たひお備忘録

惑い迷える40代の、食べ歩き、競馬の旅打ち、城巡りなんかの記録。
【タイトル題字:細身のシャイボーイ様】

私的 台湾鉄路千公里 【平成30年7月31日~8月4日】 その7

新竹駅に停車中の七堵行き138次自強号

 台湾鉄道旅も、4日目後半に突入。(ちなみに1日目2日目前半2日目後半3日目前半3日目後半4日目前半。)
 予定どおり台中線(山線)まで乗り終え、あとは内湾線と六家線に乗った後、台北へと戻るだけとなりました。しかし、そこである問題が……。


内湾線、六家線

 新竹(シンチュー)からは内湾(ネイワン)線、六家(リュージャー)線という2つの支線に乗った後、17時41分発の484次自強号(ツーチャンハオ)で台北まで戻る予定だった。そのため15分以上ある乗換時間を利用して切符売場に行き、TR-PASSとメモを見せて座位券を確保。
 そういえば、ここもそうだったのだが、台鉄のある程度以上大きい駅の切符売場窓口は、圧倒的に女性職員が多い。というか、男性職員が居た記憶が無い。もっとも、私が女性しか見ていなかったからかもしれないのだが。

 それでこれから乗る2つの路線。まずは内湾線であるが、新竹と内湾の間27.9kmを結ぶ路線である。太平洋戦争中の1944年に建設が開始されたが、資材の不足により完成することなく終線。戦後は政府が建設を進め、1947年に途中の竹東(チュードン)まで開通。その時の路線名は竹東線だった。その後1950年に合興(ヘーシン)まで延長され、翌1951年に内湾まで全通。路線名も内湾線となった。元々は木材や石炭、セメントなど貨物輸送が主で、特に沿線で生産されるセメントは、工場への専用線がいくつも分岐していたらしい。また旅客列車は、機関車が旧型の車両を牽引する客車列車が主体だったそうだ。
 そして2000年代に入ると、内湾線は、政府が進める「新十大建設」のうちの一つ「台鉄捷運化」によって、路線の改良及び2007年に開通した台湾高鉄とのアクセス路線として整備されることになった。その為、2007年から新竹と竹東の区間を運休。北新竹(ベイシンチュー)など新駅の設置、北新竹から竹中(チューチュン)の間を高架化のうえ新竹と竹中の間7.9kmの複線電化が行われた。また竹中から高鉄の新竹駅に隣接する六家までの間3.2kmに、高架複線電化の六家線の建設が行われた。
 これらの工事は2011年に完成し、その後は新竹から竹中を経由して六家の間に電車が直通運転されるようになった。一方、竹中から先の内湾線は、これまで同様の非電化単線のまま残され、ディーゼルカーが一部列車を除き竹中と内湾の間を往復する路線となったが、近年は内湾を初めとする沿線の観光地化が進んだため、観光客輸送も担っているとのことである。

【新竹駅の駅名標】
新竹駅の駅名標
【新竹駅に停車中の六家行き1744次区間車】
新竹駅に停車中の六家行き1744次区間車

【高架線へ登る付近で車窓から見た縦貫線】
高架線へ登る付近で車窓から見た縦貫線
【新荘駅発車後の車窓から見た竹中駅方面】
新荘駅発車後の車窓から見た竹中駅方面

 そんな2つの路線を、内湾、六家の順で乗ることにするが、この順番は、たまたま乗り継ぎが良かったのでそう決まったものだ。
 まず乗るのは、新竹14時29分発の、六家行き1744次区間車。内湾線の列車が発着する第3月台に降りると、折り返し運転となるEMU500型電車の4両編成が丁度到着したところだった。早速最後尾となる車両に乗り込むが、発車時刻となっても車内はガラガラ。この車両は私を含めて3人しか乗っていなかった。
 定刻に新竹を発車した列車は、貨物駅の脇を通って2011年に新設された北新竹に到着。縦貫線にも駅が設置されているのでここが両線の接続駅となるのだが、内湾線の起点は新竹であるらしい。北新竹を発車後、縦貫線とぐいと分かれ高架線に登り、あとは街を遠目に眺めつつ走ることになる。
 新荘(シンチェン)発車後、線路は大きく左にカーブし、六家線の分岐駅である竹中に到着。この車両の乗客は竹中到着時に2人しか乗っていなかったが、列車前方の車両に固まって乗っていたようで、ここで結構な人数が降りた。

