たひお備忘録

とりとめのない趣味の、とりとめのない活動記録。
【タイトル題字:細身のシャイボーイ様】

2020 ピレリ スーパー耐久シリーズ 第4戦 もてぎスーパー耐久5Hours Race 【令和2年11月21,22日】 その3

総合優勝を果たしたNo.888 HIRIX GOOD DAY RACING AMG GT3

 書き始めた時は、「今回の観戦記は1つの記事にまとまるくらい簡単に書こう」と思っていたものの、どうやってまとめたら良いかわからず「その1」「その2」に続いて「その3」まで来てしまった2020ピレリスーパー耐久シリーズ第4戦 もてぎスーパー耐久5Hours Raceの観戦記ですが、今回は決勝日のことを書いて終わらせたいと思います。


令和2年11月22日(日)

【スーパースピートウェイ駐車場から見たコントロールタワー】
スーパースピートウェイ駐車場から見たコントロールタワー

 この日は、前日より早く自宅を出発。午前7時には、スーパースピートウェイ駐車場にクルマを停めていました。

【開場直後のグランドスタンド付近】
開場直後のグランドスタンド付近
【今回の席(グランドスタンドA席)からの眺め】
今回の席(グランドスタンドA席)からの眺め

 8時にお客様ゲートがオープンになると、今日一日を過ごすグランドスタンドA席へ。このあと8時20分から始まる86/BRZレース クラブマンシリーズ エキスパートクラスの出走各車が、既にダミーグリッド上に並んでいます。で、それを眺めながらそこで後述する朝食をいただきつつ、レース開始を待ちます。

86/BRZレース クラブマンシリーズ エキスパートクラス 決勝 (8:20~)

 この日は、スーパー耐久を含め3レースの決勝が行われるのですが、その一番はじめが、先述のとおりの86/BRZレース クラブマンシリーズのエキスパートクラス。昨日のオープンクラスと同様、10周で争われます。

【中盤のトップ争い】
中盤のトップ争い(1))
中盤のトップ争い(2)
中盤のトップ争い(3)
 【終盤の上位勢】
終盤の上位勢

 それでレース中、昨日のオープンクラスのようなアクシデントはないものの、コースの各所で激しい順位争いが。そんな中、勝利したのはポールポジションからスタートしたNo.70 OTG DL 86の伊東黎明選手ですが、これも単純なポール・トゥ・ウインではなく、2番手スタートで今シーズンのシリーズチャンピオンを既に決めているNo.56 栃木トヨタBSED/T2F86の鶴賀義幸選手に一度は先行を許すも抜き返してのもの。2位は終盤、その敦賀選手を抜いた、予選4番手スタートのNo.38 N中部GRGミッドレス豊田86の神谷裕幸選手となり、3位に鶴賀選手が入りました。

【シリーズ優勝を決めたNo.56 栃木トヨタBSED/T2F86の鶴賀義幸選手】
シリーズ優勝を決めたNo.56 栃木トヨタBSED/T2F86の鶴賀義幸選手
【優勝したNo.70 OTG DL 86の伊東黎明選手】
優勝したNo.70 OTG DL 86の伊東黎明選手
【表彰台】
表彰台

86/BRZレース プロフェッショナルシリーズ 決勝 (9:25~)

 86/BRZレース クラブマンシリーズエキスパートクラスが終了後、余り間を置かず行われるのが同じ86/BRZレースの最高峰、プロフェッショナルシリーズ。流石にプロのレーサーのレースとあって、ダミーグリッド上も先程より華やかに感じますね。

 それでこのプロフェッショナルシリーズですが、最終戦であるこのもてぎでは、シリーズポイント上位順でNo.87 CG ROBOT BRZ BSの久保凜太郎選手、No.1 KTMS86の谷口信輝選手、No.34 小倉クラッチ REVO86BSの佐々木雅弘選手までに、シリーズ優勝の可能性が残っていました。
 そして昨日行われた予選では、谷口選手が4位、久保選手が9位、佐々木選手が10位という結果に。ポイント差から、このままの順位だと久保選手の優勝が決まりますが、谷口選手はカーNo.1を付けていることからわかるように、昨年のシリーズ優勝者。トップ3を食う走りをすれば充分に逆転の目はあります。

