たひお備忘録

惑い迷える40代の、食べ歩き、競馬の旅打ち、城巡りなんかの記録。
【タイトル題字:細身のシャイボーイ様】

門別競馬場訪問記 【平成25年8月27日・日向葵特別(B4-2~C2-1)他】 その1

Welcome Monbetsu Racecouse

 東北・北海道旅行の4日目は、前の記事などでも書いたとおり、初めて訪れるホッカイドウ競馬の門別競馬場へ。個人的にはこれで、現在開催されている北海道内の競馬場は全てお伺いしたことに。って、どうでも良いですね。


ホッカイドウ競馬と門別競馬場について

 訪問記の前にというか、まず最初に、例によってホッカイドウ競馬と門別競馬場について。

 全国の地方競馬の中でも、競走馬のレベルの高さは屈指のものを誇る(近年では、コスモバルクの活躍が記憶に新しいですよねぇ。個人的にも大好きというかものすごく応援していました。)ホッカイドウ競馬ですが、元々は競馬法(新競馬法)による北海道営競馬として昭和23年(1948年)にスタート。当初は繋駕速歩競争、平地競争、そして翌年からばんえい競争が、帯広、北見、旭川、小樽、室蘭の各競馬場で開催されました。しかし折からの競輪ブーム(昭和23年の開始から5年の間に63もの競輪場が作られたそうで。)のあおりを受け、小樽競馬場や室蘭競馬場は昭和28年(1953年)に開催が休止(小樽競馬場は同年廃止、室蘭競馬場は2年後に廃止。)となったのですが、昭和28年からは(当時)国営競馬の札幌競馬場、昭和30年からは函館競馬場での開催が始まり、売り上げも回復。その後、昭和41年(1966年)にばんえい競争が、昭和45年(1970年)には繋駕速歩競争を廃止し平地競争に一本化されました。また、昭和60年(1985年)には、今回訪れた門別競馬場の前身となる門別トレーニングセンターが完成。(使用開始は翌年から?)そして昭和62年(1987年)にはこれまでの道営競馬からホッカイドウ競馬へと名称が変更されました。

 しかし、平成に入ると、地方競馬(というか公営競技全般)の例に漏れずこちらもかなり厳しい経営環境となっていき、平成4年(1992年)に収支が赤字に転落してしまったのですが、ナイター開催の開始(旭川競馬場で平成6年から。また後述する門別競馬場では平成9年から。)や開催施設の集約化(平成9年には函館、岩見沢、帯広開催を廃止。替わって門別トレーニングセンターを改装して新設した門別競馬場と、札幌、旭川の3場開催に。更には平成20年に旭川、21年に札幌開催を廃止し門別に一本化。)、更には平成21年度から競馬開催・運営業務の大半を社団法人北海道軽種馬振興公社(HRA)への委託(地方競馬開催業務の全面的な公社委託は全国初だそうで。)や、他にも大小様々な施策を実施。相変わらず厳しい状況ながらも存続に向けた取り組みが成果を上げているそうで。

 で、こちらの門別競馬場なのですが。前述のとおり元々は門別トレーニングセンターとして使用していた施設を改修して平成9年(1997年)12月にオープンした日本で一番新しい競馬場で、入場料はなんと無料。(ちなみに駐車場も無料。)土地は一般社団法人北海道軽種馬振興公社(HRA)が、施設は第三セクターのホッカイドウ競馬振興株式会社が所有し、土地は無償、施設は賃借して競馬を開催しているそうで。また、当初は500人収容の小さなスタンドしかなかったそうなのですが、平成21年(2009年)にポラリス☆ドームと呼ばれる800人収容の新スタンドを増設し、収容人員は1300人となりました。(それでも、日本一小さな収容人員の競馬場だと思いますが。)

 そのコースは、地方競馬の競馬場では最大級となる1周1600m(ちなみに、他で1周1600mのコースを持つのは盛岡と大井だけ。)の、右回りで平坦なダートコースで、最後の直線は330m。海砂を使用した馬場は砂厚が12cmと深く、乾燥時は足抜きが悪い力の要る馬場に。しかし、水分を含むと一転してスピードが出やすくなるのですが、馬場に大量の凍結防止剤が混ぜられている関係で一度湿ると乾きづらく、そのため重馬場や不良馬場になりやすいらしいです。また、競争が施行可能な距離は1000m、1200m、1700m、1800m、2000m、2600mで、フルゲートは1700mが12頭、1000m、1800m、2600mが14頭で、1200m、2000mは16頭(ちなみに、他でフルゲート16頭が可能なのは大井だけ。)なのですが、普段は(大量の除外などが出ない限り)一律12頭としているそうで。