【竹中駅の駅名標】
竹中駅の駅名標
【竹中駅に停車中の内湾行き1824次区間車】
竹中駅に停車中の内湾行き1824次区間車

 竹中で降りた多数の乗客は、大部分が次の内湾行きが出る第1月台へと向かった。ここから乗るのは、14時52分発の内湾行き1824次区間車。列車は内湾側から入線してくると思い込んでいたのだが、意表を突いて新竹側からDR1000型気動車の2両編成が入線してきた。写真を撮っていたらだいぶ出遅れたので、乗り込むと既に席は埋まっていた。ただ、最後尾の貫通扉付近に空きスペースがあったので、そこに立って道中は、扉の窓から過ぎゆく景色をひたすら眺める事にする。

【竹中駅を後にして高架線から地上へ(最後尾の窓から)】
竹中駅を後にして高架線から地上へ(最後尾の窓から)
【上員駅手前(最後尾の窓から)】
上員駅手前(最後尾の窓から)
【高低差のある地形を行く(最後尾の窓から)】
高低差のある地形を行く(最後尾の窓から)
【栄華駅発車直後(最後尾の窓から)】
栄華駅発車直後(最後尾の窓から)

 列車は定刻に竹中を発車。まずは高架線から降りて高鉄を潜り、高い建物が林立していた新竹の市街地が遠ざかると、線路の周囲は農地が多くなる。だが近くを走っている立派な道路沿いは宅地化が進んでいるようで、住宅の中には新しめの高層マンションも。この、お互い近くにあるにもかかわらず、鉄道沿いは鄙びているが道路沿いは宅地化が進むという光景は、日本の地方部でもよく見られるように思う。
 上員(シャンユェン)を出ると、高低差のある地形となり、初めてのトンネルも登場。最後尾の窓からは見えないが、線路の近くを前頭渓という川が流れており、それが作った地形だろうか。
 トンネルを抜け次の栄華は、高い建物と高速道路に挟まれた駅。そこからは集合住宅などが続き、竹東に到着。ここで、半分ほど乗客が降りた。台鉄の駅に等級がある事は、昨日乗った宜蘭(イーラン)線のところにも書いたが、ここ竹東は台鉄の支線唯一の二等駅とのことである。構内がとても広く、かつてはここを長大な貨物列車が走っていたことを偲ばせた。

【竹東駅を発車(最後尾の窓から)】
竹東駅を発車(最後尾の窓から)
【横山大橋で前頭渓を超える(最後尾の窓から)】
横山大橋で前頭渓を超える(最後尾の窓から)
【九讃頭駅に停車(最後尾の窓から)】
九讃頭駅に停車(最後尾の窓から)

 反対方向の列車と交換し、竹東を発車。暫くして渡る竹東大橋で前頭渓に流れ込む上坪渓を超えた後、横山(ヘンシャン)に停車し、次に横山大橋で前頭渓を超える。沿線は先程から宅地が多い。次に停車した九讃頭(ジューザントウ)は構内がとても広いが、かつてはセメント輸送の為の貨物列車が多数発着し、そのおかげで駅の貨物取扱量が台鉄で2位だった事もあるそうだ。

【山に分け入っていく(最後尾の窓から)】
山に分け入っていく(最後尾の窓から)
【合興駅を発車(最後尾の窓から)】
合興駅を発車(最後尾の窓から)
【とても長い富貴駅のホーム(最後尾の窓から)】
とても長い富貴駅のホーム(最後尾の窓から)
【ロックシェッド(最後尾の窓から)】
ロックシェッド(最後尾の窓から)

