たひお備忘録

趣味の活動記録。
【タイトル題字:細身のシャイボーイ様】

栃木県那須塩原市 そば うどん かどや

 「そばが食べたい。冷やし・ひたしそばが食べたい。だったら行くしかない、時間もちょうどいいし。」ってな具合で、土曜日のこの日、こちらのお店まで。もっとも、時間はちょっと読み違えたというか、見込みに反して開店時刻を数分過ぎた頃にお店に着き、すんなり店内には入れたものの、席はほぼ埋まっていて、先客の皆さんは注文を済ませている状態。
 それで今回は、3つの冷やしメニューのなかから、野菜のかき揚げそばを大盛、生玉子追加で。体調も良くもりもり食べたい気分だったので、かつて有った「特盛」を懐かしく思いますが、大盛りに追加料金で、ソバの量を増やせるんですね。とりあえず通常の大盛でお願いしましたが、今回の結果如何によっては、次回以降の挑戦も考慮しないとなぁ、と。それと同行の家人のもりそばもお願いして、待つことしばし。先述のような状態で、長く待つことを覚悟していましたが、実際は3ロットか4ロット目くらいでしょうか?注文から15分ほどで提供されました。

【冷やし野菜のかき揚げそば(大盛) 1,000円 + 生玉子 50円】
冷やし野菜のかき揚げそば(大盛) 1,000円 + 生玉子 50円

 相変わらずの、ソバのきれいな盛り方に感心しつつ、そこから一口分取り、ツユにざぶんと付けていただけば、これが、もう。
 やや幅広で、厚みもしっかりという感じで裁たれたソバは、毎度のことながら、穀物の密度感がギュっと詰まった状態。それをもしゃもしゃと噛みしだいていただけば、ここのソバ特有の旨さが口に広がります。
 また、あらかじめ野菜のかき揚げが入ったツユは、その油のコクや旨味も最初からプラスされているので、一口目から旨さ全開。当地らしい濃口醤油メインの味付けながら、具兼調味料といった感じで入っている白菜の甘味、というほどでもないけど全体を丸くする味わいと相まって、剛力なソバをグイグイと食べ進めさせてくれますし、かき揚げをちぎってソバと一緒に口に入れたら、これが、また。そして途中から添えられた大根おろしを投入したり、今回追加した生玉子を割りソバに絡めれば、もう、最高ですね。
 それとかき揚げは、野菜かき揚げの名前のとおり、タマネギとニンジンがメイン。小海老のかき揚げも勿論良いですけど、当地らしさで言えば、こちらの方かな、と。あと個人的には箸休めにいただく、ピリ辛のモヤシも欠かせません。

【もりそば 700円】
もりそば 700円

 こちらは、家人がいただいた品。じつは家人は、天ぷら系の冷やし・ひたしが色々あってあまり得意ではないため、こちらのお店ではこの品一択ですが、それでも、ここ独特なソバに満足していたようで。

 というわけで、今回も美味しくいただいて満足しましたが、前回お伺いした時、中盛りで泣き言を言っていた自分を叱りたい。っていうか、コンディションの整え方でまだまだ戦える(いや、戦わなくてはならない)ので、次は追加料金で盛りを増やそうかな、と。
 ごちそうさまでした。

令和7年6月訪問

栃木県那須塩原市 手打ちうどん 美月

 このところ妙にうどんづいているというか、この前日に食べたばかりにもかかわらず、この日もまたうどんが食べたくなり、家人を伴ってこちらのお店まで。

【ねばとろ 1,200円】
ねばとろ 1,200円

 それでこちらのお店では最近、日替わりのおすすめランチセットばかり食べていましたが、今回は久しぶりにレギュラーメニューから、未だ食べたことがなかったねばとろを。
 で、初お目見えとなるそのねばとろですが、冷たいツユが張られたウドンの上に載った、トロロ、納豆、卵黄あたりが「ねばとろ」たる所以かと。あとあしらいの大葉とかまぼこ、薬味的カイワレと刻み海苔とネギが載り、ワサビが添えられて。どう食べようか一瞬考えた結果、全てを混ぜて食べるのが宜しかろうと思い、よく混ぜてからウドンを啜り込めば、これが、もう。
 濃口醤油味がバシっと効き甘さ控えめの当地らしい味わいのツユや、卵黄のコクと旨味などが、それ自体も旨い納豆とトロロのネバとトロによってウドンに絡み口の中に入ってきます。
 また、ツユも具材もウドンも冷たいので、ウドンの食感はツルッとした表面の先が、かなり硬質な弾力が。なので飲むようにすすり込むというよりは、啜ってからよく噛んでいただく感じになりますが、ウドンそのものの味がしっかしているので、それがよく味わえますね。
 ただ、一つ失敗したのが、一緒にライスを頼まなかったこと。だって、うどんを食べ終わったあとに残った、色々混ざったツユ。ライスに掛けたら絶対美味いと思いますもの。(後述する家人のセットからご飯物をいただくことになっていたので……。)

