たひお備忘録

趣味の活動記録。
【タイトル題字:細身のシャイボーイ様】

栃木県矢板市 手打ち蕎麦 みつわ

 前の記事までで触れた北海道の旅が終わり、日常生活へと戻ってきてしまったのだが、せめて週末のランチは気分が上がるものを思い土曜日に伺ったのが、矢板市にあるこちらの店。

【つけ天おしらじ(大盛) 900円】
つけ天おしらじ(大盛) 900円

 それでいただいたのは、久しぶりに「おしらじ」を。いわゆる「ひもかわうどん」の類で、この店では、矢板市にある秘瀑「おしらじの滝」からのネーミングとなっている。
 提供されたら、まずは1枚箸に取り、温かいつけ汁にくぐらせいただけば、これが、もう。麺の幅が広い=口腔内快楽面積が広いというのは、最近ハマっている漫画からの受け売りだが、ピロピロとした舌触りに幅広麺特有の啜り心地が心地よく、そこに出汁感と味加減が良いつけ汁がたっぷりと絡んで、何とも心地良い食の体験に。おしらじうどんには、今回家人が食べていた「もり」もあるが、食べ比べところ、個人的にはもりの辛汁より、この温かいつけ汁のほうが、たっぷりと汁を絡ませられて好みかもしれない。
 また小柱の入ったかき揚げはサクッとした揚げ上がりで、そのままつけ汁で食べても、おしらじと一緒に食べても良し。更に、今は夏だが、かき揚げに柚の皮があしらわれていたのが嬉しいサプライズだった。

【もりおしらじうどん 600円】
もりおしらじうどん 600円

 先述のとおり、こちらは家人ががいただいた、「もり」のおしらじだが、先ほど温かいつけ汁の方が好みだと言ったものの、これはこれでキリっとした辛汁との相性も悪くなく思う。どちらが良い悪いではなく、好みの問題かと。あと、蕎麦猪口が、おしらじの幅広麺を浸しやすいようにひとまわり大きな物になっていた。先程の柚皮もそうだが、こういった心遣いが有り難い。

 というわけで、おしらじを食べるのは久しぶりだったのだが、美味しく食べて、気分も上がり、大変満足した。ごちそうさま。

令和8年7月訪問

北海道小樽市 新日本海フェリー らいらっく 船内レストラン Tahiti

 6月終わりから7月にかけて行ってきた北海道への旅も、出発して5日目の夕刻となり帰りのフェーズに入ってきたが、今回、北海道からの帰途に利用したのが、苫小牧東港から新潟港へと向かう、新日本海フェリー。実は16年前の夏に渡道した際も、帰途に秋田までだが利用した航路である。
 札幌駅で前の記事の駅そばを食べた後、快速エアポートに乗って南千歳駅まで行き、そこから専用の連絡バスで苫小牧東港のフェリーターミナルへ。前回利用した時とフェリーは代替わりしており、その時バイキング形式だったレストランも通常のオーダー方式に変わっていたが、船上の楽しみの一つが食事ということは変わらないので、今回も大いに利用させて貰った。ちなみに今回は、全て船内レストランを利用したが、食べられるところはカフェ、そして新日本海フェリー名物のグリルもある。

【道産牛ローストビーフのサラダ 780円 + ポテトサラダ 300円 + 生ビール 700円】
道産牛ローストビーフのサラダ 780円 + ポテトサラダ 300円 + 生ビール 700円
【海老マカロニグラタン 900円】
海老マカロニグラタン 900円

 それでまず、乗船して最初の食事は、3時間半ほど前に札幌駅でそば食べたというか、この日は朝から色々食べまくってしまったということで、軽めに海老マカロニグラタンと、サラダ類で。
 この中では、道産牛ローストビーフのサラダが、一番印象に残った。道産牛肉は、ジューシーで柔らかく。
 そして海老マカロニグラタンは、しっかりと海老の風味が。
 軽くと言いつつも、定食類を頼むよりかえって高く付いてしまったが、とりあえず満足できたので良しとする。

【和風プレートセット 1,280円 + ご飯大盛 100円 + いか塩辛 250円】
和風プレートセット 1,280円 + ご飯大盛 100円 + いか塩辛 250円

 朝食は和洋のセットの他、お粥のセットやかけそば・うどんも有ったが、和のセットなどこのような選択に。
 空腹だったのと、つい先客につられたこともあり、ご飯を大盛りで頼んでしまったが、おかずが多く(塩鮭のほか、大根おろし、宅後焼き、昆布佃煮、たらこ、お新香)、更にはいか塩辛も追加してしまったので、ライスマネジメントが大変難しくなってしまった。

