たひお備忘録

趣味の活動記録。
【タイトル題字:細身のシャイボーイ様】

札幌市電プチ訪問記 【平成21年1月19日】

すすきの停留所に停車中の248

 これまでのいくつかの記事で書いたとおり、今回、団体旅行でで札幌に行ってきたのですが、ラーメンの食べ歩きを終え千歳空港に向かう前、最後の最後に時間が少々余ったので、札幌市電に乗ってきました。

 札幌市電については以前(何時かは忘れてしまいましたが、多分20年くらい前の話だったかと。)、全線乗ったことがあるにはあるのですが、その時乗ったのが夜だったのでちょっと心残りだったというか。
(というわけでこの記事は、かなり鉄分の濃いマニアックな物となっておりますので…。)


北海道札幌市 すみれ 札幌本店

 今回の、団体旅行ついでの札幌の味噌ラーメン食べ歩きのトリで、本日の二杯目をいただくのは、『純連』をいただいたのならこちらもいただかないと方手落ちということで、『すみれ』をば。実は、以前、新横浜ラーメン博物館に出店されていた頃、いただこうかとお店の前まで行ったのですが、あまりの行列の凄さに断念した覚えがあったりして。

 それで純連でいただいた後、徒歩で地下鉄南北線の澄川駅まで戻り、そこで麻生(あさぶ)行きの電車に乗って2駅の平岸駅で下車。そこから地図を頼り15分くらい歩ったところに『すみれ』の本店はありました。(ちなみに私は地図で見て近そうだった平岸駅から歩いてしまいましたが、実際にはお隣の中の島駅の方が近くて判りやすかったようです。)

 お店には午前11時50分くらいに着いたのですが、休日はかなりの行列(昨日の日曜日の午後2時前に行った人の話だと、その時間帯でも少し並んだとのこと。)ができるところ、さすがに月曜日のこの時間だと、並ばずにあっさりと入店することが。早速店員さんに窓際のカウンター席に案内され、味噌ラーメンを注文。ところで、今回は味噌ラーメンの食べ歩きということで触れていませんが、昨日お伺いした味の三平や先程のさっぽろ純連、そしてこちらのすみれといい、こちらのほうのラーメン店は、味噌、塩、醤油と、ラーメンで基本的な三つの味を提供するお店が多いようで。(昨日お伺いしたにとりのけやきは、例外的に元から味噌ラーメン専門でオープンしたお店だったかと。)それにしても、綺麗で広い店内ですね。

味噌ラーメン 850円
味噌ラーメン 850円
 で、それほど待たずに味噌ラーメンが登場しましたが、まず気が付いたのは、丼から湯気が全く立っていません!よくよく見てみると、スープの表面には、厚さ5mmはあろうかという脂の層。昨日、すすきのにあるこちらの支店に行った人が、「表面の脂の層が、山岡家より凄かったよ!」と言っていたのを思い出しました。そして、その脂をかき分けスープをいただけば、まろやかですがスパイシーな味と香りが結構個性的。また麺は、さっぽろ純連より若干太めでウェーブはゆるめ。それほど特徴的なものは感じませんでしたが、強いスープに負けないくらいの食味は持っていると思います。そして具の炒め野菜はそれほど多くなく、スープや麺と一体化している印象。また、チャーシューはさっぽろ純連同様小間切れにされ、こちらも同様に一体化している気が。 じつはこちらの味噌ラーメンについて事前にネットで調べた時、「さっぽろ純連と味は似ている」などという記述もあったのですが、個人的には結構違うというか、『濃さ』以外は割とオーソドックス(でも、その『濃さ』ばハンパないですが。)に感じたさっぽろ純連に対し、こちらは『濃さ』に加え、スパイスと脂でアレンジを効かせたような印象。とにかく、分厚いラードの層を含めたスープのインパクトが強い一杯といった感じです。