【ちたけ入りきのこうどん(煮込み)+ミニとろろめしセット 1,200円】
ちたけ入りきのこうどん(煮込み)+ミニとろろめしセット 1,200円

 こちらは、家人がいただいた品。
 例にって少々味見させてもらいましたが、栃木県民が目の色変えるチタケは、中国産の乾燥物を使用しているとはいえ、旨味と風味が強いですね。(むしろ乾燥させたぶん強い?)
 それと、ミニとろろ飯は私がいただきましたが、相変わらず良い味加減でした。

 というわけで、どれも美味しくいただき、うどん欲も満足させることができました。ごちそうさまです。

令和7年6月訪問

栃木県宇都宮市 釜揚げうどん 笙家

 前の記事でも書きましたが、このところ食欲が、少々ぶっ壊れ気味。この日も午前中に妙にお腹が空いてしまい、ガッツリ食べたいという気持ちを抱えつつ、お昼はこちらのお店まで。
 店の前にバイクを停め、入店すると即座に注文ですが、注文カウンターのところに貼られたある品のPOPを確認してから、この空腹感を満たす注文をチョイスしました。
 

【釜揚げ 473円】
釜揚げ 473円

 それでまずはうどんですが、今回はある意図を持って釜揚げをチョイス。
 いただくのは久しぶりでしたが、茹でている釜から直接桶に盛られたウドンは、口当たりの滑らかさはあるものの、ツルシコというよりもモチムチした食感が身上。あと、釜揚げだと麺を締めていない分、柔らかめな食感となるのも個人的な好みに合っています。
 また、実はこれがお目当てでもある、セルフで猪口に注ぐ温かいツユは、甘さ控えめな塩梅。ネギのほか、注文カウンターのところに置いてあるおろしショウガを加えれば、いい感じで味を引き締めてくれます。

【おまかせ天丼 407円】
おまかせ天丼 407円

 こちらは、一緒にいただいた品。注文カウンターのところに貼られたある品というのはこれのことで、日?時間?によっては、無い時もあるんですよね。
 で、毎回だいたい同じだけど微妙に変わる天ぷらは、ナス天、鶏天、ちくわ天、かき揚げ(半分くらい)と、他にももう1種類くらい入っていたかも。揚げ置きの天ぷらに、小鍋で甘辛いタレを煮絡ませて作るので、一般的な天丼とは別物の食感ですが、却ってそれが、実家の祖母が前の日の残りで作ってくれた天丼を思い出させてくれるというか。
 で、半分ほど食べてから、残った釜揚げのツユと、セルフのお茶を丼に投入。残りは天茶風にしていただきますが、元々のタレがちょっと甘いれど、これはこれで。っていうか天茶も、実家での残った天ぷらの食べ方として祖母が教えてくれた食べ方だったりするんですよね。それと、お茶の水分でお腹も多少膨れますし。

 というわけで、どれも美味しくいただき、お腹いっぱいにすることができました。ごちそうさまです。

令和7年6月訪問

栃木県さくら市 江戸切りそば ゆで太郎・上州 もつ次郎 氏家店

 ゆで太郎さんの、(令和7年)6月の期間限定メニューである、小柱と夏野菜のかきあげ。月が変わって早々の前回は冷そばをいただきましたが、今回はミニかき揚げ丼セットの方をいただくべく、いつもの氏家店まで。それで食券購入時、このところ食欲がぶっ壊れ気味なので、ミニ丼セットなのにソバを大盛りにしてしまったのに加え、食券提出時に前回の訪問時にいただいたクーポンで、三陸わかめも追加してしまいました。

 程なくして番号が呼ばれ取りに行った帰り、無料コーナーで天かすをソバの上にドサーっと。今回は、冷やしたぬきそば(当地の冷やし・ひたしの方でなく、関東圏で一般的な方)のように食べたかったので。

