たひお備忘録

惑い迷える40代の、食べ歩き、競馬の旅打ち、城巡りなんかの記録。
【タイトル題字:細身のシャイボーイ様】

日高本線汐見駅 【平成27年7月16日】

汐見駅の駅名標

 今回の旅の最初の目的地は、北海道の太平洋側、日高町というところにある門別競馬場なのですが、そこにお伺いする前に、競馬場の近くをちょっとだけドライブする機会に恵まれました。(っていうか、お目当ての競馬場が、まだオープンしていなかったもので。)その時、偶然に見つけたのが、現在休止中となってしまった、JR日高本線のこの駅でした。


日高本線について

 JR北海道の日高本線は、苫小牧駅と様似駅間146.5kmを、太平洋に沿って結ぶ全線非電化・単線の路線。元々当地には、明治から大正時代にかけて建設された、苫小牧駅と佐瑠太駅の間40.4kmを結ぶ苫小牧軽便鉄道、佐瑠太駅と静内駅間37.5kmを結ぶ日高拓殖鉄道という、軌間762mmの軽便鉄道が有ったのですが、大正11年(1922年)に制定された改正鉄道敷設法によって、苫小牧から襟裳岬、そして広尾を通って帯広を結ぶ路線が定められ、その一部として昭和2年(1927年)に国有化。昭和4年(1929年)から昭和6年(1931年)にかけて、軌間が1067mm(現在で言うところの在来線の軌間)に改められました。その後、徐々に延伸を繰り返し、昭和12年(1937年)に様似駅まで開業したのですが、そこから襟裳岬を回って広尾に至る間は開業することはなく、昭和62年(1987年)4月1日の国鉄分割民営化によりJR北海道に継承されました。

 そんな日高本線だったのですが、今年(2015年)の1月8日に、高波によって線路右側(海側)盛り土の土砂が流出。当該箇所はこれまでも何度か土砂流出が起こっていた箇所だったので、運転再開に向けた対策工事の工法検討に時間がかかるとの判断により、鵡川駅から様似駅までの間を運転休止にしました。その後、応急措置を施した上で流出箇所の前後は客扱いせず列車を回送させ、静内駅から様似駅までの間は運転再開されたのですが、流出箇所での土砂流出が続き回送列車も運転できなくなったため、2月28日に再び静内駅から様似駅の間が運休になってしまいました。そんな中、4月末には運転再開に向けた復旧計画の概要が発表されたりしたのですが、一部報道では、復旧費用が最低でも26億円かかるが自社では負担できないとか、運転再開は早くても平成31年(2019年)とかいう話も出ているようです。更にその後の9月12日、台風17号の影響で、2カ所(うち1カ所は1月の土砂流出箇所近く)でさらなる土砂流出が発生。どちらも路盤が完全に流される甚大な被害を被りました。

汐見駅について

 それで、今回たまたま訪れた汐見駅ですが、昭和34年(1959年)、鵡川駅と富川駅の間、胆振支庁管内勇払郡鵡川町(現在のむかわ町)汐見に、国有鉄道日高本線の汐見駅として開業。当初よりホーム1面の無人駅で、昭和50年代後半から平成の初期にかけては、一日50名前後の乗降客数があったようです。そして先述のとおり、今年の1月8日に起きた高波による路盤流出によって、鵡川駅から先が運転休止となってしまったのですが、その区間には汐見駅も含まれ、その替わりの代行バスが現在はホームからちょっとだけ離れた待合室付近に発着しています

【ホーム上から鵡川方面を望む】
ホーム上から鵡川方面を望む
【鵡川寄りの踏切から見た汐見駅】
鵡川寄りの踏切から見た汐見駅
【汐見駅の駅名標】
汐見駅の駅名標
 旅客列車が運転されなくなって約半年、回送列車が運転されなくなって約4ヶ月半経過しているのですが、写真のとおり線路は赤錆に覆われていました。

最後に

 私自身、汐見駅は確か4回ほど、列車に乗って通り過ぎているのですが、特に思い入れが有るわけでは無かったんです。で、日高本線が一部区間で不通になっているのは知っていましたが、実際にその区間にある駅を目の当たりにすると、胸に迫るものがありますね。たまたま訪れただけの(しかもクルマで)いち旅行者が言ってもしょうがないのですが、この駅に再び列車が来ることを、願ってやみません。

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