たひお備忘録

趣味の活動記録。
【タイトル題字:細身のシャイボーイ様】

栃木県那須塩原市 手打ちうどん 美月

 うどんがどうしても食べたい時、必ず候補となるこの店。このブログの過去記事に何度か書いたように、店主の作る料理が、私と家人の好みとかなりの精度で合っているからなのだが、この日も、そのような具合で訪問することに。
 普段は開店時刻の午前11時30分を狙ってお伺いしているのだが、この日は色々あって少し出遅れ。午前11時50分頃に到着。空席的にはギリギリだったというか、私と家人が入店後、程なくして満席になっていた。

 それで今回私が注文したのが、「こちらもおすすめ」と書かれた黒板メニューのこの品。注文の際、店員さんが、うどんは「つけ(つけ麺)ではなく煮込みをおすすめしています」とおっしゃったので、少々暑い日だったが、煮込みでお願いした。そして家人は、このところずっと注文していたけんちんうどんが、夏場に差し掛かり休止となってしまったので、レギュラーメニューからとり肉のつけ汁うどんを注文していた。

【ちたけ入りきのこうどんとミニとろろめしのセット(うどん大盛り) 1,300円 】
ちたけ入りきのこうどんとミニとろろめしのセット(うどん大盛り) 1,300円

 この日は混んでいたので、注文から暫く待って提供された私の品であるが、その際「熱いですからお気をつけて」と言われた鉄鍋から、呑水に適宜ウドンを取って冷ましてから口に入れれば、これが、もう。
 まず、熱々のウドンは密度感のあるタイプなので十分な噛み応えを残しつつ、噛み切りやすい柔らかさに。そしてその表面には、チタケなどきのこ類の旨味が加わったツユが程よく染みていて、このウドン自体がごちそうになっている。
 そのツユは、この店の流儀に従い醤油が効き甘さ控えめの味がはっきりしたものに、具として先述とおり、チタケを始めとしたきのこ類のほか、きのこ汁にはつきもののナスが入っており、これが、また。トロトロになったそれにも、十二分にツユが染みていて、たまらない味わいになっている。
 そして、セットのとろろめしも、いつもの美味さであった。

【とり肉のつけ汁 1,200円】
とり肉のつけ汁 1,200円

 こちらは、家人がいただいた品。
 家人のお気に入りで、野菜がたっぷり摂れるけんちんうどんが、夏場にさしかかったためメニュー落ちしてしまい残念がっていたが、今回はレギュラーメニューのこの品をいただくことに。
 それで美味しい美味しいと食べてはいたが、それでもけんちんうどんが食べたかったそう。

 というわけで、今回も美味しくいただき、大変満足した。ごちそうさま。

令和8年5月訪問

静岡県榛原郡川根本町 千頭駅売店そばコーナー

 前の記事で触れた、東京からの夜行バスに乗って向かったのが、静岡県の浜松市。というのも、静岡県にある大井川鐵道に乗ったことがなかったので、日本の鉄道全線完乗を目指すうえで何時か乗りたいとは思っていたのだが、 2022年(令和4年)の台風15号による記録的大雨の被害で一部区間が運休に。2029年春には復旧するという報道が先日あったものの、それまで待ちきれず、今回、その区間(川根温泉笹間渡駅-千頭駅間)以外を乗ってしまうことに。
 その大井川鐵道であるが、ローカル私鉄には珍しいことに、いやたいへん喜ばしいことに駅そばがある。しかも、今回の乗り継ぎ計画だと、千頭絵派で列車から、不通区間を走る川根本町町営バスに乗り換える時間を利用して食べられそうだったので、列車を降りた後、真っ先に、駅舎の外に面した店まで。乗り換え時間が25分もあるので余裕だと思っていたが、先客がグループで、皆思い思いに注文していたものだから時間が掛かり、かなりギリギリに。待つ間、壁に貼られたメニューを見ていたが、大井川鐵道井川線の、日本で唯一となるアプト式区間の勾配90パーミルにちなんだ辛さ90倍赤カレーそば・うどんというのがあり大層気になったが、辛いものは食べるのに時間が掛かるし、まずは個人的スタンダードということで、かき揚げそばと玉子を注文した。

【かき揚げそば 700円 + 玉子 100円】
かき揚げそば 700円 + 玉子 100円

 まずはツユからいってみると、出汁感はあまりないものの、東日本的濃口醤油ベースの味付けは全体的に味はしっかり。ただ、静岡県だと青ネギが使われることもある薬味は、白ネギだった。
 また平たいソバは、柔らかめな食感で、量はたっぷりめ。
 またかき揚げは、玉葱人参葱等の野菜がメイン。衣はフワっとしているタイプだが、ツユとの馴染みは良かった。