【上位勢のスタート】
上位勢のスタート
【4位から前を追うNo.1 KTMS86 谷口信輝選手】
4位から前を追うNo.1 KTMS86 谷口信輝選手
【終盤のトップ3】
終盤のトップ3
【終盤7位を走るNo.87 CG ROBOT BRZ BS 久保凜太郎選手と8位を走るNo.34 小倉クラッチ REVO86BS 佐々木雅弘選手】
終盤7位を走るNo.87 CG ROBOT BRZ BS 久保凜太郎選手と8位を走るNo.34 小倉クラッチ REVO86BS 佐々木雅弘選手

 9時25分から1周のフォーメーションラップの後、35台による10周のレースがスタート。ポールポジションからスタートしたNo.500 ネッツ東埼玉ワコーズED86の坪井翔選手がホールショットを決め、先頭で第1コーナーに進入。以下、予選順位順に、No.60 OTG DL 86の服部尚貴選手、No.10 OTG TN滋賀 86の菅波冬悟と続き、スタートで前に出たかったであろう谷口選手は4位をキープ。それに対して久保選手と佐々木選手は順位を上げたようです。
 その後、そこここで接近戦が繰り広げられる中、トップの坪井選手は後続とのギャップを広げにかかり、谷口選手は前を行く菅波選手に迫るも抜くには至らない状態。逆にレースが進むにつれ、谷口選手と菅波選手のギャップが広がり始めました。で、最後はトップ3台が再び接近したものの、1位坪井選手、2位服部選手、3位菅波選手の順位でフィニッシュ。坪井選手はシリーズ初ポールポジションから初優勝で、ファステストラップのおまけ付き。谷口選手は4位に終わり、一方、上位を走るマシンのリタイアもあって久保選手は7位まで順位を上げてシリーズ優勝を決めました。
 それと、このレースでもう一つの見どころとなったのが、17番手からスタートして10位でポイントを獲得したNo.80 OTG DL 86の宮田莉朋選手など、一部選手の猛烈な追い上げ。特に昨日の予選で走路外走行を取られてタイム抹消となり、後方からのスタートを余儀なくされた選手達が凄くて、全部が全部目で追えていたわけではないのですが、14位のNo.7 ADVICS カバナBS 86の堤優威選手は29番手から15も、 16位のNo.293 86Nfera Sport Rの岡本大地選手は33番手から17も、20位のNo.17 サミー☆K-one☆MAX86の織戸学選手は31番手から11も順位を上げてのフィニッシュとなりました。

【表彰式】
表彰式

スーパー耐久 決勝 (11:00~)

【ダミーグリッド上に並ぶ各車】
ダミーグリッド上に並ぶ各車

 86/BRZレースでの熱い戦いを続けざまに見せられ、気持ち的にだいぶ盛り上がってきたところで、これから始まるスーパー耐久の決勝レースに向け、後述する早めの昼食を。
 そうこうしているうち、ホームストレート上ではスーパー耐久の決勝レースのスタート準備が進み、出走する車両がダミーグリッドにズラ~~~~っと並べられています。ですがこの中に、ST-1クラス唯一のNo.28 ROOKIE Racing GR SUPRAの姿は無し。昨日のトラブルが深刻だったようで。
 よって決勝は51台によって行われることとなりました。

【フォーメーションラップスタート】
フォーメーションラップスタート
【ポストでグリーンフラッグを振るえすたいすぱーく】
ポストでグリーンフラッグを振るえすたいすぱーく

 やがて11時となり、ペースカーの先導でフォーメーションラップがスタート。コントロールライン付近のオブザベーションポスト(ポスト)では、スーパー耐久のオフィシャルキャラクター「えすたいすぱーく」が、走行開始を示すグリーンフラッグを振っているのですが、その大きな頭を出すために、ポストの窓ガラスを外したそう。
 ちなみに今回は51台もの車両が混走するスーパー耐久のレースですが、流石にこの台数をいっぺんにスタートさせることはできないので、ST-X、ST-Z、ST-TCR、ST-2、ST-3クラスのグループ1のあと、もう1台ペースカーが入って、ST-4、ST-5クラスのグループ2を先導します。

【戻ってきたグループ1】
戻ってきたグループ1
【グループ1スタート!】
グループ1スタート!

