趣味の活動記録。
【タイトル題字:細身のシャイボーイ様】
『大人の休日倶楽部パス』で行く4泊5日東北の旅の5日目にして最終日。この旅の途中でいただいた食べ物の記事はこれが最後となりました。
それでこの日は、夜明け前に青森駅を出発し、青森県と岩手県内のローカル線(かつての大幹線たる東北本線を三セク化した青い森鉄道をローカル線とするのは憚られますが……。)をいくつか踏破。その後、昼過ぎに到着したのが、JR山田線と三陸鉄道の接点、宮古駅。
宮古駅には駅そばのお店があり、令和2年の夏に東北地方、特に三陸あたりをメインに旅した時に立ち寄った思い出がありますが、今回、乗り継ぎ時間が15分ほど有ったので、駅舎の外にあるお店に再びお伺いすることが出来ました。
注文は、店外の券売機で食券を購入する方式で、ぱっと見、売り切れ表示が多数点灯。それらは夏季限定っぽい品が多かったものの、中には、前回食べ逃した「宮コロッケ」も。(今回も食べられず……。)
そんな中購入したのは、全部のっけそば。ちなみに全部とは、天ぷら、めかぶ、玉子のこと。食券を渡す際、天ぷらの種類を聞かれましたが、前回いただいた時はタネごとに値段が違っていた天ぷら類(いか・えび・野菜)が、どれも同一価格になっていたんですね。
素早い調理を経て手渡された後、まずはツユからいってみたところ、出汁感しっかり。ただ、前回お伺いした時は、煮干しの風味がビンビンに感じられたのが、今回は無かった気が。また味付けも、前回は醤油っ気がわりと強かった記憶があるのですが、今回は薄口醤油的マイルドな風味。塩気はしっかりとして、甘さ控え目の旨いツユだと思いますが、記憶との違いに、ちと戸惑ったりして。
また色白のそばは、茹で麺ですが、歯応えしっかり。お店の看板に「小笠原製麺所」とあったので、そちらの麺ですかね?個人的には、かなり好みの味と食感です。
また具は、めかぶからの磯の風味がアクセントになり、ツユの旨味も補強している感。それと野菜天は、ツユに馴染むけど溶けないタイプです。あと、ツユの味がしっかりしているので、生玉子を含めた具に負けないのも良かったですね。
というわけで、先述の通り以前いただいた記憶と違って多少の戸惑いはあったものの、今回も美味しくいただいて、たいへん満足いたしました。
そして、今回の旅でちょっとしたやらかしをして、また宮古駅には来なくてはいけない用事が出来たので、その時は今度こそ、宮コロッケを入れたソバをいただきたいなぁ、と。
ごちそうさまでした。
令和7年1月訪問
『大人の休日倶楽部パス』で行く4泊5日東北の旅の4日目。旅先で迎える最後の夜は、前の記事であげた居酒屋さんで大いに飲み食いしたにもかかわらず、お店を出たら宿の方ではなく、その反対側の青森駅まで。
というのも、青森駅にある駅そば屋さんを、この日のうちにどうしてもいただいておきたかったもので。(翌朝だと間に合わなかったんです。)昔はホームや待合室内にお店があったものの、今や、駅ビル1階に最近出来たここだけになってしまったようで。
ちなみにこちらのお店、煮干出汁のラーメンで有名な、当地の「長尾中華そば」が経営されているそうですね。
そのお店は、駅東口のバス乗り場に面したあたりに。「煮干し出汁そば・うどん」と書かれた看板が出ているのでわかりやすいです。それでお店の外観などイマドキの感じもしますが、お店に入ると立ち食いのカウンターがある、慣れ親しんだ立ち食いそばの雰囲気。注文は券売機による食券制で、一番大きなボタンは具無しかけそばの写真入りの「津軽そば」というもの。これはそば粉100%つなぎ無しと書かれていましたが、他のボタンを見ると、一般的な(つなぎ入りの)そばや中華そばも有る様でした。
で、お腹の容量的にタネものは厳しかったこともあり、その津軽そばの食券を購入。店員さんに手渡すと、程なくして登場しました。
それでまずはツユからいってみたところ、煮干し出汁なのに、上品ささえ感じる風味。味付けもかなりライト目というか、少なくとも大昔の駅そばや立ち食いそばのような、出汁感が無く醤油と塩気ギンギンなものとはとは正反対のチューニングですね。
