車すると、車窓には所沢航空記念公園が。個人的には一度乗ってみたかったYS-11型機をチラ見つつ、その最寄り駅である航空公園駅を通過。更に次の新所沢駅を通過すると、車窓は農地や工場が多くなり、郊外っぽい感じがしてきました。そして14時17分に最後の停車駅である狭山市駅に到着。この手前、進行方向左側の席ならば入間基地が見えたはずなのですが。で、ここも1分停車で発車し、次の新狭山駅を通過すると大きな工場が車窓に。その中にはホンダやサミーなど知っている名前がありました。更に、それらを過ぎると都市の中に入っていく感じとなり、定刻の14時25分、終点の本川越駅に到着。大変短く感じた西武新宿駅からの45分間だったのですが、これで西武新宿線全線に乗ったことになります。

【本川越駅に到着した特急小江戸17号】
本川越駅に到着した特急小江戸17号
【本川越駅入り口付近】
本川越駅入り口付近

 本川越駅では、私を含めた僅かに残っていた乗客がパラパラと降車。ホームには特急用改札があり、そこで特急券を手渡します。で、一度改札口を出た後、隣接する駅ビルのトイレで用足し。催した時、列車はそろそろ終点に着くとあって車内では我慢していたため、長い休みとなりました。

狭山そば所沢店

【本川越駅に停車中の西武新宿行き各停】
本川越駅に停車中の西武新宿行き各停

 本川越駅からは、14時47分発の西武新宿行き各停で折り返すことに。その車両は新2000系と呼ばれる通勤型車両で、ロングシートに座って何となく外の景色を見ているうち、丁度20分で所沢駅に到着しました。

【1番線ホームにある狭山そば所沢店】
1番線ホームにある狭山そば所沢店
【いただいた特製肉(そば)500円+玉子(生)60円】
いただいた特製肉(そば)500円+玉子(生)60円

 所沢駅では、今回の目的のひとつ、1番線ホームにある「狭山そば」へ。かつて、西武鉄道では「狭山そば」という屋号で西武鉄道の関連会社が立ち食いそば・うどん店を出店していたそうなのですが、近年?その大部分が「秩父そば」と屋号(と、経営会社?)が変わり、今や駅のホームでいただける(ここ、大事なところです。)「狭山そば」は、所沢駅にある1店舗だけになってしまったとのこと。しかもその所沢駅のお店にしたって、平成23年に一度閉店したものの、復活を望む声におされて平成25年に復活オープンしたそうで。そこで今回は、写真の特製肉そばに生卵を入れていただいたのですが、ひとことで言うと「美味」。ホームの立ち食いらしい若干ぬるめな温度に、これまたホームの立ち食いらしい濃い目の味付けが決まり、出汁感(カツオの他アゴだしも使用とのこと)もあって旨いツユに、茹で麺ですが蕎麦の香りのするムチモチっとしたソバが合わさり、そしてそこに天かすのコクや、具の豚肉の動物的旨味も加わって、これが、たまりませんでしたね。

S-TRAIN104号豊洲行き

 そばをいただいた後、少々時間が空くのですが、次に乗るのは所沢駅始発となる、16時18分発のS-TRAIN104号豊洲行き。

 S-TRAINというのは、平成29年3月に登場した、西武鉄道が主体となって運行し、東京メトロ、東急電鉄、横浜高速鉄道へと乗り入れ運行を行う座席指定制の有料列車。平日は所沢駅-豊洲駅間、土休日は西武秩父駅-元町・中華街駅間と、運行する区間が異なるのが特徴的です。それともう一つ特徴的なのは停車駅で、今回乗る上り方面豊洲行きの列車だと、乗車のみ可能な駅が、所沢、保谷、石神井公園の3駅。降車のみ可能な駅が飯田橋、有楽町、豊洲の3駅(ちなみに、下り方向の列車は乗車のみ・降車のみ可能駅が入れ替わります。)で、上下列車とも渋谷駅は通過となります。

 また、その使用車両は、S-TRAINと共に運行を開始した西武鉄道で一番新しい形式の4扉の通勤型車両である40000系電車10両編成なのですが、座席指定制のS-TRAINの運用に付く編成は、シートがロングシートからクロスシートに転換できるデュアルシート車両が充当されます。

【所沢駅ホームの指定券発売機】
所沢駅ホームの指定券発売機
【所沢駅に入線するS-TRAIN104号】
所沢駅に入線するS-TRAIN104号
【所沢駅に停車中のS-TRAIN104号】
所沢駅に停車中のS-TRAIN104号
【4号車(40601)の車内】
4号車(40601)の車内

