趣味の活動記録。
【タイトル題字:細身のシャイボーイ様】
上京ついでの立ち食いそば食べ歩きの2軒目にして最後は、新宿駅西口に隣接する新宿メトロ食堂街にあるこちらのお店。永坂更科さんというのは、お店のウェブサイトによると今から200年以上前の寛政年間に創業した老舗で、麻布長坂の本店以外は、全国のデパートにテナント入店している、ちょと高級なおそば屋さんというイメージなのですが、こちらの新宿地下鉄ビル店はなんと立ち食いコーナーが併設されているとのこと。
それを知ったら是非ともお伺いしてみたくなったので、新宿駅に到着後、西口の改札口から至近の新宿メトロ食堂街へ。その中をズンズンと進んだところに、調べた時に見覚えのある立ち食いコーナーを発見。夕方の中途半端な時間にも関わらず、先客も幾人かいるようで。そこに近づき、いきって口頭で注文しようとしてしまいましたが、注文は食券制でした。
肉天もり 750円
そこで改めて食券を購入していだいたのが、こちらの肉天もりで、食券を渡してからすぐに登場。事前に見た写真でカウンターの所に天ぷらの入ったケースがあったので、天ぷらの揚げ置きは承知していたのですが、ソバを茹でるだけだとしても相当な早業ですね。それで早速、ソバからいってみたところ、細めのそれは、ツルツルっとした喉越しの良さがいい感じ。またつゆは、江戸っぽいというか、味が大変濃い「辛口」のもの(ちなみに、甘口のつゆも注文時に希望すれば出してもらえるとのこと。)で、そのカエシにはひねたような熟成味が有るあたりに、老舗蕎麦店の片鱗を感じました。そして、一番印象的なのが、ソバの上にドドンと載った肉天と呼ばれるかき揚げ。前述のとおり揚げ置きで、若干湿気ったフガフガした食感は仕方ないところですが、長ネギとサイコロ様の豚肉がたっぷり入って味的に面白く、そして何よりボリューミー。つゆとの馴染み良く、これなら、温かいそばに入れても旨そうです。
というわけで、美味しくいただいたのですが、「立ち食いそば」にしては正直言って良いお値段も、逆に、老舗の味を立ち食いで気軽に手早く味わえることを考えれば、大いにアリだったというか。ごちそうさまでした。
平成28年3月訪問
この日は、所用で東京へ。それで、このところ上京する度、某辛旨のお店をはじめとするラーメンばかりいただいていたのですが、今回は趣向を変えて、ラーメンと並んでこちらも個人的に好きな立ち食いそばの食べ歩きをしようかと。
それでその1件目は、その変わった屋号のお陰で某有名タレントさんが推していた事と共に覚えていた、いわもとQさん。元々「いわもと」という屋号だったのが、その横に書かれた蕎麦を箸で食べている顔の絵がアルファベットのQに見えたため、出入りの業者さんからの請求書の宛名が「いわもとQ様」となったので屋号を変えたという話も聞いたことがあるのですが。
と、話が逸れましたが、今回は、用務先の関係と、駅から至近ということを考慮して、高田馬場店にお伺いすることに。改札口を出て、「さかえ通り」という商店街に入ってすぐのところに、そのお店はありました。それで早速入店すると、夕方前という中途半端な時間だったためか先客は店内には出来上がりを待つ人が1名と、持ち帰り待ちとおぼしき人が1名。入口の券売機で食券を購入し、時間帯のせいか1人で頑張っておられた店員さんに渡した後、面白い配置のテーブル席で待つ事ちょっとだけ。先客から順に品物が手渡され、ほどなく私の番となりました。
かき揚げそば(かけ) 430円
それでいただいたのは、個人的定番にしているかき揚げ蕎麦に生卵を投入して。ちなみにそばは、もり、ひや、かけの3種類から選べるようになっています。また、卵の食券が券売機に見当たらなくて焦ったのですが、なんと太っ腹なことに、こちらのお店では生卵がサービスなんですね!で、さっそくつゆからいってみると、ダシ感や醤油っ気、そして塩気は程々なれど、それが消極的な感じではなく、「尖ったところのない調和の取れた味」と表現した方がふさわしいもの。細めの蕎麦も、この手のお店にしては上物というか、香りや歯応えを結構感じますね。あとかき揚げは、タマネギやニンジンなど野菜がメインで、最後の仕上げでひと揚げしたという感じなのですが、それでも揚げたてなので香ばしく、つゆとの馴染みがとても良かったです。
というわけで、美味しくいただいたのですが、お値段を考えると、コストパフォーマンス、かなりのものですね。それにしても都会は、こういったお店があっちこっちにあるのが、何ともうらやましいというか。ごちそうさまでした。
平成28年3月訪問
京都旅行の帰り道。高速に乗って程なくして現れた草津PAで、既に夕食はいただいていたのですが、その後名神高速、そして東名高速と歩みを進めるうちに、桜エビのかき揚げが入ったそばがどうしても食べたくなってきたというか、行きも帰りも静岡を通るのにそれをスルーするのはどうかと思い、たまたま休憩で立ち寄ったこちらのサービスエリア(SA)で、とうとう我慢できずにいただいていくことに。ちなみにこの富士川SA。平成25年にEXPASA富士川としてリニューアルされたのですが、それより前の平成20年にも立ち寄って、桜エビのかき揚げが入ったそばをいただいたことがあったりして。