【戻ってきたグループ2】
戻ってきたグループ2
【グループ2スタート!】
グループ2スタート!

 コースを1周して戻ってきた隊列がセカンドアンダーブリッジを通過すると、先導していたペースカーがピットロードに。そしてコントロールライン上でグリーンシグナルが点灯すれば、各車加速して最初のグループのレースがスタート!ポストではえすたいすぱーくが、今度は日の丸を振っています。その後程なくして、次のグループを先導していたペースカーもピットロードへ入り、残りの各車がスタート!もてぎスーパー耐久5Hours Raceの長き戦いが始まりました。

【1周終了】
1周終了
【序盤の総合トップ争い】
序盤の総合トップ争い
【ST-5クラスの上位争いに絡むST-3クラスとST-2クラスの車両】
ST-5クラスの上位争いに絡むST-3クラスとST-2クラスの車両

 それで51台のクルマが織りなす5時間にも渡るレースを文章にする力は私にはないので、レースレポートはスーパー耐久の公式サイトなどを見ていただくとして、全体の印象としては、これはここ暫く前からの耐久レース全般にも言えることですが、最初から最後まで、コース上の争いが熾烈!
 セーフティーカーが出ず、FCY(フルコースイエロー)が2回出たのみと、荒れた展開ではなかったのてすが、逆に走行した7クラス全てで、コース上でバトルが起こりコース上で順位が変わりました。(耐久レースは、本来、ピット作業の間に順位が替わる事が多いのですが。)なので退屈する暇など全く無く、クルマがメインストレートに戻ってくるたびに順位をチェック。

【セカンドアンダーブリッジで交錯するST-4クラスのトップ争いとST-5クラスの2位争い】
セカンドアンダーブリッジで交錯するST-4クラスのトップ争いとST-5クラスの2位争い
【レース途中、総合トップを走るNo.81 DAISHIN GT3 GT-R】
レース途中、トップを走るNo.81 DAISHIN GT3 GT-R
【ヘアピンコーナーにて】
No.2 ケーズフロンティア SYNTIUM KTM 他No.17 DXLアラゴスタNOPROアクセラSKY-D 他
No.60 全薬工業アルージェ インテグラ 他No.52 埼玉トヨペット GB クラウン RS 他

 もっとも、5時間ず~っとグランドスタンドで目を凝らして見ていたわけではなく、途中、食べ物を買いに出歩いたり、90°コーナー~ダウンヒルストレート~ヘアピンコーナーにかけて移動しつつ観たり写真を撮ったり。オーバルコースならいざしらず、ロードコースの場合、コース全周に渡って何が起こっているか見るなんて不可能ですので、逆にそこは割り切って、長いレース時間の途中、あちこちとポイントを移して観ることができるのも、耐久レースの魅力のひとつだと思っています。


【ST-Zクラスのトップ争い】
ST-Zクラスのトップ争い 
【最終盤でリタイアとなってしまったNo.23 TKRI 松永建設 AMG GT4】
最終盤でリタイアとなってしまったNo.23 TKRI 松永建設 AMG GT4
【チェッカーフラッグを目指す各車】
チェッカーフラッグを目指す各車

 そうこうしているうちに日が傾き、ゴール時刻である16時が近づきました。耐久レースは規定周回数をクリアしていてもチェッカーフラッグを受けないと完走とはならないため、途中、トラブルで遅れたクルマもコースに出てゴールを目指します。逆に、No.23 TKRI 松永建設 AMG GT4のように終盤まで表彰台圏内を走っていたにもかかわらず、他車との接触でコースアウトして無情にもチェッカーフラッグを受けることが出来なかったクルマも。

【トップで最終ラップの最終コーナーを立ち上がるNo.888 HIRIX GOOD DAY RACING AMG GT3】
トップで最終ラップの最終コーナーを立ち上がるNo.888 HIRIX GOOD DAY RACING AMG GT3

