たひお備忘録

とりとめのない趣味の、とりとめのない活動記録。
【タイトル題字:細身のシャイボーイ様】

神奈川県平塚市 花水ラオシャン 本店

 今回、所用で神奈川県平塚市を訪れることになったのですが、事前に、例によってネットでラーメンがらみの情報収集をしたところ、平塚の辺りには変わった『タンメン』がある、というか、地元でタンメンと言ったらこちらのほうを指すらしく、一説には「平塚のソウルフード」などとも呼ばれている模様。ちなみに、タンメン自体が関東地方のローカルフードだというのは最近知ったのですが、個人的な感覚では、タンメンと言えば炒め野菜の旨味が溶け込んだ塩味のスープに縮れ麺というスタイル。でもこちらのタンメンは、酢の効いた澄んだスープに、具は生の刻みタマネギ、そして麺は細いストレート麺が特徴とのこと。それにとても興味をそそられたので、今回はそのタンメンがいただける、こちらのお店にお伺いすることにしました。

 カーナビを頼りに平塚市内を走り、お店の周辺に付いたのは午後1時頃。幸い、近くに有料の駐車場があったのでそちらにクルマを停め、雨の中をお店に向かったところ、店内に入りきらないお客さんが2カ所あるお店の入り口から溢れています。ただ、明確な行列にはなっておらず、とりあえず、一方の入り口付近に移動して、しばしの待ち。
やがて順番が来たのか店員さんに案内され、コの字形のカウンターへ。注文は当然タンメンですが、他にも餃子をお願いしました。それにしても、タンメン1杯350円というのは、激安じゃないでしょうか?

タンメン 350円
タンメン 350円
 それで、お店に着いてから約15分、席に着いてから約10分で完成したそのタンメン。淡い色のスープが満たされた丼には、白っぽい麺と、具は生の刻みタマネギのみ。事前に知っていたとはいえ、実際に見ると、ものすごく潔いというか。もともと、中国料理で言うところとの『湯麺(たんめん)』とは、スープに麺のみが入った(具は無し)料理を指すという事をどこぞで聞いた覚えがあるのですが、こちらのタンメンは、それに近いのかもしれません。で、まずは淡い色のスープを啜ると、最初のほうで述べたとおり、わりと酸味を感じるくらいにお酢が効いています。そして酸味のあとには、酢のまろやかさと、ダシの旨味も。ちなみにダシは、豚骨と乾物がメインだそうですが、他の旨味も効かされてるように感じます。それに合わせる麺は、色といい太さといい食感といい、固めに茹でた冷や麦を連想してしまいました。最初は固めかなと思った茹で加減も、食べているうちに丁度良くなってくるというか、だんだんモチモチの食感に変わり、その変化がいいですね。具は、前述のとおり刻みタマネギのみですが、それが甘さと軽い刺激をプラスして、なんとも絶妙というか。ちなみに、今回いただいたのは『素』のタンメンですが、壁のお品書きを見ると、ワカメや月見(卵?)、チャーシューやキムチ、それにネギやワンタン入りのタンメンもあるようです。そして途中から、お約束らしいので卓上のラー油を投入してみると、その香ばしさが加わって、これがまた。このラー油は自家製だそうで、香りはとても良く、辛味はわりと穏やかに感じました。

餃子 350円
餃子 350円
 それから、タンメンをいただいている途中に登場した餃子ですが、小振りな餃子が6つ程お皿に載っています。早速口に入れると、薄目の皮の焼き目の香ばしさと、クリスピーな食感がいいですね。中の餡は、わりとペースト状というか柔らかいタイプで、味付けはごく薄味というか、醤油(+酢+ラー油)を付けて丁度良く感じました。また、ニンニクはたっぷり効かされていています。

 というわけで、平塚名物のタンメン(と餃子)、堪能いたしました。それにしても、クセになる味というか、また機会があればいただいてみたいですねぇ。ごちそうさまでした。

平成21年6月訪問

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