趣味の活動記録。
【タイトル題字:細身のシャイボーイ様】
前の記事などで触れている、令和7年夏「青春18きっぷ」で行く四泊五日の旅も最終日。この日は、泊まった新大阪駅近くのホテルから、寄り道しながら栃木まで帰るという行程。
それで朝イチで早速1つ寄り道を済ませた後、東へ向かって移動を始める前に立ち寄ったのが、新大阪駅の改札内にあるこちらのお店。JR西日本管内、中でも近畿地方において駅そば・うどんのお店といえば「麺家」ブランドが圧倒的多数を占めているなか、新大阪駅においては、ホームにある「麺家」のほか、改札内コンコースにこちらがあるので、機会を作ってお伺いしたいと思っていたところでした。
その店舗は、東改札口から入ったところにある、売店などが集まった「エキマルシェ新大阪」の一角、というか端の方に。午前6時半と朝早くからやっているところがありがたいですね。
かなり広めの店内は、開店時刻からあまり経っていない日曜日の早朝とあってか、閑散とした印象。入店前に店頭の券売機で食券を購入しますが、店頭の特大POPには「浪速名物」と銘打った、たこ焼きうどん、かすうどん、肉吸いなどの品が並び、他にも単品・セットメニューなど豊富に取り揃えられているようでしたが、今回は事前にいただく品を決めていたので、迷うことなくその食券を購入しまた。
その品とは、この、新大阪そば牛肉入り。こちらのお店では、うどん・そばつゆに中華麺を入れたいわゆる「黄そば」を、「新大阪そば」と称しているようで、他にもかしわ入り、かき揚げ入りが有りましたが、店頭のPOPに「人気No.2」と書かれた(ちなみにNo.1は新大阪そばではなく、いわゆる全部入りの浪花ミックスそば・うどんとなっていました。)こちらの品を。
見た目的にはただの肉入りではなく、半個分のゆで卵とメンマが中華そばっぽさを出していて、あとかまぼこの他に天かすが加えられているのが特徴的。
それでまずは、ツユからいってみたところ、出汁感はそこそこあって、薄口しょうゆメインでしょうか、その味加減はマイルド。そこに、具の牛肉から出た味と、天かすの油っけが加わって、これがなかなか。なおこの天かすは、後述する麺との相性を、よりアップさせているようにも感じました。
また麺は中華麺ですが、縮れ麺ではなくストレート麺で、ツルッとした口当たりにプツンと噛み切れる食感。個人的に黄そばって、昔ながらの、ゆるく縮れた中華麺とうイメージがありましたが、こちらのは何ともモダンと言うか。あ、黄そばではなく新大阪そばでしたね。
そしてメインの具の牛肉は、柔らかく味加減がマイルドなのが良い感じ。メンマも突出せず、全体的によくまとまっているなぁ、と。
というわけで、美味しくいただいたのですが、問題は、これ以外にも食べてみたい品が多数あったこと。今後の人生で何度新大阪駅を利用するのかはわかりませんが、乗り換えなどで降り立った場合は、こちらのお店にもまたお伺いしたいな、と。
ごちそうさまでした。
令和7年8月訪問
前の記事などでも触れている、令和7年夏「青春18きっぷ」の旅も、四泊五日のうちもう四日目に。
この日は姫路駅から、JR姫新線の始発列車でスタートするのですが、その前に立ち寄ったのがこちらのお店。姫路駅まで来て「えきそば」食べないなんて勿体ない!あまり時間がありません(お店の開店が午前6時、列車の発車が6時10分)が、急いで食べれば何とかなるでしょう!
