趣味の活動記録。
【タイトル題字:細身のシャイボーイ様】
前の記事でも触れた、三泊(うち夜行バス一泊)四日の中部地方への旅の、3日目の夜。その記事のとおり、富山駅でそばをいただいた後、ちょっとした用事を済ませ、富山駅に戻ってきたのが午後9時前。この後は、富山駅北口から夜行バスでバスタ新宿まで向かう予定となっていましたが、バスの出発までまだ3時間近くあるという。
そんな時、今回の旅の最後の夜なので、せっかくだから出発までちょっと一杯と思いお伺いしたのがこちらのお店。
「八兆屋駅の蔵」は、「8番ラーメン」の株式会社ハチバンさんが運営されている居酒屋で、以前、金沢駅店にもお伺いしたことがありますが、その時の印象が悪くなかったので。
で、入店すると、カウンター席にご案内。時間帯の所為か、カウンター席に関しては余裕がありましたが、これまた時間帯の所為か、周囲のテーブル席からは、かなり盛り上がってる声が聞こえてきます。
それでとりあえず、というわけではないですが、この日は9月半ばとはいえ未だ暑く汗もかいたので、最初はキンキンに冷えたこれで。生き返る一杯でした。
【濃厚くずし豆冨 440円】
【さすのとろろ掛け 605円】
最初は、おすすめ的なお品書きに書かれたこのあたりから。
濃厚くずし豆冨は、付属の藻塩を一口ごとにパラパラと掛けながらいただきますが、名前のとおり、大豆の旨味が濃厚。
さすのとろろ掛けの「さす」は、富山県でカジキマグロを指すとのこと。刺身だと、かなりさっぱりした味わいですが、そこに掛かったとろろと、あしらわれたとろろ昆布が良い仕事するというか。
【青竹冷酒 1,089円】
生ビールのあとは、これにチェンジ。金沢駅店でもいただいていますが、何というか、見た目のインパクトが良いんですよね。
中のお酒自体は、冷やされていることもあり、軽めの、飲みやすい味わいに感じました。あと量は300mlと結構入っていて満足感もありますね。
【おでん 向かって左奥:かに真丈 418円、手前:梅貝〔二ヶ〕 649円、右奥:巻きかまぼこ 275円】
【富山珍味三種盛り(向かって左:甘海老の醤油麹漬け、奥:蛍烏賊の沖漬け、右:梅貝煮) 770円】
第二、第三弾は、日本酒に合わせるべくこのあたりで。
おでんは個人的好物で、こちらのお店ではグランドメニューの筆頭に来ていたので注文。時間帯故、幾つか品切れもあったので、当地らしいネタをチョイスしたつもりですが、この中では、梅貝が印象的。中の肝まで美味しくいただきました。
また、富山珍味三種盛りは、梅貝が被ってるのは承知で注文。甘海老の醤油麹漬けは金沢駅店でもいただきましたが、ねっとりとした食感に醤油麹で濃縮されたかのような濃厚な甘海老の味わい。蛍烏賊の沖漬けは、個人的に好物というか、何故か栃木ではスーパーやコンビニ(どちらもセブンアンド○イ)に売っていたりするのでたまに買っていただく位には好きでもこちらは、温かいおでんではなく冷たい煮貝なので、また違った味わいに感じます。
時間つぶしも兼ねているのでゆっくり飲んでいたつもりが、ついつい杯が進みすぎ、お酒が足らなくなったので急遽大徳利(250ml)を冷やで注文。明細見たら〔鼓〕と書いてあったのですが、だとしたら、金沢の中村酒造の銘柄ですかね。
で、飲んでいる時はそうとは判らなかったのですが、サラッとした飲み飽きない味わいだったかと。もっとも、だいぶ酔いも進んで、舌も怪しくなっていましたがね。
というわけで、夜行バスを待つ間のひととき。この旅の諸々を思い出しつつ、美味しく楽しく過ごすことが出来ました。ごちそうさまです。
令和7年9月訪問
年末に行こうと九州旅行の段取りをしていたら突如食べたくなったのが、皿うどん。ですが、家で作る以外の選択肢が、私が住んでいる栃木県ちょい北部あたりだと無いんですよね。で、その翌日、たまたま宇都宮に用事があったので同行する家人に話を振ると「私はちゃんぽんが食べたい」とのことだったので、ついでにこちらのお店に立ち寄ることに。
そんなわけで、私がいただくのは皿うどんと決まっているものの、メニューにはその皿うどんだけでも、長崎皿うどん、野菜たっぷり皿うどん、ピリカラ皿うどん、焼き太めん皿うどん、やわらか太めん皿うどんなど色々あって迷うところ。そんな中、家人は「野菜たっぷりちゃんぽん」にするとのことだったので、私の皿うどんも野菜たっぷりに。ついでに、餃子3個のセットも付けちゃいました。
【野菜たっぷり皿うどん 990円 + にんにくぎょうざ(3個) 190円】
それでまずは私の、野菜たっぷり皿うどん。見た目的には、一面に掛かっている餡にキャベツの白い部分が多いせいか、モヤシと相まって全体的に白っぽい印象。