 やがて先頭を走っていたクルマが、16時を過ぎてから最初にコントロールラインに近づくとチェッカーフラッグが振られてゴール。後続も次々にチェッカーフラッグを受け、長きに渡る戦いが終わりを告げました。
 それで以下は、クラスごとの上位3台の順位を、(ヘアピンコーナーで撮った写真と共に)どうでも良い感想を少々。

【No.888 HIRIX GOOD DAY RACING AMG GT3】
No.888 HIRIX GOOD DAY RACING AMG GT3
【No.81 DAISHIN GT3 GT-R】
No.81 DAISHIN GT3 GT-R
【No.9 MP Racing GT-R】
No.9 MP Racing GT-R

 総合優勝もかかるST-Xクラス1位は、150周を走ったNo.888 HIRIX GOOD DAY RACING AMG GT3(山脇大輔、ショーン・トン、根本悠)。2位が同一周回でNo.81 DAISHIN GT3 GT-R(大八木信行、星野一樹、大八木龍一郎、藤波清斗)。3位が1周遅れでNo.9 MP Racing GT-R(JOE SHINDO、柴田優作、影山正美、井上恵一)。ファステストラップはNo.777 D'station Vantage GT3(星野敏、藤井誠暢、近藤翼)という結果。
 予選で速さを見せたNo.777のアストンマーチン ヴァンテージは、序盤で別クラスの車両と接触してしまいピットで長時間修理を強いられて優勝争いから脱落。その後ファステストラップを出して追い上げましたが、4位に上がるのが精一杯でした。
 ですが、No.888のメルセデス AMG GTとNo.81の日産 GT-Rのトップ争いが熾烈だったというか。
 途中、No.81が藤波清斗選手、星野一樹選手といったSUPER GTにも参戦しているドライバーの力走でトップを奪ったシーンもあったものの、その力走が祟って燃費が厳しくなったのか、最後に給油(とドライバー交換も行った)ためピットインして勝負あり。
 一方、No.888は、前戦の岡山国際サーキットで、ドライバーの高木真一選手が重症を負うクラッシュを喫してマシンが全損。それから国内に1台だけ残っていた新車を手に入れ、何とか参戦に漕ぎ着けての優勝となりました。

【No.47 D'station Vantage GT4】
No.47 D'station Vantage GT4
【No.3 ENDLESS AMG GT4】
No.3 ENDLESS AMG GT4
【No.500 5ZIGEN AMG GT4】
No.500 5ZIGEN AMG GT4

 ST-Zクラスは、1位が142周を走ったNo.47 D'station Vantage GT4(星野辰也、織戸学、篠原拓朗、浜 健二)。2位が同一周回でNo.3 ENDLESS AMG GT4(内田優大、山内英輝、高橋翼、菅波冬悟)。3位も同一周回でNo.500 5ZIGEN AMG GT4(大塚隆一郎、青木孝行、坂本祐也)。ファステストラップはNo.505 A.T.FIELD Audi R8 LMS GT4(西村元希、田ヶ原章蔵)という結果。
 それでこのクラスは、トップから4位のNo.20 SS/YZ Studie BMW(鈴木宏和、砂子塾長、木下隆之)までと、最終盤での追突されてのリタイアさえなければNo.23 TKRI 松永建設 AMG GT4(DAISUKE、元嶋佑弥、森山鉄也、ハマダタカアキ)まで5台が同一周回でフィニッシュ出来たのではないかという接戦の中、No.47のアストンマーチン ヴァンテージと、No.3とそしてリタイアしてしまったNo.23のメルセデス AMG GTの3台によるバトルが凄かったというか、中でも優勝したNo.47で、スタートと最後の1時間15分のドライブを担当した織戸学選手の激走がとても印象的。スタートした時はトップだったものの、レース終盤、途中のピットインなどで3位まで落ちていたところを、コース上の走りで上位2台を抜いてトップにしてしまったんですもの。
 他では、予選3位のNo.2 ケーズフロンティア SYNTIUM KTM(飯田太陽、加藤寛規、高橋一穂)はトラブルで完走扱いの中では最下位の9位となってしまったのが残念だったのと、8位のNo.51 Diamango CaymanのAドライバーを務めた石原将光選手の年齢にはびっくり。

