たひお備忘録

趣味の活動記録。
【タイトル題字:細身のシャイボーイ様】

栃木県宇都宮市 手もみラーメン 北海

 土曜日のお昼時、国道293号をさくら市から宇都宮市方面に向け走っていたところ、珍しく駐車場に余裕があったので、同行の家人に確認したのち、昼食は北の海部屋(個人的に勝手に呼んでいる北海さんの愛称)に入門することに。更に珍しいことに、全く待たずにテーブル席にご案内。肉ラーメンがまだ残っていたのでお願いすることにしたのですが、いつもの肉ミルクでは無く、久しぶりに別の味でいってみることにしました。

肉ラーメン(塩味) 1000円 + バター 100円
肉ラーメン(塩味) 1000円 + バター 100円
 というわけで塩味をお願いし、バターも追加。で、高速な調理で早速登場した肉ラーメン。相変わらず巨大な丼に気圧されるのですが、更に今日のは、野菜の盛りが間違いなく良いような気が。ぱっと見、丼の半分以上を茹でたキャベツとモヤシが占めています。それで意を決し、まずはスープからいってみたのですが、ハッキリと動物系の風味が!こちらのお店のスープって、昔から、旨味は十分だけど何がメインの出汁がいまいちわからないところがあったのですが、今回ようやく判明したような気がします。あとはひたすら、ピロピロ食感の平打ち麺を啜り、ホロトロのバラ肉に齧りつき、更に野菜をバリバリと。途中から卓上の、ラー油にニンニクとショウガを混ぜた薬味を投入していただいていた(塩味にも合いますね。)のですが、やはり、かなりお腹が苦しくなって参りました。なのでギブアップも脳裏にちらついたのですが、たまたま横を通りかかったマスターに、「野菜、足らなかったかな?」と言われ奮起。しかし、固形物は何とか食べきったものの、スープは断念してしまったという。どうでもいい話なのですが、最初に北の海部屋の門を叩いた際(ちなみに、新幹線の高架下にあった頃でした。)、何も知らずに味噌ラーメンと餃子を注文し、それでも何とか頑張って食べきろうとしている時に「大丈夫?全部食べられる?」と声を掛けられて以来、ここで残すのは何かマスターに負けた気がするんですよね。(もっとも、マダムは「多かったら残してくださいね」とおっしゃるんですが。)

味噌ミルクラーメン(野菜少なめ) 900円
味噌ミルクラーメン(野菜少なめ) 900円
 こちらは、家人がいただいた品。で、家人が言うには「今日のは麺の量が凄い」と、野菜少なめにしたにもかかわらずかなり苦戦を強いられているようでした。

 そんなわけで美味しくいただいたものの、今回は苦しい戦いとなってしまいました。なので次は「野菜少なめ」で頼もうとも思うのですが、多分また、そう言わずにノーマルのをいってしまうだろうなぁ。ごちそうさまでした。

平成29年8月訪問

愛知県名古屋市 麺屋 はなび 高畑本店

 今回名古屋に泊まることとなって、一番悩んだのが夕食。名古屋は美味しそうなお店が多く、いわゆる名古屋めしの中だけでも食べたい品は多数有ったりするので、それこそフードファイター級の胃袋が欲しいところですが、残念ながら常人並に毛が生えた程度のものしか持ち合わせておらず、どれか一品ということに。それで出発前、営業時間や定休日を勘案していくつかの候補には絞り込み、最終的にお伺いしたのがこちらのお店なのですが、最近、新しい名古屋めしとして目にすることが増えてきた、台湾まぜそば発祥のお店です。

 ちなみに、その台湾まぜそば。名古屋めしのひとつに、ラーメンに辛味の効いた挽肉である通称「台湾ミンチ」を載せた台湾ラーメンというのがあるのですが、ラーメン店であるこちらのお店でも出そうと試作したものの、こちらのお店のスープには合わず断念。ですが、台湾ミンチを茹でた麺の上に直接載せてはという話が出て、それがきっかけで台湾まぜそばができあがったそうですね。