また先述の通りそば粉100%のソバは、十割故か、かなり柔らかめ、かつ短く切れてしまうのがご愛嬌。ですが、上品な味わいのツユとの相性は良い感じ。
途中から七味を強めに効かせても良かったです。
というわけで、ツユもソバも、慣れ親しんだ立ち食いそばとは全く別物だけど、それはそれで美味しくいただいたのですが、帰ってからこの記事を書こうとして「津軽そば」という単語で調べたところ、そういった名前の郷土料理があるんですね。で、それが、水ではなく豆乳(呉汁)で打った蕎麦で、とても柔らかく切れやすいのが特徴とのこと。豆乳の風味は良く判りませんでしたが、とても柔らかく切れやすいのは確かだったので、この郷土料理のほうの津軽そばだったのかなぁ、と、思ったりして。
謎は解けませんが、とりあえず、ごちそうさまでした。
令和7年1月訪問
『大人の休日倶楽部パス』で行く4泊5日東北の旅も4日目。
前の記事であげた五所川原駅(前のバスターミナル)から、今度は弘南鉄道というローカル私鉄に乗るために弘前駅まで。
で、弘前駅に来て驚いたのが、駅舎の変わりよう。
結婚前、鉄道使って、一人で国内のあちこちをふらふらしていたのが四半世紀も前のことなので、その時とは駅の様子が変わっていて驚く事が多いのですが、この弘前駅もそう。何度か乗り降りしたし、ここから上りの夜行列車に乗ったりもしたので、わりと思い出深い駅だったものの、駅舎には、その時の面影がきれいさっぱり無くなっていました。
ただ嬉しいのは、駅そばが健在だったこと。もっとも以前、弘前駅では食べた記憶が無く、従ってそちらの思い出は無いものの、だったら作れば良いとばかりに、隣接する駅ビル「アプリーズ」1階、というよりも(構内図に記載が無く、隣接する駅ビルのテナント案内に記載がありましたが、駅ビル入口よりも駅側にあるため)JRの改札口からコンコースの階段を降りたところにあるお店へと。
店内はわりと広めで、注文は券売機による食券制。そのボタンにめかぶそばがあり東北を感じると同時に、にしんそばもあって、こちらは北前船からの関西の影響かな、と。
でもいただいたのは結局、個人的定番のこちらの品。券売機のボタンにも「当店人気No.1」と書いてありましたし。食券を店のお姉さんに手渡すと、あっという間に登場しました。
あいた席に持ち帰り、まずはツユからいってみたところ、出汁感はそこそこあり。味付けは、醬油の風味・旨味がトップに来て、塩気はしっかり、甘さは相当控えめな、スパルタンなチューニング。生玉子に負けないのが良い、というか、生玉子のと相性がとても良い味わいだと思いました。
また色白のソバは、茹で麺を使用。コシは強くないけど無くはない、自然な食感が、個人的には良い感じ。
そして天ぷらは、ここも揚げ玉を固めた様な、というかほぼ衣の、ツユに良く溶けるタイプ。あしらわれたオレンジの色味はニンジンでしょうか。
というわけで、美味しくいただいて、満足。弘前駅での、新たな思い出となりました。
ごちそうさまです。
令和7年1月訪問
『大人の休日倶楽部パス』で行く4泊5日東北の旅も4日目。
この日は、早朝にバスケットで有名な高校のある、秋田県の東能代駅を出発。冬の日本海やストーブ列車を堪能して、昼前に、青森県の五所川原駅に。
それで駅舎を出たら、目の前にある弘南バスのバスターミナルへ。といってもここからは路線バスに乗って進む、のではなく、この待合室にあるそば店が目当て。
公共交通機関と(立ち食い)そば・うどんの組み合わせって、鉄道の駅そば・うどんがメジャーだと思うのですが、バスターミナルとの組み合わせも、かつては結構有ったんですよね。(昨年お伺いした新潟のこことか。もっともここは、バスターミナルが改装されても残った希有な例ですが。)
しかしながら、駅そば・うどん同様に年々数を減らしている(弘前バスターミナルのお店が昨年夏で閉店していたのを知りショックだった。)のですが、この旅の計画立てる際、こちらのお店は健在なのを知り一安心。上手い具合に40分ほど乗り継ぎ時間が出来たので、お伺いすることができました。(計画立てている時は、無理にでも時間作って訪問するつもりではいましたが。)
