たひお備忘録

とりとめのない趣味の、とりとめのない活動記録。
【タイトル題字:細身のシャイボーイ様】

福岡県久留米市 大砲ラーメン 本店

 福岡、というか、九州の豚骨ラーメンのなかでも有名なのが、スープを取る際に『呼び戻し』という技法を使った濃厚なスープが特徴とされる、久留米市の大砲さんではないでしょうか。かねてから是非一度お伺いしてみたかったのですが、今回所用ついでに久留米に立ち寄ることが出来たので、初めてお伺いすることができました。

 西鉄の久留米駅から地図を頼りにゆっくり歩くこと10分程でお店に到着。まだ開店までは時間があったのですが、今日は平日(ちなみにお伺いしたのは、4月30日(木)。)にも関わらず、開店待ちするお客さんが何人かいらっしゃいました。

 開店すると、元気のいい店員さんに案内され、お冷や代わりの冷たいお茶が。程なくして注文を訪ねられたので、「定番まろやか系」のラーメンと、「評判こってり系」の昔ラーメンをお願いしました。えぇ、替え玉が普通の九州豚骨ラーメンなので、2杯くらいなら、と思いまして。店員さんもそのあたりは心得ているようで、「どちらを先にお持ちしますか?」尋ねられたのでラーメンから、そして、両方も麺の固さは普通でお願いしました。

ラーメン 480円
ラーメン 480円
 さすがに麺の茹で時間が短いこのあたりの豚骨ラーメンだけあって、注文が通るとあっという間にラーメンが登場。まずスープからいただこうと、スープをすくったレンゲを顔に近づけると、『豚骨』のディープな香りが漂ってきました。でも、実際に味わってみると、香り以外は、濃厚だけども意外と軽さもあるというか、マイルドというか。そして麺は、低加水の細ストレート麺。博多の麺よりは心持ち太いような気が。また博多にはあまりないと言われる大盛があるんですね。で、啜ると、固めに茹でた素麺のような食感に、噛みしめると、ちゃんと小麦粉の味が感じられます。それと具は、福岡で多い(と、これも勝手に思っている)薄く切られたチャーシューと、青ネギ、海苔、そして、ゆで卵が半分。なるほど。これが現在の大砲さんの『味』、なんですねぇ。

昔ラーメン 500円
昔ラーメン 500円
 次にいただくは昔ラーメン。ラーメンを食べ終わってから、間髪入れずに登場しました。ラーメンとの大きな違いは、スープ表面に浮く『カリカリ』こと、背脂をラードで揚げた物。この香ばしさとコッテリ感が、全体に結構影響を及ぼしている気がしました。また、メンマ(穂先に近い部分でサクサクした食感)やチャーシュー(@状でトロトロ)もラーメンとは違います。全体的には、ラーメンと較べるとコッテリしているとは思うのですが、だからといって極端ではなく、節度を持ったコッテリさ加減に感じました。なるほど。これが大砲さんの『昔の味』なんですねぇ。ただ、クラシック一辺倒ではなく、きちっと現在のテイストも入っているのではないでしょうか。

 というわけで、念願の大砲だったのですが、2杯とも美味しくいただきました。ごちそうさまです。

平成21年4月訪問

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