趣味の活動記録。
【タイトル題字:細身のシャイボーイ様】
横浜のラーメン食べ歩き3軒目は、説明不要の超有名店、『家系』ラーメンの総本山である、吉村家さんです。実は、今回の食べ歩きの一番最初にお伺いしたかったお店なのですが、たまたまお伺いした5月13日(火)がGWのからみで臨休となっていて、15日(木)の昼時に、再度訪問となりました。
そのお店は、横浜駅の相鉄乗り場というか相鉄ジョイナスというか高島屋のあたりから東急ハンズの前の通りをまっすぐに進み、大きな通りにぶつかったら鋭角に左折してすぐのところにあり、駅から徒歩10分はかからなかったかと。お店に着いたのは午前11時半頃だったのですが、既に10人ほどの行列が出来ていました。とりあえず店内に入り、券売機でラーメンと味付玉子の食券を購入してから列の最後尾に。店内は入れ替え制というか、一度に作るラーメンの数だけお客さんが入れ替わるシステムで、並んでいるうちに食券を確認され、店内に入り席に着くと家系ならではの麺の固さ・油の量・味の濃さを確認されます。さすがに人気店というか、連日行列が絶えないお店だけあって、このあたりのオペレーションはさすがですねぇ。
ラーメン 630円 + 味付玉子 80円
というわけで、それほど待った感覚はなく、カウンターに座るとほどなくしてラーメン+味付玉子が登場。麺の固さ・油の量・味の濃さは全て普通でお願いしたのですが、スープは醤油っぽい色で結構濃い色が付いています。それで早速、スープからいただくと、豚骨や鶏ガラ、それに表面の鶏油などから充分な旨味やコクを感じるのですが、想像していたのよりサラっとしているというか、濃いめの醤油ダレと相まって割とキレのある味に感じます。また麺は、有名な酒井製麺製の、やや平べったい太めのストレート麺。ノーマルでも、若干固めの茹で加減に感じました。そして具は、家系定番の海苔(パリパリ)やほうれん草(わりとたっぷり入っていました)、それに追加した良い塩梅の味付け玉子など、それぞれにいい感じなんですが、ちょっと驚いたのはチャーシュー。今までいただいた家系のお店ではこんなスモーキーなチャーシューにお目に掛かったことがなかったのですか、そのスモーキーな風味としっかりとした噛み応えが、とてもラーメンと合っているというか。
というわけで、家系の総本山を堪能させていただいたのですが、個人的には『家系』というと、今までの個人的経験により、どうしてもトロッとするほどコッテリとした濃厚なスープを想像していました。ただ、今回、総本山であるこちらのラーメンをいただくと、『家系』の味って、コッテリとしつつもそれほど重くないというのが本来の姿なのでは?と思うようになったというか。また、一昨日訪問し、想像よりアッサリした味という印象を受けた近藤家本店も、家系の源流に近いところからの独立ですし。もっとも、いただいて、「旨い!!」と思えるなら、どうでもいいことなんですがね。ごちそうさまです。
平成21年5月訪問
横浜のラーメン食べ歩き2軒目は、家系ラーメンと並ぶ横浜発祥のラーメン、サンマー麺をいただくべく、こちらのお店にお伺いしました。ちなみにサンマーメンとは、醤油味(塩味もあるらしい)のラーメン(というか、中華汁ソバ)の上に、モヤシなどを炒めトロミをつけたあんかけが載った料理で、発祥や起源とされるお店は幾つかあるようなのですが、こちらのお店のそのうちの一つとのこと。家系ラーメンのように全国的な知名度はないと思うのですが、歴史はこちらのほうが有るようです。
そのお店には、市営地下鉄の板東橋駅を降り、地図を頼りに向かいましたが、どうやらこのあたりは、とてもアダルトな店舗が建ち並ぶ一角のようで、明るいうちから店舗入り口に立って頑張って仕事しているお兄さんをかわし、何とか到着。お店の外観は、見るからに歴史のある、街の中華料理屋さんといった感じです。その印象は店内に入っても変わらず、店内に漂う匂いや卓上に置かれたガムの自販機、それに失礼ながらフロア担当のお姉さん達や厨房にいるシブい店主さん?にも、歴史を感じました。それでお伺いしたのが午後4時半過ぎという中途半端な時間のせいか、先客はなし。席に座ると、迷うことなくサンマーメンをお願いすると、厨房からは何かを炒める音が聞こえはじめ、店内のテレビで流れていた再放送の水戸黄門のクライマックスシーンを見ているうちに登場しました。
サンマーメン 600円
