たひお備忘録

趣味の活動記録。
【タイトル題字:細身のシャイボーイ様】

栃木県塩谷郡塩谷町 農村レストラン 尚仁 (うわだいらパーキング ふれあいの里しおや内)

 この日は午前中、ちょいとさくら市に用事があったので、週末のバイク転がしを兼ねてひとっ走り。で、その帰り道にお隣の塩谷町を通ったのですが、お昼ちょい前だったし、せっかくなので久しぶりにこちらのお店に寄らせていただくことに。

 バイクを停めお店に入り、前回も座ったカウンター席へ。早速注文ですが、この日はどんよりとした花曇りで4月にしては風が冷たく、身体が冷えていたので、温かい天ぷらそばをお願いしました。

【天ぷらそば(温) 900円】
天ぷらそば(温) 900円

 注文から程なくして登場した、その天ぷらそば。登場時、上に載った天ぷら×2の迫力に一瞬たじろいだというか。壁に掛けられた日替わりメニューのホワイトボードには「天ぷら \250 玉ねぎのかき揚 つるな」と書かれていましたが、こちらの天ぷらそばは、それがそのまま載るんですね。
 で、まずはツユからいきたいところですが、その天ぷらをどうにかしないと先に進めなそうだったのと、衣がしなしなになる前に味わっておきたかったので、とりあえず「つるな」の方からいってみると、思ったのと違う味。じつは間抜けなことに、ツルナとツルムラサキを勘違いしていて、「あれ?思った以上に葉っぱの食べ応えがあるな。あれ?ヌメリが無いな。」と思って食べたという。で、帰ってから調べると別の野菜であることがわかったという。(ツルムラサキといいつつ、茎が緑色のもあるからややこしいというか。)一方かき揚げは、タマネギがメインの、当地ではスタンダードなもの。どちらも衣がサクっというよりもパカっとクリスピー。天ぷら専門店的なというよりは、家庭的な食感ですが、後述するソバには、この方が合うと思います。
 また、ソバは手打ちとのことですが、温かい「かけ」でいただいても、だらしなさは一切無く、そば粉の密度感がある歯応えそして味わい。また、太めに切られていますが、味わい自体はわりと上品です。
 そしてツユは、出汁感控えめ、濃口醤油強め、甘さ控えめと言うバランス。気取らない味わいが、そばや天ぷらと良く合っています。

 というわけで、美味しくいただいて、身体も温まりました。
 ごちそうさまです。

令和5年4月訪問

福島県福島市 そば処 丸松 S-PAL福島店 (JR福島駅東口 S-PAL福島内)

 年度替わりのこの日。青春18きっぷが1日分残っていたので、それを使って福島方面に。
 それでその途中にいただいたのが、JRと福島交通、そして阿武隈急行福島駅の東口にある駅ビル、S-PAL福島の1階に入ったこちらのお店。店名の「丸松(まるまつ)」と聞くと、リーズナブルな和食系のファミレスを想像したのですが、同じ会社でやっていたんですね。

 午前10時の開店と同時にお店に入ると、その後も続けてお客さんが。結構盛況な様子です。
 席に案内されると、早速注文となるのですが、このお店はいわゆる駅そばとは違うと思いつつも、駅そばでの個人的定番、天玉そばをオーダー。それとこの日は朝食抜きでは大変お腹が空いていたこともあり、季節限定っぽい釜あげ桜えびごはんも一緒に。
 すると、それほど待たずに登場しました。

【天玉(そば) 880円】
天玉(そば) 880円

 で、まずは天玉そばから。
 ツユからは出汁の香りが良い感じに漂ってきていたのですが、一口啜れば、香りどおりの出汁感と、しっかり目の味付けが良いですね。東日本的味わいながら、濃口醤油がそれほど濃くないのが万人向けというか、ファミレス的味の方向性かな、などと思ってみたりして。
 またソバは、蕎麦の香りがちゃんと感じられ、食感はシャッキリしっかり。温かいツユに浸かっていてもこれだから、冷たいソバだとどうなるか興味あります。
 そして2尾入る海老天は、ツユに浸かっているものの揚げたてのよう。エビの身もプリッとしています。また、玉子は生玉子では無く温泉玉子ですが、その方がツユに影響は無いですね。(でも、生玉子を崩した時の味変も捨てがたいのですが。)

【釜あげ桜えびごはん 320円】
釜あげ桜えびごはん 320円

 こちらは、炊き込みご飯の上に、釜揚げの桜海老と白ごま、あしらいの三つ葉が載っています。
 で、ご飯の味加減が丁度良いというか、そばやうどんと一緒にいただくにはぴったり。甘みのある桜海老のピンク色で、何とも春らしい気分になりますね。