 で、そんなこちらのお店。元祖小倉クリームから揚げをいただいた大須から、名古屋市営地下鉄を乗り継いで、東山線の終点である高畑駅へ。その間、天気が急に悪くなったようで、地上に出ると雷鳴が轟き雨もバシャバシャ降っているという。幸い、地下鉄出口近くにコンビニがあったのでそこに駆け込み、ビニール傘を購入。そこから数百メートル歩いてお店に到着したのですが、午後8時過ぎという通常のラーメン店では空いているであろう時間帯、更に悪天候であるにもかかわらず、店外には2人のお客さんが待っている状態でした。

 そこに並んでちょっと待ってから、店員さんの案内で入店。入口の所にある券売機で食券を買うシステムで、その最中、店員さんにせかされる感じが全くないのが良いですね。で、ノーマルの台湾混ぜそばと、缶ビールの食券を購入。食券はその場で店員さんに渡すのですが、その際、ニンニクの有無を聞かれました。その後更に店内(カウンターの後ろに9人くらい座れるようになっていました。)で、BGMのサザンオールスターズを聞きながら更に待つこと暫し。お店に到着してから30分ほどで、カウンターへとご案内になりました。

缶ビール 360円
缶ビール 360円
 カウンターに座るとすぐ、こちらが登場。その際、グラスの有無を尋ねられましたが、なんとなく無しでお願い。それでまずはググっと一口いけば、高畑駅からは雨が降っていたとはいえ、それまでは暑い中を歩きまわっていたので、スーパードライが染み渡りますね。で、注文は通っているので、飲みながら作るところを見ていたのですが、茹で上がった麺は、テボざるの中で、擂り粉木を使ってグリグリと揉んでいたのが印象的。これは、意図的に麺の表面を傷つけ、タレを絡みやすくするためらしいですね。その後、麺とタレとを丼の中で混ぜたのち、トッピング載せて完成のようです。

台湾まぜそば 810円
台湾まぜそば 810円
 カウンターに座ってから10分少々でようやくのご対面となった、我が台湾まぜそば。早速、レンゲと箸を使って全体をよく混ぜてからいただくのですが、一口目から凄く旨いですね!タレの他、麺の上には卵黄、ネギ、ニラ、魚粉、海苔、そしてニンニクが載っていたのですが、それらの塩(えん)味や辛味、コクまろい油っ気、そして香りなどが一体になり、味の情報量というか密度が濃く、まるで旨味の塊のよう。そこにニンニクのパンチが効いていて、全体を締めています。ちなみに、辛味はわりと強めに感じましたが、個人的には辛味増しも試したいと思いました。また、太い麺からは、個人的に混ぜそばで苦手な粉臭さは微塵も感じられず、タレが良く絡んだそれはチュルムチモチの食感。途中から、カウンター上の昆布酢を投入してみると良い感じ味変します。あと残しておいたビールとの相性も最高で、200gある麺が、一瞬にして無くなってしまいました。(大盛にしておけば良かったと後悔。)そして麺を食べ終わった後は、店員さんに追い飯をお願い。残ったタレや具材に白ご飯をよく混ぜていただけば、これがまた堪りませんでした。

 というわけで、初めていただいた台湾まぜそばですが、大変美味しかった!加えて、緊張感はありつつも嫌な感じはせず、お客さん一人一人をちゃんと見ている店員さんたちもハイレベルで、感心することしきり。それらが相まって、久しぶりに食べ物で感動することができました。ごちそうさまです。

平成29年8月訪問

東京都新宿区 麺屋 武蔵 新宿総本店

 これからしばらくの間、8月9日(水)~12日(土)の3泊4日(うち車中2泊)で愛知県の名古屋市と兵庫県の尼崎市(ようするに、名古屋競馬場と園田競馬場)などを旅行してきた時の記事が続きます。

 それでそのはじめが、バスタ新宿から名古屋行きの夜行バスに乗る前、夕食としていただいたこちらのお店。麺屋武蔵の1号店が青山に出来たのが1996年。ここ新宿では1998年の開店以来20年近くに渡って行列の絶えない超有名店で、個人的認識では、このあたりから凝ったつくりのラーメンが栃木の田舎者でも知るところとなったような印象があったりして。(余談ですか、かの『支那そばや』はこれよりも10年前に開店していますが、某TV番組)で、新宿は何度も訪れているわりに、こちらはまだお伺いしたことがなかったんですよね。

