たひお備忘録

趣味の活動記録。
【タイトル題字:細身のシャイボーイ様】

福岡県福岡市 水炊き 積 大名店

 BAOO荒尾からこの旅行で2泊することになる博多の宿に戻り、一休みした後で夕食をいただきに向かったのが、大名というところにあるこちらのお店。

 博多は名物と呼ばれる鍋料理がいくつかあり、うちもつ鍋などは旅のおりにいただいたことがあったのですが、水炊きだけは未だ当地でいただいたことがなかったので、今回の旅で何とかと思っていたところでした。ですが、鍋料理とあって一人だと予約はおろか注文できるお店が限られるという現実が……。で、何とかならないものかとネットで調べていた時に見つけたのがこちらのお店。しかも、予約もネットでできるとあらば、ここしかないという感じでお伺いすることに。

 それで福岡市営地下鉄の大名駅からGoogleマップを頼りに歩くことちょっとでお店の入っているビルに到着。このあたり、バリバリの繁華街ではないようですが、それでもお店が沢山あって、比較的若い人たちで賑わっているという感じがしますね。早速2階へと上り、元気の良い店員さんに迎えられてお店に入ると、カウンターに席が用意してありました。それにしても、店内も活気があるというか、お客さんでとても賑わっていますね。

ザプレミアムモルツ 500円(税別)
ザプレミアムモルツ 500円(税別)
お通し
お通し

 で、席に着き早速注文なのですが、水炊きは必ず頼むとして、とりあえず生ビールを。こちらのお店はプレモルなんですね。また、それと一緒に出てきたお通し(税別500円?)は、枝豆、大根とひき肉の炊いたの、おひたしの3種。この、ちょっとづつというのが嬉しく、また味付けも程良いので、生ビールが進みます。

鶏皮ぽん酢 480円(税別)
鶏皮ぽん酢 480円(税別)
博多小女郎吟醸磨き(ロック) 420円(税別)
博多小女郎吟醸磨き(ロック) 420円(税別)

 なので早々に飲み干し、焼酎にチェンジ。折角なので博多のをと思い、一番安いので申し訳なかったのですが、博多小女郎という銘柄の麦焼酎を。で、これが香り華やか味わいスッキリで思いの外美味しかったというか。加えて、一緒にいただいた鶏皮ぽん酢が、これもまた。炙ったスモーキーな風味が香ばしく、皮自体の滋味と相まって、更にそこに、青ネギと玉ネギの爽快感が加わり、それらを旨いぽん酢がまとめます。あと、火の通し加減の所為か切り方の所為か、歯応えが良すぎないのも良かったですね。

水炊き 1980円(税別)
最初に出てくるスープ
水炊き 1980円(税別)

 そうこうしているうちに、メインの水炊きが登場。まず最初に、お猪口でスープが出てくるのが気分をたいへん盛り上げるのですが、早速それをいってみたところ、「鶏」の味が濃いっ!鶏の風味と旨味を抽出し尽くしたとでも言うべき味わいですね。そして次に、既に煮えている鶏肉とつくねをぽん酢でいってみたところ、これがもう!適度に歯応えのある肉は旨味が強く、軟骨を混ぜ混んだというつくねはコリコリの食感が楽く、更にそれらを、旨いぽん酢が更にグレードアップさせている気がします。次に鶏肉とつくねを、今度は店員さんに教えていただいた柚子胡椒+塩でいってみたところ、こちらの方が、肉の持つ味わいをより感じられる気がしました。(個人的には、大のぽん酢好きということもあり、ぽん酢でいただいた方が好みだったりして。)あとは、別盛りの野菜などの具を適宜投入しつついただくのですが、濃厚なスープを纏った具がまた旨く、特にお麩や油揚のスープが染みる系は、単体でいただくとちょっと危険な程でした。

博多小女郎吟醸磨き(炭酸割り) 420円(税別)
博多小女郎吟醸磨き(炭酸割り) 420円(税別)