 九讃頭を発車すると、街並みが切れて山奥に分け入っていく。次の合興(ヘーシン)は、この路線の客車列車が主体だった頃、「スイッチバック」と言って勾配上に駅を設けるための特別な配線を持っていた駅であった。その後、列車が勾配に強い新しいディーゼルカーに取って代わられたためかスイッチバックは廃止となり、その部分は公園として整備れると共に、廃止された路線には旧型の客車が引き込まれ、現在はカフェとして使用されているらしい。またホームには、体操着を来た子供達が20人以上は居たであろうか、リーフレットの様な物を手に公園に向かって座っていた。その合興では観光客とおぼしき乗客がわりと乗車。私の横にも年かさの男性に連れられた小学生くらいの男の子が乗ってきて、子供ならではの距離感の無さで後方の景色を見ようとする。
 その後も更に山あいを進み、次の富貴(フーグィ)は、1面しかないホームが非常に長かった。この列車は2両編成だが、かつて走っていた客車列車は何両も連なっていたのだろうか。
 線路は更に山あいに入り、所々、落石よけのロックシェッドを潜りつつ進むと、終点の内湾に到着。竹中から42分の道のりだったが、都会から山奥へと移りゆく、なかなか変化に富んだ車窓であった。

【内湾駅の駅舎】
内湾駅の駅舎
【内湾駅に停車中の竹中行き1825次区間車】
内湾駅に停車中の竹中行き1825次区間車

 内湾は、観光客で混雑していた。この辺りは「客家(ハッカ)人」が多く住んでいるようで、その独特の古い街並みが残り、また客家料理を出す店も多数有るらしいが、残念ながらそれらは素通りして、乗ってきた列車の折り返しである15時47分発の、竹中行き1825次区間車で引き返す。
 しかし、駅を出て写真を撮ってから戻ってきたところ、車内は既に満席。先程、合興から私の横に乗ってきた子供が、先頭運転台横の特等席に、得意げに座っていた。
 発車までに乗客は増え、立つ人が幾人も出る混雑で列車は内湾を後に。私といえば、立つスペースを確保するのも苦労し、結局は側面の窓が無いところに立つ羽目になったため、外の景色を見るのは諦めて、往路の感想などを書いたメモを整理して過ごす。
 竹東で乗客はだいぶ降りたが席に座れるほどでも無く、逆に乗ってくる人はそれ以上いて、車内はかなりの混雑に。乗ってきた美人が、私の目の前に立ったが救いだ。
 その混雑を維持したまま、列車は終点の竹中に到着。大半が、接続する新竹行きの区間車に乗り換えたようだ。

【竹中駅に進入する六家行き1748次区間車】
竹中駅に進入する六家行き1748次区間車

【車窓から見た高鉄の高架線】
車窓から見た高鉄の高架線

 竹中では、16分の待ち合わせで、16時43分発の六家行き1748次区間車に乗り換える。 やって来たのは4両編成のEMU500型電車で、車内はそこそこ混雑していた。
 発車すると、既に進行方向右側に見えていた高鉄の高架線に寄り添い、並走し、そのまま六家駅に到着。沿線は近代的なビルが数多く、1時間ほど前にいた内湾と比べると、たいそう都会に見えた。
 列車から下りた乗客の多くが、高鉄に乗り換えたようだった。

【六家駅に到着した1748次区間車】
六家駅に到着した1748次区間車
【六家駅から見た高鉄の新竹駅】
六家駅から見た高鉄の新竹駅
【六家駅出入口付近】
六家駅出入口付近

 六家では、一度改札口から出て駅舎の写真を撮ろうと思ったものの、全貌を入れようとすると駅からだいぶ離れなくてはならないようだったので、出入り口の写真だけ撮ってお茶を濁す。そして再び改札口を通り、先程の列車の折り返しとなる17時02分発、新竹行き1753次区間車に乗る前に、構内のトイレを借りた。
 列車は定刻に六家駅を発車。先程の列車もそうだったのだが、折り返しのこの列車も冷房が効き過ぎている。竹中を出る頃、耐えかねてジャケットを着ようとしたところ、先程寄った六家駅のトイレ個室に忘れてきた事に気付いた!