 その武蔵さんの新宿総本店。バスタ新宿(新宿まで乗ってきた湘南新宿ラインのホームもそうですが。)からだと甲州街道を跨ぐ分ちょいとばかり遠くなるのですが、それでも、10分も歩かずにお店に到着。時刻は午後10時頃と、閉店の約30分前にもかかわらず店内は満席で、入口のところ券売機で買った食券を店員さんに渡した後、少しだけ待ってカウンター席へとへ案内されました。ちなみに、食券提出時に麺は並盛りか大盛りが尋ねられたのですが、大盛りでも同料金なんですかね。(つけ麺は並盛りから特盛り(何と1kg!)まで同料金と、店頭に表示してありましたが。)あと、店内は至る所に宮本武蔵があしらわれていて、流石「武蔵」という感じで。

武蔵ら~麺 1150円
武蔵ら~麺 1150円
 それでいただいたのは、店名を冠したこちらの品。券売機にも「一番人気」と書かれていましたね。で、早速スープからいってみたところ、これが凄かったというか。こちらの現在のスープは鶏ガラ・豚骨から取る動物系スープと、鰹節・煮干しから取る魚介系スープをブレンドして使うWスープが特徴となっているのですが、濁ってないけど超濃密な旨味と風味が口の中に広がり、出汁に使われている素材が相当量使われているんだなぁ、と。また醤油ベースの味付けも、超濃密スープに負けずビシっと決まっていますね。それに合わせる麺は、ムチモチっとした食感の太縮れタイプで、スープに負けてないというか、一体感のある印象。個人的には、やたらと堅く仕上げていないことが好印象です。そして具は、ドドンと載る豚の角煮はトロトロ食感で、また十分な下処理がされているらしく、しつこさがないのが良いですね。あと味玉も負けていないというか、卵自体の味も濃いのですが、このラーメンの中に入っても存在感を失わないためか味付けも濃い目。メンマは、色の濃い見た目ほどキャラクターが強くなく、息抜き的な印象です。それと、カウンター上に、コショウの替わりか武蔵生七味というのが置いてあったのですが、まずは少量、レンゲに取って使用してみたところ、確かに、唐辛子を中心にした複雑なその辛味と風味は、コショウよりもこのラーメンに合うんじゃないでしょうか。

 というわけで大変美味しくいただいたのですが、こちらのお店のラーメンが約20年前に出てきた時は、さぞやインパクト十分だったでしょうね。で、そこから進化を続け、今も沢山の人を引きつけているのは、凄いと思いました。ごちそうさまです。

平成29年8月訪問

栃木県大田原市 横浜家系ラーメン 喜多見家 大田原店

 個人的にラーメンは昼食にいただくことが圧倒的に多かったりするのですが、この日は家人共々何か駄目な日というか、夕食がどうしても決まらず、色々迷走した後、最終的にこちらのお店にお伺いすることに。

ジョッキ生ビール 400円
ジョッキ生ビール 400円
つまみ(ネギチャーシュー) 300円
つまみ(ネギチャーシュー) 300円
 個人的にこの日は飲みたい(というか飲まなきゃやってられない)日だったので、帰りの運転は家人にお願いしてまずはこちらの品々を。で、こちらのお店では初めていただく生ビールですが、何気にリーズナブルですね。あと、つまみはこの日、ネギチャーシュー、メンマ、えだまめの三択となっていたのですがこちらをチョイス。チャーシューに小口切りの白ネギ、タレとブラックペッパー、をかけたものに白髪ネギをトッピングしたものです。で、こちらのチャーシュー。普段は濃厚なスープに浸かっているのであまり気にしていなかったのですが、単体でいただくとかなりコッテリなんですね。お陰でビールが進みすぎ、1杯じゃ足らないような…。

