趣味の活動記録。
【タイトル題字:細身のシャイボーイ様】
JR札幌駅のホームにある立ち食いそば・うどんのスタンドと言えば、札幌駅ホームが地上にあった時代から札幌駅立売商会さんの運営で、個人的にも何度かいただいている思い出の味。で、今回の旅も最終日となり、あとは新千歳空港から飛行機で飛んで帰るだけとなってしまったのですが、その最後に、その思い出の味をいただいて帰ろうと思いまして。
それで駅構内に2店舗あるうち、今回は快速エアポートが発着する5・6番線ホームのお店に。そういえば前回もこのホームでいただいたのですが、それってもう、9年も前のことだったんですね。
そこでいただくのは、個人的定番の天玉そばなのですが、手渡された品を見てちょっとびっくり。というのも、ここのお店というか北海道の駅そば・うどんのかき揚げと言えば、昔から天かすを固めたような、ほぼほぼ衣のものが一般的だったのですが、パっと見でわかるタネの多さ!とうとうここにも、標準化の波が押し寄せてしまったのでしょうか。その動揺を飲み込むようにツユを一口いってみれば、真っ黒な見た目どおりガツンとくる濃口醤油。味付けは濃い目に感じたのですが、しょっぱさの中に少々の甘味という感じで、生卵といただいても薄まった感が無いのは良いですね。またソバは定番の茹で麺で、その触感はプリっととうよりもソリッドな歯触り。そして先述のかき揚げですが、タネはタマネギメインで、衣には青海苔でしょうか?
というわけで、記憶にある味とは少々違っていたものの、これはこれで美味しくいただきました。で、以前何度かいただいた時も、毎回同じ味ではなかった筈だし、そこに今回いただいた印象が加わって、またそれが思い出の味になっていくんですかね。ごちそうさまでした。
令和元年9月訪問
札幌駅からバスに乗って向かったのが、日高町にある門別競馬場。その門別競馬場の関係者やファンも利用する(って、私も一度お伺いしたことが。)有名な蕎麦屋さんが、もともと日高町内にあったのですが、平成26年(2014年)に門別競馬場の飲食売店が入れ替わった時、なんとその蕎麦屋さんが、競馬場のスタンド内に出店することになったという。
それがこの、いずみ食堂さん。じつは前回(平成27年)門別競馬場にお伺いした時こちらのお店でいただこうと思っていたものの、まさかの臨時休業で泣き、今回4年越しにその思いを果たすことが出来ました。
それで今回いただいたのが、本店同様数多くあるメニューの中からこちらの品を。冷たい期間限定のそばにも惹かれたのですが、個人的に定番というか大好きな、天ぷら+卵の組み合わせを試したいと思ったもので。
で、早速ツユからいってみたところ、黒っぽい見た目どおりに濃口醤油が効いて、味付けは甘味より若干塩気が立ったバランス。またソバは、いずみさん名物の、麺の幅が広くやや厚みもあるタイプ。太さ故に啜り込むというよりも、箸で口に入れた良く噛むといった食べ方になるのですが、その形状と相まって、モチモチっとした食感とより感じる蕎麦粉の味わいが、何とも良いですね。そして具のえび天は、衣が大きくない代わりに天かすがたっぷりと入るのが、個人的には嬉しい限り。ちなみに海老はブリブリっとした食感です。あと、つゆの味がしっかりしているので、途中で生卵を崩しても、ツユが薄まった感が無かったのも良かったですね。
こちらは、一緒にいただいたというか、夜食用にテイクアウトするつもりで購入した品。ただホテルに帰るまで待てなかったので少々味見をしたのですが、タコの旨味にゴボウとニンジンの風味が、実に良く合っていますね。
というわけで、大変美味しくいただいたのですが、やはりこの味を、門別競馬場内でいただけるって、何とも素晴らしいことですね。ごちそうさまでした。
令和元年9月訪問
