趣味の活動記録。
【タイトル題字:細身のシャイボーイ様】
『大人の休日倶楽部パス』で行く4泊5日東北の旅の4日目は、無事、この日の宿のある青森駅に到着。明日は自宅へと帰ってしまうので、旅先で迎える最後の夜となったのですが、その最後の夜を楽しむべく予約していたのがこちらの居酒屋さん。っていうか、宿のすぐ近くに、お一人様で席だけでも予約できるところが丁度あったのが助かったというか。
お店自体は店名からして焼き鳥がメインのようですが、ご当地メニューも色々あるようなので、そのあたりも楽しみに。
それで、ホテルにチェックイン後、予約時間の午後6時30分よりも20分近くお店へお伺いしたところ「お待ちしておりました!」と、すぐさまカウンター席にご案内。ド平日なのにカウンターは空席が殆ど一杯で、程なくして満席となりましたが、ほんと、活気ある店内ですね。
で、以下はそこでいただいた品々を。
【陸ハイボール 1杯目290円(税別)2杯目以降390円(税別)】
【お通し 390円(税別)】
こちらのお店では、ハイボールの最初の一杯が100円引きとのことなので、それでスタート。もっとも、個人的にはウイスキーのハイボールはよく飲むので、2杯目以降も何杯か続けましたが、濃さは値段なりといったところ。(なので不満は無し)
それとお通しは、叩きキュウリ、ゆで卵+ウスターソース、大根おろし+あげ玉の3品。中でも大根おろし+あげ玉は、個人的に初めていただく組み合わせだけど天つゆの例もあるので相性良いよね、というわけで、自宅でもやってみようと思いました。
【助カラ ハーフサイズ 300円(税別)】
【串盛り合わせ(タレ) 500円(税別)】
最初はこのあたりからというか、わりと時間掛かるかなと最初に注文したら、最初に出てきたというか。
で、お店の名前を冠したからあげは、衣のサクサク感、肉のジューシーさや味染み具合など、間違いなし。
それと串焼きは、正肉や川など、小ぶりなものが5本。サイズ的にも一人には丁度良いし、タレの塩梅も良く炭火の香ばしさが付いているので、これまた間違いなし。
このあたりから、郷土料理ゾーンに突入。で、まずはイカメンチですが、たたいた(刻んだ)イカと、ニンジンなどの野菜類をまとめて揚げた料理。
さんが揚げやメンチカツというより、イカ+ソースとマヨネーズのお陰で、どこかお好み焼きやたこ焼き的味わいになっていましたが、これはこれでアリかなぁ、と。ハイボールと良く合いました。
お次の郷土料理は貝焼き(かやき)味噌。ホタテの貝殻を鍋代わりにする料理で、昔は味噌(+具材)だったものが近代になって鶏卵も使うようになったとか。ちなみにこちらのは、ホタテの貝柱が入っていました。
で、目の前で作っているところを見ていましたが、貝殻に移す前に、鍋でしっかりと練るように、卵と味噌に火を通していたのが印象的。お陰で口当たりが滑らかで、味噌と卵が口の中に広がります。ネギのアクセントも良いですね。
これ、お酒だけじゃなく、ご飯とも合いそうです。
【青森の酒 厳選飲み比べ あどはだり組 1,600円(税別)】
そろそろ日本酒が飲みたくなってきた頃合いなので、地酒の飲み比べが出来るセットを注文。ちなみに「あどはだり」とは、お替わりの意味らしいです。
で、左から「田酒」特別純米酒、「白神」山廃純米酒、「陸奥八仙」特別純米酒が、0.5合づつとなっていますが、すっきりフルーティーだったり、日本酒的エッジが効いていたり、ドッシリとした旨味があるなど、3つの個性が楽しめるという組み合わせですね。
旨い日本酒につまみが足らなくなったので、最後にこの一品を追加。自家製的味わいではありませんでしたが、濃縮したような濃厚な風味・旨味が良かったです。
と、散々っぱら飲み食いして大いに満足したものの、こちらのお店ではなんと、〆の一品というか最後の口直しの品がサービスで出てくるとのこと。鶏スープ、鶏そうめん、鶏茶漬けから選べますが、鶏茶漬けをチョイス。アッサリしてるけど旨味十分な鶏スープは、ご飯と良く合いますね。
というわけで、どれも美味しくいただいて大いに満足したのですが、中でも貝焼き味噌が一番印象的でした。
今後、青森まで来る機会はあまりないかもしれませんが、市内、というか駅近くに泊まる際は、またお伺いしたいですね。
ごちそうさまでした。
令和7年1月訪問
『大人の休日倶楽部パス』で行く4泊5日東北の旅も4日目。
前の記事であげた五所川原駅(前のバスターミナル)から、今度は弘南鉄道というローカル私鉄に乗るために弘前駅まで。
で、弘前駅に来て驚いたのが、駅舎の変わりよう。
