たひお備忘録

惑い迷える40代の、食べ歩き、競馬の旅打ち、城巡りなんかの記録。
【タイトル題字:細身のシャイボーイ様】

京都競馬場訪問記 【平成28年2月20日(日)・斑鳩ステークス(4歳以上1600万円以下)他】 その1

最後の直線を駆け抜ける競走馬

 今回、一泊二日で京都に来た目的の一つが、JRAの京都競馬場。個人的な事なのですが、平成16年に福島競馬場にて初めて生で競馬を観て(って、結構年取ってからの初体験だったんです。)以来、折にふれて競馬場を巡って来ましたが、今回のこの訪問で、JRAの競馬場全10場全てにお伺いすることが出来ました。


京都競馬場について

 それで訪問記に入る前に、京都競馬場について簡単に。

 京都競馬場は、京都府京都市伏見区にある、JRA(日本中央競馬会)の競馬場。最寄り駅(京阪電鉄)の駅の名前から、淀(競馬場)の別名があります。ちなみに、私も長らく勘違いしていたのですが、競馬場のすぐ近く(南東)に流れる大きな川は淀川ではなく宇治川。競馬場の入場料が200円のいわゆる主要4場のうちの1つで、G1レースである天皇賞(春)や牡馬クラシック最終戦の菊花賞などの、歴史有るレースが数多く行われています。

 そのルーツは、京都競馬会(京都競馬倶楽部の前身)によって明治40年(1907年)に京都市下京区に開設された島原競馬場まで遡るのですが、その後競馬場が焼失などの理由によって京都府船井郡須知町(現在の京丹波町)へ移転し、更に旧競馬法の施行などを期に現在の場所に移転することになり、大正14年(1925年)に競馬場が竣工。同年12月より競馬が開催されました。

 その後、戦前には既に25000人収容の大スタンドがあったのですが、太平洋戦争中の金属供出によって屋根を撤去。戦後はスタンド復旧や、昭和44年(1969年)の栗東トレーニングセンター開設に伴って厩舎の移転、昭和46年(1971年)のダートコース新設、昭和54年(1979年)から55年(1980年)にかけてのスタンド全面改築、平成2年(1990年)には芝コースのポケットの延長などが行われました。そして平成6年にスタンドの一部改修工事と馬場の改造工事が行われ、この時改修されたスタンドが現在のグランドスワンとなっています。更に平成11年(1999年)には新スタンドであるビッグスワンが完成。平成19年(2007年)には大型のターフビジョンが設置。平成21年(2009年)から平成23年(2011年)にかけて、京阪電鉄の高架化と合わせ、淀駅直結の歩道橋が整備されました。

 また、そのコースですが、(外側から順に)芝コース、ダートコース、障害コースとも右回りで、更に芝コースは内回りと外回りコースに分かれます。基本的にはフラットなのですが、どのコースも第3コーナー付近に坂(芝内回りコースが高低差3.1m、外回りが4.3m、ダートコースが3.0m)があるのが特徴。

 まずは芝コースですが、内側の(移動)柵の位置によってAコースからDコースに使い分けられ、1周(と最後の直線)の距離は、内回りがAコースの1782.8m(328.4m)からDコースの1839.9m(323.4m)、外回りがAコースの1894.3m(403.7m)からDコースの1951.3m(398.7m)。1周と最後の直線長は主要4場の中で中山競馬場に次いで2番目に短いコースですが、先述の第3コーナー付近の坂のうち、特に外回りの高低差が4m以上となる通称「淀の坂」は、「ゆっくり上ってゆっくり下れ」という格言があるくらいの名物になっています。(ただ近年は、下りで加速を付けて直線に入るという戦法も取られるようになっていますが。)またレースの距離設定は、内回りが1100m、1200m、1400m、1600m、2000m、外回りが1400m、1600m、1800m、2200m、2400m、3000m、3200mで、フルゲートは14~18頭となります。、

 次にダートコースですが、1周の距離が1607.6mで最後の直線が329.1mと、こちらは1周の距離に関しては東京競馬場に次ぐ2番目の長さですが直線距離は短め。レースの設定距離は1000m、1100m、1200m、1400m、1800m、1900m、2600mで、このうち1400mが芝からのスタート。また、フルゲートは1000mが14頭でそれ以外は16頭となります。