 というわけで。どれも美味しくいただきましたが、これでまた、以前いただいた西口の駅ビルにあるお店や新幹線改札内のお店と合わせ、福島駅でそばをいただく選択肢というか、嬉しい悩みがまたひとつ増えましたね。
 ごちそうさまです。

令和5年4月訪問

長野県松本市 駅そば 榑木川 松本駅店 (JR松本駅 0・1番線ホーム)

 長野県にある松本駅は、新宿から中央東線を走ってくる特急あずさ、名古屋から中央西線を走ってくる特急しなのが乗り入れるので、中央本線の駅というイメージがありますが、前の記事で駅そばをいただいた塩尻駅から松本駅を経て長野駅までが、篠ノ井線という別の路線になっているんですよね。
 と、どうでもいい話で始まりましたが、塩尻駅からそれほど離れていない松本駅にも駅そばがあるとというか、一度は無くなってしまったものの別の業者さんが復活させたという話を聞き、これは是非ともいただいておかないとというわけで。
 ちなみに、令和2年に閉店したお店は大糸線とアルピコ交通上高地線の列車が発着する6・7番線ホームにあったそうですが、令和3年に開店したお店は篠ノ井線の列車が発着する0・1番線ホームとなっています。
 また、店名の榑木川(くれきがわ)とは、松本のシンボルである梓川のいにしえの名称で、上流で伐採された木材、それを「榑木」と言うそうですが、松本城やその城下町の建設のために梓川を使って頻繁に運んだため、榑木川と呼ばれるようになったとか。

 例によって今回の記事も脱線しまくりですが、さすがは開店からまだ約2年だけあって、内外ともお店はきれい。券売機もイマドキのもので、タッチパネルのディスプレイに、商品写真が表示されています。それにしても、先程立ち寄った塩尻駅同様こちらのお店もメニューが豊富で、天ぷらはかき揚げと海老天の2種類あるし、それ以外もコロッケ、カレー、きつね、月見(生玉子)、山菜、きのこ、鴨肉、とろろ、鹿肉きのこ、安曇野産葉わさび、野沢菜わさび昆布と、先程立ち寄った塩尻駅と同じような名前のものもあるし、ないものもあったり。
 で、迷った時は個人的定番ということで、2食連続ながら、かき揚げ玉子そばの食券を購入。程なくして登場しました。

【かき揚げ玉子そば 640円】
かき揚げ玉子そば 640円

 早速ツユからいってみると、結構しっかりとした出汁感をベースに、濃口醤油の立った東日本的味付けながら、甘みも若干効かせてあり、良いバランスの味わい。
 またソバですが、こちらのお店のことを事前に調べたうえ、期待と共にお伺いしてみて、一見すると冷凍っぽい麺を湯がきだしたところを見て正直「えっ?!」と思ったのですが、大変申し訳ありませんでした。一口啜れば、そんな懸念を吹き飛ばすというか、八割そばだけあって香りがとても良く、食感も自然。これまでこの手のお店でいただいた中では、出色の出来かと。
 そしてかき揚げは、先程塩尻駅でいただいたものと、とても良く似ているように感じましたが、故に野菜中心のタネにツユには溶けないけど馴染みの良い衣が、また。生玉子との相性も、ツユの味と相まって素晴らしいです。

 というわけで、とても美味しくいただき、満足させてもらいました。ここも塩尻駅同様、簡単に来られる場所じゃありませんが、是非また再訪したいですね。
 ごちそうさまです。

令和5年3月訪問

長野県塩尻市 そば処 桔梗 (信州そば) (JR塩尻駅 改札内コンコース・改札外待合室内)

 JRの中央本線は、東京駅と名古屋駅を結ぶ(細かい話ですが、国土交通省監修『鉄道要覧』に基づけば、そのうち東京-神田間は東北本線、代々木-新宿間は中央本線ではなく山手線に含まれる)路線ですが、その途中の長野県にあるのが塩尻駅。
 この駅を境に、東側が中央東線、西側が中央西線と呼ばれることがあったり、国鉄からJRに移行後は、東側がJR東日本、西側がJR東海に移管されたりと、昔から要衝となっていました。

 で、そんな駅に駅そばが現在も残っているのは、(近年、地方の駅そばが次々と閉店していってる状況を考えれば)大げさに言えば奇跡以外の何物でもないのですが、更にここは、日本一狭い駅そば店としても有名だったりします。
 というのも、跨線橋の改札口横に店舗を作ったものの、その後のバリアフリー化で跨線橋にエレベーターが設置された際、それにより店舗面積が削られてしまい、2人も入ればいっぱいに。しかも現在は、感染症対策のため1人限定になったしまつたそう。
 もっとも、お店は改札外(待合室)側にもカウンターがあり、そこは以前のままだそうで、改札内がいっぱいの場合、改札外に回って食べられるみたいです。