【新潟冷やしふのりそばミニ豚丼セット 1,350円】
新潟冷やしふのりそばミニ豚丼セット 1,350円

 船内最後の食事は、このブログらしくラーメンかそば・うどんかで迷ったが、結局新潟冷やしふのりそばとミニ豚丼のセットを。
 ソバは多分冷凍だが、ツルッとした口当たりに、冷やしの所為もありコシがとても強い。またソバのつなぎに使われるふのりは、以前へぎそばを食べた時もそうだったが、風味的にはほとんど主張せず。
 そしてツユは、かけではなくぶっかけの濃さで、味付けは甘味が適度に効いている。そこに、上に載った鰹節と大根おろしが、良い仕事をしている感。
 あとミニ豚丼は、多分スチコンによる温め調理だと思うが、そのお陰で焼き感は無いものの、甘辛な味付けがご飯を進ませた。
旨し!

 というわけで、限られた設備のなか、ちゃんとした食事を出していただけるだけで有り難いのだが、それもあってか船上で食べるこれらの品々は、どれも殊更美味く感じた。ごちそうさま。

令和8年7月訪問

北海道札幌市 駅弁・立喰いそば処 弁菜亭 (JR札幌駅 7・8番線ホーム)

 6月終わりから7月にかけて行ってきた北海道への旅、出発して5日目。前の記事で書いたそばを食べた後、釧路駅から乗車した特急おおぞら号は、途中で鹿にも出くわさず、したがって特に遅延など無く定刻に終点の札幌駅に到着。この後の行程を考えると、実のところ南千歳駅で降りても良かったのだが、この日は万が一を考えて旅程に余裕をだいぶ取っていたこともあり、待合室と売店はあるもののそれ以外何もない南千歳駅で数時間待つよりも、札幌駅まで乗ってしまい、土産物を買ったりした方が有意義かな、と。それに、北海道を去る前に、ここで一杯食べられるし、という訳で。ちなみに「弁菜亭」は、5・6番線ホームにもあり、そっちは過去に食べたことがある(この時とか、この時など)が、この7・8番線ホームのは、少なくともこのブログを初めて以降では初めてとなる。

 列車を降りて店に向かうと、午後4時頃という中途半端な時間故か、先客はなし。
 注文は食券制だが、かけ、月見、たぬき、わかめ、きつね、天ぷら、天玉、そしてにしん、更には冷しのかけ、たぬき、きつねとメニューが豊富なので迷うところだが、今回の北海道最後ということで、一番好きな天玉そばのボタンを。出てきた食券を寡黙な男性店員に手渡すと、鮮やかな手捌きでソバが作られた。

【天玉そば 680円】
天玉そば 680円

 提供されたら、まずは黒々としたツユからいってみると、見た目通り、出汁よりも醤油がガツンと来るかなり濃いめの味付けで、甘さは控えめに感じられる。いかにも北海道の蕎麦つゆという味わいだが、確か16年前に5・6番線ホームで食べた時は、別の感想だったかと。
 またソバは、茹で麺。どちらかというと、モソっとした動きの鈍い食感だが、個人的には「らしさ」があって嫌いじゃないタイプ。
 そしてかき揚げは、かつての姿(16年前に食べた時は、当時当地で一般的だった、天かすを固めたようなかき揚げだった。)が想像できない具沢山で、小エビまで入ってる。明らかに前回(令和元年)5・6番線ホームで食べた時とは別物であった。

 というわけで、今回の北海道での最後の駅そばを、美味しく堪能させてもらったのだが、かつて別のホームで食べ時と比べると、北海道の駅そばらしさは残しつつ、色々とかわっているんだな、と。ごちそうさま。

令和8年6月訪問

北海道釧路市 立食い処 なごみのおだし (JR釧路駅 改札外)

 前の記事で書いた、6月終わりから7月にかけて行ってきた北海道への旅の道中で食べたものの記録。その旅の出発して5日目は、根室を出発してまずは札幌まで。
 根室から札幌に向かう際、かつては根室本線で根室駅から釧路駅まで移動し、そこで札幌行きの特急おおぞら号に乗り換えるルートが一般的だったろうか。今はどんな移動をするのか、それともリモートワークの普及などにより、そもそも根室-札幌間の移動需要が無くなったのかは知らないが、今回はまさに、そんなルートでの移動となった。