 そのS-TRAIN104号は、発車時刻の3分前となる16時15分、3番線ホームに西武球場前方から入線。ネット予約していた指定席はあらかじめ西武新宿駅で受け取り済だったので、ホームで指定券は買わず、先頭車の写真を撮ってから乗車。片側4箇所の扉のうち、先頭部の1箇所だけが解放されるんですね。それで指定された席は、4号車の進行方向右側。先頭車からこの4号車までの間、各車両に1人くらいずつしか乗っていなかったのですが、4号車も私以外の乗客が乗らないまま定刻となり発車しました。


【S-TRAIN104号の列車指定券】
S-TRAIN104号の列車指定券
【車内の様子】
車内の様子
【シート】
シート
【所沢駅を発車】
所沢駅を発車

 腰を落ち着けた椅子は、最近の流行りである少々固めの掛け心地。シートピッチは広々とまではいかないものの充分ですが、シート下にはデュアルシートの回転機構があるので、窓側の席は足を前のシートの下に入れられないのは致し方ないところ。また、車内は暖房があまり効いておらず、乗客の少なさも相まって少々寂しいのですが、天井に取り付けられたモニターに映される観る人の居ない動画や、車窓から見える夕暮れ時の風景と相まって、更にそれが増す印象です。

【保谷駅発車後】
保谷駅発車後
【石神井公園駅発車後】
石神井公園駅発車後

 そんな中、10分程走って最初の乗車可能停車駅である保谷駅に停車。この車両には男女2人連れが乗ってきましたが、ただこの2人が、結果的にこの車両最後の乗客となってしまいました。ということで、最後の乗車可能停車駅である石神井公園駅では誰も乗ってこず、相変わらず寥々とした車内のまま、列車は西武池袋線を走行。そういえばこの池袋線ですが、新宿線と比べると、高架化してあり線形も良く、列車の走りそのものは大変スムースです。(それが余計、寂しさを加速させるんですが。)

【新桜台駅通過中】
新桜台駅通過中

 やがて列車は、練馬駅で機器の切り替えのため運転停車。ここから先、走る路線が西武池袋線から西武有楽町線へと変わります。その西武有楽町線唯一の途中駅である新桜台駅を通過し、東京メトロ有楽町線との境界駅である小竹向原駅で乗務員交代のため運転停車。停車時間は結構長く、停まっている間に、後続列車1本に抜かれました。


 その後は地下鉄線内を駅は通過すれども速度はゆっくりめに走り、いつのまにか池袋駅を通過。そして16時58分、最初の降車加納駅である飯田橋駅に到着。この車両からは誰も降りませんでした。2分停車のあと発車し、次は18時08分、2番目の降車可能駅である有楽町駅に到着。ここで保谷駅からの2人連れが下車。ここでも2分停車のあと発車し、17時16分の定刻、列車は終点の豊洲駅に到着。終点まで乗った乗客は、あまり居ない様子でした。

【豊洲駅のホームにて】
豊洲駅のホームにて
【豊洲駅に到着したS-TRAIN104号】
豊洲駅に到着したS-TRAIN104号

 この後は、後続の各駅停車に乗り換えて、東京メトロ有楽町線の終着駅である新木場駅へと出てから、駅で夕食後、別の路線に乗って用務先へと向かいました。

この日乗った列車など

行程

宇 都 宮
 11:25
  |JR上野東京ライン
  |4525Y
  |快速
 13:14
小  山
 11:36
  |JR湘南新宿ライン
  |4525Y
  |快速
 13:14
新宿/西武新宿
 13:40
  |西武新宿線
  |117
  |特急小江戸17号
 14:25
本 川 越
 15:07
  |西武新宿線
  |5712
  |各停
 15:32
所  沢
 16:18
  |西武池袋線~東京メトロ有楽町線
  |504~A1654M
  |S-TRAIN104号
 17:16
豊  洲
 17:20
  |東京メトロ有楽町線
  |A1677S
  |普通
 17:25
新 木 場

運賃等

JR 宇都宮-新宿 IC運賃 1944円
JR 普通列車グリーン料金(51km以上・平日) 980円
西武鉄道 新宿-本川越 IC運賃 494円
西武鉄道 新宿-本川越 特急料金 500円
西武鉄道・東京メトロ 本川越-新木場 IC運賃 432円+278円
西武鉄道・東京メトロ 本川越-新木場 列車指定券 510円

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栃木県のちょいと北の方に住んでいます。
競馬が好き。食べること飲むこと全般が好き。なので、競馬場で飲み食いしている時が、一番幸せです。

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