そのトロトロの餡の下から麺を引っ張り出していってみると、パリパリ香ばしい細麺に絡んで、間違いがないですね。また餡の中には、名前のとおり野菜がたっぷり入っていますが、その他にも豚肉や魚介、練り物と様々な具材からの旨味が加わって、アッサリながらも旨味たっぷり。あと、トロミの加減や野菜のシャキ感残した火の通し加減など、これまた間違いがなく。
途中から、卓上の辛子(もう少し大きな袋だと有り難いけど)、専用のソースで味変しつついただいても良い感じ。それと、トマト、ショウガの2種類のドレッシングも付いてきましたが、ショウガを試したところ、辛みよりも香りがものすごく足される感がありました。
またにんにくぎょうざは、名前のとおり中の餡にニンニクが効いているものの、それほど過激な効き方ではなく。米粉配合の皮のパリパリ感と相まって、スタンダードながら間違いがなかったというか。付属の柚胡椒にお酢を加えたらこれも良い感じ。
こちらは、先述のとおり同行の家人がいただいた品。撮り方が下手で写真だとよくわかりませんが、見るからに野菜たっぷり。
例によって味見させてもらったところ、こちらも間違いがない味でした。
というわけで、美味しく皿うどん欲を満たすことができました。ごちそうさまです。
令和7年9月訪問
前の記事などでも触れている、令和7年夏「青春18きっぷ」の旅の四日目。
ローカル線だけを乗り継ぐ旅していると、おおむね1回2回の接続は良いものの、それより後は接続が悪くなり、1時間以上待つこともザラに。少ない列車本数に加え、沿線住民の旅客流動を考慮したダイヤを組むと仕方がないところなのですが、旅行者にとっては空白時間に。
でもそれが、丁度食事時で、更には適度に開けた、駅近くに飲食店が残っているような街なら大歓迎。
今回は、岡山県北部の山あいにある新見市の、JR伯備線とJR姫新線、そしてJR芸備線の列車が交わる新見駅でお昼時に1時間半近く接続待ちとなったので、あらかじめ調べておいたこちらのお店で、当地らしい食事でも、と。
そんなわけで列車を降り、駅近くのお店まで。店内は盛況で、先程同じ列車に乗っていたと思しき人もいました(青春18きっぷというか、ローカル線の旅あるある)が、それよりも、地元の人達が外食に利用するお店、といった雰囲気で、日替わり定食や、お品書きには和洋の様々なメニューが。
店員さんにカウンターに案内されると、早速注文。もっとも、こちらのお店はウェブサイトがあるので、あらかじめそれを見て、いただくものを決めていましたが、ウェブの情報は往々にして現在のものと違うことがあるので、念の為、お品書きで確認したうえでお願いしました。
それで今回いただいた当地らしい品事その1が、備中お祭り寿司と名付けられた、鯖の姿寿司。鯖の寿司が郷土料理になっているところは、全国にわりとある印象ですが、新見のは、流通が発達していなかった昔、山陰地方で捕れた鯖を塩漬けにして出雲街道で運んだものを使用。海産物が貴重な山あい故、ハレの日の料理となったといういわれがあるそうで。
もっとも、流通が発達して山あいでも海産の鮮魚が容易に手に入る用になった現代では、塩鯖ではなく生鯖を使用して作ることもあるようで、こちらのお店のも、生鯖を酢締めしたものでしょうか?肉厚だけど、しっかり目の締め加減がいい感じ。そして個人的には鯖よりも感心したのが、もち米入りというシャリ。そのもっちり、どっしりとした食感もそうですが、お酢と甘みの味加減が何とも私好み。それが前述の鯖と合わさって、これがなかなか。食べ応えもかなりのものでした。
それにしても、この頭の部分は、食べたほうが良いんですかね?中にシャリがしっかりと詰まっていたのでその部分と、箸でちぎれる身の部分は食べましたが、結果的に手を使うことになったので、少々品が良くなかったかな、と。
そして今回いただいた当地らしい品その2が、野方汁。当地で野方粉と呼ばれるタカキビ(モロコシ)の粉を練って作った団子が入った汁物、とのこと。タカキビは世界的に主食として、また酒などの原料としても広く利用されている穀物ですが、日本だと、五穀の一つ(キビ)とされることがあるものの、他の穀物と比べると現代ではあまり利用されていないというか。
で、まずは汁からいってみると、あっさりとした中に、出汁や具の鶏肉、根菜類から出た旨味が溶け込んだ上品な味わい。また、名前の元のタカキビの団子は、赤茶色の平べったく丸いもので、タカキビはタンニンを含むため渋みがあるとされているものの、野方粉にする段階で手間を掛けてアク抜きされる為それは無く、柔らかい食感と、個人的には馴染みがない穀物的風味の中に染みた汁の旨味が何とも滋味深く、良い感じでした。