 それと門別競馬場で特徴的なのは、全ての開催がナイターとなっていることでしょうか。ホッカイドウ競馬の大半が門別で開催されるようになった平成21年(2009年)から、公募で決まった『グランシャリオナイター』という愛称で実施されています。また一般的に日本の競馬では最終レースの1つ前がメインレースとして番組が組まれているところ、こちらでは帰宅者の混雑が起こりにくい事や南関東地区との相互発売の都合などの理由により、最終レースがメインレースとなっています。(ただし例外も有り。)また、冬季(11月下旬~翌年の4月中旬まで)は競馬が開催されない(その間、他場で走る競走馬や騎手も多いです。)ことや、海に近く昼と夜の温度差も大きいことで霧が発生しやすく、その影響でレースの取りやめや日程変更になることがたまにあったりします。(ちなみに今年は5月16日予定されていた重賞の第13回エトワール賞が、翌週の23日に日程変更になったりしました。)それと、中央・地方を含めた日本の競馬場の中で一番最初に新馬戦が行われる他、一年を通して2歳戦の比率が高いのも馬産地の競馬ならではというか。

実際に行ってみた

入場まで

【日高道走行中】
日高道走行中
 今回は、函館の宿から門別競馬場へと向かったのですが、道央自動車道、日高自動車道を経由して約300kmほど。午前8時過ぎに出発して、途中で食事を挟みつつ4時間ちょっとで門別競馬場のある日高町に来ました。ちなみに、札幌からだと100km弱。新千歳空港からだと約50km。フェリーターミナルのある苫小牧からだと40km強(苫小牧西港の場合。苫小牧東港だと20km弱。)となり、マトモに道外から行こうとすると、本来なら結構行きやすい競馬場だったりするのですが。

【国道235号走行中】
国道235号走行中
 今回は旅程の関係というか、前の記事にあげたそば屋さんに寄った関係で、日高門別ICというか日高町の中心方面から、門別競馬場へと続く国道235号を。それにしてもこの沿道は、聞いたことがあるというか有名な競走馬の生産・育成牧場が多く、その看板を見てるだけでテンションが上がってくるというか。

【門別競馬場入り口の看板】
門別競馬場入り口の看板(1)門別競馬場入り口の看板(2)
 国道235号沿いというか入口のところにある看板。 

【JBC駐車場】
JBC駐車場 
 で、競馬場に入り、元々のというか正門に近い(=スタンドから遠い)駐車場にクルマを停めようとしたところ、警備員さんから「向こうに停めてください」と言われ、スタンドに近いJBC駐車場へと移動。ちなみにこのJBC駐車場は、開催の大半が門別に移る平成21年の開幕に合わせてJBC協会(一般社団法人ジャパンブリーダーズカップ協会)の支援により、厩舎区画の一部を転用して整備したもので、キャパシティーは160台。この日は、午後1時過ぎ(デジカメ写真データのタイムスタンプ見たら13:09)だったのですが、ご覧のとおりガラガラでした。

【JBC駐車場からの入場口】
JBC駐車場からの入場口
 「一般のお客様開門十三時四〇分」との札が掛かっていました。

【正門】
正門
【ホクトくん(2号)】ホクトくん2号
 開門までまだ時間があったので、正門付近までちよっとお散歩。で、JBC駐車場も近くて良いんですが、ここから入って『優駿ドリームゲート』と名付けられた発馬機をくぐって、バッテリーカーの『ホクトくん』でスタンドまで運んで貰いたかったというか。ちなみに、バッテリーカーの名前の元になっている『ホクトくん』はホッカイドウ競馬のマスコットキャラクターです。

【開場】
開場
 そんなこんなしているうちに開門時刻に。それにしても、入場料を払わずに入るって妙な感じというか。

観戦施設とか

 門別競馬場って、コースはものすごく広くて大きいのですが、反対に、スタンドをはじめとする観客席というか観戦エリアというか観戦施設はものすごくコンパクト。特に今回のようにJCB駐車場から入場すると、すぐそこにスタンドが見えるというか。で、以下はそれらについて。

