趣味の活動記録。
【タイトル題字:細身のシャイボーイ様】
令和8年のシルバーウイークは、初日に仕事で呼び出された以外は遠出もせず、昼食に出かけた以外はダラダラと過ごしてもう最終日。そんな時、せめて昼食は何か普段と違うものをと思ってSNSのタイムラインを見ていた時に見つけたのが、以前一度あ伺った時にいい印象だったにも関わらず、その後ご無沙汰してしまったこの店。
それで開店時刻を少し過ぎた頃に到着したところ、店頭には、11月29日で閉店となる旨の貼り紙が。何とも残念ではあるが、とりあえず、SNSで見たこの日の目的の品を食べるべく入店。早速、家人のラーメンと共に注文した。
それがこの、昆布水つけ麺。つい勢い余って大盛りにしてしまったが、大盛は並盛の倍、麺量400グラムとなっていた。なので、麺の丼には小山が聳え立っているが、そうの頂上にはおぼろ昆布があしらわれ、別皿にはワサビ、カイワレ、細切りのショウガといった薬味類と鶏チャーシュー。あと付け汁は、麺に対して明らかに少なく感じるが、これはあくまでも脇役。卓上に置かれた「美味しく食べるコツ」というPOPによれば、ら味変用との位置づけらしい。
なのでそのPOPに従ってまずは昆布水に浸かった麺を啜るのだが、この麺自体がなかなかのもの。昆布水のトロミを纏ってスルスルと口に入るそれは、全粒粉を使っているようでしっかりとした小麦の香りが有り、また茹でてから冷たく締められているお陰もあってか弾力も凄い。昆布水にはそれほど強い味は付けられていない(塩味のみ?)が、その少しの塩分だけで、どんどん食べ進められてしまう。
それをある程度楽しんだら、POPに従って別皿の薬味を使用。このあたりから後述するある事情によって繊細な香りがわからなくなって来た所為も有り、香りのマスク力(りょく)の強いショウガが良く合っているように感じた。
そして最後に、味変で付け汁を使ったところ、これが、もう。浸した麺を啜るだけで感じる、力強い鶏出汁の香り。色からしても濃口醤油もかなり効かされてはいるが、それを上回って感じるのが凄い。もっとも、麺自体の風味や昆布水の繊細な旨味はマスクされてしまうが、それはそれで。というか、この時はこの香りの強いつけ汁が無ければ、美味しく食べきることは出来なかったであろう。
こちらは、同行の家人がいただいた品。
例によって少々味見させてもらったところ、濁りのない鶏の風味・旨味がブワッと来て、それとバランスを取るかのように、塩気はかなりしっかり目。丸々一杯味わいたくなる味わいであったが、これも後述の理由により……。
というわけで、美味しくいただいたことはいただいたのだが、食べている途中に入ってきて、隣の卓に座った女性客の香水の匂いが強かったため、正直、それ以降はまともに味わうことが出来なかった。こういうところに香水を付けて平気で入ってくる人間は男女共に一定数いるが、たとえ同じ言語を話していても、理解できない存在である。
そのお陰でとても勿体なく、残念な体験になってしまったのが心残りなので、閉店までにもう一度くらいはお伺いして、良い印象で終わりたい。
ごちそうさま。
令和8年9月訪問
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