趣味の活動記録。
【タイトル題字:細身のシャイボーイ様】
今回、沖縄の那覇空港に降り立ってから、最初にいただいたのがこちら。なんでも、那覇市内には、アメリカ統治下時代から続くステーキハウスが何軒かあるとのことですが、こちらもその一つ。創業は今から50年以上前の1957年で、その店内には、当時のアメリカ軍の厳しい衛生基準をパスした証である『Aサイン』が今でも飾ってありました。
ジョウトウステーキ(L) 2,100円
で、そんな由緒あるお店でいただいたのは、こちらの看板メニューであるジョウトウステーキのLサイズ(250g)を、焼き加減ミディアムレアで。ちなみに「ジョウトウ」とは「上等」のことで、上質な物を求める米兵達が沖縄に来るとすぐに覚えて使っていた言葉だそうで、そこから店主さんが、米兵など外人客にも解りやすいように、と名付けたとのことです。して、そのお肉ですが、流石に「上等」だけあって、赤身の柔らかいお肉がもう。脂がトロトロの和牛大好きな方には物足りないとは思いますが、個人的には、柔らかいけど適度な噛み応えと共に染み出てくる肉汁がたまりません。そのお肉を、豊富に揃った卓上の調味料で適宜調味していただくのですが、中でも印象的だったのは、沖縄のステーキと言えば付きものらしいA1ソース。最初は酸味が強く馴染みのない味に戸惑い、また全体的にソース自体の味が薄く感じられるのですが、食べ進むうちに、不思議ともう一口このソースで行ってみようという気になってきました。(ですが、老婆心ながら、食べ慣れない方はいきなりドバッと掛けずに、一口分づつ試すほうが無難だとは思いますが。)それを、セットのサラダや、どことなく赤い缶を連想させるアメリカン?な味のスープ、そして沖縄らしい感じの白米(ちなみにパンも選べます)と共にいただけば、これぞ、創業当時のアメリカ占領下から続く味なのではないかなぁ、なんて思ったりして。
というわけで、前回沖縄に来た際にいただけかったA1ソースのステーキをいただけたと共に、琉球とはまた違う異国情緒を感じることが出来、とっても満足いたしました。ごちそうさまです。
平成23年1月訪問
沖縄滞在2日目の夜は、沖縄料理のいただける居酒屋に。何でも評判のお店で、行列が出来る事もあるらしいので、あらかじめ某ホットペッパーを通して予約してからお伺いしました。で、そのお店は、ちんまりとした感じの2階建てで、お店に入ると1階はほぼ満席状態。予約している旨を告げると2階の座敷に案内され、私たちの卓の両側では、既に旅行者とおぼしきグループがだいぶ盛り上がっていました。それで、お品書きを見て気になった物を色々注文して飲み食いしたのですが、以下にその感想などを。
(手前)お通し 210円、(奥左)ジーマーミ豆腐 525円、(奥右)スヌイ 525円
※奥の2品はとも某ホットペッパーのクーポンでサービス
まずお通しは、大根と人参のなますにイカが入ったようなもの。サッパリしてます。それとジーマーミ豆腐は、ピーナッツで作った胡麻豆腐のようなもの。葛粉の替わりに芋くずで固めてあるそうですが、フルっとした食感とコクのある味がとても美味。またスヌイは、内地で言うところのもずく酢ですが、太くて食感が良く、味付けはお酢が控えめでモズク本来の味が堪能できとても美味でした。
(左)フーチバージューシー 315円、(右)ラフテー 735円
フーチバージューシーは、ヨモギ(正確にはニシヨモギか?)の入った炊き込みご飯(フーチバー=ヨモギ、ジューシー=雑炊・炊き込みご飯)、素朴な味わいと独特の香りが美味。ラフテーは、豚の皮付き?三枚肉を甘辛く煮た、いわゆる角煮。味付けは味噌のように感じましたが、味が染みてトロッホロッとした食感の豚肉がとても美味。
中身の吸物 525円
中身の吸い物は、豚の内臓(モツなど)や椎茸などを使ったすまし汁で、柔らかくてクセもなく、ただしきちんと内臓だとわかる調理が絶妙でとても美味。
(手前)ドゥル天 525円、(奥)グルクン唐揚げ 1,050円