で、バスターミナルの大きな待合室に入り見回すと、右手奥にそのお店を発見。カウンター前に5つ置いてある丸椅子は殆ど埋まっていましたが、端に1つ空いていたので、背負っていた荷物を近くの床に置き、そこに着席。
注文は懐かしい口頭で告げる方式だったので、カウンター上に掲げられた短冊に個人的に何時も頼む品があるのを確認後、それをお願いすると、ベテランとおぼしきお姉さんが、パパパっと麺を湯がいてあっという間に登場しました。
提供されたソバを見て、(写真で見たことはありましたが、改めて)ツユの色が薄いのに少し驚いたというか、五所川原は北前船の寄港地だった十三湊からまぁまぁ近いので、その影響で関西的薄口醤油メインの味付けになったんですかね?(我ながら雑な推論)
それで早速、そのツユからいってみると、出汁感はビンビン。味付けというか醤油感は見た目通りですが、塩気はしっかりめで、みりん的甘みも必要十分に効かされています。いやぁ、これは良い味わいですね。
また色白で若干細く感じたソバは、茹で麺を使用していましたが、口当たりや歯応えを変に強調していない自然な味と食感が良く。個人的に、この手のお店での茹で麺は好物ですが、中でもこれは、かなり好みの味と食感です。
また天ぷらは、あげ玉を固めたような衣がメインの、ツユに溶けるタイプ。これも関西っぽい仕様だと感じます。で、その中央部にまとまってセットされた、アミエビの香りがアクセント。
こちらは、カウンター上で見かけて、つい一緒に注文。鮭ではなくちゃんと「ます」と書かれているのが良心的ですね。
で、見た目からして手作り感があって嬉しくなるのですが、囓ると、その塩鮭ならぬ塩鱒が大きいというか、具沢山でこれまた良心的で、食べ応えバッチリ。ついでに塩加減もバッチリ。
ちなみに、おにぎりはこれがラスイチでしたが、他にも梅と昆布があるようでした。
というわけで、どれも美味しくいただき、かつスタンダートながら個性も感じられるる一杯(と一個)という感じで、大変満足。またお伺いできるかはわかりませんが、末永く、こちらのお店が続いて欲しいと思いました。
ごちそうさまです。
令和7年1月訪問
『大人の休日倶楽部パス』で行く4泊5日東北の旅3日目。
秋田内陸縦貫鉄道から、JRの奥羽本線や花輪線で朝に秋田新幹線こまちで通った盛岡駅に戻り、そこから更に、またこまちで秋田駅へ到着したのが、午後7時前。
秋田行きのこまち車中で、駅弁つまみに地酒などで良い気分になっていたのですが、〆もいっとこうと、秋田駅で30分程あった乗換時間を利用して、昨日もお伺いしたこちらのお店まで。明らかに食べ過ぎなのですが、酒飲んでると、自制心なんて簡単に吹っ飛びますな。
それで昨日の訪問により、こちらのお店で色々と気になる品が沢山見つかった中、今回は、ぎばさそばの冷たいのをチョイス。もりそばの上に、茹でて粘りが出た「ギバサ」という海藻が載り、ワサビと薬味ネギが添えられ、ツユは徳利に別添えというスタイル。こういうのはツユをダバっと掛けてしまうとしょっぱくなるので、ちょろちょろと加減して掛けた後、ワサビを付けて啜りこめば、これが、もう。
ギバサというのは秋田の方言で、一般的には「アカモク」と言うそうですが、旨味が強い海藻というのが第一印象。実際、含まれている旨味成分のアミノ酸が豊富らしいですね。また、いわゆる「磯の風味」は適度なので、食べやすいのも良い感じ。
そして冷たいソバは、ツルツル感やコシがかなり強めですが、やり過ぎ感はあまりなく。
でもって、あとはソバとギバサ、ワサビとネギとツユを混ぜ、ズルズル一気にいけば、これが、また。
というわけで、美味しくいただいいて満足したのですが、たった2回の訪問では、気になる品は食べ尽くせないというか、お伺いしたいんですが、秋田は遠いよなぁ、と。
ごちそうさまでした。
令和7年1月訪問
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