たひお備忘録

趣味の活動記録。
【タイトル題字:細身のシャイボーイ様】

栃木県宇都宮市 仙台蔵出しみそラーメン 髙なべ 下岡本店

 この日は宇都宮での用足しがあったのですが、この朝、お店のSNSでゲリラメニューを出されると知ったので、それ目当てに用足し後にお伺い。

【梅塩らーめん 茶漬飯セット 1050円】
梅塩らーめん 茶漬飯セット 1050円(ラーメン単品だと910円)
梅塩らーめん 茶漬飯セット 1050円 のお茶漬け飯

 それがこの、梅塩ラーメン。早速、若干濁りのあるスープをいってみたところ、動物系+αと感じた出汁はまろやかで旨味が十分にあり、塩味は結構濃い目。そこにフライドオニオンと揚げ玉が油っけと香ばしさプラスし、他にも麺の上に載ったとろろ昆布、鰹節、青じそ、青ネギ、梅干しといった具材から、香りや、それぞれの持つ味が加わって、あっさりめな中にも複雑な味わいになっています。またそれに合わせるのは、太麺と細麺を選べる中、今回は細麺をチョイス。加水率は低めでしょうか。食感や動きが、最初はやや固めな印象。もっとも、すぐに馴染んでくる感覚がありましたが。そして具は、前述の品々の他、こちらのお店標準の立派なチャーシューは柔らかいけど肉の食感を残した仕上がりで、味付けも肉そのものの味を残して仕上がりなのが良いですね。それとメンマも、こちらのお店標準の、極太タイプで発酵味がありしっかりとした味付けのもの。それで途中から梅干しを潰して味変しても、よりサッパリ感が出てヨシ!更に、あられや海苔などが載った茶漬飯に残ったスープを掛けていただけば、これがもっとヨシ!というか、むしろこれを味わうためにこれまでがあったのでは、という感すら感じた次第。

 というわけで、美味しくいだいたのですが、特にお茶漬けには大変満足させていただきました。ごちそうさまです。

令和2年6月訪問

栃木県那須塩原市 ふうふう亭

 この日は、動物系の出汁の効いたラーメンが食べたくなり、その時に思い浮かんだこちらのお店まで。

【ワンタンメン(こってり醤油) 780円 】
ワンタンメン(こってり醤油) 780円
【サービスのライスと小鉢(鶏キムチ)】
サービスのライスと小鉢(鶏キムチ)

 ですが、コク旨醤油で頼むつもりが、昨日(前記事参照)のアタマ悪いノリがまだ残っていたのか、注文時に間違えてこってり醤油にしてしまったという。「これで2日連続の背脂だ。わーい。」という感じで。

 それで登場してまずは、わりと大きな粒の背脂が浮いたスープからいってみたところ、香りでまず感じるのはその背脂、そして醤油という感じ。で、口に入れれば背脂のおかげでコッテリ感はアップしたものの、ベースとなる鶏+豚をあわせたのコクのある旨みたっぷりのまろみある味で、そこにしっかり目に効かされた醤油が、また。ちなみに背脂は、若干プリっと感残す固さに仕上げられています。またそこに合わせるのは、若干ガシっとしつつもモチっムチっとした食感の中太縮れ全粒粉麺。それと具のワンタンは、皮しっかり、ショウガが香る中の餡もしっかり。あとチャーシューは、こちらのお店標準の、お肉がホロっトロっとした食感のもので、細めのメンマは柔らかく仕上がっています。

 加えて、サービス小鉢に入った鶏キムチは、鶏肉が沢山。で、これまたサービスのライスに背脂乗っけて鶏キムチと共に食べたら、これが危険な味というか、いい意味で人が終わる味でしたね。

【ワンタンメン(あっさり醤油) 780円 】
ワンタンメン(あっさり醤油) 780円

 こちらは、同行の相方がいただいた品。私がいただいた「こってり」とは対極的な「あっさり」ですが、こちらはこちらで鶏の風味や旨味がしみじみと。ほんと、優劣ではなく好みの問題ですね。

 というわけで、今回も美味しくいただき、かつ満足させていただきました。ごちそうさまです。

令和2年6月訪問

福島県西白河郡泉崎村 椿ラーメンショップ 泉崎店

 外出自粛要請が全面的に解除になったからといって、タガが外れたわけではないのですが、この日またドライブがてら県境を超え、久しぶりにこちらのお店まで。

 お店には、土曜日の午前11時半頃到着したところ、駐車場は結構いっぱい気味で、中には栃木県南のナンバーのクルマも。幸い店内のテーブル席が空いていたようだったので、入り口のところに置いてある券売機で食券を購入してから入店。久しぶりの越県訪問だったので余計なこと考えず、というかアタマ悪く「たべたいものをたべる。」ことにしました。