【とねっこ広場】
とねっこ広場
 JBC駐車場から入場して左手(厩舎)方向すぐのところは、フリースペースのとねっこ広場。

【とねっこジンギスカン】
とねっこジンギスカン
 とねっこ広場のパドック方向には、コテージでジンギスカンがいただける『とねっこジンギスカン』があるのですが、メニューがグループ客向けのなので今回は断念。っていうか、いただくのをここだけに絞ればいけそうだったのですが、他にも色々いただきたかったもので…。

【サマーハウス(東屋)】
サマーハウス(東屋)
 JBC駐車場から入場して右手(コース)方向すぐのところには東屋があり、ここでも前述のとねっこジンギスカンがいただけます。ちなみに、トップ写真のジョッキー人形は、ここの入口に置いてあった物です。

【プチハウス】
プチハウス
 門別競馬場に特別観覧席は無いのですが、その替わり?に有るのが、貸し切りが出来るコテージのプチハウス。サマーハウスとスタンドの間にあって、中からも直線の攻防が見られるとのこと。また定員は10名で利用料は通常3000円。この日は火曜日だったので半額の1500円で借りられたのですが、使っても良かったかなぁ、と。

【北海道馬主会】
北海道馬主会
【コース側から見たところ】
コース側から見たところ
 2つのスタンド(後述)の間には、(社)北海道馬主会が入った建物が。コースがバッチリ見られ、パドックも至近なところにあるというのが、オーナーブリーダーが多い(観客として来場する方も多い)ホッカイドウ競馬ならではなのかなぁ、なんて。

ポラリス☆ドーム

 こちらは、開催の大半が門別に移る平成21年の開幕に合わせて作られた新しいスタンドの『ポラリス☆ドーム』。収容人数は800人です。

【コース側から見たポラリス☆ドーム】
コース側から見たポラリス☆ドーム
 それにしても、屋根のカタチが特徴的というか。

【ポラリス☆ドームの内部(1)】
ポラリス☆ドームの内部(1)
 こちらの内部でまず目に付くのは、大型(310インチ)のモニター。こちらはJBCビジョンといって、JBC協会の協力でポラリスドーム建設時に付けられた物だそうで。

【ポラリス☆ドームの内部(2)】
ポラリス☆ドームの内部(2)
 こちらはモニターの反対側。売店が2つあります。ちなみに、こちらでいただいた物については改めて。

【ポラリス☆ドームの内部(3)】
ポラリス☆ドームの内部(3)
 こちらは窓口。自動発売・払戻機がほとんどというか、有人窓口ってあったっけ?

在来スタンド

 正式にどういう名称になっているのかはわかりませんが、門別競馬場オープン時からあるスタンドということで、勝手に『在来スタンド』とさせていただきました。ちなみに、収容人員は500人となっております。

【コース側から見た在来スタンド】
コース側から見た在来スタンド
 ポラリス☆ドームには立派な屋外観覧席があるのですが、こちらは立ち見スペースが少々。(写真に写っている椅子は固定されたものではありません。)もっとも、その分内部にちゃんとした観戦席がありますが。

【在来スタンドの内部(1)】
在来スタンドの内部(1)
 そのコンパクトさ故か、一般的な競馬場のスタンドとは構造がちょっと違うというか。また、こちらもポラリス☆ドーム同様、自動発売・払戻窓口ばなりなのですが、有人窓口ってどこかに有るはずですよね?

【在来スタンドの内部(2)】
在来スタンドの内部(2)
 こちらはスタンド内の売店。ちなみに、で、こちらでいただいた物についても改めて。あと、門別競馬場には競馬新聞のスタンドが無く、今回はここで購入しました。

【在来スタンド内の自販機】
在来スタンド内の自販機
 コカコーラの他、北海道日高乳業(株)が嬉しいというか。当然ヨーグルッペも売ってます。

【ホクトくん】
ホクトくん
 こちらも在来スタンド内にありました。よく見たらウインクしてたんですね。

【観戦席】
観戦席
 こちらが今回落ち着いた観戦席。指定席ではありません。で、ゴール板前の最前列に座ったのですが、西日がモロに差し込み、日が陰るまではかなり暑かったというか。それと、この日は日が暮れる頃から雨が降ってきたのですが、その為混むかなと思うもそれ程ではありませんでした。

【暖房器具?】
暖房器具?
 在来スタンドの前には傘のような不思議な機械が。暖房器具でしょうか?


 というわけで、例によってダラダラと長くなってしまったのですが、今回はこのあたりで。で、次回は、コース関係や競馬場グルメについてなどを。

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