結婚前、鉄道使って、一人で国内のあちこちをふらふらしていたのが四半世紀も前のことなので、その時とは駅の様子が変わっていて驚く事が多いのですが、この弘前駅もそう。何度か乗り降りしたし、ここから上りの夜行列車に乗ったりもしたので、わりと思い出深い駅だったものの、駅舎には、その時の面影がきれいさっぱり無くなっていました。
ただ嬉しいのは、駅そばが健在だったこと。もっとも以前、弘前駅では食べた記憶が無く、従ってそちらの思い出は無いものの、だったら作れば良いとばかりに、隣接する駅ビル「アプリーズ」1階、というよりも(構内図に記載が無く、隣接する駅ビルのテナント案内に記載がありましたが、駅ビル入口よりも駅側にあるため)JRの改札口からコンコースの階段を降りたところにあるお店へと。
店内はわりと広めで、注文は券売機による食券制。そのボタンにめかぶそばがあり東北を感じると同時に、にしんそばもあって、こちらは北前船からの関西の影響かな、と。
でもいただいたのは結局、個人的定番のこちらの品。券売機のボタンにも「当店人気No.1」と書いてありましたし。食券を店のお姉さんに手渡すと、あっという間に登場しました。
あいた席に持ち帰り、まずはツユからいってみたところ、出汁感はそこそこあり。味付けは、醬油の風味・旨味がトップに来て、塩気はしっかり、甘さは相当控えめな、スパルタンなチューニング。生玉子に負けないのが良い、というか、生玉子のと相性がとても良い味わいだと思いました。
また色白のソバは、茹で麺を使用。コシは強くないけど無くはない、自然な食感が、個人的には良い感じ。
そして天ぷらは、ここも揚げ玉を固めた様な、というかほぼ衣の、ツユに良く溶けるタイプ。あしらわれたオレンジの色味はニンジンでしょうか。
というわけで、美味しくいただいて、満足。弘前駅での、新たな思い出となりました。
ごちそうさまです。
令和7年1月訪問
『大人の休日倶楽部パス』で行く4泊5日東北の旅も4日目。
この日は、早朝にバスケットで有名な高校のある、秋田県の東能代駅を出発。冬の日本海やストーブ列車を堪能して、昼前に、青森県の五所川原駅に。
それで駅舎を出たら、目の前にある弘南バスのバスターミナルへ。といってもここからは路線バスに乗って進む、のではなく、この待合室にあるそば店が目当て。
公共交通機関と(立ち食い)そば・うどんの組み合わせって、鉄道の駅そば・うどんがメジャーだと思うのですが、バスターミナルとの組み合わせも、かつては結構有ったんですよね。(昨年お伺いした新潟のこことか。もっともここは、バスターミナルが改装されても残った希有な例ですが。)
しかしながら、駅そば・うどん同様に年々数を減らしている(弘前バスターミナルのお店が昨年夏で閉店していたのを知りショックだった。)のですが、この旅の計画立てる際、こちらのお店は健在なのを知り一安心。上手い具合に40分ほど乗り継ぎ時間が出来たので、お伺いすることができました。(計画立てている時は、無理にでも時間作って訪問するつもりではいましたが。)
で、バスターミナルの大きな待合室に入り見回すと、右手奥にそのお店を発見。カウンター前に5つ置いてある丸椅子は殆ど埋まっていましたが、端に1つ空いていたので、背負っていた荷物を近くの床に置き、そこに着席。
注文は懐かしい口頭で告げる方式だったので、カウンター上に掲げられた短冊に個人的に何時も頼む品があるのを確認後、それをお願いすると、ベテランとおぼしきお姉さんが、パパパっと麺を湯がいてあっという間に登場しました。
提供されたソバを見て、(写真で見たことはありましたが、改めて)ツユの色が薄いのに少し驚いたというか、五所川原は北前船の寄港地だった十三湊からまぁまぁ近いので、その影響で関西的薄口醤油メインの味付けになったんですかね?(我ながら雑な推論)
それで早速、そのツユからいってみると、出汁感はビンビン。味付けというか醤油感は見た目通りですが、塩気はしっかりめで、みりん的甘みも必要十分に効かされています。いやぁ、これは良い味わいですね。
また色白で若干細く感じたソバは、茹で麺を使用していましたが、口当たりや歯応えを変に強調していない自然な味と食感が良く。個人的に、この手のお店での茹で麺は好物ですが、中でもこれは、かなり好みの味と食感です。
また天ぷらは、あげ玉を固めたような衣がメインの、ツユに溶けるタイプ。これも関西っぽい仕様だと感じます。で、その中央部にまとまってセットされた、アミエビの香りがアクセント。
こちらは、カウンター上で見かけて、つい一緒に注文。鮭ではなくちゃんと「ます」と書かれているのが良心的ですね。