【背脂ネギ味噌ラーメン 890円 + 味付玉子 100円】
背脂ネギ味噌ラーメン 890円 + 味付玉子 100円

 それで籍についてすぐに食券を提出し、サービスのキムチをいただきつつ待つこと少々で登場したのがこの、背脂ネギ味噌ラーメンに味付玉子を追加したもの。早速スープからいってみたところ、背脂のコッテリ感、濃い目に効かされた味噌ダレ、スープの豚骨感と旨味、全てが暴力的(褒め言葉です!)で、何とも良いですね。そこに、ニンニクをスプーン山盛り1杯投入。今回は落としてからは混ぜ込まない爆撃方式ではなく、レンゲにとってスープに溶かしたものを全体にふりかけて味を落ち着ける感じに。(冷静に考えると、生のおろしニンニク入れて落ち着けるって、明らかに変なんですがね。)そして、啜り心地が若干モソっとしてるけど歯ごたえがある細めの自家製ラーショ麺を啜れば、これが、もう。更に、ザキザキしたネギとそれに混ざる柔らかなチャーシューも一緒に口にいれれば、また。たまに柔らかなワカメや、追加した火の通り加減・味加減とも良い感じの味玉もいただき、更に麺とスープをズルズル。ほんと、腹具合を考えなければ、ずっと食べていたいくらいです。

【ネギとろろ丼 390円】
ネギとろろ丼 390円

 こちらは、一緒にいただいた品。もちろん、アタマ悪く「たべたいものをたべる。」ことにしたので、ネギが被っても気にしないというか。で、暴力的なスープが無い分、ネギの味付けがよく分かるのですが、改めて味わうと、コショウが結構効いてるんですね。更に、スープにたっぷり浮く背脂を掛けて、ラーメンの海苔を移植してトロロと共にかっこめば、これがいい意味で危険な味でした。

【ネギ味噌ラーメン 840円 + 味付玉子 100円】
ネギ味噌ラーメン 840円 + 味付玉子 100円

 ことらは、同行の相方がいただいた品。背脂入れなくてもコッテリだし、味噌だれも濃い目に効かされているので、これでも充分暴力的で、「美味しいけど次は味薄めで頼みたい。」とのこと。

 というわけで、今回もどれも美味しくいただき、久しぶりのこちらのお店を堪能することが出来ました。ごちそうさまです。

令和2年6月訪問

栃木県宇都宮市 村岡屋 本店

 この日は所用で宇都宮からの昼食となったのですが、その際に時間的に余裕をもたせたのは、久しぶりに、行列店のこちらのお店にお伺いしたかったから。

 お店には午後1時近い頃に到着したところ、そんな時間でも店外待ちが数名。もっとも、今回は時間に余裕をもたせたことが幸いして、店内で食券を買った後、余裕で待つことができたのですが、さほど待たずに店内にご案内。なので消毒して店内に入ると、相席となるテーブルには個別の仕切りが設けられ、しっかりとこのご時世の対策がなされているよう。常に混雑しているお店ですが、これなら安心して食事が楽しめますね。

【TKM(250g・鰹) 700円】
TKM(250g・鰹) 700円

 それで今回メインでいただいたのが、TKG好きの自分的にはずっと気になっていて、加えてこの日の暑いくらいの陽気にぴったりだったTKM。麺量は同価格で250gと350gが選べ、また味のほうもレモン、鰹、かき揚げ、ラー油と4種類から選べるようなのですが、今回は250gと鰹でお願いしました。

 食券提出からあまり時間をおかずに登場したのは、一度茹でた麺を締めた後、冷蔵庫でキンキンに冷やしているからでしょうか?で、まずは麺とタレ、生玉子と鰹節を全体的に混ぜようとしたところ、それだけでわかる麺の強(こわ)さ。それによって全体を絡めるのに一苦労しつつその麺を口に入れると、しっかりと冷たい極太の麺は、ソリッドな硬質感のなかにグミモチシコっとした食感が。最近体力の低下が著しい私のようなオッサンだと、噛むのに顎が疲れるほどですが、だが、そこが良いというか、噛みしめるほどに、麺自体の味をしっかりとした小麦の味を感じることが出来ます。またそれに絡まるタレは、醤油味ベースだと思ったのですが、冷たい麺に生卵という組み合わせでも、そのタレと鰹節の風味・旨味で、生卵の生臭さを上手く消してコクとまろやかさを引き出す、何とも良い塩梅になって。もっとも、卵そのものも相当良いものを使っておられるというか、この卵ならこの麺に負けないなと思いましたが。あと、混ぜずにちょいちょい付けていただいたワサビのアクセントも、実に良く合っています。そして麺を食べ終えてタレが少々残ったところに、こうなることを見越して、後述するポクステ丼のご飯を二口程残しておいたものを投入。それも、間違いのないブラボーな味でした。

