たひお備忘録

趣味の活動記録。
【タイトル題字:細身のシャイボーイ様】

長野県長野市 信州そば ナカジマ会館 (JR長野駅 改札外コンコース)

 前の記事であげたお店のある新潟県の越後川口駅から、この旅の目的の一つである飯山線というローカル線に揺られた着いたのが、この日の宿のある長野県の長野駅。
 実は長野駅に着いたあと、郷土料理系の居酒屋さんなど夕食のプランを色々と考えていたのですが、改札口を出た時に、コンコースにあるこちらのお店を見た瞬間に全部ぶっ飛んだというか、「ここで食べたい!」という衝動に駆られたというか。そんなわけで、昨夜以来続けて4杯目のそばとなりますが、お店に突撃。
 注文は、店内の券売機で食券を買う方式ですが、こだわりがあるのか「冷やし」メニューは無し。それと、「信州きのこそば」「きつねワカメそば」(とそれらの具単品)は「売切」表示となっていましたが問題なし。だって、昨夜以来食べていなかった個人的定番の、天玉そばが食べたかったんですもの。

【天たまそば 420円】
天たまそば 420円

 注文後、店員のお姉さんの素早い調理で登場。早速、席に持ち帰っていただけば、これが、もう。
 まずツユですが、東日本標準の濃口醤油ベースの味付けながら、品良くまとまって、味の濃さや甘みと塩みの加減など、どれも適度。
 そしてソバは、細めでやや色が黒めでしょうか。啜ると自然なツルツル感、そして噛むと自然な歯応えが。ソバ自体の味も良く、さすがは信州、蕎麦処とあって、こういうところのソバでも、しっかりと存在感がありますね。
 一方かき揚げは、きわめて駅そばらしい、全体がほぼ衣というタイプ。ツユに良く馴染み、そうすることによって味にコクをプラス。また馴染んだところをソバと一緒に口に入れると、これまた堪りせん。更に途中から、玉子を崩せばこれが、また。黄身とソバとかき揚げとツユが一緒に口に入ると、何とも幸せな気持ちになれました。
 それと忘れちゃならないのが、(写真には写っていませんが)カウンター上に置いてある、善光寺名物「八幡屋礒五郎」の七味唐辛子。これを少し振り入れるだけで、そばの味がグンとグレードアップします。

 という訳で、美味しくいただいたのですが、お陰で気力も漲り、この後駅近くのホテルにチェックインしたらすぐに飛び出し、日があるうちに長野電鉄を堪能してきてしまったという。(そこは以前乗ったことがある路線だったので、元々の計画では居酒屋さんで一杯引っかけてから、特急列車でサラッと往復して済まそうと思っていた。)
 ごちそうさまでした。

令和5年8月訪問

新潟県長岡市 生そばの丸十

 新潟駅で立ち食いの駅そばをいただいた後、この日の目的の一つである越後線に乗って柏崎駅まで行き、そこから信越本線で長岡駅、そして上越線に乗り換えて越後川口駅まで。
 次の目的は、ここから分岐する飯山線に乗ることですが、ここ越後川口駅ではもう一つ、目的がありました。
 それがこの、「生そばの丸十」というお店。
 というのも、飯山線にはこれまで2度乗っているのですが、2度目に乗った今から20年以上(下手すりゃ30年くらい)前、越後川口駅から乗る前にそばをいただいたのがこちらのお店で、去年、新潟までバイクでツーリング・キャンプに来た際、そのお店が健在なのがわかり、思い出の味をいただきに是非ともまたお伺いしたかったんですよね。

 というわけで、越後川口駅を背に国道17号まで行き、突き当たったら右にほんのちょっと行ったところにあるお店まで。前回お伺いした時とお店の場所が微妙に違っている気もしますが、多分気のせいでしょう。
 お伺いしたのはお昼の開店直後だったのですが、既に先客が2組。2人分の椅子が置いてあるカウンター席に案内され、お品書きをチェック。店内のホワイトボードには、お得な日替わりメニューも書かれており、大いに悩むところ。そんな中、前回は、天ぷらそばを大盛りでいただいたのですが、その「冷やし」を発見。今日は温かいそばをいただきたくなるような気温ではないので、いってみることに。注文の際、前回と同じく、つい「大盛りで!」と言ってしまいました。