 そんな水炊きに合わせ、お酒を博多小女郎の炭酸割りにスイッチ。個人的に、乙類焼酎の炭酸割りはよく飲むのですが、これはベースの焼酎が軽快で華やかな印象なので、水炊きの濃厚な味わいとベストマッチ!コッテリ(水炊き)、スッキリ(焼酎)、コッテリ、スッキリという感じでお互いが次の一口をより美味しくして、ほんと、永久に食べ飲み続けられる気がします。

玉子雑炊 420円(税別)
玉子雑炊 420円(税別)

 そんなわけで酒が進みすぎてしまった(1杯じゃすまなかったのよ……。)ので、具材の追加はせずに〆の玉子雑炊を注文。酔っ払って舌も記憶も少々怪しくなってきたところだったのですが、それでも感じるご飯に染みたスープ旨味とそれを包む玉子の優しさ。お茶も出して貰い、口の中をスッキリ、気持ちもホっとして食べ終えました。

 というわけで、初めていただく当地での鶏の水炊きだったのですが、美味しかったのはもちろん、店員さん達の接客もお上手で、大変満足することができました。ごちそうさまです。

平成31年2月訪問

中華民国(台湾)台北市 金峰魯肉飯 總店

 旅の最終日。前の記事であげた朝食をいただいた後、今回の旅最大の目的である台湾鉄路管理局(台鉄)定期旅客営業路線全線乗車を果たし、台北駅へと戻ってきたのが午前8時過ぎ。それでこれから帰国まで、今回これまであまりできなかった食べ歩きと、土産物の調達を行う事にしたのですが、まず手始めに台北駅から台北捷運(MRT)淡水信義線に乗り2つ先の中正紀念堂駅まで。名前のとおり中正紀念堂(蒋介石の顕彰施設)の最寄り駅なのですが、それは前回訪れたので、それよりも駅に近いこちらのお店へと。何でも、当地の代表的料理のひとつ魯肉飯(ルーロウファン)の有名店だそうで。

 そのお店に着いたのは午前8時半頃だったのですが、店内はほとんど空席が無く、成る程、確かに人気のお店のよう。店頭で1人、ここで食べるアピールをすると店内に行くよう言われた(ような気がした)ので空いている席に座ったのですが、さすがは日本人観光客も多数訪れる有名店だけあって、日本語のメニューが各テーブルに置いてありました。で、それを見ながらオーダーシートに記入。忙しそうに動く店員さんを捕まえそれを渡すと、程なくして注文した品が登場しました。

魯肉飯(小) 30元 + 魯鴨蛋 15元
魯肉飯(小) 30元 + 魯鴨蛋 15元

 で、早速いただくのですが、ご飯の上に掛かった豚肉とタレの混合物は、良く煮込まれているのか脂身はおろか肉までもトロっトロの食感。味付けは醤油ベースで甘じょっぱいのですが、そこに八角の香りが強すぎずに効き、何とも良い感じです。また、塩気は、やはり当地基準というか、肉単体で食べても全然しょっぱくない程度(このあたり、塩分過多気味な栃木県人の感想ですが。)なのですが、それでもご飯が進むんですよね。それと、一緒にいただいた魯鴨蛋(ルーヤーダン)も同様の味付けで、魯肉飯と良く合います。あと、添えられた瓜の浅漬け的ものが、口をサッパリされてくれました。

 というわけで、美味しくいただいたのですが、小サイズ故一瞬で食べ終わってしまったという。本当は、魯肉飯は中か大、他にも副菜やスープもいただきたかったところ。今回は他に(っていうか他のお店で)も食べたいものがあったのでこんな注文になってしまったのは残念なのですが、また台湾を訪れる機会が出来たら、是非ともまた魯肉飯もいただきたいですね。ごちそうさまでした。

平成30年8月訪問

※ 1元=約3.76円

※ 漢字表記について、「麵」=「麺」など、日本の新字体に置き換え可能と思われるものについては基本的に置き換えるようにしていますが、「埕」「啤」など置き換えが不可能と思われる文字については、そのまま使用しています。(このあたり、生半可な知識で判断していますので、違っていたら申し訳ない。)

