たひお備忘録

趣味の活動記録。
【タイトル題字:細身のシャイボーイ様】

高知県須崎市 橋本食堂

 3月中旬に、クルマで行った高知旅行。今回高知に向かった理由はいくつかあるのですが、そのうちの一つが、須崎市で食されているという「鍋焼きラーメン」というご当地ラーメン。戦後、須崎の路地裏の食堂で誕生したと言われ、その後、元祖の店の閉店と共に廃れかけたものの、地元有志の方々によって復活。平成14年からは、地元商工会議所が『須崎名物鍋焼きラーメンプロジェクトX』として地域活性化のためにPRされているそうで。で、どんなものか詳しくは鍋焼きラーメンを紹介している商工会議所のウェブサイトやウィキペディアを見ていただきたいのですが、その須崎名物鍋焼きラーメンプロジェクトXでは、以下の7つを鍋焼きラーメンの定義としているようで。

  1. スープは、親鳥の鶏がら醤油ベースであること
  2. 麺は、細麺ストレートで少し硬めに提供されること
  3. 具は、親鳥の肉・ねぎ・生卵・ちくわ(すまき)などであること
  4. 器は、土鍋(ホーロー、鉄鍋)であること
  5. スープが沸騰した状態で提供されること
  6. たくわん(古漬けで酸味のあるものがベスト)が提供されること
  7. 全てに「おもてなしの心」を込めること

 それで今回、どこでいただくのか、なのですが、初めてということもあり、超有名なこちらのお店にお伺いすることに。開店時間である午前11時の15分前に到着したのですが、お店に近い方の駐車場は1台分を残し満車。そこにクルマを停め、店頭に置かれたノートに名前を書いて待つ事暫し。その間にもお客さんはどんどん増え、開店と同時にかなり広めの店内は満席になり、入店待ちも出る盛況ぶり。ちなみに週末のピーク時には、入店まで1時間以上待つこともあるそうで。その後席に着き、先程のノートに書かれた順番通りに注文となるのですが、メニューは至ってシンプルというか、鍋焼きラーメン、そして付きものだというご飯サイズの大小(ラーメンが普、大、特大、ご飯が小、中、大)、そしてビール(ノンアルコールも)しかないので、あまり迷わずにこちらの組み合わせに決定しました。

なべ焼ラーメン(大) 660円 + ごはん(小) 110円
なべ焼ラーメン(大) 660円 + ごはん(小) 110円
(登場したところ)
(登場したところ)
なべ焼ラーメン(普) 550円(と、見切れてるけど + ごはん(小) 110円)
なべ焼ラーメン(普) 550円(と、写真には写っていないけど + ごはん(小) 110円)
 大サイズが私、普(普通)サイズが同行者のものになるのですが、違いは麺(とスープ?)の量ですかね。それで定義どおりスープが沸騰した状態で登場したので、レンゲで冷ましてからいただいてみたところ、鶏ガラスープのコクに、やや甘味の効いた醤油ベースの味付けが、シンプルながらも必要十分。また、やや細めのストレート麺は、懐かしい味と香り。定義どおり、登場した時は硬めですが、沸騰したスープに浸かっているにも関わらず、時間が経っても柔らかくなり過ぎることはないように感じました。それと具も当然ながら定義どおりの品々。親鳥の肉は硬いですが噛むほどに旨味が染み出し、また結構な量が入っていたので、スープにもその旨味がプラスされているように感じます。あと、ちくわも意外に合うというか、ラーメンのトラディショナルな具であるナルトよりも鶏ガラスープとの相性が良いんじゃないでしょうか。それと生玉子は、どのタイミングで、またどうやっていただくか迷ったのですが、半分くらいいただいた時に鍋の中で割って、黄身を麺に絡めてみたところ、これもまた。他のテーブルの、いかにも地元っぽい方は黄身の部分のそっくりご飯に載せていただいていましたので、そういうのもアリなんですね。そして、何よりも鍋焼きラーメンで印象に残ったのが、ご飯との相性の良さ。麺をご飯の上に載せたり、レンゲに麺と共に載せスープに浸していただいたりしたのですが、どの食べ方でも合うというか。この時、添えられた、酸味の効いた沢庵も活躍するのですが、その沢庵。口直しにも良いですね。