帯広競馬場での勝負を終え、帯広駅近くのホテルまで戻ってきたわけなのですが、実はこの日、私の不注意によって夕食を食べ逃していたんですよね。ただ、部屋に戻ってシャワーを浴びたり荷物の詰め直しをしているうちにいい時間になり、このまま寝てしまおうかとも思ったのですが、結局空腹に耐えきれずスマホをいじっているとこちらのお店を発見。長寿庵さんと言えば、蕎麦屋ではメジャーな屋号の一つですが、そのメジャーな屋号を冠しているにもかかわらず深夜営業しているお店が帯広の市街地にあるという。
となれば、早速お伺いすることに。翌日着る予定だった服に着替えホテルを出たのですが、さすがに道東地方だけあって、9月に入ったばかりにもかかわらず、夜は半袖だと肌寒く感じますね。それでホテルのある駅付近から繁華街へ向かう感じで10分ほど歩いたでしょうか、夜目にも小奇麗なお店に到着。早速入ると、午後10時過ぎという時間にもかかわらず先客が何組かおり、飲んだ帰りらしいサラリーマンっぽいグループのうち若い人が上司と思しき人に何かを熱く語って逆に諭されていたり、また逆に1人で来た渋いオジサンが手酌で飲んでいたり。そんな中、空いていたテーブル席に座りお品書きを見たところ、温かいそばも冷たいそば、更にはご飯ものも品数がとても豊富で、見るからにちゃんとしていそうというか。それで温かいそばの筆頭に書かれていた「すたみな」という品が気になったので店員のお姉さんに尋ねたところ、鶏肉の卵とじに海老天2本と卵黄が載ってる由。腹具合的には全然いけたのですが、さすがにこの時間にスタミナ付けてもアレなので、その隣に書かれていたこちらの品を注文しました。
注文から待つこと少々。写真のとおり、丼に目一杯という感じで登場したのですが、早速、熱々のツユからいってみたところ、出汁感はもちろん、醤油とミリンの効かせ具合や塩気もいい塩梅で、更にそこに、天ぷらのコクと卵のまろやかさが加わって、これが、もう!ほんと、心に染みる味だなぁ、と。そして色が白いっぽいソバは、温かいそばにもかかわらず、ソリッド感のある食感。そして具は、たっぷりの卵に大ぶりな海老天が2尾も入っているのが良心的。ハフハフ言いながらそれらの具とソバを一緒に口に入れれば、即座に幸せが訪れます。
というわけで、とても美味しく頂いたのですが、旅先でふと思い立ってお伺いしたお店でこういう美味に出会えるって、とても幸せなことですね。ごちそうさまでした。
令和元年9月訪問
北海道旅行も3日目を迎えた朝。宿でも朝食は食べられたのですが、食べずにその宿を出て向かったのが、札幌市営地下鉄すすきの駅1番出入口至近にある24時間営業のこちらのお店。個人的に立ち食いそば・うどん店が好きだし、宿からとても近かったからちょうど良いかと思ったのですが、加えてこのお店を運営しているのが、こちらも個人的にも好きなラーメン山岡家の丸千代山岡家というのにも興味をそそられた次第で。
もっとも、丸千代山岡家が運営しているとは言っても立ち食いそば・うどん店なので、見たところ関連性は全くなし。かなりこぢんまりしたとしたカウンターのみのお店で、朝の6時半頃とあって先客はいませんでした。それで注文は食券製となっていて、その券売機は山岡家においてあるようなディスプレイ付きの大きなものではなく、立ち食い店によくあるような省スペースタイプのもの。で、何をいただこうか、同じ値段の肉そばとも迷った結果、やっぱり個人的定番が良いなとこちらの食券を購入し、カウンター内の店員さんに。それにしてもこの店員のお姉さんがとても愛想が良く、私の後に来た、夜の仕事上がりか飲み明かした後かわかりませんが、かなりご機嫌な若いお兄さんたちを、上手くあしらっていましたね。
