たひお備忘録

惑い迷える40代の、食べ歩き、競馬の旅打ち、城巡りなんかの記録。
【タイトル題字:細身のシャイボーイ様】

台北捷運(ちょっとだけ)乗車記 【平成27年10月26日】

台北捷運板南線忠孝復興站

 ここ暫く続く記事のとおり、10月下旬に2泊3日の台湾旅行をしてきた際、MTRやmetro Taipeiとも呼ばれる台北捷運(タイペイジェユン)にちょっとだけ乗ってきました。で、これが、個人的に海外の鉄道初体験となったわけで。


台北捷運について

 台北捷運は、台北市及びその周辺の慢性的な交通渋滞を緩和する為に、1986年に中華民国(台湾)行政院によって建設が決定され、1988年に建設が開始、そして1996年に開業した、いわゆる一般的な電車(地下鉄・地上鉄道)と新交通システムを組み合わせた都市交通システムの総称というべきもので、臺北大眾捷運股份有限公司によって運営されています。また開業後も路線を延ばし、現在は7路線、116駅(台北捷運は乗換駅でホームが離れている場合は別の駅としてカウントしているので、それらを1駅と見なすと107駅)、129.2km(営業路線のキロ数。路線総延長は134.6km。)が営業されていますが、現在建設及び計画中の路線もあり、将来的にはもっと延びる予定となっています。

実際に乗ってみた

 そんな台北捷運。初めての海外鉄道なので本来はじっくりと腰を据えて乗りたかった(っていうか、台湾の鉄道自体にじっくりと乗りたかった…。)のですが、日程上の都合で旅行最終日に、市内観光のついでに乗るだけとなってしまいました。

 で、この日まず向かうのが、2004年12月31日のオープン当時には世界で最も高い高層ビルだった台北101。宿泊していたホテルのフロントに置いてあった路線図によると、ホテル最寄りの民權西路站(ちなみに当地では駅のことを站(ヅァン)と表します。)からは淡水信義線で乗り換えなしで最寄り駅である台北101/世貿站まで行けるみたいで。

【民權西路站の入口】
民權西路站の入口
【乗車券の自動販売機】
乗車券の自動販売機
【台北捷運のIC乗車券】
台北捷運のIC乗車券
【民權西路站の改札口】
民權西路站の改札口
 それで入口から駅に入って、路線図兼運賃表で運賃(票價・ピャオジャー)を確認した後、自動券売機(自動售票機・ジードンショウピャオジー)で乗車券(車票・ツァーピャオ)を購入して改札口(剪票口・ジァンピャオコウ)へという流れは日本と共通で安心なのですが、ひとつ驚いたのが、乗車券。紙の切符ではなく、コインを模したIC式乗車券になっているんですね。

【民權西路站のコンコース】
民權西路站のコンコース
 民權西路站は淡水信義線と中和新蘆線の乗換駅にもなっているのですが、淡水信義線の乗り場に向かう場合、先程の路線図で路線番号がラインカラー(ちなみに、淡水信義線は路線番号が2、ラインカラーが赤)を覚えていればオッケー。案内板は中国語と英語表記ですが、中国語は繁字体の漢字なのでわりと読めますし、そうでなくても色と番号を頼りに案内に従って進めば、ちゃんとプラットホーム(月台・ユエタイ)に到着します。下手げに表示言語を増やして案内表示がごちゃごちゃするというか、それでパッと見戸惑うよりも、路線番号とラインカラーで案内する、乗る意思があれば目に飛び込んでくるこっちのほうが、個人的には良いと思いますがね。

【民權西路站に入線する象山方面行き列車】
 民權西路站に入線する象山方面行き列車
 乗車する淡水信義線は、いわゆる一般的な電車というか地下鉄というか。ちなみに台北捷運では、一般的な鉄道のことを高運量列車といい、軌間(ゲージ)は1435mmの標準軌、また電化方式は第三軌条方式 (750V直流)となっています。そしてやってきたのは6両編成のC301型高運量(電聯車・ディエンリャンツァー=電車)。4扉の通勤型車両ですが、全体的に大振りで、また上部が絞られた車体は、日本で見慣れた形状と違うというか。それと車内は面白い配置のセミクロスシートで、イスは樹脂製の簡易なもの。それらが(当たり前ですが)いかにも異国の地下鉄という感じなのですが、車両は日本の川崎重工業と、川崎重工業と資本提携のある米国URC(Union Rail Car)で製作されたもので。で、車内は、月曜日の午前8時過ぎという時間帯のせいか立ち客が結構出る混雑。最初は座れなかったのですが、板南線、そして台鐵(臺灣鐵路管理局。当地の国鉄にあたる。)との乗換駅である台北車站で椅子が空いたので、すかさず座ってみたところ、見た目どおりの座り心地ですね。それで4つの言語(国語である北京語、台湾語、客家語、英語)で流れるという車内放送を聞いたり、車内の乗客をちら見したりしながら、初めての海外鉄道を堪能しているうち、20分ほどで台北101/世貿站に到着しました。