【No.290 F・Link Home CIVIC TCR】
No.290 F・Link Home CIVIC TCR
【No.97 Racer ホンダカーズ桶川 DOME CIVIC】
No.97 Racer ホンダカーズ桶川 DOME CIVIC
【No.33 Audi RS 3 LMS】
No.33 Audi RS 3 LMS

 ST-TCRクラスは、1位が141周を走ったNo.290 F・Link Home CIVIC TCR(植松忠雄、井出有治、川端伸太朗)。2位が同一周回でNo.97 Racer ホンダカーズ桶川 DOME CIVIC(遠藤光博、中野信治、大津弘樹、小出峻)。3位が1周遅れでNo.33 Audi RS 3 LMS(中原英貴、富田竜一郎、柳田真孝、藤井優紀)。ファステストラップは優勝したNo.290でした。
 それでこのクラスは、上位3台の争いがなかなかに激しかったですね。
 序盤は、SUPER GTにも参戦中の柳田真孝がドライブするNo.33のAudi RS 3が、クラスポールポジションからスタートしたNo.97のホンダ シビックを抜き去りトップに立ったものの、ピットインなどで逆転。後半はNo.290とNo.97のシビック同士の争いとなったのですが、その両者をドライブする川端伸太朗選手と小出峻選手という若手同士の勝負は見応えがありました。
 ちなみに、個人的に楽しみにしていた元F1ドライバーの戦いですが、井出有治選手は走ったものの、中野信治選手は決勝の出走がなく残念。もっとも、中野選手が走らない代わりに、今年(2020年)からSUPER GTのGT500クラスでNSX-GTをドライブする大津弘樹選手が走ったんですがね。(ほんと、豪華なドライバーラインナップ!)

【No.32 ROOKIE Racing GR YARIS】
No.32 ROOKIE Racing GR YARIS
【No.59 DAMD MOTUL ED WRX STI】
No.59 DAMD MOTUL ED WRX STI
【No.6 新菱オート☆NeoGlobe☆DXLエボX】
No.6 新菱オート☆NeoGlobe☆DXLエボX

 ST-2クラスは、1位が138周を走ったNo.32 ROOKIE Racing GR YARIS(井口卓人、佐々木雅弘、MORIZO)。2位が2周遅れの136周を走ったNo.59 DAMD MOTUL ED WRX STI(大澤学、後藤比東至、石坂瑞基)。3位がそこから1周遅れの135周を走ったNo.6 新菱オート☆NeoGlobe☆DXLエボX(冨桝朋広、菊池靖、大橋正澄)。ファステストラップは優勝したNo.32でした。
 それでこのクラスは何といっても、他を圧倒したNo.32のトヨタ GRヤリスの速さに尽きるんじゃないでしょうか。予選から、これまでのレースよりも他車との差を広げてきたわけですが、決勝でも2位を2周遅れにする速さは、現状ではトラブルでも出ない限り他車に勝ち目はないんじゃないかと思わせる程。
 それと、Cドライバーとして走ったMORIZO選手の激走も凄く、ベストタイムで上回った選手は数えるほど。マシン自体が乗りやすくて速くなっていたとは御本人の談ですが、同チームのプロ2人の約3秒落ちのタイムは、ジェントルマンドライバーとして十分以上じゃないでしょうか。

【No.62 HELM MOTORSPORTS RC 350】
No.62 HELM MOTORSPORTS RC 350
【No.244 QUEEN EYES 34Z】
No.244 QUEEN EYES 34Z
【No.39 エアーバスター WINMAX RC 350 TWS】
No.39 エアーバスター WINMAX RC 350 TWS