そんな中、私の天玉そばが登場。早速ツユからいってみたところ、黒っぽい見た目に違わぬガツンとした濃口醤油の風味とやや濃いめの塩気が。また甘さは控え目、ついでに出汁感も控え目という、なんとも立ち食い店らしい味わいが、個人的には好みのタイプですね。またソバは、これまた立ち食い店らしい袋に入った茹で麺。味や食感的にはそれほど主張が強くないタイプです。そして具のかき揚げは、タマネギとニンジンの他、グリーンピース、そして香ばしい殻付きの小エビが量的にわりと入るのが嬉しいところ。ちなみに(かき揚げの)食感は、最初はしなっこわいのですが、ツユとの馴染みは比較的良く、だからといって溶けずに最後まで存在感がありました。
というわけで、美味しくいただいたのですが、加えて王道の立ち食いそばという感じが個人的には良かったです。ごちそうさまでした。
令和元年9月訪問
特急ニセコ号で札幌駅に戻ってきたあとは、北海道旅行2日めの夕食。この日は軽く蕎麦でも思い、札幌駅構内にあるこちらのお店で。個人的に札幌駅構内のそば店といえば、ホームにある立ち食いの弁菜亭(札幌駅立売商会)しか知らなかったのですが、今回の旅に際して下調べしていた時、こちらのお店を発見。駅そばの類いは目がないので、今回の旅の途中、どこかで立ち寄れればと思っていたんですよね。
それでこちらのお店。北海道キヨスクが運営されており、ウェブサイトを見たところ、北海道内産、それも幌加内産の蕎麦粉にこだわっているとのこと。ちなみにお店の営業時間は、午前10から午後10時までとなっています。また、こちらのお店は改札内にあるのですが、入場券(訪問した当時170円)で改札口を通って来店した場合、その分会計から値引きしてくれるというユニークなサービスもやっているみたいです。
お店に入ると午後8時前という時間のせいか、先客は数名ほど。ちゃんと椅子があるカウンター席に座ってお品書きを見たところ、冷たい蕎麦も温かい蕎麦も一通り揃っていますが、ラインナップ的には立ち食い店とそば専門店との中間という感じ。ただ、どの品もうどんが無くそばのみというところにこだわりを感じます。更には、季節限定の品もいくつかありましたが、そんな中お願いしたのは、午後5時から注文可能な時間限定メニューの晩酌セット。もりそばにつまみ1品、そしてカップ酒がセットなにっており、つまみは板わさとなめこおろしから選べます。
それで注文して程なく、つまみとカップ酒が登場。写真のとおりつまみは板わさをチョイスしたのですが、添えられいたのは本ワサビではなく北海道名物の山ワサビというのが良いですね。またカップ酒は、増毛町の國稀というこちらも北海道の銘柄。キンキンに冷えていて、辛口の飲みやすい味わいがまた良かったです。
それらを堪能していると、もりそばが登場。今回は注文時、海老天を追加したのですが、ちゃんと天つゆと大根おろしが(と、おろし生姜も)付いてきたのが嬉しいです。で、早速ソバをツユに浸けズルズルっと。前述のとおり幌加内産の蕎麦粉使用しているというソバは、密度感のあるソリッドな歯触り。この時期、一般的に蕎麦粉の香りは落ちるものなのですが、それでも、蕎麦自体の味や香りしっかり感じられました。またツユは、甘からず辛からずいうか、尖っていない万人向け的な味わい。それと、こちらにも山わさびが添えられているのが、また。実は山わさびで日本蕎麦を食べるのは初めて。本わさびと香りは違うものの、これはこれで合うものなのですね。
というわけで美味しくいただいたのですが、味は勿論のこと、蕎麦粉や山わさび、そしてカップ酒に至るまで、北海道北海道しててとても良かったです。ごちそうさまでした。
令和元年9月訪問
このブログの管理人
【ご注意】 このブログに記載された情報は訪問当時のもので、現在のものとは異なる場合があります。あしからずご了承ください。
ツイッター
カテゴリー
ブログ内検索
最新記事
カレンダー
アーカイブ
忍者ツールズアクセス解析