 そんなわけだから、まずは日本一狭いほうの改札内のお店に入れるかが心配だったものの、列車が塩尻駅に着き、ドキドキしながら跨線橋の階段を上がったところ、ラッキーなことに先客はなし。それにしても、入口からして想像以上の狭さというか、例えば私のように太ましい体型の場合、小型のリュックやデイパックを背負っている程度でも、お店に入るのに一苦労かもしれません。(バッグをおろせばいいんですが。)
 そんな狭い店舗ですが、ちゃんと食券の券売機が置いてあり、更にはメニューも一般的な駅そばにあるものの他、鹿肉、山賊(揚げ。ハーフサイズもあり。)、鴨、安曇野葉わさび、野沢菜わさび昆布、とろろなど、さすがは信州、さすがは蕎麦処というラインナップ。更には、これだけ麺の種類が違うのか、かけそば360円に対して700円のもりそばも。なので何をいただこうか迷ったのですが、迷った時は個人的定番にしている天玉、ここではかき揚げ玉子の食券を購入。「そばでお願いします」と提出しました。

【かき揚げ玉子(そば) 610円】
かき揚げ玉子(そば) 610円

 その後、店員のお姉さん2人による熟達したコンビプレイで、あっと言う間に完成。
 早速ツユからいってみたところ、出汁感がわりとあり、濃口醤油が立った東日本的味わいながら、味のサービスが良いというか、わかりやすく甘みも若干立っているような。
 またソバは、やや幅広で、口当たりはツルっと。冷凍麺だと思うのですが、不自然なコシはなく、逆にほんの少しだけ柔らかめの自然な食感だと感じました。
 そしてかき揚げはタネがタマネギなど野菜メイン。ふわっとした食感で溶けたりはしませんが、ツユとの馴染み事態はとても良い感じ。途中から生玉子を崩し黄身と絡めると最高です。

 というわけで、美味しくいただいたのはもちろん、日本一狭いところで食べられて感無量というか、大変満足いたしました。
 なかなか来られる場所じゃないけど、またいつか塩尻駅に来て、1杯いただきたいですね。(今度は待合室の方でも可。)
 ごちそうさまでした。

令和5年3月訪問

愛知県名古屋市 名代きしめん 住よし (JR名古屋駅 7・8番線ホーム)

 前の記事でも少し書きましたが、3月下旬に行った旅の最終日。
 この日は、朝に名古屋駅を出発し、中央本線を鈍行列車で延々鈍行で走破しつつ帰る予定になっていました。
 で、その前の腹ごしらえとして立ち寄ったのがこちら。ちなみに、前記事の1・2番線ホームのお店同様、この7・8番線ホームのお店は、(少なくともこのブログを始めて以来)初めてのお伺いかと思いますが、これも前記事で書いたとおり、今から40年前くらいからあっちこっち乗り鉄して、その際に名古屋駅にも何度も降り立ってきしめん食べているので、ひょっとしたらその時にここでも食べているかもしれません。

 話を戻して、お店が午前7時に開店すると、早速お客さんが私を含めて数組入店。それでまずは食券購入ですが、こちらのお店も昨日の1・2番線ホーム同様、券売機のところには、天ぷら揚げたて提供のPOPが掲げてあれました。
 しからば、かき揚げ玉子入りきしめんが良いかとも思ったのもつかの間、今まで間違いなくいただいたことがない品を発見したので、そちらの食券を購入。提出からちょっとだけ待って、その品が登場しました。

【牛肉(玉子入り)きしめん 660円】
牛肉(玉子入り)きしめん 660円

 それがこの、牛肉(玉子入り)きしめん。さながら肉うどんのきしめんバージョンといったところでしょうか。
 早速つゆからいってみたところ、ちゃんと感じる出汁感に、濃口醤油が立ち甘さ控えめの味わいというのは、昨日味わったのと同様ながら、そこに具の牛肉を煮た汁が混ざり、深みのある味わいに。
 またきしめんは、昨日同様冷凍麺ですが、やっぱりツルっとした口当たりと、適度な歯応えのある食感が良いですね。
 そして具の牛肉は、煮込んだ柔らかさがあり、ツユほどではないけど甘さ控えめな味付けに感じます。あと玉子と薬味のネギが、殊の外良く合いますね。

 というわけで、美味しくいただきました。ごちそうさまです。

令和5年3月訪問

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馬 たひお (@uma_tahio)
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栃木県のちょいと北の方に住んでいるアラフィフのオッサン。
ラーメン・そば・うどんなどの食べ歩き、乗り鉄、競馬の旅打ち、モータースポーツ観戦、PC自作など嗜んでいます。

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