たひお備忘録

惑い迷える40代の、食べ歩き、競馬の旅打ち、城巡りなんかの記録。
【タイトル題字:細身のシャイボーイ様】

名古屋競馬場訪問記 【平成28年8月19日(金)・サードニクスオープン(A1)他】 その1

最終コーナーを立ち上がる競走馬

 前の記事でもちょこっと書いたとおり、今回、平成24年(2012年)3月(訪問記その1その2)以来約4年ぶりに名古屋競馬場を訪れることが出来ました。


 その間、色々とあったようなのですが、まずは、名古屋競馬の経営が改善されてきたのが良いニュース。地方競馬の例に漏れず平成バブル崩壊後に売り上げの低下から赤字経営に陥り、平成16年度には40億円を超える累積赤字によって存続の危機にみまわれ、平成17~19年度までの経営状況によって廃止するかどうか判断という所まで追い詰められてしまったのですが、何とか黒字に転じ存続が決まったものの、リーマンショック後の景気低迷で実質赤字に陥り、平成24年度には再び廃止が取りざたされたりしたのですが、愛知県競馬組合の経営再建努力など(近年のネット投票拡大も追い風になったんでしょうね。)によって年間10億円程度の黒字が出せるまでになったのは、何とも嬉しい限りです。

 で、この経営再建のなかで、平成26年(2014年)には『金シャチ競馬NAGOYA』という愛称が付いたりゆるキャラの「シャチウマくん」が出来たり、それと平成27年(2015年)12月には場内3号スタンドを改修してキャッシュレス投票ができる「金シャチプレミアムラウンジ」がオープンしました。それにしてもシャチウマくんですが、ゆるキャラグランプリにエントリーするなどあちこちで名古屋競馬をPRしているという印象です。(そして、元々のマスコットである758ドリームゲッターズさんたちの影が薄まりまくっているという…。)

 また、名古屋競馬は騎手も話題豊富なのですが、中でも女性ジョッキーの活躍が目立っているのではないでしょうか。平成25年(2013年)にデビューした木之前葵騎手はその年に20勝を挙げ、その後も翌平成26年(2014年)は35勝、平成27年(2015年)には56勝とコンスタントに勝ち星を増やしつつ100勝を突破と大活躍。更には平成23年(2011年)に引退されるまで626勝を挙げ日本の女性騎手最多記録を持っていた宮下瞳さんが、今年8月17日に復帰されました。

 ですが、これは良いか悪いかわからないニュースなのですが、現在取りざたされているのが今年(平成28年)3月末に表面化した移転問題。愛知県知事が、施設の老朽化を理由に、弥富市にある弥富トレーニングセンターに競馬場を移転する意向を3月29日の記者会見で発表し、またそのための調査費用も平成28年度予算に計上されたそうで。ちなみに弥富トレセンへの移転については平成16年度に出された「名古屋競馬の今後のあり方に関する提言」(名古屋競馬のあり方懇談会)においてナイター開催の可能性と共に触れられているものの否定的に書かれ、また平成24年度に出された「名古屋競馬の経営改革に関する検討結果報告書」(名古屋競馬経営改革委員会)においても「弥富移転でのナイター開催は、不確実性が非常に高く、税の投入による設備投資が事実上不可能な現状では、実行可能性が低いと言わざるを得ない。
」とまで書かれていたのですが、愛知県では2026年に開かれるアジア大会の誘致に絡んで移転した場合の競馬場跡地に選手村を建設する意向もあるようで、今後どのような結論に落ち着くのか、見守っていきたいと思います。

実際に行ってみる

 そんな名古屋競馬場なのですが、前述の移転のニュースを聞いて以来再訪熱が高まり、何とかチャンスを探っておりました。で、その後色々あって、結局のところ8月下旬の金曜日に1人でお伺いすることに決定。6月中には往復の夜行バスの手配まで済ませておりました。