【冷やし天ぷらそば(大盛) 950円】
冷やし天ぷらそば(大盛) 950円

 待つこと少しで登場したその、冷やし天ぷらそばの大盛り。あしらわれたキュウリと氷が涼しげですね。
 で、まずはツユからいってみたところ、甦るかつていただいた時の記憶。温かいのと冷たいのの違いはあるけど、このあっさりと上品な出汁に、決して濃すぎない味付けが、もう!
 またソバはうっすら緑がかっていますが、こちらのお店のソバは新潟名物の、布海苔をつなぎにしたへぎ蕎麦で、緑色は布海苔由来。前回いただいた時はその歯応えの良さに驚いた記憶がありますが、今回再びいただいてみたところ、これは冷たいせいもあって、前回以上の歯応えに感じます。また、ソバ自体の味も良いですね!
 そして天ぷらは当然揚げたてで、種は海老、ナス、そしてカボチャ。揚げ加減もバッチリ。
 あと別添えの薬味が、ワサビの他、大根おろしも付いているのが嬉しいです。

 というわけで、思い出の味を美味しくいただいて感無量だったのですが、こちらのお店はそば・うどん類の他にも豊富なご飯物やラーメン類も(天ぷらラーメンまである!)あり、ただの思い出のお店にしとくのは勿体なさ過ぎるというか、いつかまた当地を訪れ、お店にお伺いしたいです。
 ごちそうさまでした。

令和5年8月訪問

新潟県新潟市 そば・うどん やなぎ庵 新潟店 (JR新潟駅 改札外)

 前の記事でもちょっとだけ書きましたが、令和5年夏の青春18きっぷ旅でのこと。
 初日は、新宿まで移動して、そこから新潟行きの夜行バスに乗車し、明けて2日目は、新潟駅前でバスを降りた後、白新線で新発田駅、羽越本線で新津駅とまわり、信越本線で新潟駅へと戻ってきました。
 で、次に乗る越後線の列車までちょっとだけ時間があるので、ここで朝食を取っておきたいところなのですが、事前に調べた時、嬉しい情報が。というのも、新潟駅が高架化する前、万代口にあった「やなぎ庵」という駅そばのお店が、この(令和5年)6月に、駅ビルのCoCoLo新潟2階の在来線西改札口付近に、約2年半ぶりに復活オープンしたそうで。(そういえば、今年1月に訪れた長岡駅でも、駅ビルのCoCoLo長岡内に、長岡やなぎ庵というお店が入っていましたが、こちらのやなぎ庵と、何か関係があるんですかね。)

 今や貴重になりつつある駅そばのお店が復活するなんで嬉しいことこの上ないので、これはお伺いするしかないでしょう!というわけで、列車を降りた後、西改札口を通ってお店まで。
 注文は、店外の券売機で食券を買って店内のカウンターで店員さんに渡す方式のようですが、その券売機の前で暫し悩むというか、そば・うどん類の種類が豊富なうえ、新潟名物タレカツ丼をはじめとするご飯物や、それらのミニサイズとそば・うどんをセットにしたものも多数。しかるにこういう時は、個人的定番としている天玉そばにしようと決めたものの、それも玉子が生卵と温玉の2種類あるんですね。
 そばは結局生卵バージョンにして、ついでにいなり寿司の食券もつい購入。それらを提出して、待つことほんの少しで完成しました。

【天玉そば(生卵) 620円】
天玉そば(生卵) 620円

 立ち食いカウンターの空いているところに移動して、まずはそばのツユからいってみれば、出汁感はそこそこなれど、味が濃い目なのが良いですね。味付けは、濃口醤油の他、甘みもあるけどより塩気を感じさせますが、かき揚げや生玉子に負ける気がしないところが、もう。
 またソバは、やや平べったい乱切りタイプのもの。しっかり目の歯応えからして茹で麺ではなく冷凍ですかね?(自信なし)密度感があり、蕎麦の香りも感じられます。
 またかき揚げは、ツユとの馴染みはそこそこ。囓るとアミエビの香ばしい香りが主張しますが、ほかにもイカの小片、タマネギ、ニンジン、葱など種の種類が豊富で、それ故か小ぶりながら食べ応えがありますね。

【いなり寿司(2個)170円】
いなり寿司(2個)170円

 この手のお店では、蕎麦・うどんと一緒にいただくことがわりとあるいなり寿司。
 見た目的に、特に変わったところは無いなというか普通だなと思いつつ口に入れた時、ちょっとびっくり。というのも何気にこの酢飯に使っているお米が、美味しく感じらました。
 私の思い込みかもしれないのですが、米どころである新潟の人はお米にうるさいからかもとも思ってみたり。

 というわけで、どちらも美味しくいただいて、満足でございます。
 ごちそうさまでした。

令和5年8月訪問

栃木県宇都宮 生蕎麦 いろり庵きらく 宇都宮店 (JR宇都宮駅 東西自由通路内)

 (令和5年)8月はじめの頃。この夏の青春18きっぷを使った乗り鉄旅の第1弾として、新潟、長野、山梨と回ってきました。それでこのブログでは、その道中でいただいた食べ物(そのほとんどが、いわゆる駅そばですが。)ネタを続けて。