 ジャケットは、もし旅先でどうにかなっても良いように量販店で買った安物だが、この旅を共にするうち愛着が湧いていた。しかしながら、新竹から乗り継ぐ予定の自強号の席は押さえてある。私自身、物心ついた頃から物に執着する性質(たち)で、それが理由となって人生の選択でだいぶ損している自覚はあるのだが、そんな私でも、一万円もしないジャケットより、台湾最後の夜となる今夜、台北で飲み食いに充てる時間を増やした方が有意義に思える。
 少しばかり逡巡した後、結局、折り返しの列車に乗ることに決める。やっぱり、この旅を共にしたジャケットを着て、日本に帰りたかった。新竹から台北までの席は、「自願無座」の誰かが座るだろう。

 そうと決まれば、計画の立て直し。この旅の最中つねに持ち歩いている「ニュー台湾時刻表」を開き、もう一度六家に戻った場合の新竹到着時刻を調べたところ、どんなに早くても18時20分。ただ2分の待ち合わせで、元々乗る予定だったものよりも1本遅い自強号に乗り継げることが判った。普悠瑪号じゃない通常の自強号なので、TR-PASS持っていれば自席無願での乗車が可能。また、新竹駅の跨線橋の位置と台北方面行き自強号の乗り場は頭に入っているし、自強号も数分の遅れはわりとあるので、通常であれば乗り継ぎは充分間に合う。台北到着が40分ばかり遅くなるだけならば御の字であろう。
 それよりも、ジャケットがトイレに残っているかどうかの方が問題だ。ポケットには何も入っておらず、ジャケットそのものも皺だらけのみすぼらしい状態になっているので、誰かが持ち去るとは考えにくいが、もし、親切な誰かが駅員に届けたりしていたら、私の語学力で返して貰うのは至難の業に思えた。
 列車は新竹に到着後、17時29分発の六家行き1758次区間車となって折り返すようだ。心ここにあらずの状態でそのまま乗り続け、定刻の17時48分、六家駅に到着。列車を降り、すぐさまトイレに向かったのだが、件のジャケットは幸いな事に、個室の棚に残っていた。

【六家駅に停車中の新竹行き1757次区間車】
六家駅に停車中の新竹行き1757次区間車

 何ともほっとして、折り返しとなる18時01分発、1757次新竹行き区間車に乗り込む。あとは新竹で、接続時間が2分の自強号に乗り継ぐことができれば完璧。跨線橋の位置は先頭車の先頭部付近なので、極力前目の位置で待機していれば、早足でも間に合うと思われる。
 だがしかし、新竹行きの区間車は、北新竹を出たあたりからスピードが目に見えて遅くなった。そして、ノロノロ運転のまま新竹に近づいていく。新竹の第1月台には、乗り継ごうと思っている18時22分発134次自強号が停車しているのが見えた。電波時計なので正確な私の腕時計とにらめっこしつつ列車が停止するのを待つが、結局ドアが開いたのは、18時21分を30秒程回ったところ。それでも一応アタックしたが、駅構内で全力ダッシュする訳にもいかず、第1月台へ降りる直前、ドアの閉まる音が聞こえた。ちなみにこのチャレンジ。何人かアタックしたようだが、成功者は、跨線橋で私を猛烈と抜いていった若い男性1人だけだったようだ。
 見送った134次自強号は、相当混雑している様子だった。