ドゥル天は、こちらオリジナルの名物料理で、もともと田芋(ターンム)、椎茸、豚肉、蒲鉾を使ったドゥルワカシーというペースト状の料理を、丸めて油で揚げた物。中のねっとりとした食感と揚げられて表面の香ばしくなった部分との対比が絶妙で美味。またグルクン唐揚げは、当地で良く食されているグルクン(和名はタカサゴ)という魚を丸ごと唐揚げにした物で、骨まで食べられます。大変香ばしく、とても美味でした。
豆腐よう 315円
豆腐ようは、小さく切って陰干しした島豆腐を泡盛で洗ってから紅麹で漬けた発酵食品。濃厚な風味と旨味で、後述する古酒が止まらなくなってしまう危険な食べ物です。
スーチキ 525円
スーチキは、塩漬けの豚肉を茹でて塩抜きしたもの。豚肉、特に脂身本来の味が堪能できて美味。
(左)オリオンビール 630円、(右)サンピン茶 315円
で、これらと一緒にいただく飲み物は、とりあえずオリオンを。あと、ビールと一緒に写っているサンピン茶は同行者がいただいた物。ちなみにサンピン茶とはジャスミン茶のことで、特にアイスとかホットとか言わなかったのですが、氷が入った冷たい状態で出てきました。
うりずん特製古酒(8年もの) 1,050円
うりずん特製古酒(12年もの) 1,260円
それで、オリオンビールも良いのですが、こちらのお店では泡盛を独自にブレンドして寝かせたという特製の古酒(クース)があるので、ビールで喉を湿した後でチェンジ。今回は8年ものと12年もの(他にも20年ものがありました)をいただきましたが、8年物でも個人的にツンと感じる泡盛独特の風味がだいぶ丸くなっていて、さらに12年物ではコク深く芳醇な風味が感じられるような。で、カラカラという当地独特の酒器に入って供されたそれらを、最初はそのまま飲んでいましたが、はかいき過ぎて危険な為、途中からロック、そして水割りにして飲みましたが、やっぱりちょっと勿体なかったかなぁ、と。
というわけで、オリオンビールや古酒を飲みつつ琉球料理を堪能させていただいたのですが、内地と似たような食材や調味料を使っていも、その味わいは異国情緒というか、どこか遠いところを感じさせますね。また、どれも基本的には優しく自然な味付けになっているのも印象的で、個人的には美味しくいただきました。ですが、これだけ食べても気になったメニューの半分もいただいていないのですし、いろいろあって今回いただけなかった20年ものの古酒も味わってみたいところですので、また沖縄を訪れた際は、また是非お伺いしてみたいです。ごちそうさまでした。
平成22年11月訪問
本降りの雨のなか所用を済ませ、那覇市内のお店のでレンタカーを返そうと思ったのですが、まだ時間が少々早いというか、多少時間が余ったので、国道58号でお隣の浦添市のこちらまで。ブルーシールと言えば、沖縄発祥というか、元々は米国資本で開業し米軍基地で働く米国人向けへの販売だったというアイスクリーム屋さんで、那覇でも食べられるところは何箇所もある(泊まったホテル近くのの国際通りだけで2カ所はあった)のですが、折角なので直営の1号店にお伺いしてみることにしました。
(上から) シークワーサーシャーベット、ニュー・ブルーウェーブ、サトウキビ(と、ワッフルコーン) 670円
で、いただいたのはこちらのアイス達なのですが、上から順にその感想をば。まず、シークワーサーシャーベットは、酸っぱいミカンのような味が爽やかで美味。次に、ニュー・ブルーウェーブは、鮮やかな色がとってもアメリカンな見た目ですが、お味のほうも甘味とソーダ風味が強くとってもアメリカン。そしてサトウキビは、優しい甘さと黒糖を思わせるの風味がとっても美味。(今回の中で一番気に入りました)あと、写真に写っていないのですが、同行者がただいたバナパコというフレーバーがかなり美味しかったというか、お腹に余裕があったら追加でいただきたかったくらいです。(でも、さすがにアイス4つは…。)
それにしても、沖縄って、こういうアメリカンな食べ物が、とっても美味しいですよねぇ。(もっとも、歴史的な事などを色々と考えると、素直に「おいしー」とだけ言ってられない気がしますが。)ごちそうさまでした。
平成22年11月訪問
沖縄だけにあるファストフードチェーンに、A&W(通称:エンダー)とJef(ジェフ)というのがあるのですが、A&Wには前回沖縄に来た時にお伺いしているので、今回はJefの方にお伺いしてみる事に。宿のある那覇市からお隣の豊見城市に入ってすぐの所にある豊見城店に、沖縄滞在2日目の朝にお伺いして、朝食がてらいただく事にしました。(ホテルが素泊まりだったので。)