 最後に障害コースですが、通常は1周の距離が1413.8mなのですが、障害重賞にのみ使われる、第3コーナーの前後が内側に分岐する1周1399.8mのハイジャンプコースがあり、そこには名物の通称「三段跳び」と呼ばれる高さ0.8m、幅15.9mのバンケット障害が設置されています。それを含め、障害コース上の第1~9号の固定障害が設置されているほか、レース時には最後の直線走路に移動式の第10障害が置かれます。また、レースの設定距離が最後の直線走路が芝コースの場合3170m、3180m、3190m、3200m、3930m、3950m。ダートコースの場合2910m、2930m、3170m、3190m、3760m、3790m。また、フルゲートは全て14頭となります。

実際に行ってみる

 実は今回、元々の予定ではこの前日(2月20日)の土曜日にお伺いすべく午前0時頃自宅を出る予定になっていたのですが、色々あってこの日にお伺いすることに。ちなみに、指定席も20日の分を事前に購入してあったのですが、改めて21日の分を購入することに。で、それを買ったのが20日の朝なんですが、その時点でも席はわりと残っていました。

【朝の名神高速】
朝の名神高速
【馬運車の後を走る】
馬運車の後を走る
 それで滋賀県大津市内の宿を午前7時半頃出発し、1区間だけ名神高速に乗って、10分少々で京都東ICから京都市内へ。京都東ICからは、国道1号などを走って京都競馬場に向かうのですが、当日輸送で競馬場に向かっている馬運車が周りを走り、自然とテンションが上がってきます。

【駐車場】
駐車場
【駐車場から見た京都競馬場】
駐車場から見た京都競馬場
 それで京都東ICから10分少々。午前7時50分過ぎに、京都競馬場の駐車場に到着。ちなみにこの駐車場、キャパ8000台とやたら広く(以前、某夢の国の駐車場並みだと聞いたことが。)、警備員さんに「帰りは京滋バイパスに出たいんですが、どのあたりに停めれば良いか」と訪ね駐車場所を決定。駐車場の出方まで教えていただいたのですが、スタンドに近いほうに停めればオッケーなんですね。

【地下道入口】
地下道入口
【シンザンゲート】
シンザンゲート
【ステーションゲート】
ステーションゲート
 駐車場から人の流れに付いて行くこと、途中地下道を通って、今回クルマを停めたところ(かなり競馬場寄りの区画)からは7分ほどで、シンザンゲートに到着。開場までまだ30分以上あったので、その先のステーションゲートまで足を伸ばしてから、同行者が(シンザンのファンなのでどうしてもここから入りたいと言うので)シンザンゲートまで戻ってきたのですが、どちらもそれなりの人が開場待ちをしており、午前9時の開場が近づくにつれて更に増えてきました。ちなみに開場前に入場ゲートの所に並ぶ為には事前に入場回数券を持っていないと駄目で、無い人は入場券の販売窓口に並ぶよう案内されます。

【開場直後のシンザンゲート】
開場直後のシンザンゲート
 午前9時、ゲートと窓口が開き、入場券を買ってから入場。あとは、時系列順ではないのですが、場所というか種類ごとに色々と。

場内の施設

【シンザン像】
シンザン像
 シンザンゲートを入ってすぐにあるのが、偉大な「五冠馬」シンザンの像。その脇には専用の蹄鉄であるシンザン鉄も飾られています。ですが、像自体は意外と小さめだったというか、実は最初気付かずに通り過ぎてしまったという…。

【馬頭観音】
馬頭観音
【ライスシャワー碑】
ライスシャワー碑
 (シンザン像には気が付かなかったので)入場してまず向かったのが馬頭観音。他の競馬場でも、大抵最初にお参りすることにしているのですが、ここ京都競馬場では、他の競馬場よりもお参りする人が多い印象。(たまたまですかね?)そして馬頭観音の奥にあるのが、平成4年(1992年)の菊花賞でミホノブルボンの三冠を阻止し、翌平成5年(1993年)の天皇賞(春)でメジロマックイーンの天皇賞三連覇を阻止し、その後スランプに陥るも平成7年(1995年)の天皇賞(春)で復活を遂げたにもかかわらず、同年、阪神淡路大震災の影響で京都競馬場での開催となった宝塚記念のレース中に非業の死を遂げたライスシャワーの石碑。亡くなってから20年以上経つのですが、この時も手を合わせる人が多かったです。

【ターフィーショップ】
ターフィーショップ
 京都競馬場のターフィーショップは、スタンド内ではなく、ステーションゲートの建物にありました。

【ホースリンク】
ホースリンク
【厩舎】
厩舎
【木曽馬の岳富号】
木曽馬の岳富号
 最終コーナー方向のスタンドが終わったあたりには、ホースリンクなど馬とのふれあいイベントが行われるスペースがありました。で、そこにある厩舎は希少な在来馬である木曽馬の岳富(タケトミ)号がいて記念撮影も出来たのですが、軽く行列が出来ていましたね。