 提供されたのが、バスの発車まであと5分なので、一口味見したあとは玉子を崩して温度を下げつつ大急ぎで食べたが、それでも美味しくいただけた。
 ただ勿体ない食べ方なのは間違いないので、全線復旧したら、また食べに来たいと思うし、その時は、今回見送った辛さ90倍赤カレーそば・うどんを是非ともたべてみたいところだ。
 ごちそうさま。

令和8年5月訪問

東京都渋谷区 本家しぶそば 渋谷道玄坂店

 渋谷という土地は、私が敬愛してやまない鉄道紀行作家の宮脇俊三先生縁の地(名著『時刻表昭和史』第一章に詳しい。『昭和八年澁谷驛』にもっと詳しい。)ではあるものの、個人的には田舎者故、何より人の多さによりよっぽどの事でなければ近づきたくないところであるが、この日は、個人的に応援している某アーティスト約2年ぶりのワンマンライブとあって、覚悟を決めて、宇都宮駅から乗ってきた湘南新宿ラインの列車を降り立った。
 しかし、実は今回、ライブ以外にも、渋谷に来る楽しみがあった。東急電鉄系の東急グルメフロントが経営する「しぶそば」は、個人的に、上京しないと味わえない駅そば各店のなかでも、なかなか難易度の高い店(何故か個人的に東急線沿線には縁遠い)であるが、その本店格たる「本家しぶそば」は、是非一度伺いたいところであった。

 以前渋谷駅構内に有った店は、渋谷駅およびその周辺の再開発によって2020年9月に閉店し、昨年(2025年)9月に現在の場所に再移転。有名なスクランブル交差点はじめ人波に揉まれつつ、地図を頼りに店の前まで。
 入店すると、思った以上の狭さ。まずカウンターにて口頭で注文するところは、移転前と同様だそうだ。そこで、本家しぶそば限定メニューの、さばコロッケそばと究極におかかめしを注文。どのような仕組みになっているのかは判らないが、暫くすると、注文後適当に座ったカウンター席に、間違いなくそれらの品々が提供された。

【さばコロッケそば 650円 と 究極おかか飯 300円】
さばコロッケそば 650円 と 究極おかか飯 300円

 どれから箸をつけるか一瞬迷ったが、まずは卓上の「おかか飯の食べ方」というPOPに「賞味期限は3分です」と書かれていた究極おかか飯から。その食べ方に従い、最初ははかつお節からとのことだが、確かに、風味の良いわりと上質なかつお節の味がする。次は卓上の「しぶそばのつゆ」を8滴垂らして混ぜろとのことだが、これがなかなかに難しく、傾けたらドバっと出てしまった。ただ、多少のオーバーは大丈夫だったようで、良く混ぜて食べたところ、ご飯、かつお節、ワサビ、半熟玉子が一体となって、なかなかに良い感じであった。
 そのおかか飯を食べきる前に、さばコロッケを。さばコロッケとは聞き慣れないが、実は和歌山県日高町の御当地コロッケで、PR記事を引用すると、「和歌山県の紀伊水道で上がったサバを紀州梅酢で食べやすい南蛮漬けにし、北海道の男爵いもで包みこみコロッケにした商品」とのこと。箸を入れてちぎろうとすると、衣のサックリ感、そして中のネットリ感がわかる。そして口に入れると、梅酢より生姜の香りが強く感じ、それにより、鯖特有の魚臭さを消している気がする。
 次に、コロッケは入れずにそばを啜れば、ツユは出汁感が結構強く、味付けは濃口醤油と甘味が効き、塩気もしっかりという感じ。またソバは、自然な歯応えが印象的である。
 あとは、コロッケをそばに入れ、おかか飯をかき込みつつそばを啜れば、これが、もう。

 というわけで、どれも美味しくいただいたのであるが、賞味期限3分に引っ張られて急いで食べたため、ゆっくり味わえなかったのが少々勿体なかったかと。ただ、よっぽどの事でなければ近づきたくない渋谷であるが、また上京した折にこの店に立ち寄り、今度は、別の科をゆっくり味わってみたいとは思った次第である。
 ごちそうさま。

令和8年5月訪問

栃木県宇都宮市 釜揚げうどん 笙家

 このところ外食でそばが二度続いたから、何故かこの日は妙にうどんが食べたい気分。というわけで、仕事中の昼休み、バイクを走らせこの店まで。
 それで入店すると、セルフ方式なので早速注文なのであるが、問題は、短い時間の中で、かけ、ざる、釜揚げなどの中から、どのうどんを選ぶか、というもの。会計列から外れてじっくり選んでも良いのだが、この方式だと、未だに焦って注文しようとしてしまう。
 それで結局注文したのは、釜揚げの大盛り。続いて天ぷらは、ここではなかなかお目にかかれない春菊天があったので直ぐ皿に乗せたが、タンパク質も欲しくなったので、鶏天まで乗せてしまった。
 会計を済ませ、猪口にツユを注いでから空いた席に移動。こういったセルフ方式の店では、会計後の導線上にお冷や給茶機が置いてあることが多いが、トレーを持った状態では注ぎづらく、一度席に置いてから改めて取りに行くのは微妙だと毎回思うが、個人的にはセルフ方式自体、数カ月に一度使うか使わないかなので、すぐに忘れてしまう。