ぬーやるバーガーセット(ルートビア) 650円
そこでいただいたのは、こちらのセット。ちなみに、琉球言葉で「ぬーやるばーがー?」というと「何じゃこりゃ?」という意味らしいのですが、ゴマ付きバンズの間には、ゴーヤの卵とじとチーズ、そして沖縄県で広く食べられているポーク(ランチョンミート)が挟まっていて、味付けはマヨネーズがメイン。かぶりつくと、ゴーヤの苦みがアクセントというか、タンパク質及び脂質と良く合っていて、とても美味しいです。そして、ぬーやるバーガーと共にいただく飲み物は、前回初めて沖縄に来た時にハマったルートビア。馴染みのない人には散々な言われよう(「ルートビア 不味い」で検索すると沢山の負の感想が見られます)なんですが、個人的には飲んだ時「美味い!!」とは思わないものの、沖縄に来るとどうしてもお店で飲みたくなってしまう味というか。(ちなみに、A&Wブランドのルートビアはベルモールに入っているヴィレッジヴァンガードSSでも購入可能なので、興味のある方は、是非。)
モーニングディッシュセット(ウィンナー・ルートビア) 450円
こちらは、同行者のいただいたもの。で、A&WにしろJefにしろ、沖縄のファストフード店には、ハンバーガー類のほか、こういった朝食用セットメニューがあったりするんですよね。
それにしても、A&WにしてもJefにしても、沖縄のファストフード店って、何でこうも雰囲気があるんですかね。今回お伺いしたこちらのお店も、(A&W?として昭和55年に)開店当時の物と思われるドライブイン用設備が現役で残っていたり、良い感じに年を経た店内ではお年を召した方々が普通に食事をしていたりと、内地のファストフード店には無い物がありました。そんなわけなので、今度沖縄に来る時にも、こういったお店には是非立ち寄りたいですね。ごちそうさまでした。
平成22年11月訪問
福岡での所用を済ませて再び飛行機に乗り、沖縄の那覇に着いたらもう夜。それで早速夕食なのですが、前回気になっていたのにお伺いできなかったのが、市内各所にあるステーキハウス。当地では安くてボリューミーなステーキが食べられるとの事で、宿から程近かったこちらにお伺いしてみることにしました。
ワンパウンドジャンボステーキ(450g)セット(レア) 2,330円
※ライスの写真撮り忘れ
オリオン(中) 500円
それで、メニューには600gのメガパウンドステーキというのもあったのですが、さすがにそれは完食が厳しそうに感じたので、人気No.1という450gのワンパウンドジャンボステーキをセット(コラーゲンたっぷりスープ・サラダ・ライス・アイスコーヒー付き)でお願いしました。で、そのステーキ。使っているお肉は、オージービーフのランプの部位なのだそうですが、レアに焼かれた赤身の肉は当然ながらトロッと溶けるような食感ではないものの、柔らかでジューシー。個人的に、こういう柔らかいけど噛み応えのある肉って大好きなんですよね。また、沖縄でステーキをいただく場合、当地で市販されているA1ソースというというものを掛けていただく事が多いと聞いていたのですが、こちらのお店は甘味の効いた和風テイストのちゃんとしたステーキソーズが添えられていました。で、これをキンキンに冷えたオリオンの生ビールで流し込めば、もう。堪えられませんねぇ。
手作りハンバーグステーキ(300g)セット 1,880円
※他に、コラーゲンたっぷりスープ、サラダ、ライス、アイスコーヒー付き
こちらは、同行者のいただいたもの。っていうか、貰うの前提で300gのを注文させてしまいました…。で、そのお味ですが、こちらは、ナイフを入れるとあふれ出る肉汁がもの凄くジューシー。ソースも凝っていて、こちらも美味しいですね。
というわけで、とっても美味しくいただいたのですが、これなら、メガパウンドステーキでも行けたかもしれませんね。ごちそうさまです。
平成22年11月訪問
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