【あおなみ線名古屋競馬場前駅】
あおなみ線名古屋競馬場前駅
 名古屋に夜行バスで到着して、競馬場まではあおなみ線(名古屋臨海高速鉄道西名古屋港線)で行くことに。で、前々記事で書いた鉄活動のため名古屋駅からではなく、一度あおなみ線の終点である金城ふ頭駅を訪れてから最寄り駅である名古屋競馬場前駅へと向かったのですが、名古屋駅から直接訪れる場合は13分で来られます。ちなみにあおなみ線は、名古屋競馬が開催されている平日日中だとおおむね15分間隔で走っておりますので。

【名古屋競馬場前駅を出たところの案内看板】
名古屋競馬場前駅を出たところの案内看板
【このまままっすぐ進みます】
このまままっすぐ進みます
【名古屋競馬会館】
名古屋競馬会館
【名古屋競馬場遠景】
名古屋競馬場遠景
 改札口を出たところには案内看板もあるので迷うことはないと思いますが、改札口を出て左手方向、入国管理局の前をまっすぐに進めば、右手にまずは名古屋競馬会館が現れ、そして次に名古屋競馬場が。

【横断歩道越しに見た正門付近】
横断歩道越しに見た正門付近
【正門付近】
正門付近
 列車を降りてから10分弱、駅を出てから7分くらいで競馬場に到着。この時点で午前10時半の開場まで45分以上あったのですが、既に何人かが門の近くで待っていました。で、その人数がだんだんと増えてきたというか、前回お伺いした時よりも確実にその人数が増えている印象。前回は3月下旬の月曜日、今回は8月下旬の金曜日という違いはあると思うのですが、かつての賑わいを取り戻しつつあるように感じて嬉しいです。

【専門紙売場と外向発売所】
専門紙売場と外向発売所
 で、開場を待つ間に、入場口横の売り場で専門紙を購入し序盤の数レースの予想、そしてその隣の外向発売所で馬券購入。個人的に競馬場に入場してすぐは色々と動くことが多いので、正門付近で開場前に馬券が買えるのは便利ですね。(特に名古屋競馬場は開門から第1レース出走まで30分くらいしかないので。)

【開場】
開場
 やがて定刻の午前10時30分に開場。

パドックとかコースとか

 このあたりについては前回お伺いした時の訪問記にも書いたのですが、今回あらためて。

【パドックの様子(第1レース)】
パドックの様子(第1レース)
【第1レースの馬体重量】
第1レースの馬体重量
【パドック西側の屋根付き観覧スペース】
パドック西側の屋根付き観覧スペース
 実は後述の理由により入場して真っ先に向かったのがパドック。ちなみに、今流行りのポケモンGO!のポケストップになっていたのには驚いたというか。また、パドックで得られる情報は、馬体重と馬場状態のみというシンプルさ。個人的には、地方の場合締め切り直後にオッズが大幅に変わることが多いので、情報としてはこれだけで十分に思います。あと、パドックの西側には、屋根付きの観覧スペースもありますので、雨の日でも安心かと。

【第1レースのパドックを周回するラブミーロード号】
第1レースのパドックを周回するラブミーロード号
【ラブミーロード号と宮下騎手】
ラブミーロード号と宮下騎手
 で、今日は第1レースからパドックが大注目だったというか、出馬表を見た時に驚いたのが宇都宮競馬の名牝ベラミロードの子供をその中に見つけた時。しかもそれに騎乗するのが復帰したばかりの宮下瞳騎手という。結果は惜しくも3着だったのですが、個人的には今後も注目していきたいと思います。そういえば、この馬の馬主さんを、(特別観覧席と地続きの)馬主席でお見かけしたような。

【パドックを周回する宮下騎手と木之前騎手(第3レース)】
パドックを周回する宮下騎手と木之前騎手(第3レース)
【騎乗に向かう丹羽克輝騎手、宮下騎手、木之前騎手(第4レース)】
騎乗に向かう丹羽克輝騎手、宮下騎手、木之前騎手(第4レース)
【パドックを周回する木之前騎手と宮下騎手(第4レース)】
パドックを周回する木之前騎手と宮下騎手(第4レース)
 本日の前開催日である8月17日に復帰した宮下騎手ですが、その日は同じ名古屋競馬所属の木之前葵騎手の騎乗がなかったので、今日が宮下騎手が復帰して初めて名古屋の女性騎手が揃って騎乗する日となりました。で、第3レースと第4レースは同じレースに騎乗することもあってか、パドックの人出も多かったような気がします。