 ところで個人的に釧路駅といえば、40年前に初めて訪れて以来、乗り換え等で何度か立ち寄ってはいるのだが、当時から好き好んで(というか、若い頃は金欠で駅弁が買えなかったというのもあるが。)食べている駅そば・うどんの類と縁がなかった駅。だが今回は、事前に調べたところ、駅構内にこちらの店を発見。前回釧路駅を訪れたのが令和5年1月であるが、その後、開店した店のようである。(調べたところ平成6年5月オープン)
 根室からの普通列車が釧路駅に着いたら改札口を出て、急ぎ足で駅舎内の店舗へ。乗換え時間が20分少々しか無いので焦るところだが、店の位置や食べるべき品などは、前日の夕方、釧路駅に来た時に確認しておいた。ちなみに、駅構内に店があるといっても、昔ながらの駅そば・うどん店ではなく、カフェのような作りで、メニューもそば・うどんがメインではあるものの季節限定メニューを含め種類が豊富で、更にはラーメンや軽食、コーヒーも揃えているような感じである。
 それで入店したら券売機で「一番人気」というかしわそばと、トッピングの生卵の食券を購入。それを店員にお願いし、ホームが見えるカウンター席に座ると、開店直後で先客がいなかったこともあり、数分と経たずに提供された。

【かしわそば700円 + 生卵 100円】
かしわそば700円 + 生卵 100円

 提供されたら、まずはツユからいってみたが、その温度は少々熱め。味の方は、店の名前のとおり出汁が効いているが、そこに当地らしい濃さの醤油と、更には鶏の旨味も加わっている。甘みは適度、塩気はしっかり目に感じた。
 また、釧路らしい緑色のソバは、細めでやや柔らかめの優しい食感。余談だが、釧路ではクロレラなどで着色した緑色のソバが一般的らしい。新そばの気分を一年中味わってほしいという思いから、この色が一般的になっていったそうだ。
 そして具の鶏肉は、ヒネ鶏のスライスで、噛めば噛む程味が出てくるタイプ。硬いことは硬いが、具のネギ程では無いように思う。

 というわけで、前述の理由で急いで食べたのが勿体ない美味さだったのだが、次に釧路駅に来る機会がある時まで、是非ともお店が続いていると嬉しいな、と。ごちそうさま。


北海道旭川市 旭川駅立売商会 旭川駅構内コンコース売店 (JR旭川駅 改札外コンコース)

 前の記事から続く、6月終わりから7月にかけて行ってきた北海道への旅の道中で食べたものの記録だが、出発して4日目は、稚内駅から、朝イチの特急列車でまた旭川駅へ。国内鉄道の全線完乗が、私の旅の究極の目的であるので、どうしても行きつ戻りつという行程になってしまうが、幸いなことに、旭川では昨日のラーメン以外にも、食べたい店があった。
 それがこの、旭川駅立売商会の、駅そば店。旭川駅が現在の高架駅となったのは平成の終わり頃で、実は今回の旅より前、令和5年1月にも駅は訪れてはいるが、その時は今の駅そば店が出来ていたことに気付かず(高架化とともに消えてしまったと思い込んでいた)に食べ損ない、今回ようやく食べられるチャンスが。

 稚内駅からの道中は、鹿にもあまり出くわさず(令和5年に宗谷本線に乗った時は、対向列車が鹿と衝突した影響で2時間位遅れた。)、旭川駅には定刻の到着。店の場所は確認しておいたので、列車を降りたらコンコース1階にある店まで。
 午前10時半頃と中途半端な時間のせいか、先客はなし。早速口頭での注文であるが、メニューが何と多いことか。かけ、たぬき、月見、コロッケ、ごぼう、きつね、ちくわ天、岩のり、えび天、かしわ、かき揚げ、にしんと12種類もある(そば・うどんを別に数えれば24種類も)ではないか。更にはタネは追加も可能なので、無限とも言える組み合わせになるが、迷った時は、自分の一番好きなものということで、いわゆる天玉そばになるよう、かき揚げそばに生卵を追加。注文後、パパパっと手際良く作られた。

【かき揚げそば 730円 + 生卵 120円】
かき揚げそば 730円 + 生卵 120円

 眼の前のそばの、まずはツユからいってみれば、出汁感はそこそこに濃口醤油が効き、塩気しっかり、甘みはやや控えめな味加減。
 また色が黒く、加えて挽きぐるみと思われる粒々が見えるソバは、調理時間から茹麺だと思われるが、モチっとした食べ応えが印象的。ちにみに道内の幌加内産と謳われているが、それだけで風味豊かに感じてしまう。
 そしてかき揚げは、結構分厚く、香ばしさと、揚げ置きだがカリっとした歯応えも感じられるタイプ。タネは、タマネギ人参といった定番の他、エビ(アミエビじゃなくでちゃんとしたバナメイっぽい海老)も入った豪華版。ツユとの馴染みも良い。

 というわけで、美味しくいただいたのだが、全体的にこれぞ駅そばという感じながらも、ソバそのものやかき揚げなど可能な限りグレードアップしている感もあって、かなり満足度が高かった。旭川はまた訪れたい地ではあるが、その時はここにも再びお伺いしたいな、と。
 ごちそうさま。

令和8年6月訪問

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