中華民国(台湾)台北市 信陽永和豆漿

 台湾一人旅も最終日である5日目を迎え、この日は、朝にちょっとだけ台鉄に乗る予定があったのですが、その前に、最終日にしてようやく当地らしい朝食をいただこうと、午前5時過ぎに宿を出発。台北駅至近の宿から駅に背を向けてちょっとだけ歩けば、目的のお店に到着しました。それで宿、そして台北駅にも近いこちらは、出発前にあらかじめ調べておいたお店で、本当は旅行のもっと早い段階でお伺いする予定だったのですが、色々あってこの日になってしまったという。

 それでまず店頭で、(宿であらかじめノートに書いておいたものを見せて)注文と会計、品物の受取を済ませてから奥の席へ。土曜日の、開店直後の午前5時過ぎという時間帯のせいか混んでいるようなことはなく、後客とも何組かという感じでした。

鹹豆漿 28元
鹹豆漿 28元

 それでまずは、前回台湾に来た時にいただいてから是非とももう一度いただきたかった鹹豆漿(シィェンドゥジィァン)を。お酢とタレ、油條(当地の揚げパン)やネギなどの具材が入った器に温かい豆漿(豆乳)を注いで作られるのですが、お酢の作用で豆乳がフルフルと緩く固まり、タレの塩味と相まってスープをいただいているよう。また味付けも単純な塩味だけで無く、旨味的なものも感じるのですが、その旨味がタレ由来かはちょっと自信がありません。

原味蛋餅 23元
原味蛋餅 23元

 鹹豆漿と一緒にいただいたのは、当地の朝食の定番であるという蛋餅(ダンビン)。小麦粉で作った生地を焼き、それを薄焼き玉子と共に巻いたようなもので、こちらのお店には、ハム(火腿)やベーコン(培根)もあったのですが、あえてノーマルな原味(ユェンウェイ)にしてみました。で、まずはそのままいただくと、小麦粉っ!卵焼きっ!という素朴というかシンプルな味わいなのですが、卓上の甘辛いものや辛いタレを掛ける事によって、これがなかなか乙な味わいとなりました。

 というわけで、どちらも美味しくいただきました。ちなみに、鹹豆漿はお店によって味が結構違うそうで、実は今回も何軒か試そうと思ってお店も調べておいたのですが、色々あってこちらのお店だけになってしまったのは、ほんと、痛恨事でした。なので次に台湾を訪れる時こそ、台北に限らず、他の街でも食べ歩きをしたいと思いました。ごちそうさまです。

平成30年8月訪問

※ 1元=約3.76円

※ 漢字表記について、「麵」=「麺」など、日本の新字体に置き換え可能と思われるものについては基本的に置き換えるようにしていますが、「埕」「啤」など置き換えが不可能と思われる文字については、そのまま使用しています。(このあたり、生半可な知識で判断していますので、違っていたら申し訳ない。)

中華民国(台湾)高雄市 老牌周記焼肉飯 鹽埕店

 台湾一人旅の2日目。この日の宿のある高雄市に到着して、前の記事であげた牛肉拌麺を美味しくいただいたのですが、高雄ではもう1つ食べておきたいものが。それが、当地の名物にもなっている焼肉飯(シャオロウファン)。名前のとおり、焼いた豚肉をご飯の上に載せた焼き肉丼というべ食べ物で、市内各所に提供するお店があるのですが、困った事にあまり遅い時間までやっているお店が少なく、今回は営業時間と場所から、こちらのお店をチョイス。先程のお店から歩く事約15分で到着しました。

 平日の午後8時をだいぶ過ぎているせいか、店内で食事をしている人はほとんどいませんでしたが、逆にテイクアウトのお客さんがちょくちょく来店という感じの店頭。それでその人達に混じって早速注文なのですが、持参のノートに「焼肉飯」と書いて出したところ、サイズを尋ねられた(ような気がした)ので「小」と追記し、テイクアウトか訪ねられた(ような気がした)ので店内を指さしてアピール。(「内用(ネイヨン)」と言えば良いのは知っていたのですが、焦るとなかなか出てこないですね。)また、汁物も欲しいと思って、これまた持参のノートに「味噌湯」と書いて注文しました。