そんなわけで、開店時刻の少し前に行き開店待ちしようとしていたいのですが、お店に着いた時点で暖簾が出ていたという。店員さんに声を掛けると「大丈夫」とのことだったので、少し早めに入って早速食券を購入。今回は食べる品を天ぷらえきそばと決めていたので、迷うことなく購入し店員さんに手渡すと、ちょうど午前6時に完成しました。
それでまずは、ツユからいってみると、シンプルかつ良い意味でチープな出汁感に、甘さかなり控えめな薄口醤油ベースの味付けが、やっぱり「えきそば」だなぁ、と。少し前、大阪・関西万博の会場でいただいた豪華版とは別物ですが、これはこれで後生に伝えたい味だと思います。
また麺は、小麦粉を使った中華麺、いわゆる黄そば的ものですが、今日のはチュルプチっとした柔らかめの食感。湯通し時間の差か、改良されたのかは判りませんが、これまでの記憶にあるモチポソっとした食感のものより、個人的には、今回の方が好みですね。
そして天ぷらは、当地らしい乾燥小海老1・ペロンとした衣99といった割合のもの。ツユと良く馴染み、この油っけというか油のコクも、駅そばにおいては重要な調味料だと思います。
というわけで、大急ぎながら、今回も美味しくいただき、満足いたしました。ごちそうさまです。
令和7年8月訪問
JR木次線といえば、鉄道ファンには出雲坂根駅の三段式スイッチバックが有名ですが、その他にも、ミステリー(オカルト系じゃなく推理小説とか)ファンに有名なスポットがあり、それが、松本清張の「砂の器」に登場する亀嵩(かめだけ)駅。(個人的には、丹波哲郎主演の映画版のほうが印象深いんですが、亀嵩駅は駅名看板くらいしか出てこないんですよね。閑話休題。)その昔、「点と線」「ゼロの焦点」など代表作をつまみ食いした程度の私ですが、その頃に見た旅行雑誌(だったかしらん)に掲載された亀嵩駅のことを書いた記事のお陰もあり、できれば一度は訪れたみたいと思っていたものの、これまで木次線には二度乗っているにも関わらず、何れもスケジュールの関係で途中下車せず。前の記事などで触れている令和7年夏「青春18きっぷ」の旅で木次線も乗ることにしていましたが、今回を逃すと四度目はなさそうなので、その三日目に、なんとか予定に組み込んだ次第。
と、前置きが長くなりましたが、その亀嵩駅を訪れたこのにはもう一つ大きな理由があり、それが、駅舎内にあるこちらのお店。前出の記事でも紹介されていたのはもちろん、それ以外にも旅行雑誌や他メディアなどで複数回紹介されている、かなり有名なお店なんですよね。
亀嵩駅に降り立ったからには、是非ともこちらでいただいてみたいと思っていたので、お店の営業時間に入った午前11時7分着の、木次発の列車で駅に。改札口を抜け早速お店に伺うと、平日ということもあり、入店待ちはありませんでしたが、先客が数組という状況。(ちなみに正午頃になると、行列こそないものの軽く入店待ちも出ていました。) 入口のところに順番待ちのノートが有りましたが、店員さんに声をかけたところ、すぐに案内していただけました。
それでいただいたのが、出雲地方の蕎麦といえば、の割子そば。3枚から5枚まであったので、後悔しないよう5枚でお願いしました。ちなみに他には、温かい品として、これまた当地の代表的な蕎麦である釜揚げそばや、冷温共に月見、トロロ、またはその両方を掛けたもの。そしてこれまた有名な、弁当そば(テイクアウト用)などがありました。
で、少しだけ待ってから登場したその割子そば。早速一番上の器にツユを適宜かけてからいただけば、これが、もう。
ソバは、かなり太めで、歯ごたえのあるしっかりした食べ応えのもの。夏場にも関わらず風味が豊かに感じました。
またツユは、醤油の風味というか味わいが少しばかり特徴的だと感じましたが、塩梅がちょうどよく。
刻み海苔、鰹節、青ネギといった薬味が合うのは勿論、個人的に一番印象的だったのが、お店オリジナルの一味唐辛子。その鮮烈な辛さと香りが、ぶっといソバに、実に合っています。
というわけで、美味い美味いと夢中で食べ、気が付けば5枚があっという間に。十二分に満足し、最後は猪口で提供されるそば湯で締めていると、「これで「砂の器」の亀嵩駅下車と合わせて、一生の宿題が果たせたなぁ」と、感慨深く。ほんと、一生物の思い出となりました。
ごちそうさまです。
令和7年8月訪問
前の記事でも触れましたが、令和7年夏「青春18きっぷ」の旅の二日目のこと。