 ST-3クラスは、1位が138周を走ったNo.62 HELM MOTORSPORTS RC 350(平木玲次、平木湧也、高橋知己)。2位が同一周回でNo.244 QUEEN EYES 34Z(田中徹、田中哲也、三宅淳詞)。3位も同一周回でNo.39 エアーバスター WINMAX RC 350 TWS(大島和也、冨林勇佑、石井宏尚、伊藤善博)。ファステストラップは2位のNo.244がマークしました。
 それでこのクラスはNo.62 レクサス RC 350が、途中でシフトノブが折れるトラブルに見舞われたものの(折れたノブの根本を使ってシフトチェンジしたとのこと。)ポール・トゥ・ウインを決めたのですが、個人的には2位に入ったNo.244の日産 フェアレディZの走りが印象的。序盤、ピットに入るまではトップに立ったこともあったんですよね。
 それと、個人的に一番推しているクルマのNo.52 埼玉トヨペット GB クラウン RS(服部尚貴、吉田広樹、川合孝汰、平沼貴之)は、もてぎのコースが徹底的に合わなかったらしく、決勝では予選より2つ順位を落とした5位に。それでも、生の走りを沢山観られたので満足です。

【No.884 林テレンプ SHADE RACING 86】
No.884 林テレンプ SHADE RACING 86
【No.225 KTMS 86】
No.225 KTMS 86
【No.310 GRGarage水戸インターGR86】
No.310 GRGarage水戸インターGR86

 ST-4クラスは、1位が132周を走ったNo.884 林テレンプ SHADE RACING 86(平中克幸、国本雄資、HIRO HAYASHI、石川京侍)。2位が同一周回でNo.225 KTMS 86(野中誠太、平良響、翁長実希)。3位も同一周回でNo.310 GRGarage水戸インターGR86(久保凜太郎、細川慎弥、坪井翔)。ファステストラップは多分No.884だと思うのですが、公式記録ではなぜかNo.777となっているんですよね。
 それでこのクラスは、最初の記事でも推しのクラスと書いたのですが、実際のレースも上位3台+6位となったNo.13 ENDLESS 86(小河諒、宮田莉朋、松井孝允、花里 祐弥)の争いが、手に汗を握る展開。最後はNo.884とNo.13の一騎打ちとなったものの、No.13は無念のトラブルで後退してしまったのは残念でした。
 あとこれは後で各ドライバーのベストタイムを見て思ったのですが、クラス全体ベストを出したNo.884の平中克幸選手などベテランはもちろん、今、勢いのある坪井翔選手、宮田莉朋選手、平良響選手など勢いのある若手も、良いタイムで走っているんですね。

【No.69 J'S RACING☆FIT】
No.69 J'S RACING☆FIT
【No.456 odula AVANTECH ロードスター】
No.456 odula AVANTECH ロードスター
【No.182 CLOSE UP RACING R's FIT3】
No.182 CLOSE UP RACING R's FIT3

 ST-5クラスは、1位が123周を走ったNo.69 J'S RACING☆FIT(梅田真祐、久保田英夫、蘇武喜和)。2位が同一周回でNo.456 odula AVANTECH ロードスター(橋本陸、草野貴哉、加賀美綾佑、小原康二)。3位が1周遅れでNo.182 CLOSE UP RACING R's FIT3(谷岡力、大崎達也、猪股京介、霜野誠友)。ファステストラップは11位のNo.111 HIROSHIMA+vitz(檜井保孝、古谷悠河)でした。
 それでこのクラスも最初の記事で個人的な推しクラスと書いたのですが、ある意味耐久レースらしい、コース上のバトルもあったけど、コンスタントに良いペースを保ち、そつなくピットワークをこなしてもしっかりと最後まで走りきったチームが好成績を収めたという印象。それにしても、予選で上位3台を独占したのはマツダ ロードスターだったし、折り返しの2時間30分経過時点ではNo.37 DXLワコーズNOPROデミオSKY-Dがトップだっりしたのですが、やっぱり最後は、今年もホンダ フィットが勝利。これで2014年以来の連勝記録を7に伸ばしました。

 と、クラスごとのさわりだけでこれだけのボリュームになってしまうのですが、これらが同時進行で5時間ものあいだ繰り広げられていた今回のレース。どうです?ものすごく楽しいと思いませんか?