焼肉飯(小) 35元
焼肉飯(小) 35元

 作っているところを見ると、茶碗によそったご飯の上に、魯肉飯(ルーロウファン)の細(こま)切れ肉とタレをちょろっとかけたあと、あらかじめ焼いてあった薄切り肉に中華包丁で「ダンダンダンダンっ!!」と切れ込みを入れてから載せ、更に付けあわせも載せるという感じでした。で、席に着き早速いただいてみたところ、まず、お肉から漂う炭火焼きつぽい香ばしい匂いが食欲をそそり、更にはその味付けも濃すぎず薄すぎず。ちなみに、魯肉飯の肉やタレがちょろっと入っていても、それには八角などいかにも当地らしいスパイシーさはほとんど無かったので、日本人でもとても食べやすいと思います。また付けあわせも、ガリ(新ショウガの甘酢漬け)と塩もみキュウリというのも以外だったのですが、どちらも良く合っていました。

味噌湯 15元
味噌湯 15元

 それと、一緒にいただいた味噌湯(ウェイツォンタン)ですが、こちらの方がカルチャーギャップに驚きました。というのも、鰹節と煮干しの出汁(その出汁ガラが具?として入っているので判明しました。)に、具は豆腐とネギという組み合わせは、日本の味噌汁とも共通するものがあるのですが、なんと味付けに、明確な甘味(砂糖?)が効かされているという。もっとも、これはこれで悪くないというか、「こういうもの」として味わえば、全然アリじゃないでしょうか。

 というわけで、焼肉飯は美味しくいただく事ができ(これなら大サイズ(60元)でも全然食べられたかもしれません。)、甘味の効いた味噌汁も面白かったです。また高雄を訪れる機会があったら、他のお店のも試してみたいですね。ごちそうさまでした。

平成30年8月訪問

※ 1元=約3.76円

※ 漢字表記について、「麵」=「麺」など、日本の新字体に置き換え可能と思われるものについては基本的に置き換えるようにしていますが、「埕」「啤」など置き換えが不可能と思われる文字については、そのまま使用しています。(このあたり、生半可な知識で判断していますので、違っていたら申し訳ない。)

東京都港区 そば処 常盤軒 (JR品川駅 13・14番線ホーム)

 これから暫くの間、(平成30年)7月31日(火)から8月4日(土)にかけて、一人で台湾に行ってきた時に仕入れたネタの記事が続きますが、中でも食べ物関係のネタだけ先行してアップしていこうと思います。

 で、その一発目は、まだ台湾へと渡る前のこと。今回、羽田空港から台湾へと飛ぶことになっていたのですが、上野東京ラインの普通列車で上京し、羽田空港への乗換駅として利用したのが品川駅。飛行機では機内食が出る事を考えると、羽田空港で搭乗直前にではなくここらへんで朝食をいただくのがベストかなと思って旅の計画段階から予定していたのですが、もう一つの理由が、こちらならではの名物メニューがあるからで。

品川丼 470円
品川丼 470円

 それがこの、品川丼。名前だけ聞くと深川飯のように昔からある食べ物のように思えますが、写真を見るとおわかりのように、いわゆる「かき揚げ丼」なんですが。で、早速いただいてみたところ、かき揚げそば・うどん用の衣部分が多いかき揚げに甘めのタレが良ーく染み、それがご飯と合わさる事によって、決して高級じゃないけど、これはこれで旨いですね。ちなみに、かき揚げのタネは、ゲソと小エビ、あと,ネギなどの野菜類でしょうか?それと、セットの汁物は、そばつゆっぽい味わい。こちらは丼とは逆に甘さ控えめで、天かすとネギが良いアクセント。あと漬け物は市販品ですが、口の中をサッパリさせたい時に重宝しました。

 というわけで美味しくいただいたのですが、それにしても、平日の朝8時前、ホームにある立ち食いそば店で、これからお仕事という方達に混じって(これから海外へ物見遊山に出かける自分が)いただくって、ちょっとした背徳感があって良いもんだな、と思ったりして。ごちそうさまでした。

平成30年7月訪問

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栃木県のちょいと北の方に住んでいるアラフィフのオッサン。
ラーメン・そば・うどんなどの食べ歩き、乗り鉄、競馬の旅打ち、モータースポーツ観戦、PC自作など嗜んでいます。

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