味玉ラーメン 800円
味玉ラーメン 800円
ライス 100円
ライス 100円
 そうこうしているうちにラーメンが登場。いつものとおり味濃いめでお願いしました。で、コッテリ濃厚で脂感たっぷりのスープに味濃いめにしたことによってビシっ締める醤油味、そこに入るムチモチっとした麺の組み合わせは、こんな時でもやっぱり旨いですね。コショウ、ショウガ、そしてニンニクで味変しつつ、思わず追加してしまったライスと共にいただけば、もう。あと、少々と言うにはちょいとばかり多く残ってしまったネギチャーシューは、ライスの上に投下。途中からネギチャーシュー丼にしていただきました。

ラーメン 700円 + ほうれん草増し(たくさん) 100円
ラーメン 700円 + ほうれん草増し(たくさん) 100円
 こちらは、家人がいただいたもの。油少なめあとは普通で注文していました。

 というわけで、初めは美味しくいただいていたのですが、途中から隣のボックスに、香水付けすぎた男女二人連れが座ったものだから…。時折強く感じるその臭いのお陰で味わうどころではなくなり、急いで食べ終わしたのは勿体なかったです。やっぱり、駄目な時は何をやっても駄目なものですね。ごちそうさまでした。

平成29年7月訪問

栃木県宇都宮市 ラーメン 山岡家 宇都宮鶴田店 【閉店】

 一泊の人間ドックが終わったこの日。病院から直行したのがこちらの山(山岡家の個人的呼称)。別にドック前、こちらのラーメンを一度や二度いただいたところでその結果に重大な影響がないことは判っている(そりゃ、ドック前の暫くの期間、一日三食こちらのラーメン食べ続けていたらヤバイかもしれませんが。)のですが、心理的なもというか、ケジメとして暫く前から(ゴールデンウイークにいただいたこちらは例外ということで…。)山断ちをしていたもので。

辛味噌ネギラーメン(激辛) 830円 + 味付玉子 90円 + のり増し 60円
辛味噌ネギラーメン(激辛) 830円 + 味付玉子 90円 + のり増し 60円
特製ギョーザ(サービス券5枚で無料) + 半ライス 110円
特製ギョーザ(サービス券5枚で無料) + 半ライス 110円
 それでいただくは、ずっと食べたかった辛味噌ネギを。こちらに向かう車中では、中盛りにしようかとも思ったのですが、サービス券で餃子もいただこうと思っていたので、結局はノーマルに。あと、味の濃さや油の量、麺の固さは、鶴田店にお伺いするのが久々だったこともあり全部普通でお願いしました。で、登場してまず、レンゲでスープを一口。現在の鶴田店でも、やはり激辛だと味が濃く感じますね。(次は味薄めでも良いかも。)でも、この過剰な油に過剰な旨味に過剰な豚骨感。そこにビシビシっと効いた唐辛子の組み合わせは、思わず「これが欲しかったんだ!!」と叫びたくなる味でございます。その後、ニンニクをレンゲでスープに溶き、全体に投下。その一部ニンニクの掛かったネギは、半分ちょっとを半ライスに移植して戦闘準備が完了。あとは、麺を啜り(この時、欲張って沢山の本数にしないことが美味しくいただくポイント。)、スープを啜り、時折チャーシューやホウレン草をつまみ、ラストはお酢を投入して最後の一滴まで。ライスは餃子で一口いったあと、油でテカテカになったラーメンの海苔でネギと共に巻き、更にそこにチャーシューや味玉も一緒に巻き、最後は残しておいた海苔とチャーシューと味玉を載せた後、スープ掛けてズルズルと。餃子はそのまま食べたり、酢とラー油(個人的に一番好きな食べ方です。)に付けたり、ラーメンのスープに浸したりして。そんな感じで堪能し尽くしたのですが、やっぱり中盛りにすれば良かった!(むしろこの日のコンディションなら大盛りでも全然いけたかもしれません。)

 というわけで久しぶりの山だったのですが、暫く我慢していたため、殊更美味しく感じました。ごちそうさまです。

平成29年7月訪問

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栃木県のちょいと北の方に住んでいるアラフィフのオッサン。
ラーメン・そば・うどんなどの食べ歩き、乗り鉄、競馬の旅打ち、モータースポーツ観戦、PC自作など嗜んでいます。

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