【フワフワドーム】
フワフワドーム
【大型遊具とイベントステージ】
大型遊具とイベントステージ
 JRAの競馬場らしくお子様を遊ばせるスペースも充実。最終コーナー近くにあるイベントステージではこの日、先週の2月14日から放送が始まったスーパー戦隊シリーズ最新作『動物戦隊ジュウオウジャー』のショーが開かれていました。

パドックとかコースとか

【パドック】
パドック
 京都競馬場の特徴の一つが、まん丸なパドック。中心に生えているのはモチノキで、競馬場建設時からそこにあったそうです。

【淀の坂】
淀の坂
 写真だと全くと言っていい程わからないのですが、実際に観るとかなりの高低差を実感する、第3コーナー付近にある通称「淀の坂」。ちなみこの日、芝のレースは4鞍と少なく、更に外回りコースを使うのがそのうち2鞍と、最も高低差のある坂を上り下りする競走馬はあまり観られなかったのが少々心残り。

【最後の直線走路とターフビジョン】
最後の直線走路とターフビジョン
 京都競馬場の最後の直線は、JRA主要4場の中では短いものの、芝外回りが403.7m、内回りが328.4m(何れもAコース時)、ダートが329.1mと十分な長さ。っていうか、東京と阪神が長すぎるんですよね。また、ゴール側のターフビジョンは縦10.8m×横64.0mと国内の競馬場では川崎競馬場、東京競馬場に次ぐ大きさで、マルチ画面(3画面)対応になっていますが、観ていると、マルチ画面の表示内容を結構こまめに変えている印象です。

【ゴール板】
ゴール板
 個人的に京都競馬場と言えば真っ先に思い浮かぶのが、芝コースにあるスワンをモチーフにしたゴール板だったりします。また、ダートコースのは祇園祭の山鉾がモチーフですかね?

【ハロー掛けするトラクター】
ハロー掛けするトラクター
 JRAの競馬場でハロー掛けする車両と言えばウニモグ一択だと思っていたのですが、ここ京都では、一番外側にハロー掛けする車両がウニモグではなく、若干小ぶりなトラクターを使っていたのが珍しいな、と。

スタンドとか

【ビッグスワン寄りから見たメインスタンド】
ビッグスワン寄りから見たメインスタンド
 京都競馬場のメインスタンドは、ビッグスワン(最終コーナー側)とグランドスワン(第1コーナー側)が繋がっているのですが、下層階の一般席についてはパッと見シームレスな印象。また、ビッグスワン側の中層階はラウンジシート及びL-テーブルといった自席から直接コースが見えない指定席用の屋外観戦席になっているよう。ラウンジシートは全て当日発売というのが残念なのですが、お値段も(京都競馬場の指定席の中では)安いので、椅子だけ確実に確保しておきたいといった場合重宝しそうですね。

【ビッグスワンのロゴ】
ビッグスワンのロゴ
 ビッグスワン入口付近に掲げられたロゴマーク。平成11年(1999年)の竣工から17年の月日が、ロゴに泊を付けてますね。

【ディープインパクト像】
ディープインパクト像
 ビッグスワン1階には、ディープインパクトの馬像が。馬番号7は菊花賞の時の馬番ですね。(まぁ、番号云々言わなくても京都競馬場ですし…。)で、この菊花賞仕様のディープインパクト像は、イベントがあるごとに日本各地を転々としているそうです。

【予約指定席引換カウンター】
予約指定席引換カウンター
 今回は、グランドスワンにある指定席を事前にネット予約していたので、ビックスワン2階の予約指定席引換カウンターへ。

A指定席

【5階A指定席】
5階A指定席
 今回観戦したのが、グランドスワン5階のA指定席。いかにもJRAの競馬場の指定席という趣ですね。

【自席(い-51)からの眺め】
自席からの眺め
 それでその中でも、最前列の席を予約していたのですが、5階の最前列だと、窓下端の高さの関係で、手前側の芝コースが見えづらいんですね。(背もたれに寄りかからずに背筋を伸ばさないと見えない。)かといって後ろの席にすると、角度によっては窓の前に置かれた荷物が邪魔(窓の前には荷物を置かないよう張り紙がしてありますが、皆さん結構お構いなしでバッグとか置いていました。)で見えづらそうだし。うーん。


 と、例によってダラダラながくなってしまったので、今回はこのあたりで一端区切りたいと思います。で、次回は競馬場グルメについて。

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