【ホームストレート上に並ぶ完走を果たしたクルマたち】
ホームストレート上に並ぶ完走を果たしたクルマたち
【表彰式を待つえすたいすぱーく】
表彰式を待つえすたいすぱーく
【ST-Xクラスの表彰式】
ST-Xクラスの表彰式
【ST-Zクラスの表彰式】
ST-Zクラスの表彰式
【ST-TCRクラスの表彰式】
ST-TCRクラスの表彰式
【ST-2クラスの表彰式】
ST-2クラスの表彰式
【ST-3クラスの表彰式】
ST-3クラスの表彰式
【ST-4クラスの表彰式】
ST-4クラスの表彰式
【ST-5クラスの表彰式】
ST-5クラスの表彰式

 レース終了後は、完走を果たしたクルマ達がホームストレート上に集合。このシーン、個人的に好きなんですよね。
 そして決勝出走がなかったST-1を除くクラスの表彰式が順に行われていきます。このご時世なので賞典手渡しもなし、スパークリングファイトも無しですが、7つもクラスがあるので結構な時間が掛かり、終わる頃にはあたりがすっかり暗くなっていました。

サーキットグルメ(決勝日編)

 最後に、この日サーキット内でいただいたものをまとめて。

あおぞら珈琲

【店舗外観】
店舗外観

 こちらは、中央エントランス付近に出店されていたお店。っていうか、8月のスーパーフォーミュラ観戦の際にもいただいていますね。
 で、前回は8月とあって水出しのアイスメニューでしたが、今回はホットメニュー(コーヒー、カフェオレ、ホットミルク、トチオトメホットミルク)がメイン。(アイスコーヒーもありましたが。)

【カフェオレ35(ラージ) 550円】
カフェオレ35(ラージ) 550円

 それでいだいたのが、カフェオレ35のラージサイズ。(ちなみにレギュラーサイズは450円)こちらのお店のカフェオレは、牛乳の割合でカフェオレ70(牛乳の70%)と35(牛乳35%)と2種類ありました。
 お味の方は、美味しい!けれども、私のボキャブラリーと知識が貧弱ゆえ、それを的確に表現する言葉が出ないのがつらいところ。
 ただ、この日、朝イチでいただいた1杯じゃ飽き足らず、また買いに来てしまいました。

益子手作りハム とん太ファミリー

 こちらは、グランドスタンド付近というか、グランドスタンドから最終コーナー方向に行ったところにあるお店。
 「手作りハム」の名前のとおり、本来はお肉の加工食品のお店ですが、ツインリンクもてぎ内の臨時店舗では、ホットドッグ類がメインに、ソーセージやハムの盛合せや単品という感じのラインナップ。昨年、久しぶりにツインリンクもてぎを訪れて以来いただいていますが、今回も。

【益子のとん太ドッグ 450円】
益子のとん太ドッグ 450円
【いろいろドッグ 500円】
いろいろドッグ 500円

 今回は、昨年お伺いしてから数えて3回めで、一番ベーシックなとんたドッグを。
 でお味の方は、基本にして王道。ジューシーで肉の旨味とスパイスのバランスが程良いソーセージと、それを挟むパンのバランスの良さは、これまた間違いがない美味しさ。
 そしていろいろドッグは、相方がいただいた品。中には数種類のソーセージなどが挟まっていますが、相方も「どれも美味しい」と言いつついただいていました。

元祖うどんそば 大兼

 こちらも、グランドスタンド付近というか、グランドスタンドから最終コーナー方向に行ったところにあるお店。
 今回はコンサバというか安牌というか、以前いただいたお店ばかりになってしまったのは反省すべきなのですが、逆に言うと、どこも二度目があった間違いがないお店ということで。それでこちらも8月に来場した時にいただいたお店なのですが、暑かった前回とはメニュー構成が違い、とろろ昆布、山菜、きつね、天ぷら(どれも600円)うどん・そばというラインナップでした。

【天ぷらそば 600円】
天ぷらそば 600円

 その中から、今回は私の昼食に天ぷらそばを。
 で、まずはツユからいってみたところ、甘味が効いた万人向けな味わい。ソバは湯がき時間からして冷凍麺でしょうか?ですが、ツルツル感や歯応えが変に強調されていなくて良い食感。香りも「蕎麦だ」と感じられますね。そしてかき揚げは、ツユとの馴染みが良いタイプ。タネはタマネギがメインですが、人参や葉物も入っていましたた。その他、ワカメとお麩が入っているのが嬉しいです。