【馬場入りする競走馬(第8レース)】
馬場入りする競走馬(第8レース)
【返し馬に入る岡部誠騎手(第3レース)】
返し馬に入る岡部誠騎手(第3レース)
【返し馬に入る宮下騎手と友森翔太郎騎手(第3レース)】
返し馬に入る宮下騎手と友森翔太郎騎手(第3レース)
【返し馬に入る木之前騎手(第3レース)】
返し馬に入る木之前騎手(第3レース)
 馬場入りは第1コーナー手前から。名古屋競馬に誘導馬はいないので、パドックから列になって順次入ってくる感じで。そして返し馬に入るのですが、それにしても、近年入れ替えられたというコースの砂が白くてまぶしいですね。

【スタート(第2レース)】
スタート(第2レース)
【白旗を振る発走委員(第3レース)】
白旗を振る発走委員(第3レース)
【避退する発走委員(第3レース)】
避退する発走委員(第3レース)
【スタート直後(第3レース)】
スタート直後(第3レース)
 第2、第3レースは1400m戦なので、ホームストレッチ奥のポケットからの発走。ちなみにこの1400m戦が名古屋競馬で一番多くレースが組まれている距離で、この日も全12レース中9レースが1400m戦となっていました。

【最終コーナーを回る競走馬(第2レース)】
最終コーナーを回る競走馬(第2レース)
【最終コーナーを回る競走馬(第4レース)】
最終コーナーを回る競走馬(第4レース)
 第4レースの写真はスタンドから撮ったものなのですが、 コーナリングの際、内ラチ沿いから1頭分くらい空けて走るのがよくわかります。高知競馬場みたく、内側の砂が深くて走りづらいのか、第3コーナーあたりから勝負を仕掛ける関係でどうしても外に膨らむのか、どっちなんですかね。

【最終コーナーから最後の直線に入ったところ(第3レース)】
最終コーナーから最後の直線に入ったところ(第3レース)
【最後の直線走路(第7レース)】
最後の直線走路(第7レース)
 名古屋競馬場の最後の直線は、国内の競馬場で最も短い194m。前回来た時も思ったのですが、第3コーナーあたりから勝負を仕掛けるので直線は短くても差しが決まるケースがままあります。

【1位入線する岡部騎手(第12レース)】
1位入線する岡部騎手(第12レース)
【ゴール板】
ゴール板
 ゴール板は、以前と変わらない県花のカキツバタをあしらったもの。

【大型映像装置】
大型映像装置
【着順掲示板】
着順掲示板
 前回お伺いした時から変わったものの1つが、更新された大型映像装置。また、老朽化が進んでいたという着順掲示板はシャッターが閉められたままになっていました。(もっとも、大型映像装置に出るので全く問題ないのですが。)

【移動するゲート】
移動するゲート
 名古屋競馬場のゲートは、トラクターで牽引されているのでJRA式(といか中古再整備品?)だと思われます。

【ハロー掛けするニューホランド製トラクター】
ハロー掛けするニューホランド製トラクター
【ハロー掛けするウニモグ】
ハロー掛けするウニモグ
【散水車】
散水車
 個人的に何故か気になるハロー掛け用の車両ですが、これも前回お伺いしたときから変わっていました。で、以前は年代物のウニモグ2台だったのが、1台は地方競馬の競馬場でよく見かけるニューホランド製トラクターに、そしてもう1台は「中山競馬場」とペイントが入ったJRAの中古のウニモグに。個人的には、ペイントを消すのもお金が掛かるので、そのまま使うのも良いと思いましたが。また、この日は天気が良かったせいか、途中で散水車も登場しました。


 ところで、今回の訪問記。やたらと写真が多くってしまいましたので、一度このあたりで切らせていただきたいと思います。それで明日公開予定の次回は、スタンド回りと競馬場グルメなどについて書く予定となっておりますので。

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栃木県のちょいと北の方に住んでいます。
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