桜えびのかき揚げそば 880円
というわけでいただくのはこちらの品なのですが、写真でも判るとおり、かき揚げの大きさが、もの凄いですね。お品書きの写真ではやや大きいくらいのサイズに見えたので安心していたのですが、先客がカウンターで受け取ったそばを見て驚愕。でもその時は、「きっとあれは大盛りとか特別な品なんだ」と思おうとしたのですが、次に自分が呼ばれていざ対面した品は、その凶悪なまでに大きいかき揚げが付いたそれだったという。なので珍しく同行者に助けを求め、一杯のかけそばならぬ一杯のかきあげそばと相成ったのですが、その巨大なかき揚げは、桜エビよりもタマネギがメインな構成比。ですが、揚げたてでアツアツのサクサク。フードコートのカスターセットには塩などの調味料が見当たらなかったので、適宜箸で取ってそばのつゆに浸けていただけば、つゆの味付けがとてもしっかりしていることもあって、これがなかなかのお味。実は、これだけ巨大なかき揚げを目にした時、「つゆが薄味だったらつらい戦いになるな」などと思ったのですが、それは全く杞憂でした。また細めな蕎麦も、この手のところでいただくものにしてはと言ったら失礼なのですが、ちゃんとしていて良かったです。で、途中から残ったかき揚げをつゆに投入。それでも負けないつゆの味が頼もしいのですが、さすがにこれだけの大きさのかき揚げが全て経由すると、表面にはかなりの油が浮いてしまいました。
そんなわけで、リニューアル前とはぜんぜん違うものになっていたのですが、二人で美味しくいただきました。でも、もし叶うことならば、ハーフサイズのかき揚げがあると、もっともっと嬉しいんですがねぇ。(年と共に油ものが、好きだけどつらくなってきているもので…。)ごちそうさまでした。
平成28年2月訪問
一泊二日の京都旅行の二日目。京都競馬場を丸一日堪能し、最寄りの京滋バイパス久御山淀ICから栃木への帰途についたのですが、競馬場であまり飲み食いしなかったこともあって、この時点でかなり空腹。また、ピーク時に混雑するところで夕食は避けたいと思ったこともあり、最初に現れたこちらのパーキングエリア(PA)で早めの夕食と相成りました。
九条ねぎきざみうどん 570円
それで私がいただいたのが、こちらの品。ちなみにきざみうどんというのは、関東では見慣れないメニューなのですが、関西では一般的な、細長く刻んだ油揚げ(お揚げさん)が入っているうどんで、きつねうどんのように油揚げに味付け(甘じょっぱく煮るなど)はしないのが特徴でしょうか。で、写真でも判るとおり、そこにこれでもかと笹切りにされた九条ネギが入っているのですが、切ったものをただ入れただけではないらしく、色的にタレ(つゆのカエシ?)っぽいものを纏っているように見えるところも。そのお陰か、最後までシャキシャキの食感が残りつつ全体との馴染みも悪くない感じがしますね。それと、このうどんで個人的にもう一つ特徴的だと思ったのが、つゆに濃い口醤油の風味をわりと感じたこと。関西圏のつゆというと、関東圏のつゆのように醤油っ気は感じないものが多いのですが、こちらのは違うなぁ、と。それがこの品だけなのか、このPAだけなのか、それともこのPAがある滋賀県草津市だけなのかはわからないのですが。もっとも、それはそれで全くもって悪くないんですがね。
近江牛しぐれ煮丼 890円
こちらは同行者がいただいたもの。ちなみに、こちらのPAはNEXCO西日本の気合いを入れたSA・PAを表す「モテナス」を冠しているのですが、そのモテナスの特徴の1つの、気合いを入れた食事メニューである「一店逸品メニュー」となっている品です。で、例によって味見させて貰ったのですが、上に載った近江牛のしぐれ煮が秀逸。濃すぎない味付けが程よく、たっぷり入る笹切りのゴボウが牛肉と良く合っていて、そこに近江名物の赤コンニャクが色的にも食感的にも良いアクセントになっているという。これは味見じゃなくまるまる一人前いただいても良かったかもしれません。
というわで、美味しくいただきました。ごちそうさまです。
平成28年2月訪問
京都旅行の2日目。日曜日のこの日は、丸一日(というか、開場から最終レース終了まで)JRAの京都競馬場で過ごしたのですが、そこで、朝イチにいただいたのがこちらのお店。ちなみに、京都競馬場は飲食売店や食堂の数が大変多いのですが、こちらは、ビッグスワンと呼ばれるスタンド1階にある、ファーストフードプラザ内のお店となっています。
肉うどん 510円
それでいただいたのが、個人的に関西というか西日本に来るといただきたくなる肉うどん。まずはつゆですが、味付けは薄すぎず濃すぎず甘からずという感じで。また、ダシ感はこの手のお店らしくあまり無いのですが、デフォルトで入るとろろ昆布がそれを補っていますね。そしてうどんは、どちらかというと柔らかめなのですが、全体的にクタッと頼りないという感じではなく、押しつぶしていくと、ある一点でプツッと切れるような食感。あと、具の肉は結構細かいのがそれなりに入っていました。
というわけで、ごちそうさまです。
平成28年2月訪問
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