で、そのサンマーメン。まずはあんかけを混ぜずにスープのみいただいてみると、ベースはガラ系と思われる中華っぽいスープなんですが、それだけではないような風味と旨味があり、それに、しっかりとした醤油味が付けられていました。また、上に載ったあんかけからはゴマ油の香ばしい香りが漂ってきて、いかにも中華麺っぽい細めのウェーブがかった麺をいただくと、そのあんかけが自然と麺に絡んできます。あんかけのトロミは結構固めで、具のモヤシ、タマネギ、ニンジンキャベツなどの野菜はシャキシャキ。他にはキクラゲや豚肉が入っていました。それにしても、このあんかけは熱々ですね。全体的な量は少なめだと思いますが、熱くてこだっこいあんかけ、堅めの歯応えの麺と野菜、それに濃いめの味付けと相まって、結構食べ応えがあったのですが、あんかけの載ったラーメンという料理から個人的に想像していたような優しい味ではなく、実際にいただいてみると結構ハードというか、男っぽい硬派な味という感じが、ちょっと意外に感じました。
というわけで、老舗で歴史あるメニューを堪能いたしました。ごちそうさまです。
平成21年5月訪問
少し前、(小庵喜多さんの)新幹線コンコース内の2号店でいただいたのですが、今度は東西自由通路内にある1号店で。それにしてもこちらは、ホームにある『野州そば』と比べて、圧倒的にメニューの数が多いですねぇ。かけ、月見、きつね、たぬき、なめこ、山菜、めかぶ、とろろの他、天ぷら系にいたっては、天ぷら(かき揚げ)、天玉、いか天、舞茸天、海老天、特上海老天、それに、このあたりでは珍しいごぼう天まであり、おまけに夏季はそれらの冷やしメニューまである模様。そんな中から今回は、舞茸天そばを大盛り生玉子入りでいただきました。
舞茸天そば 430円 + 大盛券 100円 + 生玉子 50円
で、お味の方は、『野州そば』と比べて若干甘めで塩気控えめのつゆに、冷凍とおぼしき(間違っていたら申し訳ない)ソバ。それに、舞茸天は結構香ばしかったです。個人的な好みを言わせていただけば、これで、つゆの塩気というか味が、もう少し濃かったら良かったんですがねぇ。
余談ですが、昔『喜多』が開店した当時の記憶では、醤油がビンビン効いた『野州そば』に対して、醤油というか塩気が効きつつも甘み(みりん?)も効いた『喜多』という感じで、どちらも甲乙付けがたかったのですが子供の味覚だと『喜多』に軍配が上がる気がしました。で、それからン十年経ち、昔の記憶と変わらない味の『野州そば』に対して、こちらは甘味が効いているという特徴は一緒とは言えそれ以外はずいぶんと味が変わったなぁ、なんて思うのですが、もっとも、味覚とか記憶ほど曖昧な物は無いですから、私の勘違いかもしれませんが。
ごちそうさまでした。
平成21年5月訪問
5月の中旬に、所用で横浜方面にお伺いしたのですが、その時に、折角なのでいろいろとラーメンをいただいてきました。(実は、先日記事をあげたラーメン二郎の三田本店も、その時というか、行く途中に寄らせていただいたんです。)で、今回から暫く、その時にお伺いしたお店の記事が続くのですが、その1軒目は、家系ラーメンの有名店、近藤家さん。なお、家系ラーメンについては、例えば、家系の総本山である吉村家では直系の8店(吉村家は除く)のみを家系として認めているとか色々とあったりするのですが、個人的には、直系・傍系含め系列の店で修行された店主さんが、独特の風味がする茶褐色に濁った醤油味の豚骨スープに鶏油(チーユ)が浮きチャーシューと海苔とほうれん草が載ったラーメンを提供すれば『家系』だと思ってしまうのですが…。
と、例によって前置きが長くなりましたが、お店の方は、市営地下鉄の北山田という駅から大きな通りを歩いて数分ほどのところに。個人的に横浜は不案内なもので、泊まっていたみなとみらい地区の外れからそこに至るまでが結構時間がかかってしまい、お店に着いたのは午後9時半過ぎ。しかも、某グルメ系サイトの情報により営業時間が実際には午後10時までのところ午後11時までと思い込んでいた為、危なく食べ逃すところでした。(ちゃんと調べないとなぁ。)
さすがに閉店間際なのでお客さんは少なく(それでも5~6人はいましたが)、ラーメンと味付タマゴの食券を購入購入してから空いたカウンターに。また、噂に聞くキャベチャー(家系のお店でよく出されるという話ですが、私が今までにお伺いしたお店ではお目に掛かったことがなかった)も追加でお願い。食券を出すと、家系ならではの味の好みを尋ねられますが、全て普通でお願いしました。