【ポクステ丼(小) 330円】
ポクステ丼(小) 330円

 こちらは、一緒にいただいた品。ご飯の上には低温調理されたであろう豚肉が載り、その上にタレがかかっているという感じで。で、その豚肉ですが、とってもジューシーかつ噛みごたえのある仕上がり。良い肉喰ってるぞ感がすごいですね。またタレはタマネギベースの醤油味でしょうか。甘味の効いた味付けで、それがご飯と相性よくしているような。あと薬味的白ネギも豚肉のコッテリ感と合い、更にアクセントにはコショウでしょうか?後口に、それっぽい痺れを感じたような気がしました。

 というわけで、どちらも美味しくいただき、満足させていただきました。そしてそれと同時に、以前いただいたことがあるつけ麺も味が進化したと聞きますし、この日は品切れとなっていた汁なしなど他にも気になる品がありますので、また機会を作ってお伺いしたいと思います。ごちそうさまでした。

令和2年6月訪問

栃木県宇都宮市 らあめん厨房 どる屋

 毎週土・日・月曜日には、「黄金の」と付く様々な素材の限定ラーメンを提供されているこちらのお店。なかなかタイミングが合わずその時にお伺いできなかったのですが、この日は是非とも一度いただいてみたかった「黄金の鮎らーめん」だったことに加え、今回は更に凝ったスペシャルな品もあるということで、開店に間に合うよう万難を排してお伺い。

 お店に着くと、既に先客が何人かいたのですが、この順番なら、お目当ての品にありつけそう。なのでちょっと安心してその後ろにソーシャルディスタンスを保って並び、待つこと少々で開店。入店するとカウンターに案内されましたが、隣の席と仕切り状のものががあったりと、ほんと、新しい生活様式は始まっているんですね。

【美味礼賛 黄金の鮎らーめん(大盛) 1450円】
美味礼賛 黄金の鮎らーめん(大盛) 1450円

 それで無事いただくことができたお目当ての品が、美食に関する歴史的名著の邦題「美味礼讃」(余談ですがこの邦題、原題の直訳とは全く違うのですが、もの凄く良い題だと思います。)が付けられたこちらの品。大谷石のプレートと箸置きの上に、杉の木の丼に入ったラーメン、笹が敷かれた竹籠に入ったメンマとチャーシュー、檜葉(ヒバ)のコップに入ったお冷という、凝った什器で登場。で、提供された際に奥様から、まずは檜葉のコップに入ったお冷で木の香を感じてからラーメンを、との説明が。

 竹籠からは、竹炭で燻される笹の香りが漂ってくる中、言われたとおりお冷からいただけば、冷水が爽快な木の香を纏って、これがとても良いスターター。次にスープをいってみると、以前いただいた鮎のラーメンはもっと鮎がストレートに来ていた気がしたのですが、今回のは鮎と共に感じる「甘い」と表現したくなる香りは雉由来のものでしょうか?それらが相俟った、奥ゆかしさの中に鮎を感じる精緻な香りに、あくまでナチュラルなそれらの旨味が必要十分という感じで屋台骨を支え、キリっとやや濃いめの塩味が、全体を引き締めているような。またそれに合わせる細身の麺は、食べ始めは硬質な密度感があり、食べ進むうちに全体と馴染んでいく感じが良いですね。そして具は、いつものサクプリっとした食感と確かな仕事が感じられる焼豚が、燻された笹の香りを纏って更に趣を増しているのですが、それよりも、それと一緒に燻されている宇都宮市の若山農場さん謹製の、孟宗竹を使って発酵させずに作ったというメンマが白眉。焼豚風の味付けとのことですが、心地よい歯応えで噛みしめると何とも良い味わいが口の中に広がります。で、それら具を間に挟みつつ、大盛りにした麺を夢中で啜り終え、余韻を楽しみつつ残ったスープを完飲。食べ始めから最後まで、何というか、天然由来のラーメンを、自然の中で、思いっきり味わったかのような感覚がありました。

 というわけで、大変美味しくいただいたのですが、ラーメンとして気軽にいただける値段ではないものの、ほんと、単純な「味」だけではない満足感がすごかったですね。ごちそうさまでした。

令和2年6月訪問

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栃木県のちょいと北の方に住んでいるアラフィフのオッサン。
ラーメン・そば・うどんなどの食べ歩き、乗り鉄、競馬の旅打ち、モータースポーツ観戦、PC自作など嗜んでいます。

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