趣味の活動記録。
【タイトル題字:細身のシャイボーイ様】
このところ続く、6月終わりから7月にかけて行ってきた北海道への旅の道中で食べたものの記録だが、出発して3日目となるこの日の、前の記事のラーメンを食べたあと、旭川駅前から沿岸バスの路線バスを乗り継いで、日本海側を北上というルートを進むことに。それでその乗り継ぎ地点となったのが、旧留萌駅前(留萌駅前停留所)で、2023年3月までJR留萠本線の終着駅。(その後は石狩沼田駅が終着駅。ちなみに、元々留萌駅から16.7km先の増毛駅だったが、2016年廃止。)そして留萠本線自体も、今年3月に廃止になってしまった。ただ、その駅の廃止前から、駅に隣接したところに「道の駅るもい」が整備されており、かつて留萌駅構内で食べられた駅そばが、道の駅で食べられるという。
というわけで、旭川駅前から乗ってきたバスを降りたら、駅構内を横切って道の駅へ。広場で遊ぶ人たちを遠目で眺めつつ、船場管理棟という建物内にある店まで。日曜日のお昼時とあって、建物の前の店舗や、キッチンカーなど賑わっている。
注文は店員に口頭で直接告げることになるが、品書きにはかけ、月見、天ぷらなど一般的なものの他、とり天、ごぼう天、にしんもあり迷うところ。その中から、留萌はかつてニシン漁で栄えたところでもあるのでにしんそばを注文した。個人的ににしんそばという食べ物は、当地で穫れたニシンが身欠き鰊となり運ばれた先の京都の食べ物だと思っていたが、北海道でも200年以上前からのレシピが伝わるなど、当地でも広く食べられていたらしい。また、留萌駅の駅そばの名物ともなっていたようだ。
注文から程無くして提供されたにしんそばであるが、ソバの上の鰊甘露煮、そしてその上に丁寧に盛られた薬味の白ネギなど、品のある盛り付け。もっとも、京都のとは違い、ツユは醤油で黒々としているが。
それで早速、丼に口を付けると、ツユは出汁感があるものの、見た目通り濃口醤油が強く効いている。味付けは、甘さ控えめで、味そのものも、元々駅そばらしく濃いめなのが良い。
またソバは、これまた駅そばらしく茹で麺だが、モチモチ感ある噛み応え。
鰊の甘露煮も、甘辛い味がしっかりと染みていた。
というわけで、かつての駅そばに思いを馳せつつ蕎麦を啜ったのだが、実はこの直前、仕事絡みで連絡があり、その内容の御蔭で正直なところ、美味しく食べるどころではなくなってしまったという。なので是非とも、もう一度訪問したいところである。
ごちそうさま。
令和8年6月訪問
前の記事など、6月終わりから7月にかけて行ってきた北海道への旅の道中で食べたものの記録が続くが、その旅も出発して3日目。
ところで北海道のラーメンと言えば、札幌の味噌ラーメン、函館の塩ラーメンが有名どころだが、それらと並び称されるのが、旭川の醤油ラーメンであろうか。ただ、個人的に旭川という地は、北海道に何度も来ている割にはあまり馴染みがなく、したがって現地では食べたことがなかった(ちなみに旭川ラーメン自体、このブログを始める前、新横浜ラーメン博物館に入っていたHという店と、その後、全国展開したSの仙台にある店で食べたことがあるだけ。)のだが、今回の旅では、乗り継ぎの合間に何とか時間を作ることが出来た。
この日は、宿を取った旭川を出発し、朝イチで一つ予定をこなしてから再び旭川駅に。次に駅前から乗るバスの時刻まで小一時間ほどなので、行ける店は限られているが、その中から、超が付く有名店であるこちらにお伺いすることに。
とりあえず駅を出て、駅から延びる大通りを10分ほど歩いて店まで。この店の開店時刻は午前9時30分だが、そこから10分と経っていないにもかかわらず、既に十数人待ちとなっていた。ちなみにこの店は、店内が満席の場合、店舗隣の待合スペースで注文を済ませてから待つシステムになっており、初見だと少々分かりづらい。そこで高齢の女性店員から手渡された品書きには、醤油(正油と表記)味の他、塩味、味噌味も。札幌にしても函館にしても味噌や塩の専門店は少なく、特に昔ながらの店では醤油味噌塩どれもあるところが多いが、そんな中から「正油らぅめん」を注文。最初は回転早そうだったので安心していたが、少し焦るくらい時間が経つ頃、注文した時の番号を呼ばれ入店。その後もカウンターで少し待ち、結局、店に着いてから20分弱での提供となった。