キャベチャー 150円(値段間違っているかもしれません)
するとまず、キャベチャーが冷蔵庫より登場。器が深めで結構容量があり、それにギッシリと詰まっていました。早速いただくと、生っぽい食感のキャベツと薄く角切りにされたチャーシューにゴマ油や調味料が絡んでいて、これがなかなか。自分は普段、ラーメン屋さんでビールは飲まないのですが、これはビールが欲しくなる味ですねぇ。
ラーメン 660円 + 味付タマゴ 100円
キャベチャーをついばんでいると、やがてメインのラーメンが登場。丼の表面には大判の海苔(2枚)が覆っていますが、その海苔をどかすまでもなく、表面は鶏脂が結構大量に浮いているのがわかります。それでまずはスープを啜ると、表面の鶏油や濃いめのタレ、それに調味料でパンチは効いているのですが、想像していたよりアッサリというか、あまり濃度のないサラッとした印象を受けました。(さすがに家系だけあって、また、表面の鶏脂のおかげでそれなりにコッテリとはしていますが。)また麺は、家系らしいモチっとした食感の太麺で、茹で加減は程よく。そして具のチャーシューはトロトロというより歯応えを感じるタイプで、追加した味付タマゴは味加減、火の通し加減が絶妙。また、途中から卓上のニンニクなどを投入してみましたが、前述のとおりスープ本体がサラッとしているせいか、それらの風味が強く感じられるような気がしました。あと最後は、残ったキャベチャーを投入すると、冷たいキャベチャーによって若干スープがぬるくなってしまうのですが、味の相性はいいですね。
というわけで、有名店の一杯、堪能いたしました。ごちそうさまです。
平成21年5月訪問
あれは3年前の東京出張の折、何とか時間を作ってお伺いしたものの、タッチの差で麺切れ終了に泣いて以来、ついに念願の、ラーメン二郎三田本店にお伺いすることができました。
京浜東北線を田町で降り、お店に到着したのは午前10時頃。この時間でも店外で数人の待ち客が。その最後尾に並び、順番となったのでラーメンの食券を買い、席が空くと助手さんに案内されカウンターに。食券をカウンターの上に出し、出されたお冷やを上から降ろし、しばしの待ち。厨房では、店主さんが黙々と麺を茹でておられます。やがて麺が茹であがり助手さんからトッピングを聞かれたので、「ニンニク」とだけお願いすると、とうとう、念願の三田本店のラーメンが、店主さんから手渡されました。
ラーメン(ニンニク) 600円
はやる気持ちを抑えつつ、丼に直接口を付け(ちなみにレンゲはありません。)、まずスープを一口。初めは、表面に集まった脂の味に圧倒されますが、よくよく味わってみると、豚肉・脂・醤油(カネシ)・みりん(キサイチ)旨味・調味料(グルエース)の味が一体となった、とても豪快なんですが、しっかりバランスも取れている味に感じられます。また、白っぽい平打ち麺は、若干柔らかめの食感。ただ、この食感が、小麦の味がとても感じられる麺の味を、より感じさせてくれる気がします。そして具は、絶妙に味の浸みたフカフカかつトロトロの食感の豚に、クタっとした茹で加減のヤサイ。豚はとても大きく食べ応えがあったのですが、これなら、豚増しにすれば良かったかなぁ。
というわけで、二郎の本店を堪能したのですが、何ていうか、さすがに三田本店のラーメンは、とっても旨かったです。で、その旨さのポイントになっていると個人的に感じたのが、いろいろな種類の「甘み」かなぁ、なんて。よくテレビのグルメレポートなんかで、レポーターが美味しいものを「甘くて美味しい」と表現していて、個人的にはそれがあまり好きではないんですが、こちらのラーメンは、脂、小麦、野菜、調味料の持つそれぞれの「甘み」が、醤油の味を中心にして絡み合って、ものすごい旨さになっているんだなぁ、なんて、いただきながら思ったりしました。それから、こちらのラーメンって、事前に聞いていたとおり量はものすごいんですが、前述のとおりとても旨いので、麺とヤサイ、豚を食べきるのはさほど苦労はしませんでした。さすがに、最後に残ったスープを飲み干そうとした時、生理的にヤバイ感じはしたのですが…。(でも結局、折角なので飲み干してしまいましたが。)
それにしても感無量、というか、ようやく本懐を遂げることができました。そして、いつか必ず、また来たいと思います。ごちそうさまでした。
平成21年5月訪問
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