新山口駅から、先ほど足止めを食らった宇部線の岐波駅まで往復(ちなみに今回の旅の目的の一つが、三年前に運転見合わせで果たせなかった宇部線に乗ることだったので)したあと、山陽本線の下関行き普通列車に乗って向かった先が、小野田駅。実は三年前にこのあたりに来た時、お店の存在は確認していたものの営業時間外で食べられなかったため、今回、旅程を作る際に、わりと苦労して予定に入れた次第。
もっとも、閉店30分前に訪問する計画だったので、早仕舞していたらアウトだったのですが、列車を降りて跨線橋を渡り、無人の改札口まで来た時に、営業しているのが判ってほっと一安心。早速券売機で食券を買って店員のお姉さんに手渡してから、そのお姉さんの手さばきを眺めつつ出来るのを待っていたら、駅の外から来た若い男性が後客として一人加わりました。
それでいただいたのが、食券のボタンにも「全部のせ」と書かれた、お店の名前を冠した日の出うどん。後悔したくなかったから全部のせにしちゃいました。
で、まずツユからいってみると、閉店間際なのにコンディション良好。出汁感があって、味加減、塩気甘み醤油っ気のバランスも良い感じ。ただ、サービスの鰹節を載せてしまい、また具に甘辛く似た油揚げや牛肉も入っているので、それらに引っ張られた感はあるかもしれませんが、良い味わいに感じたのは間違いありません。
またウドンは、宇部駅のものと同じでしょうか?細めで丸い断面の、チュルっプリっとした食感。湯がき時間か、または麺のコンディションの坂は判りませんが、若干柔らかめに感じたものの、逆にそれが合っているような気も。
それと具ですが、まず天ぷらは、ほぼ衣のカリっとしたタイプで、ツユとは良く馴染みます。油揚げは、コッテリ甘めの味付け。そして牛肉は、甘辛のバランス、そして濃さ共に良い塩梅。ワカメも嬉しいですね。
というわけで、三年前は食べられなかった一杯。美味しくいただいて、満足いたしました。
ごちそうさまです。
令和7年8月訪問
前の記事でも触れましたが、令和7年夏「青春18きっぷ」の旅の二日目のこと。
前の記事のお店でいただいた後、JR宇部線の普通列車で新山口方面へと向かったものの、新山口駅周辺に大雨が振り運転見合わせとなり、少し手前の岐波(きわ)という駅で、4時間近く足止めに。そして運転再開の見通しが立たないため、JRの手配したタクシーで新山口駅へと送っていただくことに。
この時点で、この日午前中の予定はどうにもならなくなっていて、午後も一部行程はどうなるかは見通しが立たなかったものの、とりあえず、腹が減っては何とやらというわけで、駅に着いたら構内のこちらのお店まで。新山口駅構内のこの手の(駅そば・うどん)店って、個人的には、多分初めてだったかと。
お昼時とあって、店内はかなり盛況。早速券売機で食券を買おうとしますが、ラインナップは一般的で客に迷うことに。その中で、かき揚げと肉、そして生玉子の乗った「極み」という品が気になったものの、結局は肉玉うどんと、しそむすび・いなりセットというチョイスとなりました。
出来たら席に持ち帰り、まずはツユからいってみたところ、出汁感はそこそこあって、味付けは、西日本らしく薄口醤油がベースだと思いますが、尖ったところがなく、肉の甘めの味付けと相まって良い塩梅です。
またウドンは、やや細めで断面が丸いところやもチュルっプリっとした食感が、朝にいただいた宇部駅のと似ていたような。個人的に、硬かったり弾力が強いものよりも、こういった優しめの食感のほうが、この手のお店ではマッチしていると思います。
また具の牛肉は、甘辛く炊いてあるのですが、味付けが濃すぎないのが良いですね。
こちらは、名前のとおり、しそむすびといなり寿司が、それぞれ1つづつ。いなり2つだと少々甘ったるくなりがちなところ、ゆかりのおむすびのお陰で、良い感じで飽きがこなくなるといか。
というわけで、美味しくいただいたのですが、いただいている間に状況が変わり、この後は概ね予定通りいけることがわかって一安心。でもそれ故、あまり時間を置かずにもう一杯いただくことになる(だったら、セットは食べなかったんだけどなぁ。)のですが、それはまた次の記事で。
ごちそうさまでした。
令和7年8月訪問
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