趣味の活動記録。
【タイトル題字:細身のシャイボーイ様】
矢板から那須塩原を通って大田原へ向かう道の途中に、ちょっと前にオープンして以来、瞬く間に行列のできるお店になったのがこちら。 個人的にも、自宅から近い事もあり、オープン当初から気になっていたのですが、なかなかタイミングが合わずに今回が初めてのお伺いとなりました。
土曜日の開店15分位前にお店に着いたところ既に数人の待ちで、開店までは10人以上の行列が。やがて時間となりお店に入ったのですが、注文は並んだ順に、という訳ではないようですね。そして注文して程なく、小皿に入った「本日のスープ」が配られたのですが、ひと嘗めしたところ、かなり濃厚な白湯豚骨という感じで。
つけ麺(濃厚魚介トリプルスープ・つる麺・300g) 690円
で、いただいたのは、つけ麺を、このような組み合わせで。ちなみに、自家製麺される麺は7種類(デフォルトが4種類でこの日の特別麺が3種類ありました)、無化調を謳う付け汁は3種類(濃厚魚介トリプルスープの他、赤鬼(チゲ辛旨)スープ、豆乳ごまスープ)から選べ、更には、麺の量は300g、400g、500g全て同料金。あと、つけ麺のスープ1杯までおかわり無料という、何というか、ものすごいサービス精神でぐいぐいと迫ってきますね。やがて、待つ事暫しで登場したそのつけ麺。 座ったカウンターの広さに対してかなり大きなお皿に入った麺は、この日の特別麺の中から「つるっとしこしこ食感」という『つる麺』をチョイス。結構太めで密度感があり、硬質な弾力が感じられる歯応えですね。付け汁は、最初に味見した濃厚豚骨白湯に、魚介系がたっぷりと効かされ、更には、ベジポタ系も合わさった物。最近採用しているところが多い石焼き系の容器に入っているので最後まで熱々でいただけるのですが、受け皿が小さいので、容器を動かそうとする時は要注意です。具は、別皿に盛られたチャーシュー、味玉、メンマなのですが、どれもそつなく作られたという印象の物。あと薬味系のタマネギとカイワレは、濃厚な付け汁によく合っていますね。そして、レモンやカレーフレーク、また卓上に置かれた辛ニラなどで途中から味を変えられるというのも親切だと思いました。
煮干しらー麺(150g) 500円
こちらは、同行者がいただいた物を例によって。昆布といわしを16時間かけて煮出すというスープは、そこに更に魚粉が浮かされていて、煮干しの風味と旨味を全面アピールという感じ。更には表面の多めの油のお陰でコッテリ感もかなりあります。麺は、このメニューだと自動的に全粒粉入れ縮れ細麺になるようなのですが、細麺と謳う割には結構な太さで存在感があり、強力なスープと合っているんじゃないでしょうか。
というわけで、注文の時にも感じたのですが、同行者のを含め実際にいただいてみても、最近のトレンドというか良かれと思った物はどんどんと取り入れ、更には店主さんのこだわりも入っている、何ともサービス精神旺盛で、ものすごく雄弁な一品だと感じました。これらなら、あっという間に行列店になったのも判る気がしますね。ごちそうさまでした。
平成24年10月訪問
このところハマってる彩羅さんなんですが、前回お伺いした時に赤玉Panchiつけ麺の辛さ2倍を(腹の具合は別として)美味しくいただけたので、今回は赤玉Panchiらー麺の辛さ2倍にチャレンジ。
赤玉Panchiらー麺(辛さ2倍) 892円 + 煮玉子 99円
まず、登場時点でいかにも辛そうな香りが漂ってきていたのですが、ドロっと濃厚なスープを一口啜ると、口の中にズドンと重厚な辛さが炸裂。つけ麺だと丁度良く感じた辛さ2倍が、らー麺だとかなり厳しいというか。そういえばこちらで最初らー麺(辛さデフォルト)をいただいた時、味わえる結構ギリギリの辛さだと思ったのですが、2倍になると、個人的には味よりも辛味の方が勝って感じられてしまいますね。麺は、加水率低めの細ストレート麺。粘度の高い前述の激辛スープが、パスタソースのように絡みます。そんな中、オアシス的役割を果たすのが、具の、タマネギなどの生野菜や追加の味玉。どちらも適度な息抜き感を与えてくれます。
というわけで、スープまで完食はしたのですが、正直言ってちょっと勿体なかったというか。今度は、辛さ1.5倍くらいでいってみますかね。ごちそうさまでした。
平成24年10月訪問
追伸
今回の腹具合は、前回のように爆発的なビッグウェーブには襲われなかったのですが、翌朝にかけて、腹の中でずっと何かが闘っているような感じでした。
うーん。どうなんだろ。
先日所用がてらの旅行で大分県中津市まで行ってきた時にいただいた麺類関係の記事の第3弾(ちなみに第1弾、第2弾。)なのですが、前の記事であげた『元祖長浜屋』さんでいただいた際、(確かに結構な量はあったのですが)替玉をしなかったのは理由がありまして。で、実はその元祖長浜屋さん。地元の方のブログなどによると、ちょっと前に色々とあったようで、それ以来、元は長浜屋さんで働いていた方が、長浜地区に次々と「長浜」を冠するお店を開店させたとの事で。それで折角の機会なので、そのうちのどこかで連食を、などと思った次第でして。
というわけで、今の時間(午前9時半頃)でもやっているお店の中から、先程のお店から少しだけ歩いたところにあるこちらに決定。まずは、先程同様お店の外に置かれた券売機でラーメンの食券を購入し、先程のお店での経験を生かし今度は入店と同時に指を1本立て「カタで」と注文。店内は、先程のお店に比べるとだいぶ空いていましたが、卓上に置かれた薬味やタレ、お茶などは先程のお店と同様の構成。そういえば、券売機のメニュー構成や値段も一緒だったように思えます。