138次自強号、七堵行き

 134次自強号を見送ってすぐに、改札から出て切符売場へ。窓口は混雑していたが自動券売機は先客が1人だけだったのでその後に並び、自分の番になったらすぐ、次の自強号である新竹19時18分発138次の指定席を購入申込。先程乗り逃がした自強号が相当混雑していたので半ば期待していなかったが、席を選択する画面で1席だけ選択候補が表示されたので即購入。実はこの138次自強号に乗るよりも、乗り逃がした134次の6分後に新竹を出る区間車に乗った方が台北到着は速いのだが、どうしても自強号に乗りたかった。

 これについてはまたマニアックなこだわりの話になるのだが、ご容赦いただきたい。
 自強号に使用する車両はいくつかの種類があり、EMU300型電車やEMU1200型電車についてはわざわざその使用列車を、インターネットに挙がっている情報を調べて乗ったりしたのだが、一番本数の多い「プッシュプル式」と呼ばれるE1000型電車を使用した自強号には、今回の旅で一度も乗っていなかったのだ。元々の予定では2日目の午後と、今日最初に新竹に来た時に座位券を確保した484次にて乗る筈だったが、2日目は乗り間違いによる計画の立て直しでキャンセルとなり、先程のジャケット騒動で484次も乗れなくなってしまった。
 それでも、今回の旅で是非一度は乗っておきたい。加えて、2日目の寝坊のお陰で基隆(キールン)往復が加わった明日よりも、可能ならば今日のうちに乗っておきたいということで、138次に乗ることにしたのであった。もし138次の指定席が取れなかったら、約30分後の132次にする心づもりではいたが、台北に着くのが早いに越したことはない。
 ちなみにプッシュプルとは、「PUSH」(押す)「PULL」(引く)のことなのだが、編成の両端に運転席付きの車両が連結されていることに加え、その両端の車両もしくは一端の車両が動力車を兼ねるという列車を示す用語で、フランスのTGVなどがこの方式を採用している。動力車で付随車(動力の付いていない車両)を押したり引いたりして進む事から取られていると理解しているのだが、正確なところはどうなのだろう。それで自強号の場合、両端が南アフリカのUCW社製の電気機関車で、それに挟まれる客車が韓国の現代精工製、台湾の唐栄鉄工廠製となっている。

【夕暮れの新竹駅駅舎】
夕暮れの新竹駅駅舎
【夜の新竹駅駅舎】
夜の新竹駅駅舎
【茶葉蛋】
茶葉蛋

 また、先程134次を乗り逃がしたことで、良いこともあった。この新竹駅の駅舎は、日本統治時代の1913年に完成した、台湾で現存する最古の駅舎となる。その駅舎を眺める時間が出来たのだ。夕暮れ、そして夜の表情を堪能。ただ、浮かれて写真を撮っていたら当地の方とぶつかりそうになり、「キヲツケテクダサイ」と注意されてしまっのだが、一目で日本人とわかったのだろうか。
 それともう1つ。建物というのは案外早く眺め終わってしまうもので、余った時間で当地のコンビニ独特の匂いの元、「茶葉蛋」(チャーイエダン)に挑戦した。買った時は八角などのスパイスとお茶の匂いが強烈だと思ったが、殻をむいてみるとそれほどでもなく、口に入れると塩気も良い按配で、旨かった。

【新竹駅に進入する七堵行き138次自強号】
新竹駅に進入する七堵行き138次自強号
【新竹駅に停車中の七堵行き138次自強号】
新竹駅に停車中の七堵行き138次自強号