【台北101/世貿站の駅名標】
台北101/世貿站の駅名標
【台北101/世貿站の月臺】
台北101/世貿站の月臺
【淡水方面行き列車の車内】
淡水方面行き列車の車内
 台北101を観光した後、別の所に寄ってからホテルへ戻るという一行と別れ、台湾に来て初めての単独行を開始しました。それで次に目指すは擔仔麵(但仔麺)という料理がいただける度小月台北忠孝店というお店なのですが、その最寄りである忠孝敦化站を目指し路線図とにらめっこ。で、とりあえず来る時に乗ってきた淡水信義線を淡水方面行き列車で2駅ほど戻り、大安站へ。

【大安站文湖線の月台】
大安站文湖線の月台
【大安站に入線する南港展覽館方面行き列車】
大安站に入線する南港展覽館方面行き列車
 大安站では、新交通システムを使用する文湖線に乗り換え。ちなみに、台北捷運では新交通システムの列車を中運量列車と称するそうで。で、やって来たのは4両編成のCITYFLO650型中運量電聯車。龐巴迪(ボンバルディア)製の車両で、現在走っている2種類の中運量用車両のうち新しい方。その車内は樹脂製のロングシートが並ぶのですが、車幅が狭いので、シートに座っている人達は強制的にお見合いをさせられてるようですね。もっとも、こちらは一駅で降りてしまうので、何となく立っていただけで次の忠孝復興站に着いてしまったのですが。

【忠孝復興站に接近するVAL256型中運量電聯車】
忠孝復興站に接近するVAL256型中運量電聯車
 忠孝復興站で今度は地下鉄の板南線に乗り換えるのですが、その際、文湖線をまたぐ跨線橋上で、駅に接近する文湖線の特拉(マトラ)VAL256型中運量電聯車に向けて一眼レフを構えている地元っぽい男性(しかも女性連れ)が。台湾には鉄道ファンは居ないという思い込みがあったのですが、あとで調べてみると、火車迷(ホアツァーメイ。ちなみに当地では鉄道列車のことを火車(ホアツァー)と言います。)もしくは鐵路迷(ティエルーメイ)といった、日本で言うところの鉄道ファンを指す言葉があるんですね。で、そのファン氏の隣で私も列車を写真に収めてから、板南線の月台へ。

【忠孝復興站に入線する南港展覽館方面行き列車】
忠孝復興站に入線する南港展覽館方面行き列車
【忠孝敦化站の駅名標】
忠孝敦化站の駅名標
板南線の南港展覽館行き列車は6両編成の高運量電聯車。それで、板南線には、どちらも西門子(シーメンス)製のC321型、C341型という形式の車両が走っているのですが、一見するとどっちがどっちか不明というか、台北捷運の高運量電聯車は、いちばん新しい川崎重工業製のC381型高運量電聯車以外はほとんど同じ外観になっているようで。それで乗車して1駅で、目的の忠孝敦化站に到着。2回の乗り換え、そしてお目当てのお店最寄り出口へ向かうのも、日本で鉄道を利用したことがあれば、戸惑うことなくできました。

【忠孝敦化站に入線する頂埔方面行き列車】
忠孝敦化站に入線する頂埔方面行き列車
【台北車站の月台】
台北車站の月台
【車内に貼ってあったポスター】
車内に貼ってあったポスター
 無事、お目当てのお店で擔仔麵(但仔麺)をいただいたその後は、板南線で忠孝復興站まで1駅戻って、今度は牛肉麵のお店へ。それも無事いただいた後は、板南線の頂埔行きに乗って、台北車站で朝も乗った淡水信義線に乗り換えて、ホテルまで戻りました。


 というわけで、今回は短距離の利用ばかりだったので、本文中にも書いたとおり、列車乗り場や乗り換え、そして出口への案内がわかりやすくとても利用しやすかったくらいの感想しかないのですが、今回乗れなかった地上を走る区間には景色の良いところもあるようですし、沿線には観光地も多く存在するので、何時かまた当地を訪れ、観光がてらゆっくりと堪能したいと思います。

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