 というわけで、とても美味しくいただいたのですが、こういった、その地域で古くに根付いたラーメンって、いただいてみるとその味に加え、根付いた背景なども感じられて、何とも良いものですね。それと同時に、他のお店も気になりますので、またいつか、須崎を訪れ、食べ歩いてみたいと思います。ごちそうさまでした。

平成28年3月訪問

栃木県宇都宮市 らぁめん 山本さん家 宿郷店

 「山本さん家」と言えば、わりと前からある宇都宮の有名店で、だいぶ昔にオリオン通り近くにある池上店にお伺いした時に美味しかった印象は残っているものの、何故かそれ以来、ご無沙汰になってしまっていたという。それで今回、所用で宇都宮からの市内でラーメンという流れの中で、こちらの宿郷店にお伺いすることに。

美麺、うま辛担担麺 900円
美麺、うま辛担担麺 900円
 で、いただいたのが、らぁめん系メニューの筆頭に書かれていたこの担担麺。卓上に置いてあった「担担麺の美味しい食べ方」に従い、最初は全体を混ぜずにいただいたみたところ、ゴマの風味とラー油の辛さで担担麺の片鱗は見せますが、それらがアクセントになったあっさり系のラーメンという印象。ただ、あっさりしていながらも滋味深いスープ(何と無化調とのこと!)や、細身ながら密度感とコシ、ハリのある麺それぞれの、自力の高さは感じられますね。そして半分ほどいただいたあと、前述の「美味しい食べ方」に従い、今度は全体をよく混ぜていただいてみたところ、丼の底に仕込まれている練りゴマのコク、ラー油からと思われる一層の辛味に加え、スパイシー感や更には酸味まで感じる華やかかつ複雑な味が展開。ですが、ゴマで過剰にクリーミーにならず、後口はさっぱりし続けているのがまた良いですね。

ランチメニューE(お得なミニチャーシュー丼) 140円
ランチメニューE(お得なミニチャーシュー丼) 140円
 こちらは、一緒にいただいた平日限定のランチ(セット)メニュー。肩ロースを使いこだわりのある製法で作られているチャーシューは柔らかく、肉自体の味も良い感じに残っています。また味付けは甘さ控えめで、これが何とも良い塩梅というか。

 というわけで、とても美味しくいただいたのですが、つけ麺など、他にも気になる品が多数有ったので、あまり間隔を開けないように、またお伺いしないと駄目ですね。ごちそうさまでした。

平成28年3月訪問

栃木県塩谷郡塩谷町 とりや食堂

 休日のこの日、前夜のお酒のお陰でラーメンを美味しくいただくコンディションができあがったので、国道461号を西進。それで午前11時前にお店に着いたのですが、開店直後から結構なお客さんの数ですね。

チャーシューメン(大盛) 800円
チャーシューメン(大盛) 800円
 それでいただいたのがこちらの品。とりやさんのラーメンは、もう何度もいただいているので今更記事に書くこともないのですが、やっぱり、澄んだスープなのに旨味はしっかりとしていて、そこに醤油が強めながら角が取れてまろやか感のあるタレが加わり、多めに浮いた油によって若干こってりにも感じるスープの味や、デフォルトだと頼りないと言われるけど(麺固め指定もできますが)個人的には丁度良い麺の食感、そしてこちらは醤油のエッジが効いた柔らかいチャーシュー、コリコリのメンマといういつもの味は、何度いただいても良いなぁ、と。

 常に挑戦を続けどんどん味を変えていくお店も素晴らしいと思いますが、その一方、こちらのように何時までも変わらぬ味を出し続けてくれるお店も、また素晴らしい存在であると、改めて思った次第でして。今回も、もちろん美味しかったです。ごちそうさまでした。

平成28年3月訪問

栃木県宇都宮市 ラーメン 山岡家 宇都宮長岡店

 休日のこの日、久しぶりに朝山(朝食に山岡家へ行くこと)がしたくなって、東北自動車道にライドオン。そして宇都宮IC~宇都宮北道路~宮環というルートでお店へと。午前8時頃とあって先客はいませんでしたが、その後何組かが来店。個人的には、山岡家のラーメンを朝からいただくのって、かなりマニアックな事だと思っているのですが、世間的にはどうなんですかね?