提供されたラーメンは、旭川ラーメンの特徴というラードの層が、スープ表面に見て取れる。麺は中細、といったところか。少し縮れている。
まずはレンゲでスープからいってみたところ、ラードの所為か温度は高めながら、十分に味わえる範囲。甘い香りはラード由来だろうか。脂のコッテリ感も強めだ。更に、濃口醤油の風味も主張してくるが、それらに負けないくらい、ベースとなる出汁もしっかりしている。といっても何か一つが突出しているのではなく、豚骨、鶏ガラ、利尻昆布、鰹節、煮干、さらには香味野菜といった様々な素材が織りなす、じんわりとした、だが決して弱くはない旨味が感じられる。
また麺は、口当たりなど低加水のような、きめ細かいがザラっとした感触はあるのだが、噛むと低加水らしからぬ、弾力の強さ。驚いたのは、低加水=伸びやすいイメージが有ったのだが、ここの使っている麺は、終盤までコシの強さが持続していた。
そしてチャーシューは、バラ肉だろうか。肉っぽくさを残しつつ柔らかい、個人的に好きなタイプ。これならチャーシューメンでも良かったかもしれない。メンマは特徴的ではないが、逆にそれが良い。
というわけで、美味しくいただいたのだが、何よりも、旭川ラーメンの源流と呼ばれる店の一つで食べられて、感無量。またこの地を訪れ、色々な旭川ラーメンを食べ歩きしてみたいが。
ごちそうさま。
令和8年6月訪問
個人的に北海道函館市の食べ物といえば、真っ先に活(かつ)イカが頭に浮かび、次に塩ラーメンや、ハセガワストアのやきとり弁当なども思い出すが、それらと並ぶのが、「ラッピ」とも呼ばれる「ラッキーピエロ」という店の食べ物たち。というわけで、前の記事から続く6月終わりから7月にかけて行ってきた北海道への旅の道中で食べたものの記事だが、その第二弾は、出発して2日目、函館で立ち寄ったこの店を。
それでラッキーピエロという店は、甘酢を纏った鶏の唐揚げをバンズで挟んだ、チャイニーズチキンバーガーという品が有名であるが、特徴的なメニューを提供している店が多く、中にはラーメンを出している店も。そんな中でこの松陰店は、オムライスが食べられる数少ない店。というわけで、看板のチャイニーズチキンが添えられたチャイニーズチキンオムライスを、アイスコーヒーと共に注文。ちなみに店内で食べる場合は、注文用カウンターで注文後、番号札を持って空いた席に座るのだが、「アンリ・ルソーの熱帯楽園」をテーマにした店内(この店に限らず、ラッキーピエロ各店にはそれぞれテーマがある)はなかなかに興味深く、それを眺めているうちに、まずはアイスコーヒーが提供された。
クラッシュドアイスを詰めたグラスで供されたアイスコーヒーは、そのお陰もあってか味わいががマイルドに感じられる。ただ、コーヒーはアイス、ホット問わず好きだが、さほどこだわりがあるわけではないので、ある程度好みに合えば「美味しい」という感想しか出てこないのだが。
その後程なくして提供された、チャイニーズチキンオムライス。まず見た目からしてインパクト十分。というのも、卵焼きで巻かれたオムライスの大きさは、かなりのもの。米一合分くらいあるのではないか。
早速スプーンを入れると、ふわっとした卵焼きは、かなりの厚みがある。その中のケチャップ味のご飯は、一般的なチキンライスではなく、豚肉とタマネギという組み合わせ。もっとも、個人的には、実家の祖母が生きていた頃、この手の料理に良く豚肉を使っていたので、馴染みがある。また味加減は程よく、適度な酸味と甘味がより一層食欲をそそる。
そして3個添えられたチャイニーズチキンは、久しぶりに食べたが、酸味の効いた甘酢が、唐揚げの油と良く合っている。先述のとおり、バンズに挟めばチャイニーズチキンバーカーだが、オムライスとの相性も悪くない。
それと、添えられている漬物が福神漬というのも面白いが、その甘味も全体と合っていた。