 というわけで、今回最後の味噌ラーメン、堪能させていただきました。ごちそうさまです。

平成21年1月訪問

北海道札幌市 さっぽろ純連 札幌本店

 札幌のラーメンにおいて、『純連(すみれ)』というのは、結構有名なお店なのではないでしょうか。ただ、『すみれ』という店が新横浜ラーメン博物館に以前入っていたのは知っていましたし、『純連』と書いて『すみれ』と読む店の存在もどこかで見た覚えが。また、『純連』の読みは『じゅんれん』だと聞いたこともあったりして、正直言って、それらが頭の中でごっちゃになっておりました。

 で、今回、行く前に調べて判ったのが、まず、ある女性が札幌市豊平区中の島に昭和39年『純連(これで”すみれ”と読む)』を開業し、その後、休業を挟み昭和58年に札幌市中央区への店舗移転と共に『純連(じゅんれん)』に改名。更にその後、長男が店を継ぐに当たって札幌市南区澄川に『純連(じゅんれん)』澄川店をオープン。(創業者はその後暫くして店を閉めたが、その後別の場所・別の名前で店をオープン。ただし現在は閉店。)また、三男は長男とは別に、札幌市豊平区中の島に平成元年『純連(すみれ)』をオープンさせたとのこと。そして、『純連(じゅんれん)』は平成6年に現在の店舗である札幌市豊平区平岸に移転し『さっぽろ純連(じゅんれん)』となり、『純連(すみれ)』は後にひらがな表記の『すみれ』となり、また、その両店で修行された方が独立して『純連(すみれ)系』と呼ばれるラーメンの一大勢力となっているとのことです。

 と、まことに長い前フリになってしまいましたが、団体旅行ついでの札幌の味噌ラーメン食べ歩きの二日目は、この、純連(すみれ)系を代表するというか、両方の本店にお伺いすることにしてみました。

 地下鉄さっぽろ駅から南北線の真駒内駅行きに乗り、途中、南平岸で途中下車して『水曜どうでしょう』の聖地、平岸高台公園とHTB(北海道テレビ放送)本社を拝んでから、その南平岸からさらに一駅乗った澄川で下車。そこから地図を頼りに歩くこと10分くらいでお店に到着。着いた時は開店15分前くらいでしたが私が一番乗りのようで、その後、地元の方とおぼしきクルマが開店までに数台来店したところで開店時間を迎えました。

 森住製麺の名前が入ったのれんを潜って早速入店すると、店内はそれほど広くはなく、カウンターとテーブル席が2つほど。まず食券を買うよう促されたので、当然というか今回の目的であるみそラーメンの食券を購入。カウンターに座り食券を出すと、衝立で見えない厨房からは何か炒める音やそこにスープを注ぐ音が聞こえてきて、さすがに一番乗りだけあって、あっという間に完成しました。

みそラーメン 800円
みそラーメン 800円
 そのみそラーメン。見た目は、炒め野菜が麺の上に載った一般的な札幌の味噌ラーメンスタイルに、小間切れのチャーシューが載っているところが特徴的でしょうか。まずスープからいただいてみたところ、一口目から「美味いっ!」と。札幌の味噌ラーメンらしく、基本的にはガラと脂と炒め野菜に味噌の味なんですが、それぞれがどれも濃厚というか、それに更にニンニクの風味も加わった感じで、何ともパンチの効いた、インパクトのある味。ですが、それが美味くまとまっているように感じます。これは、個人的にはライスが欲しくなってしまう味ですなぁ。次の予定がなければ、追加でいただく所なんですが、今回は泣く泣く断念しました。(隣に座った常連さんとおぼしき方が、みそラーメンとライスを旨そうに食べているのが羨ましかったです。)また、森住製麺製の黄色い縮れ麺は、強いスープに負けない味と食感。そして、これだけインパクトのあるスープだと、野菜や挽肉などスープと一体化した具は完全に脇役になっちゃっている感じですが、小間切れにされた柔らかいチャーシュー共々、麺と一緒に口に入った時、きちんと主張して味と食感に変化を与えてくるのですが、その中のモヤシが、きちんと掃除されていたのには感動しました。あと、メンマは風味豊かでいい箸休めになっている気がします。