ラーメン 400円
それで注文からほとんど待たずに登場したこちら。見た目的には、先程のお店とほぼ一緒です。で、まずはスープからいただくと、こちらもかなりサラッとした豚骨白湯。先程のお店よりもこちらの方が、豚の風味がより出ていたような気もするのですが、ブレもあると思うので、それがこちらのお店の特徴かと言われれば違うような気も。麺も同様の、低加水極細ストレート。今回はカタ麺にしたこともあり、より粉の風味と歯応えが楽しめる気が。また、麺の量も同様で、個人的には替玉しなくても満足な量です。(連食の今回はさすがに食べ過ぎたと感じました。)そして具の肉も、見た目やお味(結構良い)に明確な差は感じられませんでした。
そんなわけで、続けざまにいただいたこちらのお店だったのですが、先程のお店に較べお客さんが少なかった事もあり、今度は長浜ラーメンを、ゆっくり味わうことができました(もっとも、本来ゆっくりいただく物ではないと思いますが、先程のお店はどうも急かされている雰囲気があったもので。)が、お客さんの数ほど味に差はないように感じました。ごちそうさまです。
平成24年9月訪問
先日所用がてらの旅行で大分県中津市まで行ってきた時にいただいた麺類関係の記事の第2弾(ちなみに第1弾はこちら。)は、目的地が大分にもかかわらず、何故か博多の長浜ラーメン。っていうか、今回のメインの用事は日曜日の午後、大分という感じなのですが、その前日は諸々の都合により福岡県を中心に色々巡ろうと思っていたもので。
それで、(帰りの便を考えての)北九州空港からレンタカーでまずは博多へ。長浜の魚市場近くの有料駐車場にクルマを停めて向かったのが、長浜ラーメンといえば真っ先に名前が挙がるであろうこちら。ちなみに今回いただく長浜ラーメンというのは、博多の一般的な豚骨ラーメンと微妙な違いがあるらしく、元々長浜の魚河岸で働く人々のために特化したもので、スープは豚骨白湯なれど濃厚系ではなくあっさりとした味で、更に、いただく際は卓上に置かれるタレで味の濃さを各々調整する事と、麺の固さ指定の用語も「カタ」とか「ヤワ」は長浜以外の博多ラーメンと共通ですが、カタより更に固くしたい場合は「バリカタ」「ハリガネ」「コナオトシ」(って言っても通じないお店もあるそうですが。)ではなくて「ナマ」と言うような特徴があるそうです。
それでまず、お店に入る前に、外に置かれた券売機で食券を購入。ちなみに、ラーメンは1種類しかないので迷いようがないのですが。あと、替玉や替肉(各100円)は、券売機で食券を買わなくても店内で現金精算OKとの事。そして入店すると、速攻で店員さんに人数と麺の固さを訊かれるのですが、ここでまごつくと(一瞬ぽかんとして若い女性の店員さんの目つきが変わったような気が。)観光客だとモロバレかも。ちなみに朝の9時過ぎという時刻にもかかわらずに続々と入ってくる常連とおぼしき方々は、店に入るなり人数分の指を立てながら「ナマ」とか「ヤワ」とか訊かれる前に言っていました。あとは、相席前提の大きなテーブルに座って卓上をチェック。薬味はコショウの他、紅ショウガと白ゴマが。他にはラーメンのタレが入った蓋のない小さい薬缶と、茶碗に注いだところ(ぬるい)お茶が入っていた蓋付きの大きな薬缶がありました。
ラーメン 400円
で、そんなこんなしているうちに到着したラーメン。豚骨のみを炊きあげて取るというスープは、見た目的には白濁し、液体油もそれなりに浮いているのですが、豚の風味はそれほどディープでなく、サラッとした舌触りのアッサリ目というか。強火で短時間加熱して取るという感じかなぁ、などと思ったのですが、このあたりは前述の特徴どうりというか。ちなみにコッテリさせたい向きには、入店時に「ベタ」と言えば液体油が増量されるそうです。また味付けはこれまた特徴どおり薄目で、卓上のタレを追加投入して調整しました。そして麺は、加水率の低いストレートタイプ。太さは冷や麦くらいと十分に細いのですが、個人的にこれまでいただいた事のある豚骨ラーメンの中にはこれより細いお店も有ったかもしれません。また、麺の固さは「普通」でお願いしたのですが、芯まで茹で上がった感じはあるものの、低加水麺独特のボリっとした食感も残っていました。あと量的には結構あったというか、替玉しなくても個人的には問題ないくらいなのですが、周りのお客さんは次々に「ナマタマ」(=堅さ「ナマ」の替え玉の意)とか言って注文していました。それから具は、ごく薄く切られたチャーシュー(肉)が、薄切りながらもなかなかのお味。他には青ネギのみとシンプル・イズ・ベストといったかんじでしょうか。あと、回りの常連さんとおぼしき方々の食べ方を見ていたところ、紅ショウガを最初から投入する人は少数派のようでした。(紅ショウガについては、元々は最後に口直しでいただく物なんて話も聞いた覚えもあります。)
というわけで、注文の仕方や食べ方を含め、これぞ長浜ラーメンという物を初めていただいた気がするのですが、確かに、長浜ラーメンが元々というか現代でも、魚河岸で忙しく働く人々が仕事の合間にササッといただく物であるということは実感できたというか。(それで私がお店に入った時の店員さんのリアクションも解る気がします。)なので、次はもっとスマートにいただいてみたいですね。ごちそうさまでした。
平成24年9月訪問
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