というわけで、函館ならではの味ともいえるラッキーピエロで、美味しくいただいた。生涯でまた函館に来るかは判らないが、是非ともまた来て、その時はここか、また別の店か判らないけど、また何かしら食べたいと思う。ごちそうさま。
令和8年6月訪問
これから暫くの間、6月終わりから7月にかけて行ってきた北海道への旅の道中で食べたものの記録が続くが、まず最初は、大宮から乗った夜行バスが到着した弘前駅から。
それにしても、今回の旅は出発前から自然現象に翻弄された。元々、6月27日土曜日の下り始発東北・北海道新幹線で北に向かう筈が、台風が2つも日本列島に接近し6月27日から28日にかけて関東地方にかなりの影響をもたらすとの予報。おまけに出発予定の前々日には、青森県で最大震度6強の地震が発生。この時点でどちらも新幹線への影響は不明ながら、初手から躓くのは避けたかったので、出発を前倒しし、多少席が残っていた26日夜の青森方面行き夜行バスで行くことにした。
そんな理由で、土曜日朝の弘前駅頭に降り立つことになったのだが、珍しく前日は酒を抜いたこともあり、胃腸の調子が普段よりも良く、要するにとても空腹。ここからの乗り継ぎ列車まであまり時間はなかったのだが、弘前駅には以前立ち寄って印象が良かった駅そばの店があったので、食べていくことに。
それで入店前、店頭の券売機で買った食券は、肉うどんと生卵。店内は空いていたこともあり、程無くして提供された。
それでまずは、ツユからいってみたところ、前回同様の遊びのない味わいといった印象。くだいて気には、出汁感よりも濃口醤油がトップに来て、塩気しっかり、甘みは控えめ。今回は肉うどんなので、甘辛く煮た牛肉からの味も加わっている筈だが、それでも甘みより塩気が勝る印象。
またウドンが特徴的。細めの平打ち麺で、ツルツルとした口当たりに、ペロペロというかピロピロっとした噛み応え。個人的には、太さといい食感といい、私が普段食べている乾麺を連想させたが、茹で麺であった。
そして肉は、先述のとおり牛肉。量的にたっぷりと入っていたのが嬉しい。あと生卵は、この肉うどんでも相性がとても良かった。
というわけで、前回訪問時はソバで満足したが、ウドンもなかなかに印象的で、美味しくいただいて満足した。ごちそうさま。
令和8年6月訪問
梅雨入りしてすっきりしない天気が続くなか、それとは全く関係ないが、6月下旬の日曜日のランチをいただくべく、家人とこちらの店まで。
それで今回は、店には何度も伺っているにも関わらず、更には店名を冠しているにも関わらず、食べた回数が極端に少ない(このブログを始める前に一度あるかどうか)この品を注文。
早速スープからいってみると、味噌と出汁(動物系メイン?)の合わさったまろやかな味わいが印象的。ニンニクやショウガなど香味野菜は控えめ、唐辛子は入っておらず(ちなみに別メニューで辛味噌麺があります)、あくまでこの尖りのなさで推していくスタイルかと。そこに、生ニラの刻んだものと白ネギの「葷」の風味が、アクセントを加えている。
また麺は、太麺と細麺が選べるなか、太麺を。縮れが入り、ツルシコというよりもモチムチといった噛み応えで、先述のスープとの相性も良く。
そして具は、チャーシューが柔らかいが噛み応えはあり、味付け共々「肉」を感じる、個人的には、好みのタイプ。味玉は、味加減、火の通し加減とも丁度良く。そして野菜は、茹でたモヤシとキャベツで、このさっぱり感が、まろやかなスープと合っている。
こちらは、家人がいただいた品。
例によって味見させて貰ったが、トマトの酸味と旨味、チーズのまろやかさが全面に出て、それを味噌が縁の下の力持ち的に支えるといったところだろうか。これは一杯まるまるいただいてみたいと思った。
というわけで、どれも美味しくいただいたが、特に店名を冠したみの作麺は、誰にも食べやすい味わいになっていると感じた。ごちそうさま。
令和8年6月訪問
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