 そうこうしているうちに自強号の時刻が近づいて来た。先頭か最後尾で写真を撮ってから乗車したかったのだが、指定された座席は3車の42号。案内では1車が最後尾寄りとなっていたので、茶葉蛋を食べていたホーム中央の待合席からそちら側のホーム端方向に移動。
 19時12分発の莒光号を見送った直後、遠くにヘッドライトが見えた。まさかそのヘッドライトが自強号のものとは思わなかったのだが、どうやらそのようで、その後、徐々に明かりが近づいてきた。やがて定刻の19時16分、第1月台に入線。大急ぎで写真を撮って最後尾の扉から乗り込んだのだが、通路を移動するのが大変なくらいの混み具合だった。それでも何とかたどり着いた自席には、自願無座であろう年かさの男性が座っていたが、「エクスキューズミー」と切符を見せてご退席いただく。
 それと前後して列車は新竹を出発。初めて乗るプッシュプル式の乗り味は、編成両端が機関車ということもあり、日本で一般的な電車よりも、機関車が牽引する客車列車に近い感じがする。また発車時にショックがあると聞いていたが、今回乗った車両では、むしろ少ないと感じた。それからシートは、モケットの色こそ違うが、昨日乗ったDE3100型気動車と同じかもしれない、そんな掛け心地だった。あと、冷房は適温。
 既に外は真っ暗で、その中を自強号は疾走する。列車は定刻の20時31分、台北駅に到着。ほとんどの乗客が下車した。

【138次自強号台北到着後の車内】
138次自強号台北到着後の車内
【台北駅に停車中の138次自強号】
台北駅に停車中の138次自強号
【今宵も妖しく輝く台北駅】
今宵も妖しく輝く台北駅

【夕食にいただいたワンタン】
夕食にいただいたワンタン
【夕食にいただいた乾麺】
夕食にいただいた乾麺

 その後、ホテルには戻らず夕食を食べに。元々の予定がトラブル無く消化できていれば、台鉄と高鉄の完乗を祝して、一人祝杯を挙げようと思っていたのだが、そうはいかず明日も出発は早いので、宿近くのあらかじめ調べておいた店でとりあえず食事だけ済まそうと思った。
 しかしその情報が古かったのか、それとも早じまいしたのか、店は電気が消えていた。仕方なく、近くにあった店で缶ビールを飲み、ワンタンと乾麺を食べたのだが、これはこれで悪くなかった。

(つづく)

※ この日の行程など

行程

台  北
 05:28
  |台鉄 縦貫線(北段)
  |4128次
  |区間車
 05:38
南  港
 06:15
  |台湾高鉄
  |803次
  |
 07:32
高鉄台中/新烏日
 07:41
  |台鉄 台中線(山線)
  |2109次
  |区間車
 07:52
彰  化
 08:34
  |台鉄 縦貫線(南段)・屏東線
  |167次
  |自強号
 10:17
台  南
 10:37
  |台鉄 沙崙線
  |3723次
  |区間車
 11:00
沙崙/高鉄台南
 11:13
  |台湾高鉄
  |630次
  |
 11:58
高鉄台中/新烏日
 12:36
  |台鉄 台中線(山線)
  |2184次
  |区間車
 14:12
新  竹
 14:29
  |台鉄 内湾線
  |1744次
  |区間車
 14:42
竹  中
 14:52
  |台鉄 内湾線
  |1824次
  |区間車
 15:34
内  湾
 15:47
  |台鉄 内湾線
  |1825次
  |区間車
 16:27
竹  中
 16:43
  |台鉄 六家線
  |1754次
  |区間車
 16:48
六  家
 17:02
  |台鉄 六家線・内湾線
  |1753次
  |区間車
 17:21
新  竹
 17:29
  |台鉄 内湾線・六家線
  |1758次
  |区間車
 17:48
六  家
 18:01
  |台鉄 六家線・内湾線
  |1757次
  |区間車
 18:20
新  竹
 19:18
  |台鉄 縦貫線(北段)
  |138次
  |自強号
 20:31
台  北(泊)

運賃等

高鉄 南港-台中(商務廂) 1195元
台鉄 彰化-台南(自強号) 323元
高鉄 台南-台中(標準廂) 650元
台鉄 新竹-台北(自強号) 177元
(計 3119元)

おまけ

【彰化駅に停車中の潮州行き167次自強号】
彰化駅に停車中の潮州行き167次自強号

【竹中駅に入線する内湾行き1824次区間車】
竹中駅に入線する内湾行き1824次区間車

【新竹駅に停車中の花蓮行き554次莒光号】
新竹駅に停車中の花蓮行き554次莒光号

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