で、見た目からして手作り感があって嬉しくなるのですが、囓ると、その塩鮭ならぬ塩鱒が大きいというか、具沢山でこれまた良心的で、食べ応えバッチリ。ついでに塩加減もバッチリ。
ちなみに、おにぎりはこれがラスイチでしたが、他にも梅と昆布があるようでした。
というわけで、どれも美味しくいただき、かつスタンダートながら個性も感じられるる一杯(と一個)という感じで、大変満足。またお伺いできるかはわかりませんが、末永く、こちらのお店が続いて欲しいと思いました。
ごちそうさまです。
令和7年1月訪問
『大人の休日倶楽部パス』で行く4泊5日東北の旅3日目。
秋田内陸縦貫鉄道から、JRの奥羽本線や花輪線で朝に秋田新幹線こまちで通った盛岡駅に戻り、そこから更に、またこまちで秋田駅へ到着したのが、午後7時前。
秋田行きのこまち車中で、駅弁つまみに地酒などで良い気分になっていたのですが、〆もいっとこうと、秋田駅で30分程あった乗換時間を利用して、昨日もお伺いしたこちらのお店まで。明らかに食べ過ぎなのですが、酒飲んでると、自制心なんて簡単に吹っ飛びますな。
それで昨日の訪問により、こちらのお店で色々と気になる品が沢山見つかった中、今回は、ぎばさそばの冷たいのをチョイス。もりそばの上に、茹でて粘りが出た「ギバサ」という海藻が載り、ワサビと薬味ネギが添えられ、ツユは徳利に別添えというスタイル。こういうのはツユをダバっと掛けてしまうとしょっぱくなるので、ちょろちょろと加減して掛けた後、ワサビを付けて啜りこめば、これが、もう。
ギバサというのは秋田の方言で、一般的には「アカモク」と言うそうですが、旨味が強い海藻というのが第一印象。実際、含まれている旨味成分のアミノ酸が豊富らしいですね。また、いわゆる「磯の風味」は適度なので、食べやすいのも良い感じ。
そして冷たいソバは、ツルツル感やコシがかなり強めですが、やり過ぎ感はあまりなく。
でもって、あとはソバとギバサ、ワサビとネギとツユを混ぜ、ズルズル一気にいけば、これが、また。
というわけで、美味しくいただいいて満足したのですが、たった2回の訪問では、気になる品は食べ尽くせないというか、お伺いしたいんですが、秋田は遠いよなぁ、と。
ごちそうさまでした。
令和7年1月訪問
『大人の休日倶楽部パス』で行く4泊5日東北の旅3日目。
前の記事の通り、多少のトラブルはあったものの、角館駅からは予定の旅程に戻り、秋田内陸縦貫鉄道秋田内陸線の普通に乗車。で、その終点の阿仁合駅で、昼食をいただくことに。というのも、阿仁合の駅舎内には、秋田内陸縦貫鉄道が経営されているこちらのお店があり、是非立ち寄りたかったんですよね。
そのお店は、駅舎内の一部を仕切ってあるという感じですが、ホームに面したところに窓があり、全体的に開放感のある作り。
注文は券売機で購入する食券制で、ボタンの筆頭付近は地元産の味噌を使ったソースのとんかつ定食やも秋田名物いぶりがっこの入ったソースが付くからあげ定食が、また大きなボタンには冬季限定のカキフライ定食や鍋焼きうどんなど、どれも食欲をそそる品だったのですが、「稲庭麺使用」という文句に惹かれて、今回はこの品の食券を購入しました。
それがこの、醬油らーめん。
麺がウリなのは解っていますが、まずはスープからいってみると、全体的にあっさりした味わいですが、表面の油が程々のコッテリ感を加え、出汁感というか、ちゃんと鶏っぽい旨味が感じられます。醤油ダレの効き具合も適度ですね。
そしていよいよ麺ですが、実はこれまで何度か「稲庭」の名前を冠したラーメンをいただいたことがあるものの、それらは全て、稲庭うどん宜しく平打ちストレート麺のもの。一方こちらのは、太さは中くらいでしょうか、平打ちではなく縮れも強め。ただ、いただいてみるとコシが強く、乾麺的な一度干したような旨味があって、これがなかなかの味わい。
それと、具のチャーシューがしっとりとしたレアチャーシューというのも驚き。メンマと、半個分載る味玉共々、味加減も程よかったです。更に、多めに乗るシャキシャキの笹切りネギが、とても合っていますね。
というわけで美味しくいただいたのですが、この麺なら、券売機にあった油そばも美味しいかもしれません。あと、定食や軽食類も魅力的なものが多いし、またお伺いしたいところなんですが、阿仁合駅に来るハードルが、相当高いというのが……。それでも、またいつかお伺いしたいですし、それまで秋田内陸縦貫鉄道が走り続けて欲しいです。
ごちそうさまでした。
令和7年1月訪問
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