醤油ラーメン630円
醤油ラーメン630円
 それで今回いただいたのが、基本の醤油ラーメン。味の濃さ、油の量、麺の固さは全て普通でお願いしました。で、ノーマルな醤油味をいただくのはかなり久しぶりだったのですが、スープの脂感や匂いは凄いけど、口当たりはこんなにライトでサラッとしてたっけ?という印象。ここ暫くの間、限定メニュー以外は味噌系(特製味噌か辛味噌)ばっかりいただいていた所為ですかね。また太目のストレート麺は、相変わらずのプリサクっというかパスタのような食感。最初にニンニク、途中から豆板醤を投入して、サラサラっと完食しました。

ミニチャーシュー丼 (オンラインクーポンでサービス)
ミニチャーシュー丼 (オンラインクーポンでサービス)
 こちらは、一緒にいただいたもの。誕生月の無料オンラインクーポンを有り難く使わせていただきました。で、こちらも以前何時いただいたが思い出せないくらい久しぶりなのですが、若干ハムっぽい食感のチャーシューに、甘めのタレがたっぷり掛かって、別の意味でコッテリという感じで。ただ、今日はラーメンがサラっと感じたので、一緒にいただく丁度良かったです。

 というわけで、久しぶりの朝山、いただきました。ごちそうさまです。

平成28年3月訪問

栃木県宇都宮市 二代目 村岡屋 【閉店】

 この日は、所用のため宇都宮~ついでに昼食という個人的黄金パターンだったのですが、そのお昼は、鐺山にあるこちらのお店まで。平日のお昼時とあって、店内はほぼ満席だったのですが、ラッキーなことに1つだけ空いていた席に座ることが出来ました。(その後、入店待ちのお客さんで軽く行列が。)

中華そばランチ(Cセット) 900円
中華そばランチ(Cセット) 900円 の中華そば
中華そばランチ(Cセット) 900円 の旨辛小豚飯ミニ
 そこでいただいたのは、二代目ならではの、お品書きに「淡麗地鶏(あっさり)」と書かれた中華そばを、50円お得な平日限定のランチセットで。特に中華そばは、前回初めてお伺いした時、とても気になった品なんですよね。それで早速、スープからいってみると、レンゲを顔に近づけた時点で、鶏の良い香りが漂ってきます。そして口に含むと、鶏を中心とした厚い旨味と、それに負けないくらい効かされた醤油ダレのハーモニーが、何とも良い感じ。確かに、村岡屋さんの濃厚系の品と較べるとあっさりはしていますが、個人的な感覚では淡麗というよりも、しっかりとした鶏の出汁を味わえるという感じがしました。またそれに合わせる麺は、中くらいの太さのストレートタイプ。チュルンというよりも、小麦の密度感があり、噛み応えがある、これもしっかりとした味わいがあるというか。それとチャーシューは、きちんと余計な脂が落とされていて、柔らかいながらも、これもまたしっかりと肉の味が楽しめるものでした。それから、Cセットの旨辛小豚飯ミニは、ゴロゴロと入る豚の、ちょっと焼き肉を思わせる味付けが秀逸。もっとご飯が欲しくなりました。

 というわけで、二代目だけにある「淡麗地鶏(あっさり)」系の品だったのですが、かなり美味しかったですね。これなら是非とも塩味もいただいてみたいのですが、他にも気になる品がたくさんあり、次回も迷いそうです。ごちそうさまでした。

平成28年3月訪問

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栃木県のちょいと北の方に住んでいるアラフィフのオッサン。
ラーメン・そば・うどんなどの食べ歩き、乗り鉄、競馬の旅打ち、モータースポーツ観戦、PC自作など嗜んでいます。

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