【釜揚げ(大) 649円】
釜揚げ(大) 649円
【春菊天 198円 と 鶏天 209円】
春菊天 198円 と 鶏天 209円

 席に着いたら、まずは釜揚げうどんから。それを箸で適宜摘んで、ツユに浸けて啜れこめば、これが、もう。茹でている釜から直接桶に盛られたウドンは、茹でた後で締められたものより柔らかいが、個人的にはその柔らかさが嬉しい。また、締めていないにもかかわらず、口当たりに滑らかさがあるのも良い。ここのウドン自体は、けっして洒落たものではないが、逆にその実直さが、釜揚げにすると引き立つ気がする。
 また釜揚げ専用の温かいツユは、甘さ控えめな味加減。ここのかけツユは、醤油っ気を抑えているような気もするが、この釜揚げ専用ツユは、醤油っ気を存分に感じられるのも良い。薬味は何も言わずとも白ネギがわりとたっぷり付いてくるが、個人的には注文カウンターのところに置いてあるおろしショウガを、是非加えたいところ。
 そして天ぷら類だが、春菊天は、写真のとおりかき揚げタイプ。揚げ上がりはサクサクと言うよりパッキパキで、悪くはないが、釜揚げうどんと一緒に食べるよりかけうどんに加えたほうがシナジーを感じられると思われる。それと鶏天は、胸肉であろうか。意外とジューシーで、釜揚げうどんのお供ならこちらのほうが適しているであろう。

 というわけで、どれも美味しくいただいた。ごちそうさま。

令和8年5月訪問

栃木県さくら市 そば処 ふるさと紀行 上河戸店

 何となく、蕎麦が食べたい5月の日曜日。ふと思い浮かんだのがこの店だったので、家人を伴い国道4号をクルマで南下。矢板市で栃木県道25号那須烏山矢板線に入り、さくら市の上河戸で栃木県道(主要地方道)48号大田原氏家線へと入ってすぐのところまで。以前伺った時もわりあい混んでいた記憶があるので、午前11時30分の開店時刻の15分くらい前に着くように走ったが正解だったようで、私達の後から開店待ちが続々と出て、開店までには十数人待ちになっていたであろうか。
 やがて時が来て開店。先頭で店に入り、テーブル席に着席。早速品書きを見て注文しようとするが、私は前回も食べた三合かき揚げつけそばとすんなり決まったものの、家人は食べようと思っていた鳥つけそばが品書きから消えいて、結局二合もりそばを注文することに。ちなみに、この店は並盛や大盛といった表記がなく、そばの盛りを一合、二合、三合と表現するが、それに当てはめれば、「かき揚げつけそば大盛」と、「もりそば並盛」といったところか。
 そして、注文から10分少々で提供された。

【三合かき揚げつけそば 1,750円】
三合かき揚げつけそば 1,750円

 まずは、私の注文した三合かき揚げつけそばであるが、冷たいソバを温かいつけ汁で食べる、当地流に言えば「冷やし(ひたし)そば」。かき揚げは、ツユの中ではなくそばの上に載っているスタイルである。
 最初はそのかき揚げの脇から、細めのソバだけを引き出してつゆに浸して啜ってみれば、蕎麦の香り、ツルッとした口当たりと、シャッキリというよりどちらかというと弾力のある噛み応えがして、これがなかなか。
 またつけ汁は、出汁感そこそこで、濃口醤油が効き甘さ控えめな当地らしい味付け。味の濃さは、かけつゆと同等か、それより少し濃いくらいに感じたが、このあたりは体調や、個人的嗜好もあるので。
 そして見るからに大きめのかき揚げは、以前いただいた時と同様の、サクっというよりもガリッと硬めの口当たりながら、とても香ばしいもの。タネは、タマネギ、ニンジンあたりだろうか。中でもタマネギは新玉ねぎだったのが、とても甘くてジューシーである。

【二合もりそば 850円】
二合もりそば 850円

 こちらは、家人の二号もりそば。例によって少し味見させて貰ったが、冷たいツユは、辛汁らしい味の濃さというか、よりキリっと感が増し、細いソバとのマッチングはこちらの方が上に感じる。

 というわけで、どれも美味しくいただいた。ごちそうさま。

令和8年5月訪問

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栃木県のちょいと北の方に住んでいるアラ還のオッサン。
ラーメン・そば・うどんなどの食べ歩き、乗り鉄、競馬の旅打ち、スポーツ観戦、PC自作など嗜んでいます。

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