というわけで、当地らしい品々。どちらも美味しくいただき、満足いたしました。旅に出ると、駅そば・うどんばかり食べている私ですが、機会があれば、こうした郷土料理ももっといただいてみたいんですがね。(今みたいな旅ばかりしているうちは無理かなぁ。)
ごちそうさまでした。
令和7年8月訪問
前の記事などでも触れている、令和7年夏「青春18きっぷ」の旅の三日目のこと。二十数年ぶりに訪れた、広島県北部にある三次駅は、すっかり様変わりというか、駅舎そのものが建て替わっていて、かつては、その時いただいたお好み焼き店など駅舎内に有ったお店は影も形もなく、全体的にだいぶコンパクトになっていました。
それでこの日はスケジュールはできが悪く、ここで約1時間の乗り換え待ちのあいだに夕食を食べておかないとと、深夜までまともに食べる機会がないという行程だったので、事前に、食べられそうなお店をネットで探していましたが、そんな時に見つけたのがこちら。午後4時過ぎという時間でも営業していて、しかも駅のすぐ近くということで、第一候補としていましたが、喫茶店って、個人的にはちとハードルが高いというか、常連さんの間に入っていくのがしんどい場合もあったりして。
もっとも、そんな事も言っていられない(暑くて歩くのがしんどい)状況だったので、列車を降りたらお店へと。幸いなことに、とてもあたりの柔らかいママさん迎え入れられた瞬間から、不安が安心に替わりました。店内は、先ほど私と同じ列車に乗ってた人もいましたが、ほかは常連さんが数人、思い思いに時間を過ごしているという感じです。
そんな中でいただいたのが、カレーとコーヒーのセット。こういったお店で通人は、夏でもホットコーヒーをいただくそうですが、先述のとおりこの日は暑かったこともあり、アイスコーヒーを。
で、まずは先に登場したカレーからいってみれば、これが、もう。
登場時からとても良い香りを放っていたルーは、サラッとしているけど、主にタマネギ由来でしょうか?自然なトロミもあって。味わいは、スパイス感がしっかりとありつつも、辛さは(辛いものが比較的好きな私的には)ピリっとくる程度。甘みはタマネギのほか、フルーティーさもあるように感じましたが自信なし。塩気も程よく、更には具の牛肉由来でしょうか?その旨味もしっかりと効いていますが、全体的には手が掛かっているけどごちゃごちゃしておらず、何とも風通しの良い味わいが印象的です。
また添えられたサラダも、Cold(冷たい)、Clean(清潔)、Crispy(パリパリとした食感)といったサラダの鉄則「3C」がしっかりと守られていて好印象。
それと、食べ終わるタイミングで出してくれたアイスコーヒーが、また。
コクとしっかりとしたキックがあるにもかかわらず、後味はスッキリ。ただスッキリしすぎず、適度な余韻が有ったというか。
というわけで、ここにして良かったというか、カレーもアイスコーヒーの大変美味しくいただき、満足。そしてこの旅の、大切な思い出となりました。
ごちそうさまです。
令和7年8月訪問
前の記事でも触れましたが、令和7年夏「青春18きっぷ」の旅の二日目のこと。
前の記事のうどんを美味しくいただいたあと、小野田駅の駅舎の写真などを撮っていたところ、駅前広場にあるお店から、先程一緒にうどんを食べていた若い男性が出てくるのが見えました。そのお店はお茶屋さんだったのですが、その男性が手にして出てきたものを見て、私も後から。
で、その手にしたものとは、抹茶ソフトクリーム。個人的にこの手の食べ物は好きなんですけど、このところご無沙汰だったんですよね。ちなみに、店頭に貼られたPOPによると、抹茶ソフトには通常のものと特製があったので、迷わず特製に。POPの写真だと、ソフトクリームそのものも色味が特製のほうが濃いようにに見えますが、他にも特製だと、コーンがワッフルコーンに替わり、ソフトクリームの上には抹茶が振り掛けられ、抹茶色のビスケット?が添えられているなど違いがあるようで。もっとも、確認したらコーンじゃなくカップでも大丈夫とのことなので、写真撮影に都合が良いカップに入れてもらいました。
それで手渡されたら、お店の前のベンチで写真を撮ったあと、早速一口いけば、これが、もう。
全体的に濃厚な味わいのなか、振り掛けられてる所為もあると思いますが、抹茶の風味が、ほんと艶めかしい程!
あと、一口が良い意味で重いというか、濃密な味わいを堪能すべくゆっくりと味わいながら食べたいのですが、残念ながらこの日の山陽小野田市の最高気温は摂氏34度。外だと溶けるのが早いので、急いで食べたのはちともったいなかったな、と。
それでも美味しくいただいて、大変満足。最高のデザートとなりました。ごちそうさまです。
令和7年8月訪問
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