【小柱と夏野菜のミニかきあげ丼セット(冷) 950円 + そば大盛 100円 + 三陸わかめ(クーポンにて無料)】
小柱と夏野菜のミニかきあげ丼セット(冷) 950円 + そば大盛 100円 + 三陸わかめ(クーポンにて無料)

 席に戻ったら、三陸わかめとツユをソバ上にぶちまけ、袋から絞り出したワサビといっしょにいただけば、細めのソバのツルっとした口当たりやシャッキリとした食感など、いつものゆで太郎さんクオリティ。
 ただ無料の天かすは、粒が細かくきわめて溶けやすいので、ツユを吸ってすぐにトロトロになってしまい、また三陸わかめも単体では肉厚で風味が強く悪くないものの、それ故わりと主張が強いこともあり、やりたかった冷やしたぬきそばからはイマイチ遠ざかってしまった感が。
 それと、今回いちばんのお目当てである小柱と夏野菜のミニかきあげ丼は、冷そばでいただいた時に感じた小柱の風味は丼タレの醤油風味でマスクされたのか、あまり気にならず。タレを纏っているのにサックリ感が残る衣や、ナスのトロトロ具合など、揚げ具合に関しては、これまたいつものゆで太郎さんクオリティです。

 というわけで、今回も美味しくいただきました。ごちそうさまです。

令和7年6月訪問

新潟県新潟市 須坂屋そば 新潟駅前店

 前の記事でも触れたように、6月上旬の週末に、山梨、長野、そして新潟と回る旅に出たのですが、その旅も大詰めに近づいた頃。この先乗るローカル線の列車本数のせいで、新潟駅でかなり時間がでたので、それを利用して、こちらのお店まで。
 個人的に、新潟県内というかこのあたりは何度も訪れ、更には泊まっているにもかかわらず、当地名物の、布海苔(海藻の一種)を繋ぎに使った「へぎそば」って、食べたことがなかったんですよね。それで調べたところ、新潟駅からほど近いところに、通し営業のお店を発見したので、今回お伺いした次第で。

 そのお店は、新潟駅から歩いて10分くらい(ただ、駅が改修中で迂回させられる感があったので、ちと余計に掛かったかも。)の繁華街っぽいところにあり、ビルの正面から階段を登る感じで入店。
 日曜日の午後2時過ぎという中途半端な時間にも関わらず、店内はわりと賑わっていましたが、郷土料理をつまみに地酒を嗜み、締めにそば、なんて観光客っぽい雰囲気の人が多い印象。お店のメニューにも、昼間から頼める「晩酌セット」みたいなのもありましたし。
 ですがこちらは色々あって、ここに来るまでちょっとお酒を飲んできたので、地酒と郷土料理には惹かれましたが、とりあえずへぎそばだけを注文しました。

【へぎそば 小(1.5人前) 1,100円】
へぎそば 小(1.5人前) 1,100円

 それで程なくして登場したそのへぎそば。そうそう!この盛り方、以前何かで見た記憶が!ちなみに本来のへぎそばは、大人数で食べるためにこんな盛り付けになったそうなのですが、こちらのお店では、1.5人前からこのように盛り付けてくれます。(1人前は通常のもりそばだけど、麺はへぎそばと同じもの、とのことです。)
 で、早速、最初は何も付けずにソバを数本啜ってみると、ツルっとした口当たり、そして何より、細身なのにシコっとしたコシが強いのが印象的。また、布海苔の海藻的風味は目立たず、言われなければわからない程度かと。
 次にツユにつければ、ツユ自体は通常の辛汁だと思われますが、しょっぱすぎず、甘さも程よく、個人的には好ましい味付け。
 よって、1.5人前あったソバが、瞬く間に胃に収まってしまいました。

 というわけで、美味しくいただいて満足したのですが、時間は余裕があったので、やっばり地酒と、のっぺや栃尾揚げなど郷土料理系はいっておくべきだったと、ちょっと後悔。もっとも新潟県は、栃木県からもそんなに来づらいところではないので、また機会を作ってお伺いすればいいんですがね。
 ごちそうさまでした。

令和7年6月訪問

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馬 たひお (@uma_tahio)
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自己紹介:
栃木県のちょいと北の方に住んでいるアラフィフのオッサン。
ラーメン・そば・うどんなどの食べ歩き、乗り鉄、競馬の旅打ち、モータースポーツ観戦、PC自作など嗜んでいます。

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