情熱鉄板焼き いっせん

【店舗外観】
店舗外観

 こちらも、グランドスタンド付近というか、グランドスタンドから最終コーナー方向に行ったところにあるお店。ラインナップ的には焼そばがメインになるんですかね。他に豚丼、豚串、タン串、あと水餃子も売っていました。
 こちらは昨年のSUPER GT最終戦の時に、唐辛子がきいた豚串をいただいていますが、今回はその時と違う、「もてぎ」の名前が付いたこちらの品を。

【秘伝もてぎ焼飯 650円】
秘伝もてぎ焼飯 650円

 それで、アメリカの刑事ドラマで見たことがあるような紙箱に入っていたこのチャーハン、ではなく焼飯。
 なぜもてぎかというと、茂木特産のエゴマを使用しているからとのことですが、個人的にあまり馴染みのない食材だったので、「これがエゴマだ!」だと言い切るほどわからなかったのは正直なところ。ですが、一般的な焼飯とはちょっと違う植物由来っぽい風味が程良い引っ掛かりとなって、これがなかなか。
 今回は、先述の蕎麦と組み合わせてしまったのですが、こちらのお店で売られていた水餃子と合わせるべきだった(確かお得なセットもあったような)なぁ、と。

横浜中華街 富貴包子楼

【店舗外観】
店舗外観

 こちらは、グランドスタンド付近の、カフェレストラン オークが入った建物近くに出店されていたお店。名前のとおり、しゅうまい。肉にらまんじゅう、パオ餃子、プチ肉まんといった包み系の中華点心とチャーハンのお店。個人的には以前、何処ぞの競馬場に出店されている時にいただいて、悪くなかった印象があります。

【チャーハン点心セット 1000円】
チャーハン点心セット 1000円

 そこで今回は相方が、チャーハンと点心3点がセットになったこちらの品を。
 で、相方によると「美味しかった」そうですが、私もその中から相方が苦手なニラまんじゅうを味見させて貰ったところ、これがなかなか。っていうか、今回、思うところあって場内ではビールなど飲まなかったのですが、逆に飲んでればこのセットで優勝したかもしれません。

WAFFLE SWEET'S Carillon(カリヨン)

【店舗外観】
店舗外観

 こちらは、中央エントランスとグランドスタンドの間に出店されていたお店。
 名前のとおり、ベルギーワッフルと、色々なクリームが挟まったワッフルがメインだったでしょうか。

【いちごホイップ 300円】
いちごホイップ 300円

 それで相方に、ではなく私のおやつとして今回はこちらのいちごホイップを。
 お味の方は、程良い苺感と程良い甘さが何とも。普段はワッフルなんて食べないのですが、これはまたいただいてみたくなるようなお味でした。

いちご王国栃木

【店舗外観】
店舗外観

 こちらは、メガジップライン つばさのゴール地点付近に出店されていたクレープのお店。
 お伺いした相方によると、クレープはいちごとバナナの2種類で、それぞれジェラート入りと無しの系4種類だったとのこと。

【とちおとめホイップ(ジェラートなし) 500円】
とちおとめホイップ(ジェラートなし) 500円

 その中から相方が選んだのが、ジェラートなしのいちご味。
 味の感想を聞いたところ、「苺ソース美味しい。クレープがよく焼けていた。」とのことでした。

戦い済んで日が暮れて

【戦い済んで日が暮れたコントロールタワーとピット】
戦い済んで日が暮れたコントロールタワーとピット

 スーパー耐久の表彰台を最後まで見た後、スーパースピートウェイ駐車場から帰宅。
 今回も2日に渡ったレース観戦でしたが、やっぱり、サーキットまで来ての生観戦は格別なものだと改めて思いました。

 ですがこの後、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、2021年の1月23,24日に予定されていた、2020ピレリスーパー耐久シリーズの最終戦が中止になってしまったという。
 なので、今シーズンもまともに開催できるか不透明な状況なのですが、できうることならば、全戦予定どおり開催できればなぁ、と。
 ちなみに、今年(2021年)の開幕戦は、久しぶりにもてぎで行われる予定(3月20,21日)です。

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