 というわけで、『純連(じゅんれん)』の本店、堪能いたしました。大変美味しかったです。ごちそうさまでした。

平成21年1月訪問

北海道札幌市 夜空のジンギスカン

 団体旅行初日の夜。今回の旅で、往復の移動以外に手配していたのがこの夜の宴会くらいだったのですが、それでお伺いしたこのお店が、とても美味しかったもので。なので、番外編的に少々。

生ラムジンギスカン食べ飲み放題クーポンで120分コース(ホットペッパー) 3,500円
生ラムジンギスカン食べ飲み放題クーポンで120分コース(ホットペッパー) 3,500円
 食べ飲み放題のコースでいただいたのですが、オーストラリア産生ラムは独特の臭みも少なく、柔らかくジューシー。レアぐらいに焼いて、好みでニンニクを投入したタレを付けて口の中に入れ暫し味わった後、凍ったジョッキに注がれたキンキンに冷えてるサッポロクラシック生で流し込めば、もう、たまりませんね。これでこちらのお店の『並』に相当する、しかも食べ放題の肉というのがすごいというか。昼間に味噌ラーメン二杯食べてお腹が苦しかったにもかかわらず、いっくらでも入ってしまいます。タレは醤油味と味噌味の二種のほか粗塩もあっていろいろ楽しめるし、付け合わせのタマネギも甘くて美味だったし、そのタマネギ含む野菜やご飯、キムチも食べ放題だし、最後はデザートのシャーベットまで出るし、おまけに窓から見える夜景は綺麗だしで、もう、大満足。

 実はこちらのお店、今回札幌で宴会する所を探していた時、偶然某ホットペッパーで見つけ、ほとんど値段だけで決めたお店だったのですが、これで3,500円というのは、何ともお値打ちじゃないのかな、と。そして、今度また行く機会があれば、その時はちゃんとお腹を空かせて、きちんと味わっていただきたいものです。ごちそうさまでした。

平成21年1月訪問

北海道札幌市 札幌すすきの味噌ラーメン専門店 にとりのけやき 本店

 札幌のラーメン食べ歩き2軒目は、先程お伺いした味の三平から15分ほど歩いてこちらのお店に。現在(訪問当時)、新横浜ラーメン博物館にも出店中の有名店、けやきの本店にお伺いしました。

 お店には、午後2時半をまわった頃に到着しましたが、店外にはまだ5人ほど並んでいる人が。私もそこに並び、店外に流れているビートルズの曲を聴きながら待っていると、女性の店員さんに注文を訊かれます。まだお品書きを見ておらず、どんなメニューがあるかわからないのですが、とりあえず味噌ラーメンをお願い。それからしばらくして店内に案内されましたが、カウンターのみの店内は、結構な狭さ。そしてまた少し待って、結局並び始めてから20分ほどで味噌ラーメンとご対面しました。

味噌ラーメン 850円
味噌ラーメン 850円
 その味噌ラーメン。まずスープからいただくと、札幌の味噌ラーメンらしく、基本的にはガラと脂と炒め野菜に味噌の味なんですが、スープの出汁からは気のせいか魚っぽいようま、また熱した野菜ようなの香りが感じられ、味噌ダレは札幌らしい塩気の他に甘み(タレではなくスープに使われている野菜でしょうかね?)も感じられ、他にも上手く言えないのですが、かなり複雑な味に感じました。また麺は、中くらいの太さの縮れ麺で、口に入れるとゴワっとした固めの食感ですが、加水率低めで熟成期間を長く取っているのでしょうか?そして具は、たっぷりのシャキシャキ野菜と挽肉で、野菜の種類は、スープの中にキャベツ、ニンジン、モヤシ、タマネギ、キクラゲが入り、白ネギが天盛りになってます。

 というわけで、札幌の味噌ラーメンの二杯目だったのですが、先程お伺いした味の三平と較べると、ずいぶんとモダーンで、アグレッシブな印象を受けました。さしずめ『元祖』に対する『進化系』といったところでしょうかね。ごちそうさまでした。

平成21年1月訪問

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