 してその1発目は、旅立ちの夜に宇都宮駅でいただいたそばを。本来なら、駅弁でも買って車内でそれを食べつつ晩酌したいところなのですが、コンコース2階にある(駅弁を売っている)松廻家さんの売店は閉まっているし、同フロアみどりの窓口向かい側のいろいろなお店が入っている売店スペースにはかなり高級な駅弁というか弁当しか無く、初日から贅沢するのも何だと思い、この旅最初の食事は駅そばと相成った次第。
 それで今回いただいたのが、冷しかき揚げそば。何となく冷たい、ぶっかけ的な品を食べたくなったもので。

【冷しかき揚げそば 550円】
冷しかき揚げそば 550円

 で、まずはソバからいってみると、歯応えマシマシという感じ。こちらのお店は生蕎麦を注文ごとに茹でているそうですが、さすがに再加熱しない冷たい蕎麦は、茹で麺とは違う生蕎麦のしっかりとした歯応えが楽しめます。
 またツユは、出汁感はあまりありませんが、ほんの少し甘みの立った万人向けの味わい。冷やしのものでも極端に味が濃かったりせず(たまにあるんです。「冷やし」だとめっちゃ味濃いお店。)、ツユにたっぷり浸かった状態でもソバがしょっぱくはなりません。
 そしてかき揚げは、お伺いしたのが閉店約1時間前だったこともあり当然揚げ置きですが、この日の湿度の高さがセンシティブに反映された、しなしな・ぼそぼそ感。もっも、ツユとの馴染みは良く、先述のとおりツユもしょっぱ過ぎないので、箸で細かくしてからソバと一緒に口に入れれば、これがなかなか。
 あと、添えられたワサビがとても良かったです。(駅そばの「冷やし」だと、昔はワサビを付けてくれないところが多かったので。)

 というわけで、美味しくいただき、腹具合的にも丁度良く満たされました。
 ごちそうさまです。

令和5年8月訪問

栃木県宇都宮市 釜揚げうどん 笙家

 梅雨も明けて夏本番を迎え、相変わらず暑い日が続いていますが、そんな中、平日のこの日のランチは、久しぶりにこちらのお店まで。
 というのも、この日は冷たくてしょつぱいツユが妙に飲みたくなり、加えてお昼にお店に来られる状況だったもので。ただ暑い中、お店まで移動するのも、一苦労だったのですが。
 お店に入ると、この日は妙に混んでいて、入店から注文までちょっと待つことに。その時、私の前のお客さんが、うどんを茹でている釜を見ながら(タイミングによっては待たされる)釜揚げうどんがすぐ出ることを確認して注文していたのを見て、私も一瞬「釜揚げも良いかも」と心が揺らぎましたが、初志貫徹で冷たいかけを大盛で注文。他、食べたいものを好き勝手に皿に取っていたら、結構なお値段となってしまいました。

【かけ(冷・大盛) 539円】
かけ(冷・大盛) 539円

 とりあえずあいている席に移動後、まずは冷たいかけうどんから。
 お目当てのツユからいってみれば、今日のは出汁感も味付けも結構ライト目というか、特に塩気は、個人的にはもうちょっと欲しいというか。もっともこの日、だいぶ汗をかいていたので、普段よりもしょっぱいものを身体が求めていたのかもしれませんが。
 またウドンは、ツルっツルのシっコシコ。しっかり茹であげたうえで、しっかり冷たく締めた食感が良いですね。

【おいなり 132円 と いんげん天 154円 と 鶏天 176円】
おいなり 132円 と いんげん天 154円 と 鶏天 176円

 これらは先述のとおり、好き放題(といっても3品ですが)に追加したサイドメニュー。
 おいなりは、某○亀さんのベッタベタに甘いのも実は嫌いじゃないのですが、こちらのは甘みが程よく、味付け的はとても好み。実はもう1つくらいは食べたかったのですが、取った時に1つしか残っていなかったので仕方ないです。
 それといんげん天は、季節ものでしょうか。噛むと口に広がる独特の青臭さが、夏の味わい。衣はサクっとしていて、中はキュキュッとした噛み心地が残る揚げ具合も良かったです。
 最後に鶏天は、ラッキーなことに揚げたて熱々。当然、衣のサクサク感もMAX近かったのですが、それよりも中のお肉の熱々故のジューシーさが印象的でした。

 というわけで、美味しくいただきました。
 ごちそうさまです。

令和5年7月訪問

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栃木県のちょいと北の方に住んでいるアラフィフのオッサン。
ラーメン・そば・うどんなどの食べ歩き、乗り鉄、競馬の旅打ち、モータースポーツ観戦、PC自作など嗜んでいます。

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